☆1キャスターの俺、現代ダンジョン出現当日、F級ダンジョン60個を周回特化自爆スキルで焼き払ってたら低レア最強パーティが育っていた〜アーラ◯ュ系周回スキルで人類全員を育成し尽くします〜   作:人見小夜子腹パン部

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苦痛聖杯

 

 【原初の火】×【覇道の双点杖】×【天刻拍動】。

 ぶち込む。

 それが、現時点における俺たちのS級攻略の起点だった。

 

 中国国内、中央直轄の封鎖区域。

 軍と党と探索者機関が三重に網を張り、それでもなお「本当にこれで封じ込められているのか?」という強い不安が空気の底へドロドロと沈殿している、最悪に国家っぽい場所だ。

 

 その厳重な封鎖の中心で、巨大な迷宮の膜は静かに、不気味に揺らいでいた。

 S級ダンジョン【汝、苦痛を愛せよ】。

 名前からしてろくでもない。

 

 しかも実態も、きっちりろくでもない。

 即死級の高火力。息もつかせぬ継戦力。痛みに耐えながら理不尽な状況でも前へ出続ける狂気。

 その全部を容赦なく要求してくるタイプの迷宮だ。

 個人的に、こういうのは嫌いじゃない。

 

 だが、嫌いじゃないことと、実際に攻略可能であるかは完全に別問題である。

 揺らめく膜のすぐ前で、俺は人差し指と中指を揃えて前へ向けた。

 

 横では安里真由が、心底嫌そうな顔をしながら、それでもきっちりと俺の詠唱のタイミングを合わせるための定位置へ立っている。

 

「……ほんと、これ毎回やるのね」

「ええ。最適解なので」

「最適解って言葉で済ませていい絵面じゃないのよ、これ」

 

 深い溜息を吐く真由の文句は、至極正しい。

 S級ダンジョン相手に、入口から超広範囲殲滅砲を叩き込む。しかもそれを、撃ったら一度外へ出て、クールタイムと灰化をごまかして再装填し、また撃ち込む前提でやっている。

 どう考えても正攻法じゃない。バグ技に近い。

 

 だが、正攻法で綺麗に落とせるならそもそも苦労しない。

 少し後ろでは、円が手元の短剣を神経質に弄び、久連は自分の身の丈に合わない凶悪な斧を強く握りしめたまま、入口の向こうの闇を鋭く睨んでいた。

 

 火賀灯真。

 安里真由。

 大伴円。

 平良久連。

 

 四人。これが現時点で俺が組める、対S級用の最適編成だ。

 もちろん、完成された理想の形ではない。

 真由は強いが、支援と回復の厚みはまだ絶対的な理想には届かない。

 円は最強の火力切り札だが、紙装甲すぎて一度の事故が死に直結して怖い。

 久連は伸び代の塊だが、まだ自分の“壊れ方を武器として使う”戦術訓練が足りていない。

 そして俺は俺で、相変わらず自爆特攻による資源効率が終わっている。

 

 だが、今この瞬間に世界から最善を切り出すなら、この四人しかいない。

 

「行きます」

「【天刻拍動】」

 

 空気が鳴る。拍動。

 真由の短い詠唱が終わるのと同時に、世界が一瞬だけ、完全に俺の方へ寄る。

 魔力出力が異常な桁へと跳ね上がる。

 杖の補正、完全別枠の乗算強化、初撃偏重のダメージ補正。その全部が俺の奥底で綺麗に噛み合う。

 

 S級相手にやることじゃない、というまともな感想はとっくに捨てた。

 勝つために最も雑で、最も効率の良い持ち札を切るだけだ。

 

「【原初の火】」

 

 世界が白く飛んだ。

 轟音。熱。衝撃。

 

 ダンジョン入口から先の広大な空間が、構造ごと圧倒的な暴力で押し潰される。

 迷宮そのものへ、火力というより“存在否定”に近いエネルギーが叩きつけられる。

 

 断末魔の悲鳴。崩落音。空間の破裂音。警報めいたシステムメッセージ。

 その全部が、まとめて俺たちの耳と網膜へ叩き込まれた。

 

==================

『――S級ダンジョン【汝、苦痛を愛せよ】へ重大損壊を確認』

『高熱反応により複数個体の消失を確認』

『ボス個体の生存を確認』

==================

 

「まだ生きてる……!」

 

 ログを見た真由が、ひきつった顔で叫ぶ。

 

「当然です。S級なので」

 

 そう。当然だ。

 F級やE級みたいに、入口からの砲撃一発だけで全部終わるなら、世界がこんなに困っていない。

 S級は、入口から戦術核クラスの火力を叩きつけられてなお、奥で平然と笑っていられる側の理不尽なダンジョンだ。

 

 次の瞬間、俺の全身へ代償の「灰化」が回った。

 神経を一本ずつバーナーで焼き切られるような、言語を絶する激痛。

 

 膝が折れる。喉が勝手に醜い悲鳴を吐き出す。

 

「っ、が、ァ……!」

 

 視界が赤と黒にぶれる。

 指先が灰色へ割れ、腕の内側からボロボロとひびが広がる。

 肺の奥に、燃えた砂を大量に吸い込んだみたいな、ざらついた激痛が走る。

 この痛みに完全に慣れてしまったら、俺はもう人間じゃない気がする。たぶん一生慣れない。

 慣れないまま、効率だけを理由に撃ち続ける。

 そういう意味では、俺の方がよほど感情のないシステム寄りだ。

 

「火賀さん!」

「一回、外へ!」

 

 慌てる真由と円に引きずられるようにして、俺たちはいったん迷宮外の安全地帯へ退いた。

 

 灰化解除。魔石消費。魔杖作成。CT短縮。再装填。

 そして、もう一度。

 

 撃つ。撃つ。撃つ。

 

 【覇道】の、迷宮に入って初の攻撃にだけ乗る初撃二連射。

 【天刻拍動】の完全別枠強化。真由のスキルレベルも六まで上がり、回転率がだいぶマシになった。

 外へ出て【覇道】の条件を復活。灰化を魔石で消す。再突入。再砲撃。

 

 最悪の資源効率。だが、最速の殲滅効率。

 俺のインベントリの魔石が目に見えて減っていく。

 

 痛みが回る。神経が焼け、戻り、また焼ける。

 それでも撃つ。

 その代償に、俺の懐から大量の魔石が消えた。

 

 だが、その執念の結果、道中の厄介な雑魚は全滅した。

 焼け残りの酷い臭い。崩れた迷宮の石床。異常な熱に歪んだ空気。

 その奥から、無傷のボスだけが、こちらを見つけてゆっくりと出てくる。

 

 ペインフル・チェイン・ミノタウロス。

 十メートル級。骨と筋肉の塊みたいな、理不尽な巨体。下手なSSS級の雑魚に届くくらいの異常な身体能力を持つ怪物。

 しかも、全ての攻撃追加効果に【激痛】を付与してくる最悪のボスだ。

 

 火力だけの攻撃型なら落とせる。だが、俺の覇道前提の入口焼却では、耐久も速さもあるこのボスの核までは届かない。

 入口からの雑魚掃除はできても、こいつだけは削り切れない。

 つまりここからは、俺の【周回】処理じゃない。

 四人での、純粋な【戦闘】だ。

 

「編成変更」

 

 俺は血を吐くような息を整えながら指示を出す。肺の奥がまだ焼けている。

 

「雑魚処理組は下がる。真由さん、俺で後衛維持。大物対応、前へ」

「了解」

 

 円が短く答え、横から久連が迷いなく一歩前へ出る。

 まともに食らったら、円も久連もどちらも即死だ。

 だが、この二人ならやれる。というか、この二人でやるしかない。

 

 ミノタウロスの太い腕が振るわれ、鎖付きの巨大な戦斧が唸る。

 重い。速い。そして、嫌な軌道だ。

 振った瞬間に激痛のデバフが乗ると分かっているだけで、見ているこちらの神経まで削られるプレッシャーがある。

 

 だが、円が深く踏み込み、巨体の死角へ滑り込むように潜った。

 右手の短剣が、ミノタウロスの脇腹へ鋭く差し込まれる。

 

 会心。追撃。また会心。連鎖。

 空間そのものを削るみたいな高速連撃が、分厚い巨体を無慈悲に刻む。

 血と太い筋繊維が遅れて裂け、肉片が空中へ散る。

 

 だが、ボスは止まらない。

 痛みに狂ったように振り上げられた斧が、円の上半身をまとめて叩き潰そうと落ちてくる。

 そこへ、久連が横から強引に割り込んだ。

 

「――っ!」

 

 肉と骨が潰れる、生々しい音。

 平良久連の身体が、斧の直撃を受けて半分ぐしゃりと弾け飛ぶ。

 

 即死級。普通なら、ここで彼女の人生は終わりだ。

 だが、その瞬間。

 

==================

【雪華城壁】が発動しました

【ガッツ発動】

【十二試練の発動条件】を満たしました

==================

 

 世界が、二秒、完全に止まる。

 ミノタウロスの巨体が、システムによって強引に硬直させられる。

 筋肉の収縮も、斧の落下も、怒りの踏み込みも、そのままピタリと停止する。

 

 今の久連は、ただ耐えるだけの死なない盾じゃない。

 自分が死にかけるたびに、味方へ絶対的な『二秒』という攻撃チャンスを配る、狂気の前衛だった。

 

 久連の顔が苦痛に歪む。

 激痛と身体の損傷で、立っているのもおかしい状態だ。痛くないはずがない。怖くないはずがない。顔色は血の気が引き、明らかに終わっている。

 それでも、彼女の足は決して退かず、前にある。

 死を怖がっていないんじゃない。自分には死を怖がる資格がないと思い込んでいるだけだ。

 

 だからこそ、こういう心の壊れ方がそのまま最強の戦術になる。

 

 円が、久連の命と引き換えに得たその二秒へ、全部を突っ込んだ。

 

「ッ、らァぁぁぁッ!!」

 

 六桁のダメージ判定を超す、神速の斬撃。

 会心。追撃。連鎖。連鎖。連鎖。

 血と肉片が、視覚の処理より遅れて宙に吹き上がる。

 

 円の方も、もはや自身が通常攻撃を振っているというより、“世界側が勝手にバグって殴っている”みたいな異常な速度だ。

 

 だが、一度でも回避や防御を事故れば彼も終わる。こいつは最強火力の一角だが、脆さまで含めて氷の刃物みたいなピーキーな性能をしている。

 久連も、身体が潰れかけたまま、血を吐きながら狂哭断頭斧を叩き込む。円ほどの異常な速度はない。だが、その一撃の重さは十分すぎる。

 【狂哭断頭斧】の被ダメ倍増・与ダメ乗算補正が、久連の“捨て身前提”の戦い方と、異常なほど完璧に噛み合っていた。

 

 二秒経過。停止解除。

 ミノタウロスが激痛に吠える。

 

 痛みと怒りで、ボスの視界が真っ赤に染まっているのが、後ろから見ていても分かる。

 次の標的は、自分を最も削った円だ。

 やはりそう来る。この編成において、最も危険で、最も脆い急所。こいつはちゃんと強い敵なので、そのヘイト判断を外さない。

 

 大斧が、円に向かって凄まじい風圧とともに振り抜かれる。

 真っ向から受ければ円は終わる。

 久連が身を挺してかばう。

 真由の光の結界が、ギリギリのタイミングで円を守る。

 俺の【原初の火】の余波がミノタウロスの視界を焼き、斧の軌道をわずかに逸らす。

 

 それでも斧が落ちる。

 久連の身体に直撃。

 だが。

 

==================

【ガッツ発動】

【十二試練起動】

==================

 

 再び、ボスの行動を強制キャンセルする二秒の攻撃停止。

 

「久連!」

「まだ、立てます……!」

 

 円の叫びに、久連が血まみれの顔を上げて応える。立てるというか、立たされているというか。

 もう戦い方が完全にバーサーカーのそれだ。

 

 死ぬ。止める。その停止した時間へ、味方が火力の全部を乗せる。

 自分の肉体の損壊を、戦術上の安全な間合いへ変換している。

 正直、かなりひどい戦い方だ。

 そして、吐き気がするほど強い。

 

 円がまた限界まで刻み、久連がまた重い斧を叩き込む。

 後衛からは、真由の障壁と小癒魔術が、ギリギリのラインで円の命を繋ぐ。

 俺は後ろから隙を見てミノタウロスを削り、円への圧を逸らし、ボスの視界を的確に焼く。

 

 真由の支援はまだ理想には届かない。だが、今この瞬間に必要な生存の一手は、ちゃんと前衛へ届いていた。

 【十二試練】はあくまで攻撃停止であって、行動停止ではない。一旦逃げればいい。距離を切られれば、二秒の価値は下がる。

 だが、ミノタウロスは気づいていない。怒りで視野が極端に狭くなっている。円を殺すことへ執着し、そのたびに久連の“死”という地雷を自ら踏み抜く。

 

 愚かだが、実にボスらしい。

 そしてその愚かさは、こっちにとって十分すぎる隙だ。

 

 六秒後。

 具体的に言うと、久連の【雪華城壁】の最後の一枚のガッツが剥がれた瞬間。

 ミノタウロスの巨大な首が、ずるりと地に落ちた。

 

==================

『――ボス個体【ペインフル・チェイン・ミノタウロス】を討伐しました』

『S級ダンジョン【汝、苦痛を愛せよ】を踏破しました』

『初回踏破報酬を獲得しました』

==================

 

 静寂。

 重い頭部が地面へ転がり、握られていた鎖が遅れてじゃらりと虚しい音を立てて鳴る。

 

 崩れた迷宮の奥から、黒い煙みたいな魔力の残滓がゆっくりとほどけていった。

 次に中空から落ちてきたのは、金属とも石ともつかない、不気味な杯だった。

 暗い銀色。縁の内側に、見ているだけで痛覚を直接刺激するみたいな、生々しい赤い紋様が走っている。

 

 手に取る前から「絶対にお前を優しくは使わせない」と分かる、ひどく嫌な見た目だった。

 

==================

【苦痛聖杯】

分類:S級クリア報酬

効果:激痛と引き換えに、極めて高位の損傷・状態異常を治癒する

==================

 

「……やっとだ」

 

 俺は震える手でそれを掴み、迷わず効果を起動した。

 

 ――めちゃくちゃ痛かった。

 

 比較対象が悪いが、【原初の火】の灰化とは別ベクトルの猛烈な痛みが襲う。

 全身の神経を裏返して、治すためにわざわざもう一回バラバラに壊しているみたいな痛みだ。いや、たぶん実際システム的にかなり近いことをしているのだろう。

 しかも灰化みたいに“熱で焼ける”痛みではない。こっちはもっと生々しい。

 治るために、自分が負った傷の形を一度全部詳細に思い出させられるような、そういう悪趣味極まりない痛みだ。

 

「っ、あ゛、ァ……!」

 

 耐えきれず、膝がまた地面に落ちる。視界が白と赤で激しくちらつく。

 内側から、焼けた神経を無理やり剥がして、新しい痛覚を力任せに押し込んでいる感じ。

 最悪だ。

 だが、ちゃんと効いている。

 

「火賀さん!?」

「ちょっと、何やってるのよ!」

「大将!」

 

 三人が駆け寄り、本気で心配して叫んでいる。

 だが、俺の体にはちゃんと聖杯の効果が効いている。

 

 灰化が消える。焼けた神経が元に戻る。肺の奥にへばりついていた灼熱の残滓が薄れ、灰色に割れていた指先のひびも綺麗に塞がっていく。

 魔石治療とは違う。こっちは莫大な痛みでシステムの代償を押し切る代わりに、ちゃんと別ルートの回復処理だ。

 

 魔石を毎回一個溶かして灰化を消す、あの最悪の資源効率からようやく抜け出せる。

 かなり大きい。かなり嬉しい。

 

 これで周回効率が劇的に改善する。魔石の無駄な消費は減る。余ったリソースを、全部クランの育成へ回せる。

 真由も、円も、久連も、もっと完璧に強くできる。

 

「……マジで、大丈夫です」

 

 俺は荒い息を整えながら、顔を上げて三人に言った。

 

「あなた方が強くなってくれれば、それで」

 

 本音だった。完全に本音だ。

 

「こんなの、あなた方、日本、世界のみんなが強くなることに比べれば屁でもないです。いや、まずあなた方が先ですが。とにかく、俺にとっては全然安い対価です。好きでやってることなので、心配しないで下さい」

 

 心からの、純粋な本音である。

 なのに。

 

 真由は深くこめかみを押さえ。

 円は露骨に、心底嫌そうに舌打ちし。

 久連は半壊しかけた身体のまま、妙に静かで冷たい目でこっちを見ている。

 

 何故だ。

 俺は思う。

 俺の会社にいた時の評価は、「仕事は真面目でそつなくこなすが、今ひとつ情熱のない男」「悪いやつじゃあないんだが、これといって特徴のない」「影のうすい男」だったはずだ。

 一般的な、善良な常識人だろ。

 

 なのに、どうしてこうも毎回、「こいつ完全に何かがおかしい」みたいな狂人を見る顔をされるのか。

 理不尽である。

 

 真由がまず、呆れ果てたように口を開いた。

 

「……好きでやってるからって、あの異常な痛みを平気な顔で飲み込むのは普通じゃないのよ」

「平気な顔はしてないでしょう」

「顔だけの問題じゃないのよ」

 

 円も呆れ顔で続ける。

 

「大将、そういうとこっすよ。自分のこと雑に燃やすの、本人だけがコスパいいとか言って正当化して扱ってるやつ」

「実際コスパは」

「よくないでしょうが」

 

 久連は少し遅れて、低い、刺すような声で言った。

 

「……そういう言い方をする人間は、あまり長生きしません」

「俺はわりと長生きしたいですよ」

「その願望と行動が、まったく噛み合っていません」

 

 三者三様に、本気で怒られている。

 意味が分からない。

 だが、ここで理屈で反論しても長引くだけなので、俺は大人しく黙っておいた。

 

 ともあれ。

 S級【汝、苦痛を愛せよ】は落ちた。【苦痛聖杯】も手に入った。

 久連の【十二試練】も、想定通り十分以上に通る。真由の支援も、円の火力も、S級相手にちゃんと戦術として成立した。

 かなり良い。

 

 次は、あのゲームの滅びの原因。【七大魔王】だ。

 あいつらを撃破すれば、世界はさらに先へ行く。

 社会のインフラも、ダンジョンの攻略難度も、俺の愛する育成環境も、全部もう一段階深く変わる。

 

 面倒だ。

 だが、面倒なほど攻略しがいがある。

 

 俺は少しだけ口元を上げた。

 

「ああ、楽しいな」

 

 焼けた迷宮の中心で、俺は心からの充実感とともに、そう呟いた。

灯真さんのSAN値

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