僕が蒼を纏う理由 ―かつて十天の頂点だった男のハーレム戦記―   作:鵲くん

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繋ぎ回ですね、あんまり得意じゃないけど、書けるようにしたいね。

ベリアルの独り言だったら10000文字でも余裕で書ける位なのホントなんなの?
ずっと語りかけてくるのやめて、脳内再生されるのきついんですが…



女の子が震えている時は抱きしめてやれ

甘い香りが鼻腔をくすぐる、手に柔らかいモノが当たる感触がする。

目を開けると裸のリアスちゃんが俺のすぐそばで横になっている。

俺と目が合ったと気づいた彼女は少し嬉しそうな…しかしどこか固い表情でこちらを見つめる。

 

 

なんでリアスちゃんが裸で俺の部屋に…?

彼女に敵意が無いから反応しなかったのかもしれない、そうじゃなければ部屋に来た時点で目が覚めるはずだし…

 

 

「アマタ君…私を抱いてくれないかしら?」

 

 

そう言ってリアスちゃんは俺の手を取る。

抱く…?なんでいきなり俺に抱きしめて欲しいのかわからないが…

彼女の手は震えていた…まるで何かに怯えるかの如く。

 

 

俺は彼女の手を引き抱きしめる。

彼女の震えが少し収まった気がした。

 

 

「リアスちゃん、君が何を求めて抱いてくれって言ったのかは俺にはわからない。」

「けれど震える女の子をこうやって抱きしめる位は今の俺でも出来る。」

「アマタ君…私は…」

 

 

今の俺には余裕がない…けど震える女の子を抱きしめ慰める事すらできなくちゃ、アイツらに顔向け出来ないだろう。

 

 

「私…どうしても嫌な事があるの。」

「うん。」

「それを変えたくて…それで頼れる人って思った時にあなたが最初に思い浮かんだの。」

「そうか…それは嬉しいよ。」

「あなたは何も聞かなくてもこうやって抱きしめてくれるのね…」

「当り前さ。」

「思っていたのと違ったけど…それでも、なんだか頼って良かったって思う。」

「当たり前さ、俺は強いんだぜ?」

「ふふ…あなたは本当に…」

 

 

部屋に魔法陣が現れ、光が溢れる。

光が収まるとそこには銀髪の女性が居た。

 

 

「グレイフィア…」

「お嬢様、此処にいたのですね…こんな事で例の件が無しになるとでも?」

「それに…⁉」

「グレイフィア、どうしたの?」

「いえ…あなたは…人間ですか?」

 

 

グレイフィアと呼ばれた女性は俺を見て驚く…なんか初めて会った気がしないんだけど、どこかで会った事あったかな?

 

 

「俺は人間だよ、そう…ただ強いだけの人間さ。」

 

 

グレイフィア…ちゃんは少し思案した後俺に向き直り、会釈して俺に声をかける。

 

 

「私はグレイフィアと申します、リアスお嬢様がお世話になっております…お名前を聞いてよろしいでしょうか?」

「俺の名前はアマタ、グレイフィア…ちゃん?」

「どうして疑問形なのアマタ君?それにちゃん付け?」

「いや…なんとなくそう呼ばないといけない気がして。」

 

 

「アマタ様…あなたはやはり…生きていてくださったのですね…」

 

 

グレイフィアちゃんはボソリと言う、後半は蚊のなく様な小さな声だったが、俺の耳は聞き逃さなかった。

生きていてくれた…?てことはやっぱりグレイフィアちゃんは…彼女が語るまで待つのが正解か…

 

 

「失礼しましたアマタ様…今は私の事など気になさらず…」

「お嬢様、魔王様がお呼びです。」

「そう、あなたの事も気になったけど、それは聞かないでおく…今回の件についてよね?」

「そうです。」

「わかったわ、朱乃は連れて行っていいかしら?」

「問題ありません、元より王に女王がついていくのは当然の事ですので。」

 

 

リアスちゃんは俺から離れてグレイフィアちゃんの方に歩いていく。

 

 

「アマタ君…ありがとう、勇気をもらえた気がする…それで…またあなたを頼ってもいいかしら?」

「当たり前さ、君は大切な友達だ…それに俺は君に助けられたしな、その分もお礼しなくちゃな。」

「そう…ありがとう。」

 

 

二人は魔法陣の中に入り消えていった…

 

 

「結局何だったんだろうな、彼女の嫌な事って…まぁ聞くのは野暮だ、向こうから言ってきたらそれでいいか。」

 

 

俺はベッドに横になると天井を見つめる…

リアスちゃんの甘い残り香と共に、何故か血の香りを感じた気がした。

 

 

月の光が何故かしみる気がした、まるで…ありもしない傷痕を焼かれるかのように…

 

 

―――――

 

 

あの夜から数日後、俺はリアスちゃんに頼まれて彼女の別荘に向かう為にアーシアと山に登っていた。

黒歌を一人置いていくのは心苦しかった。

しかし彼女自身も今は行けないよね…と言ったのでそれを尊重した。

 

 

「それにしても…俺を呼んで何させたいのかね、朱乃ちゃんもニコニコ笑ってただけだし。」

「後、ここ数日リアスちゃんがピリピリしてるのも気になるし…」

「アマタさんは何でも出来ますからね、部長さんも頼りたい事があるんでしょうね。」

「俺は出来る事やってるだけだから何でもは出来ないんだけどな。」

 

 

何でも出来るのはアイツだしな、それと比べたら俺は出来る事少ないからな。

 

 

少し登っていくとリアスちゃん達オカルト研究部の皆が俺達を待っていた。

なんかイッセーめっちゃ疲れた感じで寝転がってるけど放っておくか。

 

 

「リアスちゃん、今回は別荘に招待してもらってありがとね。」

「部長さん、招待してくださりありがとうございます。」

「こちらこそ、来てくれてありがとう、アマタ君、アーシアも。」

「いいさ、それで?俺に何して欲しいんだ?」

「アマタ君には皆を鍛えて欲しいの。」

「…なんで???」

 

 

事情を聞くと、リアスちゃんは彼女にとって認められない婚約をしていて、それを解消するためには婚約相手とのレーティングゲームというモノに挑み、勝たなければいけないらしい。

勝てば婚約解消、負ければ結婚かぁ…そういえば前に彼女は悪魔の貴族だと言っていた、やはり望まない結婚とかもあるんだね貴族は…

 

 

まぁそんな事なら俺に出来る限りの事をしよう、まだ心は前の様にはいかないが、それでも力ならある…なら鍛える位出来るだろう。

 

 

「俺に教えれる事なら教えてあげれると思う…それに、そういう事ならアーシアもできる事作れると思うな~。」

 

 

ぱぁ~っと花のような笑顔を見せるアーシア

 

 

「本当ですか、皆さんの役に立つためなら、私頑張ります。」

 

 

ふんすと頑張ろうとするアーシアに全員の少し張り詰めた表情が柔らかくなる。

 

 

「あ、ご飯はアーシアと俺で作るから。」

「私達も作るわ、教えてもらってあなた達だけ作ってもらうのも悪いし。」

「いや、多分皆作るだけの余裕残らないと思うよ?」

 

 

「「「「「え???」」」」」

 

 

修行がキツイと知っているアーシアだけが苦笑する。

黒歌も最初は何も出来なくて数日の間は修行後動けなかったからな。

さーてしごき倒すか。

 

 

―――――

 

 

拝啓、俺こと兵藤一誠は…地獄を見ていた。

始まりはアマタ先輩がライザーの野郎に勝つために修行をつけてくれるって聞いて、最初は皆強くなれるんだって期待してた。

何せ以前堕天使達を瞬殺したアマタ先輩だ、それに暴走していたとはいえ、あれだけの力…皆が期待するのも無理はない…んだが…

 

 

「今日の修行はここまで、皆夕食が出来るまで休んどいて、出来たら持ってくるから。」

「わ…わかったわ、少し休ませてもらうわね…」

「ここまでキツイとは…」

「「「………」」」

 

 

全員が地面に寝そべり…部長と朱乃さんはもう動けないという様子で、木場と小猫ちゃんに至っては白目向いて死んだように動かない。

俺は今は基礎練習だけらしいので意識は飛んでないけど、近接役の二人はもう…ボコボコにされていた。

部長と朱乃さんも魔力を使う修行だったんだけど、魔力を限界まで絞り出したのに…

 

 

「構わん、まだやれ。」

 

 

というアマタ先輩の一言で目が死んでいた。

 

 

その後アーシアと先輩が持ってきてくれた夕食を貪る様に食っていたオカルト研究部の面子だったが、先輩の一言で全員の目からハイライトが消えた。

 

 

「今日は軽く流した程度だけど、限界はわかったから調整して限界を超えていこうか。」

 

 

先輩が強い理由が解った気がします…

でもどこか、先輩の修行って怖い気がする、効率よく敵を処理することを念頭に入れてるというか…何度か処理って言ってたし…

 

 

それでもその後は優しい先輩だった。

 

 

その切り替えの早さが、俺には時々、何よりも怖く見えた。




アマタ君の性教育というかそっち方面はマジで無知なピュアピュアボーイのつもりで書いてます。


アマタ君は帝国貴族からの取り込みの為に婚姻外交されそうになってましたが、周りの女の子達が全自動でその貴族の連絡員等を握りつぶす(隠語)などうでもいい設定が有ります、本編に使うかは不明。

なにせアマタ君は何も知らないので…

アマタ君どう?良い子?

  • いっぱいちゅき
  • 爽やかだね
  • ん~魅力が…
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