カナタ「ヤチヨさん」
ヤチヨ「はい…」
カナタ「私、ほぼ、徹夜。一昨日から」
ヤチヨ「はい…」
カナタ「やっと寝れると思ったらさぁ…やっと…やっっっっっっっっとまともに寝れると思ったらさぁ…!」
カナタ「今月の済んだのにいきなりアップデートってどういう了見だゴラァァァァァ!!!!!」
ツクヨミ特殊プライベートルーム『丸御殿』
そこでは現在、日頃のストレスを大声で発散しているカッセン制作者と、それを粛々と受け入れているツクヨミ管理人の姿があった。
カナタ「まぁ…それは良いとしよう。よかねぇけど」
ヤチヨ「はい…」
はいbotになったヤチヨを養豚場の豚を見る目で見つめながら弱体化内容に苦言を呈する
カナタ「『棍棒の軽量化』、『地雷の設置場所制限』、しまいには弓を使い物にならないぐらいボロボロに…」
カナタ「…ってかこの武器全部クロオニの奴らじゃねぇか。恨みでもあるんか?」
ヤチヨ「い、一様まだ恨みはないよ」
カナタ「未来にはあるんですね。私怨で弱体化決めるのは論外だぞ」
棍棒武器は基本的に軽量化は弱体化になる。というのも、大質量をぶつけて相手の体制を崩す使い方が多いからだ。んで、地雷の設置場所制限だが、そりゃ普通ここに一つは仕掛けるでしょ。もう対策されてるのでこのままでよし。流石に初狩り多すぎたら修正するから候補に入れとこう。
続いて散々な弱体化を希望された弓だが
カナタ「ノータッチで」
ヤチヨ「なんで?」
カナタ「使ってみたけど扱うのが難しすぎる。これで下手に弱体化すれば使うのが難しい上に使えたとしても弱い産廃武器になっちまう。使いやすくする調整も、今の仕事終わらせんと出来なさそうだしね」
カナタ「つーか調整は来月な。俺は仕事終わるまでそっちにつきっきりだ。」
残りは単純作業といってもデバッグもやんなきゃだしストーリーとかの話も演出班としなきゃだし…よくもこんな状況でアプデしろなんて言えんだ。
ヤチヨ「…」
カナタ「…何考えてんの?」
ヤチヨ「いや〜?ヤチヨが手伝えばそんな仕事ちょちょいのちょいなんだけどな〜なんて考えてないよ〜」
カナタ「クライアントが許さないし口緩そうなので却下。デバッグ募集を気合いで勝ち取りな」
十中八九配信でそのゲームを使えないかとか考えているんだろう。現在、大体のゲームはツクヨミ内でプレイ可能であり、今回のも例外では無い。全てのゲームハードがスマコンで済む時代である。いいのか悪いのか…まぁ元凶の一人が何いってんだって話だし、業界も粛々と受け入れてますし、これはこれでいいのかもね。ゲーム体験がマジで体験になるから没入感めっちゃ上がるし。
カナタ「ていうかそっちはライブ準備はどうなってんの。もう一週間切ってるだろ。曲は?告知するイベントは?」
ヤチヨ「口が緩そうだからい〜わない」
カナタ「こいつ…!」
そんな話をしてると、誰かから通話がかかってくる。ユーザー名を見るとプライベートでよく遊んでるサーバーのフレンドだった。うちのサーバー、エンジョイ勢とは言えランカー多いんだよなぁ。参考になるわ。
カナタ「ちょっと待ってて」
部屋から離れ、別室に移動する。
カナタ「はいはーいなんか用?」
スイレン『あーカナタ?実はさ〜配信でセツナやってたらクロオニのメンバーと当たっちゃってさ〜相性あったからボコボコにして煽ってみたら宣戦布告されちゃって〜…』
カナタ「バカかオメェ。どうせセンゴクだろ?いつ?」
スイレン『話が早くて助かるわ。明日の午後3時ごろだと。フユトも呼んでるから作戦お願いな。』
カナタ「なぜ毎回私が作戦考えるんや」
スイレン『俺バカだからよくわかんね〜からかなぁ〜』
カナタ「生半可な頭脳で勝てるなんて夢なんか見てんじゃぁねぇよ」
スイレン『んじゃ、そういう訳で』
通話が切られる。明日も予定ができた。まあ今日と違いちゃんとした休日だけどね。
カナタ「ヤチヨ〜通話終わったぞ〜」
ヤチヨ「ごめ〜ん、ヤッチョそろそろ配信の時間だから」
カナタ「自分で呼び出しておいてそりゃ無いでしょ。」
ヤチヨ「それじゃまた。さらばーい」
丸御殿からヤチヨがいなくなる。時間はちょうど17時。大体のライバーが配信を始めてる時間だ。ま、ちょっとここでネットサーフィンでもして、時間を潰しましょうか
一度名古屋城に行ったことがありまして、天守閣には行けなかったんですけど本丸御殿って場所を見れたんですよ。んでうろ覚えなんですけど、そこは藩主と将軍が面会するところでもあったんですね。なのでこんな感じにしてみました。