僕が蒼を纏う理由 ―かつて十天の頂点だった男のハーレム戦記― 作:鵲くん
実はずっと書きたかった内容です…14話目からのタメ…楽しんでいただけると幸いかなと。
推奨bgm:崩壊スターレイルost 払暁
頭が痛い…俺は確か…ベルゼバブの一撃を喰らったんだっけ…
肯定…ダメージ拡大…治療を優先するべき…
うるさいな…
提案…治療後ベルゼバブと交戦推奨…
今動かないとリアスが…
非推奨…彼女を見捨てなければベルゼバブに敗色濃厚…
なら彼女を見捨てろって…?
推奨…現在の状態ではベルゼバブには勝てない…
彼女を家族だと言っておいて俺はその家族を見捨てるのか?
推奨…現在の状態を確認推奨…ベルゼバブは以前より強化されている…
それでも…
非推奨…今の状態では勝率は限りなく低い…
それでも…‼
『親友、出したり引っ込めたりするのがお前の力かい?』
アクセサリーが揺れた気がした…
『勝率が低いって言うなら私達の旅の始まりも勝率なんて全然なかった…アマタが居たけど、それだけが勝つための条件だった?』
アクセサリーがじわりと光る、少し熱を帯びる。
俺にとっての力は…あの時ルシファーに立ち向かえた力は…‼
「上等だ…寄越せよ…システムの俺…お前の演算力‼」
「俺はその力を乗りこなしてやる…俺の半分くれてやる…‼」
残りの半分は…
空っぽじゃ勝てない…何故なら…
きっと…今の俺は…
―――――
アマタ先輩が吹っ飛ばされて部長があのローブの男に睨まれる…
全員が動けなかった…魔王様ですら…
このままじゃいけない…部長が殺される…それが解っているのに体は動かない…
まるで世界があの男のモノだって言われても信じる位の圧力…
強いってのは…力ってのはそんなに偉いのか?俺はそう言いたかったけど口は動いてくれない…
ローブの男がゆっくりと部長の元に歩んでゆく。
「動くな、羽虫…下手に動いて苦しみたくは無いだろう…」
部長が…死ぬ…なんとか…一瞬でも時間を稼がないと…
「イッセー‼動かないで‼」
部長…でも…
「犠牲者は私だけにしてくれる?」
「さあな、あの男が腑抜けていたら、また消すだけだ。」
「そう…ならアマタ君を信じる…少しでも…少しの間でも私を解放してくれた…彼なら立ち直ってくれる。」
「殊勝な事だ。」
「ふふ…彼と結ばれれば…なんて考えてたけど、こんな最期なんてね…でも…すこしの間、お姫様になれたからよかったかな…」
「……」
「皆…ごめんね、これからは…あなた達が道を決めてね。」
「……」
「お兄様…お父様…ごめんなさい…」
「散れ…」
部長が目を閉じる…全てを受け入れるかの如く…
混沌が…弾けた。
「すまないリアスちゃん…俺は白馬の王子様失格みたいだ…」
部長の目から涙が溢れる…
「待たせすぎよ…王子様。」
ローブの男が固まる…
「何だ特異点…貴様のその様は…」
先輩は穏やかな…そう…とても俺達を安心させる笑みを浮かべていた…
その両目は片方は空を思わせる蒼…もう片方は緋色のとても美しいモノだった。
「悪いな、お前が望んだ空っぽってのは無理みたいだ…俺の親友とアイツが許してくれないみたいなんでな。」
「力…か…惑わされたよ…力は力…振るう者の想い…それによって変わるってな。」
「今更何を言ってんだって話だけどな…でも俺は遠回りしてた…」
「だからこそ得るモノもあるって話だけどさ…」
先輩…
「腑抜けた力で余に勝てると思っているのか?」
「全てを捨てろ‼人形に戻れ‼空虚こそ貴様の真の姿だ‼」
そう言うローブの男を無視して先輩は部長の方を向く…
「今更…こんな事言うのもなんだけどさ…リアスちゃん…俺を想ってくれるか?」
「え…?」
「今度こそ…今度こそ君の涙を止める…その為には君のその想いが必要なんだ…」
「アマタ君…」
部長の先輩を見つめる目が潤み、頬が赤らんでいくのがここからでも見える。
「俺は人間だ…力をただ振るう人形じゃないんだ…」
「人形に想いは必要ない…けど俺は人間なんだ‼だから‼」
先輩はなにか…まだ戻り切れてないのかもしれない…ならば俺達に出来ることは‼
―――――
「先輩‼俺の想いも使ってください‼先輩なら…勝てるはずです‼」
「イッセー…」
「イッセー君だけじゃ足りないなら僕の想いも…‼」
「木場…」
「私の想いも使ってください…先輩なら…‼」
「小猫ちゃん…」
「私の想いも使って欲しいですわ…あなたがあの日助けてくれた時からあなたを想っていたんですもの‼」
「朱乃ちゃん…」
オカルト研究部の皆の想いが伝わる…
「なら君に僕たちの想いも乗せさせてもらっていいかな?ね?グレイフィア。」
「アマタ様…無力を晒すようですがお任せしてもよろしいでしょうか?」
「サーゼクス君…グレイフィアちゃん…」
「私も…本当はもっとロマンチックに声かけたかったけど、私も居るよ‼またあなたを想わせて‼」
「君は…セラフォルーちゃん…」
「私達もあの時助けられた…今度もそうだと信じたい‼」
「何度も助けられるのは無力を晒すようですが…いつかは…」
「私達なんかでは意味がないかもしれませんが…それでも‼」
悪魔の人たち…
想いが伝わる…力に変わるのが解る…今の俺の真に必要な力は…‼
「下らん…想い一つで力を増すなど…誰かに依存する力等不安定で…いつ失うかわからん非効率なものだ…」
「いいじゃん、暴走したり…空っぽな力なんて…それだけの力なんて全部は要らないんだよ。」
「貴様の力の源泉はそこだった筈だ‼」
「そう…だから半分は空っぽでいい…けど残りの半分は俺のモンだ…そうすりゃ両方使えて良いだろ。」
「何…?」
力が溢れる…闘気が…覇気が溢れる…会場中の混沌が中和されていく。
「認証…接続…承認…」
力が洗練されていく…蒼と緋の混じった力の奔流に変わる。
「ふむ…これが想いの力…それだけでは無い…空虚な力も感じる…」
「なるほど、面白い。これが貴様の使う二つの力か…」
俺はベルゼバブを見て、笑顔を見せる。
「行くぜ、バブさん…これが、俺の新しい力だ‼」
「よかろう…余の力と貴様の力…どちらが上か裁定してやろう‼」
力と力がぶつかり合う。
そこからの戦いは言葉で語ることが出来ない…神すら超越し…余人には理解が出来ない領域の戦いだった…
しかし会場の全員には理解が出来た…想いを通して彼らが何をやっているのかが理解できたのだった。
「認めよう、貴様も超越した存在…余らの領域に居ると‼」
「もう空虚などどうでもいい…もっと見せろ‼その力を‼」
ベルゼバブは歓喜の中に居た…それは新たな超越者を見た…その喜びから…
未知のものを見つけた喜びから…
「お前を倒したらそのまま祝賀会だ‼お前に食らった傷、美味い飯で治してやらぁ‼」
俺は舞う…まるで自分自身を縛る楔から解放されたかの如くその動きは軽やかだ。
左腕の損傷無視…この状況だと左に回避…
左に避けるとベルゼバブの拳が通り抜ける。
推奨…左蹴りからの斬撃…
左蹴りからの斬撃がベルゼバブに通る。
「動きが変わる…まるで同一にして二つ…まさか…⁉」
俺は不敵に笑う…正解だよ‼
今俺は空っぽの時の俺とリンクしている…思考のプロセスはそちらに任せ、体を動かすのは俺が動かす…そして…
「読めたぞ‼貴様の動…なに⁉」
「回避は不可能…今の俺はあちらの俺と入れ替わった…」
読まれそうになったらスイッチ、そしてさらに読まれたら入れ替わりリズムを変える…
今の俺は中々読めないぞ…バブさんよ‼
「だが結局は二つの人格を読み切ればいいだけ…いくら入れ替わろうとも‼」
「その認識は甘い…」
「ちっ⁉面倒だ、これで決めるとしよう…貴様はこの世界で何も守れなかったと知れ‼」
混沌の力が空気を浸食する。
生半可な技では受けきれないなアレは…ならば‼
「終わるのはどっちかな?俺はあの変態堕天司にも言ったけど、一流のバッドエンドより、三流のハッピーエンドが好きでね…」
アイツらが見ていてくれる、皆が見ていてくれる…なら恥ずかしい姿は見せられない…俺達が求めた『結果』の為に‼
蒼と緋の混じった力が混沌と押し合う…
「「魂の共鳴‼」」
俺から発せられる声が二重になる…
新しい力…魂が共鳴することによりとてつもない力を発揮する新たな奥義…
「ここまでやるとはな…今の貴様ならルシファーだろうと滅する事ができよう…しかし余とて無駄に時間を過ごしていた訳では無い‼」
「「行くぞ。これが俺達の‼」」 「余の‼」
「「そして‼皆の‼」」 「果てよ…特異点‼」
「蒼緋・天一理(そうひ・てんいつり)‼」 「ケイオス・ヴァジュランテ‼」
力と力がぶつかり合った。
その果ては…
いや~バブさんも書いてて楽しい、グラブルとddの書きやすさだと読み込みの差でグラブル勢のが書きやすいのが悔しい、ddキャラも魅力的に書きたいです
クロスオーバーって難しいけど楽しいですね。
地味に今回は楽しかったけど魂削った感覚ありました。
続きはなんか…鰹節でも削って書きます。
アマタ君どう?良い子?
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いっぱいちゅき
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爽やかだね
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ん~魅力が…