僕が蒼を纏う理由 ―かつて十天の頂点だった男のハーレム戦記―   作:鵲くん

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高評価入れていただいたり、いつもお気に入りとかしおりとか感想とか、励みになります。

中々話進んでない気がするけどこれで良いんだろうか…


和解

俺達オカルト研究部の三人はドライグに言われた、先輩の魂の共鳴…それの凄さを教わった。

ドライグは

 

 

『あんな怖ろしい奴とはもう話したくない、とある誓いの時が来るまでな‼』

 

 

なんて言って意識を消した。

 

 

「ま、ドライグからは先輩が凄い事をしたって位しか聞けなかったな。」

「イッセー君…君は凄いよ、先輩の技についての感想がそれだけなんて…」

「だって先輩はあの時と変わってない、アーシアを守ろうとしたあの時となんも変わってない優しい先輩じゃんか。」

「イッセー先輩、初めて見直しました…」

「小猫ちゃん⁉俺そんなに酷かったかな⁉」

「自分の胸に聞いてください…」

 

 

俺はガクリと肩を落とす。

最近は覗きもしてないし、エロ本やDVDを教室では語ってないってのに…

 

 

「普通の人はそういう事やらないのが当たり前で、前のイッセー君が異常だったんですわ。」

 

 

いつの間にか俺達は先輩の家の前についていて、門の前にいる朱乃さんにそう言われる。

 

 

「あ、朱乃さん…こんにちわっス…」

 

 

朱乃さんに言われたら反論も返せないで、少しシュンとしてしまう…

 

 

「ま、今はだいぶ改善してるし、最近イッセーは頑張ってる、俺としてはそれだけでいいけどね。」

「先輩‼こんにちは‼」

「はいこんにちは。朱乃ちゃん、木場、小猫ちゃんもこんにちはだね。」

「アマタ君、元気そうで何よりですわ。」

「先輩、体調良さそうで良かったです。」

「先輩…大丈夫なんですか?」

 

 

俺達に笑みを見せてくれる先輩、披露宴で倒れた時とは全然違う、生気溢れる先輩で皆安心したみたいだ。

 

 

「皆に心配かけたみたいですまないな、今はこの通りピンピンしてるさ。さ、中に入ってくれ、皆いるからね。」

 

 

そう言って先輩は家の中に入っていく、俺達はそれについていった…

 

 

―――――

 

 

リビングに入った時、塔城小猫は、体がこわばるのが自分でもわかった。

生き別れた姉、黒歌がどこか困ったような笑みを浮かべながら、こちらを見てきていたからだ。

呼吸が浅くなる…この感情はなんだ?

色んな言葉が生まれては消えていく。

他の人たちも彼女の方を見て心配そうな表情を見せていく。

 

 

そんな彼女にアマタは手を差し伸べる。

 

 

「小猫ちゃん…色々思うことが有るのはわかる、けど今は黒歌と二人で話してみるんだ。」

「先輩…⁉いきなりそんな…私がどれだけ‼」

 

 

リアスや他のメンバーも少し目を伏せてしまう、彼女がどれだけの想いで居たのか、全てを計ることは出来ないが、察することはできたからだ。

 

 

「例え、辛い事が有ったとしても、家族が居る…それはとても素晴らしい事なんだよ?居る内に話せる事は話そう…もしも、辛いなら俺で良ければ力になろう、橋渡しをしよう。」

「どうして?どうしてそこまでするんです…?私達は他人じゃないですか。」

「誰かを助けたいってのに理由が居るのか?そんな理由付けなんてやらない為の言い訳じゃないか。」

「…⁉」

「それに黒歌は俺の家族なんだ、家族を助けるなんて当たり前だろ?それに君は俺の大事な後輩だしな。」

「…信じて良いんですか?」

「俺に出来る事なら大概の事だってやってみせるさ、なんてったって俺は十天衆番外、アマタ様だからね。」

 

 

いつの間にか流れていた小猫の涙の雫を掬い取るアマタ。

そんなアマタの様子を見ていた女性陣の感想は、羨ましいの一言だった。

だが小猫に嫉妬はしない、何故ならば、自分が同じ様になったら必ずアマタは同じことをしてくれると信じているからだ。

 

 

アマタハーレムのメンバーがそう考えるのは当然だが…朱乃もまた、これまでのアマタの様子を見て、信頼できると信じたのだった。

 

 

「…わかりました…お姉様、良ければ話を聞かせて欲しいです。あなたを信じたいです。」

「…うん、うん…本当に話したかった事、話そう…」

「先輩もついてきて欲しいです、先輩が居るだけでどんな事実も耐えれそうです。」

「了解、なら俺も行かせてもらうよ、邪魔にならないようにしとくね。」

 

三人は黒歌の部屋に向かった。

 

 

彼らが去った後、全員の雰囲気が柔らかくなる、まるで、とてもいいモノを見たかのように、晴れやかだ。

 

 

「助けるのに理由なんか要らない…かぁ、アマタ君らしいね。」

「当然です、アマタ様ですから。」

「グレイフィアちゃんのそのアマタ君理解してるって言う感じのは変わらないね~。」

 

 

セラフォルーとグレイフィアが談笑を始めると残ったメンバーも話し始める、その話題はアマタについての事だったのは当然の事だったのかもしれない。

 

 

そんな中イッセーが口火を切る

 

 

「そういえば、今日はなんで呼ばれたんすか?呼ばれた理由聞けてなかった気がして…」

 

 

その一言にセラフォルーが返す。

 

 

「そっか、オカルト研究部のメンバーには教えてなかったんだっけ、今日はね~アマタ君の過去について教えてくれるんだって。」

 

 

「「「!?」」」

 

 

朱乃、木場、イッセーの三人は驚く。

なぜなら全員が気になっていたからだ、アマタの過去にはきっと色々あるのだと。

しかし自分達が聞いても良いのか?そんな感情が心のどこかにあったのだ。

 

 

「皆が戸惑うのも仕方ないわ、けれど、この貴重な機会を私達だけで独占するのもいけないって思ってみんなを呼ばせてもらったのよ。」

 

 

その言葉に三人の表情は驚きから嬉しい表情に変わる。

 

 

「アマタさんは、自分の過去なんて聞いてどこが楽しいんだ?って言ってましたね…ですが、家族になるなら必要だと私達は思ったんです。」

「家族⁉先輩と結婚するのか⁉アーシアは。」

「私達五人と、ですね、兵藤様。」

「五人と⁉ハーレムじゃん、羨ましいなぁ…でも先輩なら納得しちゃうな。」

 

 

イッセーは心底羨ましそうにする、当然と言えば当然だろう、五人のハーレムの一員の全員が街で歩いていれば十人中十人が振り返るような美人たちばかりだからだ。

しかし、そこで嫉妬に至らないのはそれだけの事をやったのだと言う納得も有った。

 

 

その様子を見ていた朱乃は少し憂いを帯びた表情を見せていた…

 

 

―――――

 

 

アマタは嬉しかった、誤解したままで終わって欲しくない、そう思っていた黒歌と小猫の関係も解されていったのだから。

 

 

「私はね、白音の事を忘れた事は無かったよ、それでも勇気が出なかったの…ごめんね…」

「…謝らないで下さい…お姉様…お姉様が私を想ってくれていたのは伝わりました…」

 

 

二人の少女が互いを抱きしめ、涙を流しながら想い合う、とても美しい絵画の様だった。

 

 

俺は今は必要なさそうだな、そう考えたアマタは彼女たちに背中を向け、只々今のこの平和を嚙み締める…そして、過去を語る上で必要なモノの仕上げを始める。

 

 

師匠の話か…あの人はぶっ飛んでるからなぁ…

 

 

 

 

 

 




次回こそようやく師匠の話書けるかなと、ご期待ください。

アマタ君どう?良い子?

  • いっぱいちゅき
  • 爽やかだね
  • ん~魅力が…
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