東方魔導録   作:いつも活き活きと

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独立不撓の軍神と器用貧乏な魔術師

「『生物を殺す魔法(ゾルトラーク)』!」

 

翔馬は自身の魔法で速射性に優れている『生物を殺す魔法(ゾルトラーク)』で神奈子に攻撃する。

しかし、神奈子はその攻撃を余裕を持って回避し翔馬に対し電撃を放つ。

 

ビシャアァ!

 

「ッ!『防御魔法』!!」

 

キィィィン!

 

「またその技か………」

「(あの技の性能は中々の物だ………展開スピードを保ちながら生半可な攻撃はすべて防ぐ…)」

 

「(一旦整理しよう。神奈子の攻撃手段は今のところ『電』、『雨』、『風』、『蔓』、『体術』、そして『鳴神』。おそらく『鳴神』は溜めが必要な大技。俺が攻撃を繰り出している間は出されないはず。問題は『蔓』だ。他の技は体術を除いて全て『防御魔法』で対応できる。体術も『バイキルト』、『スカラ』、『ピオラ』、『高速演算魔法』で対応できるはずだ。だが、あの『蔓』に対しては明確な対応策が無い!『防御魔法』は物理に弱いという弱点があり、身体に巻き付かれると恐らく再起不能になる。)」

「………『弾幕を出す魔法(ハイエロファントグリーン)』!!」

 

バババババ!!

 

翔馬は手から緑色の弾幕を発射する。

 

「その程度の攻撃………避ける必要もない。」

 

向かってくる弾幕に対し神奈子は一歩も動くこと無く全てを弾き返す!

 

「クッ!」

 

「そろそろ攻撃手段が尽きてきたか?ならばこちらから行かせてもらおう!!」

 

バッ!

 

神奈子は瞬時に距離を詰め翔馬に殴りかかる!!

 

「(『見た者を拘束する魔法(ソルガニール)』は間に合わない!!)」

「ハァァァァァ!!」

 

ドゴォ!!

 

翔馬は向かってくる神奈子の拳に自身の拳を返す!

 

「ほう!私の拳を受け止められる人間がいるとは!!」

 

「ありがたいお言葉ですねッ!!」

 

翔馬は一度神奈子と距離を取り魔法を使用する。

 

「『メラミ』!!」

 

テレレレレ!!

 

「(先程の炎より範囲、威力ともに上!)」

「雨よッ!!」

 

ザァァァァァ!!

 

神奈子は『メラミ』に対して自身の能力よる雨で対抗する!

 

ジュァァァァァ………

 

「(威力は互角か………恐らく『メラゾーマ』ならダメージを与えられるな。)」

「『メラゾーマ』!!」

 

「なッ!?」

「(更に上の攻撃があったのか!!)」

 

神奈子は迎え撃つ選択ではなく回避行動を選択する。

 

「(この男の能力は何だ?攻撃の種類に一貫性がない…………これ以上長引かせても恐らく不利。)」

「『霹靂』、『威光』……」

 

「させるかよォ!!!『イオラ』!!」

 

ドォォォォォォン!!!

 

神奈子は『鳴神』を発動させようとするが翔馬は咄嗟に魔法を放つことで祝詞が中断される。

 

「なぁなぁなぁ?この俺が目の前で大技を放とうとする相手を見逃すと思ったのか?」

 

「…………やはりな。」

 

「?」

 

「貴様でもあの攻撃は防ぐのが難しい。だから発動前に潰してきた。」

 

「………………」

 

「つまり…………『必中』の状態にすれば私の勝ちは盤石なものになるということだ。」

 

刹那ッ!!翔馬の頭の中によぎるのは前世の記憶!!!

 

「待てッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「領域展開」

「『天孫降臨』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神奈子が言い終わると同時に結界が出現し翔馬と神奈子だけを飲み込む!!

 

「(『領域展開』!?なんで神奈子が!!!いやッ!それよりも今は!!)」

 

「『霹靂』、『威光』、『神の裁き』………」

 

「ッ!!『生物を殺す魔法(ゾルトラーク)』!!!」

 

バァァァァァァ!!

 

「おっと………危ないな。」

 

「ハァ…ハァ…」

「(領域展開に対しての対抗策は考えていなかった!!俺自身が領域を展開できれば良かったが『結界を張る魔法(バリー)』の熟練度はその次元まで届いていない!!となると………)」

「(今この場で………神奈子の『鳴神』の威力に並ぶ魔法を創るしか無い!!)」

 

「まずは貴様の体力を削るべきだな。」

「雨よ、風よ、雷よ。我に従え!」

 

ブワァ!!!

 

「なッ!?3種類の攻撃を同時使用!?『防御魔法』!!」

 

ガキィィン!!

 

翔馬はいつものように『防御魔法』を展開する。……………しかしッ!!

 

ピシ………パリィィィィン!

 

「クッ!?」

 

翔馬は神奈子の技の余波により吹き飛ばされる。

 

「なるほどな………貴様の結界は一度に複数の異なる物は防御できない。一対一ならあまり気にする必要のない弱点だが……」

 

「(まさかそんな弱点が…………実戦経験の少なさがモロに出ているな…)」

 

「さぁ!まだまだ行くぞッ!!」

 

神奈子は『防御魔法』の弱点を突くように複数の技を放つ!

 

「クッ!『バギマ』!『ヒャダルコ』!『メラゾーマ』!!」

 

翔馬は向かってくる技に自身の魔法による相殺を狙う。

 

ドォォォォォォォン!!

 

「ハァハァ………」

 

「随分と疲れているな。………思えば不思議だ。貴様の技はどれも私に危害を加えることが出来る威力なのに戦い方は素人同然。いや、戦い方が素人と言うよりも一切戦ったことがないような動きだ…………」

 

「(そこまで見破られるか…!)」

 

「まぁ良い。これで終わりにするとしよう。」

 

神奈子は翔馬に動く体力はほとんど残っていない事を理解し三度目の『鳴神』を発動させようとする!!

 

「『霹靂』、『威光』、……」

 

「(一か八か…………)」

「(『縛りを結ぶ魔法』…………内容は『即座に魔導書を創ることが出来るようにする』こと。代償に『それを実行した場合10年間魔導書を創ることが出来なくなる』)」

「(これで魔法は創れる。『鳴神』に並ぶ威力………………賭けになるがアレにしよう。)」

 

「ん?」

「(奴の雰囲気が変わった?いや、この技を喰らえば再起不能になるはず。このまま続行だ。)」

「『神の裁き』……」

 

「(……………………縛りも完成した。これで行くしか無い!!)」

 

翔馬はゆっくりと立ち上がり指を神奈子に向ける。

 

「『鳴神』」

 

「『■■■■魔法(■■■■■■■■)』」

 

 




神奈子と諏訪子の技の解説などは次の話の後書きで書きます。
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