僕が蒼を纏う理由 ―かつて十天の頂点だった男のハーレム戦記― 作:鵲くん
結果…達するパフのせいで話が全然進まない。
申し訳ない、でもこれが私の小説のスピードです
翌日、学校を休み俺と黒歌はアーシアちゃんを教会に送ることにした。
あんなボロ教会に…なんて考えがよぎらなかった訳では無いが彼女がどうしても教会に行きたいと言うため、折れたのだ。
「じゃあな、アーシアちゃん、今度は街に出て遊びに行こう。」
「美味しいもの扱ってる場所、沢山教えてあげるにゃん。」
アーシアちゃんは頭をぺこりと下げて、俺達に別れの挨拶をする。
「お二人とも、とてもお世話になりました、次会った時良かったら仲良くしてくださいね。」
「もちろん、アーシアちゃんは俺の大切な友達だからね、こちらこそよろしくね。」
「アーシア、なんか有ったらご主人様を呼ぶのにゃ、絶対に助けに来てくれるにゃ。」
「そこで俺任せかよ、まぁアーシアちゃんなら助けに行くけどさ。」
「ありがとうございます、何かあったら頼りにさせていただきますね。」
空気が和む、黒歌の奴、別れで寂しがってる様子のアーシアちゃんの気持ちを解すなんてやるじゃないか。
「っと、そうだ、これこれ、こいつを持って行ってくれないか?」
アイツに渡したのと同じ根付を渡す。
アーシアちゃんが受け取った根付をじっと見る。
「これは?」
「お守り、昨日作った奴だよ、君の先行きに幸あれ…ってね。何か困ったこと有ったらこれにお願い事してみて…良い事有るかもよ。」
「ですが、私は貰ってばかりですし…頂いても何も返せませんよ?」
「はは、アーシアちゃんからはもう色んなものを貰ってるさ。」
そう、彼女は何も返せてないって思ってるかもしれないけど、俺達はもう貰っている…彼女の温かい笑顔、空気、そして…
「ま、出来れば持って行ってくれると嬉しいな。もう作ったもんだし、アーシアちゃん以外に渡すつもり無いから捨てるしかなくってさ。」
「そういう事なら、ありがたく受け取らせて頂きます…本当に、本当にありがとうございます色々と。」
俺と黒歌はにへらと笑う。
「それじゃ、気を付けて。」
「またにゃ、アーシア。」
「はい、また会いましょう。」
そして俺と黒歌は教会を去る。
―――――
俺たちは自宅で食事をする為に、必要な食材などを購入し、帰宅しようとしていた。
「…出てきたら?さっきから色々と漏れてるぞ?」
「ご主人様、やっぱり…この気配…」
前の道の角から人影が現れる。
「やっぱり、アーちゃんにはバレるか…久しぶりだね…アーちゃん。」
「ベリアル…何故貴様が⁉」
「ご主人様、こいつヤバいよ…それにベリアルってクレーリアの?」
黒歌もわかったのだろう目の前に居る存在の危険さが。
堕天司ベリアル、空の世界に存在する星晶獣…かつて俺が戦ったルシファーの部下にして、その手足となり空の世界を滅ぼそうとした存在の内の一体だ。
何故か俺を気に入ってるのか、アーちゃん呼ばわりしてきて…
「久しぶりに会った訳だしそこの猫又ちゃんも混ぜて3人で(規制済み)しないか?」
「ご主人様‼こいつ変態にゃ‼」
「知ってる、嫌という程な…それとクレーリアちゃんと同じベリアルの名を冠してるが関係はないぞ。」
「クレーリア…ああ、アーちゃんが以前助けた、追放された貴族の娘だっけ?コブつきだけど、彼女も混ぜるかい?」
「おい。」
怒気があふれる。
「あっちでも君は『彼ら』を置いてきたわけだし何を怒るんだい?」
「あー…それともさっきのシスター…アーシアちゃんだっけ?あの娘を無理やり連れ去って君の目の前で…ってのも良いかもね。」
怒気が殺気に変わる。
周囲が凍りつきそうなほどに冷たい殺気だ。
「彼女からは…もう奪わせない…もしも奪おうと言うなら、お前の存在そのものを否定してやる。」
隣に居る黒歌が苦しそうだが俺は気づかない。
「おいおいアーちゃん、そんなに濃厚な殺気を向けられたら、達しちゃうじゃない。」
「けどいいのかい?隣の猫又ちゃんは辛そうだし、ここに一般人来たら死ぬレベルの殺気だよ?」
俺はハッとして殺気を収める
「黒歌⁉すまない、俺のせいで…」
「大丈夫、ご主人様…ちょっと苦しかっただけ、今は大丈夫だから…けど…少し休むね…」
視界が暗転し、黒歌の身体から力が抜ける。
俺は黒歌を少し休ませ、俺はベリアルに向き直る。
俺らしくもない、こいつはこういう奴だとわかっていたはず…なのにやってしまった…クソッ…
「それで?なんでお前が居るのか…ちっ…異界転送の効果か。」
ベリアルは嬉しそうにパンパンと手を叩く。
「ご明察。アーちゃんの異界転送により、タイミングよくエテメンアンキに居た俺は、一緒にこの世界に来たって訳だ。」
「危なかったよ、もしもアーちゃんがこの世界に来た時にエテメンアンキから離脱してなきゃ滅されてた所だ。」
「本来滅びが無い星晶獣を滅ぼせる…その時点で君はイレギュラー…謂わばもう一つの特異点、とでも言おうか。」
ベリアルはとても嬉しそうに嗤う。
「正直な話、今ここでお前を滅ぼしてやりたい所だが、そうすると周囲への被害がとんでもない事になる…今はお前と話すしかないのが悔しいよ。」
「俺としては嬉しいけどね、アーちゃんの周りには色々居たからね、あんまり腰を据えて話すなんて事は出来なかったからね。」
つい舌打ちをしてしまう。
「いいね、アーちゃんの心地良い怒気と殺気を味わう…ここ千年無かった快楽だ。」
「お前は何がしたい?ここで現れたという事は何か意味が有る様に思える。」
「そうだね…アーちゃんに会いに来た…って言ったら笑うかい?」
「笑えるね、お前がそんな千年も何もしないでだらだらこの世界に居た挙句、わざわざこのタイミングで声をかけに来る理由が解らん。」
本当に何しに来たんだこいつ?二天龍の戦いの時に同じようにこの世界に来て、それから千年の間何もしないなんて…
「まぁ…このままアーちゃんを怒らせてもう少し気持ちよくなってもいいんだけど、流石に俺だけ貰いっぱなしなのは悪いかな。」
「てなわけで俺が来た理由だけ教えたげるよ。」
俺はベリアルを睨む目をさらに鋭くする。
「ピースが揃ったから動く…ただそれだけさ。」
「ピースが揃った…?」
「そう、揃ったんだ。そうなったら誰だろうと動くだろう?」
「まさか…アーシアちゃんか?」
「いやいや、彼女よりももっと大事なピースが有るよ…赤と白さ。」
赤と白…二天龍か?だがなぜ今更?
その時、黒歌やクレーリアちゃんから聞いた、この世界のその後の二天龍を思い出す。
「神器(セイクリッド・ギア)か。」
ベリアルは不敵な笑みを浮かべ何も答えない。
お得意の諜報能力と魔力感知のおかげか…なら何故このタイミング…?
ベリアルは笑みを浮かべ続ける。
「俺の手の届く範囲に赤と白の関係者が居るんだな?」
「上等だ、守ってみせる…今度こそ間に合わせてみせる…もう二度と…失わない。」
「けど、これからがそうとは限らない…そうじゃない?アーちゃん。」
「俺は一流のバッドエンドより、三流のハッピーエンドが好物なんでね。」
「アーちゃんの能力を使えばご都合主義へごあんな~い…ってか?いいね、壊したくなる。」
「壊せるもんなら壊してみろよ…お前が壊されないか心配しろ。」
ククッと笑いベリアルは俺に背を向ける。
「なら俺はそれを特等席で見て、最高のタイミングで壊してやるよ。」
「全部壊して残ったモノはさぞかし空っぽで俺好みになりそうだ。」
そう言ってベリアルは立ち去る。
―――――
俺は近くで休んでいる黒歌の元へ行く。
少し疲弊してるが何とかそれだけの様子、俺は彼女を家に連れ帰り、琴を異空間より取り出し演奏する。
「黒歌、すまん…負担をかけさせた…」
「大丈夫にゃ、ご主人様…普段の優しいご主人様に戻ってくれて嬉しいにゃ。」
「それに、この演奏も久しぶり…すごく、良い音色にゃ。」
「こんなので良ければ、幾らでも聞かせてやるよ…」
普段見せない俺の…あんまり見せたくない顔…見せちゃったな…
しばらくした後、黒歌が横になっていたソファから起き上がり問う。
「ご主人様、アイツは?」
「俺の元の世界を滅ぼそうとした奴だ、しぶといにも程がある。」
「また…来るよね?」
「多分な…でも何とかするしかない…アイツを放っておいたら碌なことにならん。」
俺に向き直っていた顔を俯かせる黒歌。
「悔しいにゃ…アイツと戦ったら多分五秒も持たない…ご主人様の力になれないにゃ。」
「一応、黒歌を『あの領域』へ引き上げる方法は一つだけある。だが…」
「ご主人様、なんでもするにゃ、だからアイツと戦えるようにして欲しいにゃ、私は…ご主人様の力になりたい…」
「ありがとう黒歌、必ずお前の想いには応えるよ。」
彼女の想いには応えよう、そしてそれだけじゃない、俺の関係者も調べないといけないな…
全部達するパフが動きまくるのが悪い
アマタ君どう?良い子?
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いっぱいちゅき
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爽やかだね
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ん~魅力が…