僕が蒼を纏う理由 ―かつて十天の頂点だった男のハーレム戦記―   作:鵲くん

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割と筆が乗りました、前半だけじゃなく後半も乗って書けたんじゃないかな。


いつも感想下さったり読んでお気に入りとかありがとうございます、モチベ維持に繋がってます。


ネタバラシ…少しだけね…くくく…

「計画の進捗はすこぶる順調だね、アーちゃんが半分覚醒したのは想定外だったけどね。」

「…そう、我にはどうでもいい事…我の目的さえ果たされるなら。」

「ドライだね…というより意思が無いのかな?俺と一晩どうだい?天国に連れて行って、気持ちを目覚めさせてあげるよ。」

「必要ない…我はただ静かに過ごしたいだけ…」

「やれやれ、困ったもんだ、それもまた面白いけど…まぁ今は『計画』に関してまとめておこうか。」

 

 

そう言って派手な格好の男、ベリアルは無表情の少女に対して、壁に話しかける様に語り始める。

 

 

「そもそも計画の始まりは空の世界で敗北した俺達、俺とファーさん…そしてアーちゃんがこの世界に転移した時に立てたものだ。」

「…」

「もしも転移した時同じ場所に居たら俺と倒れていたファーさんは完全に消滅させられていただろう…それだけの力がアーちゃんにはある。」

「…」

「その代わりにアーちゃんは二天龍と三大勢力の戦いに参戦した、その時思いついた計画なんだけどね。」

「…その時思いついた?」

「そう、赤と白…ドライグとアルビオン、その二体は強力な一撃をアーちゃんに撃つ訳さ、それはそれはこの世界の存在では耐えられないだろう一撃さ。」

「…」

 

 

少女に語るのをベリアルは辞めない。

 

 

「実は降り立った瞬間、俺はこの世界のアカシックレコードにアクセスし、神器と言うモノを知っていてね、まぁ存在次元が空の世界より下のおかげでアクセス出来たんだよね。」

「…」

「あれ?存在が格下って言われて怒らないの?ここ怒るトコだよ?」

「…事実を否定はしない。」

 

 

「そう?なら続けるね?この世界の面白いところは、神器の進化って奴さ。」

「…」

「神器は使用者によって進化する、ならばいつになるかは時間がかかるにしても俺達に近しくなる可能性は考えたんだよね。」

「…神器による進化には限りがある。」

「そう、本来ならば神器は進化しきれば後は頭打ちさ。けど、そこに別の因子を加えれば?」

「…⁉」

「そう、当時は次元の狭間に居た、君の無限の因子を赤と白の中に混ぜれば?」

「…しかし、因子を入れたとしても反発は…」

「君は何だい?無限の神龍…だろ?龍と龍の掛け合わせさ、後は少し調整すれば上手くいく。」

 

 

「…」

「それに無限の力を混ぜたんじゃない、あくまでも無限に進化するようにする。」

「…」

「謂わば力と力なら反発するけど、力と因子の組み合わせなら混ざるかなって試したのさ。」

「…失敗すれば神器は消滅するはず…」

「そう、でもさ、失敗してもいいんだよ、どっちにしろ『答え』は知れるんだからね?」

「…」

「成功すればよし、失敗してもよし…こればっかりはこの世界に来ても、異界転送の影響で別時間に移動するアーちゃんにはどうしようもない、なにせアンカーが無いんだ。」

「…お前はここまで殆ど全て計画通りに行ってると?」

「ああそうさ、今までの計画で大きく外れたのはアーちゃんの覚醒だけだね、結構大きいズレだけど修正は可能だ。」

「…何故ドライグとアルビオンの力を欲する?」

「それはね…おっと、覗き屋さんが居るからちょっと待ってね…」

 

 

そうして虚空に向けて指を鳴らすベリアル、それと同時に黒き球の中に少女と彼を閉じ込めていく。

 

 

「じゃあね、君達。また演目で。」

 

 

―――――

 

 

「ふむ、代わりになるモノを探さないとキツイな…最悪ルシファーが出てくること考えたらな…」

 

 

俺はベルゼバブとの闘いで砕け散った剣の再生を試みるも上手くいかなかった…

必要なモノが足りない…というより、完全に役割を果たし、寿命が尽きたかのような剣の有様に思わずため息を吐く。

 

 

「十天衆の皆が素材集めてくれて、シェロカルテの人脈を使って打ったこの剣でも耐えられない…とんだじゃじゃ馬な力を手に入れたもんだな、俺も…」

 

 

恐らくただ強いだけの剣を手に入れたとしても、魂の共鳴の負担の前にはこの剣と同じになると、不思議と理解できた。

 

 

「ならばアプローチを変えるべきだな…必要なものは…」

 

 

俺は手元にある紙に必要な要素を書き出していく。

そしてその書き記す手は次第に止まる。

 

 

「やっぱり、想いの力が必要だけど…恐らく想いの力と、俺自身の力、そして剣が一体になっていないからだな…」

 

 

俺が剣を使いこなせていない訳でもない、そして剣の格が落ちたから砕け散った訳でもない…

ならば必要な要素は…

 

 

「…断られたらその時はその時だ、言ってる事は結構気持ち悪い訳だしな…」

 

 

―――――

 

 

リビングに集められたリアス、黒歌、アーシア…そして…

 

 

「私もお邪魔して良かったのでしょうか?とりあえず、人数分のお茶を用意させていただきますね。」

 

 

非番でないハズなのに、呼ばれた瞬間有給だと休みを取ったグレイフィアと

 

 

「ここがアマタ君の家かー、後でお部屋覗かせてもらうね。」

 

 

同じく四大魔王の会議をボイコットしたセラフォルーが居た。

 

 

「なんか、忙しかったみたいだけど、無理やり呼んでごめんな、別の日でも良かったのに…」

 

 

「「お構いなく‼」」

 

 

グレイフィアとセラフォルーは息の合った返事を返す。

 

 

(ここで出遅れれば、確実に負ける…そんな予感がしました。)

(なんで呼ばれたのかわからないけどせっかくのアマタ君の誘い、断る理由はないよね。)

 

 

ふふふ…と二人の美女は笑みを浮かべる。

 

 

「そ、そうか…なら来てくれてありがとう、って言うべきかな。」

 

 

少し戸惑いながら話を進めるアマタ。

 

 

「今日皆に集まってもらったのは、君達皆が俺の家族に入ってくれる、って考えて良いと思って…それでお願いがあるんだ。」

 

 

「アマタさんの家族…嬉しいです、私なんかが。」

「アーシアはなんかじゃ無いにゃ、大切な家族にゃ。」

「そうよ、アーシア、私達も一緒にアマタ君に責任取ってもらいましょう。」

「ズルーい、三人だけじゃなくて私とグレイフィアちゃんもいるんだから‼」

「そうです、お嬢様たちだけというのは不公平だと思います、そうですよね?アマタ様。」

 

 

ポリポリと頭を掻くアマタ。

 

 

「そっか、皆受け入れてくれるんだね、嬉しいよ。」

「と言っても、今回は皆に対する意思表明だけじゃないんだ。」

 

 

五人が小首を傾げる。

 

 

「今日集まってもらったのは、君達の体の一部、もっと言うと、髪の毛とかが欲しくて…」

 

 

「髪の毛⁉もしかしてご主人様は髪フェチ⁉」

「いや、髪フェチってなんでだよ、俺も別に趣味のつもりは無いんだが…」

「では、何かに使う…と言う事で間違ってはいないでしょうか?アマタ様の事だから必要な事でしょうが…」

「そうそう、どうしても必要でね…頼めるのは君達しか居なくって。」

「んーアマタ君のお願いだったら渡すけど、何に使うのかな?」

「実は、会場に居た三人は知ってるだろうけど、剣が砕け散ってしまってさ…」

「え?アマタさんの剣って確かお仲間さんからの大事なプレゼントだって…」

「ああ、後で話すけど、新しい技を使った時に耐えられなかったんだ。」

「私のせいで…」

「いや、リアスちゃんのせいじゃない、どっちにしろバブさんに勝つにはああするしかなかったんだ…」

 

 

落ち込むリアスの頭を撫でるアマタ。

 

 

「では、どうして私達の髪が要るのでしょうか?武器と関わりのない、お守りを作るならわかるのですが…」

 

 

「そう、お守りを作るんだ…武器という名の…新たなお守りをさ。」

 

 

「「「「「???」」」」」

 

 

五人には理解が出来なかった、髪の毛が武器?…と。

 

 

「だから、お願いだ、君達の想いを込めた髪をくれ。」

 

 

 

どうして蒼いそらはあんなに澄んでいるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ヒロイン達をちゃんと書けているかが心配だ…まぁ良いと思ったらそのままお楽しみください、感想、高評価あるとモチベ維持につながります、あなたの一手間で私は頑張れます。

アマタ君どう?良い子?

  • いっぱいちゅき
  • 爽やかだね
  • ん~魅力が…
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