真実ヒロインの作品少ないな?となって書いてます。
「はぁぁぁぁ...」
諌山真実は大変困っていました。
「いらっしゃいませ。どうしたの?来店早々そんな大きなため息ついて?」
「それがね、芦花に好きな人が出来たんだけどその相手がクソボケすぎて」
「綾紬さん、好きな人いたんだ。」
「出水君はお菓子作り以外興味無さすぎ」
彼はクラスメイトの出水海斗君。お菓子作りが趣味らしく実家もケーキ屋である。
私が愚痴を言いたくなったときはこのケーキ屋に来るようにしている。
「今日はシュークリームだよ。弟さんたちの分もあるから持ち帰り用の袋用意しておくね。」
彼がお試しで作ったお菓子類をつまみながら愚痴を聞いてもらうのがほぼ日課になりつつある。
「やった~~!!」
お菓子に罪はないので美味しく頂いている。
「それで、綾紬さんの好きな人がクソボケって言ってたけど何かあったの?」
「それがさ....」
『あれ?芦花髪に何か着いてるよ』
『え?嘘!何処?』
『ほらここ、動かないで』
『////(顔近い!!)』
『取れたよ、芦花?顔赤いけど大丈夫?』
『だだだいじょいぶ!!////』
『?』
『(やってらんねえ…)』
「おおう、それはかなりのくそボケ具合だね。」
「そうなんだよね、なんであんな少女漫画のヒーローみたいなことさらっとやっちゃうんだろう?」
真実からすれば、あれが確信犯でないのであれば天然たらしか、くそボケかのどちらかでしかない。
「そのSさんの行動って、イケメンにしか許されないそれだね。」
「いや、頭に着いてた糸くず取るだけでキス直前まで顔近づける必要なくない?」
「え?そんなに近づいてたの?よくある『頭に芋けんぴ』的な取り方だと思ってた。」
「それも何かおかしい…」
「にしても、そのSさんって人面白いね。」
面白いとは?疑問が尽きない限りである。
「案外、綾紬さんを他の誰かに盗られたくなくてそんなことしてたりして。」
「それだけは絶対ない」
あんな超絶頑張りくそボケ娘の彩葉にそんな余裕も器用さもあるとは一ミリも思っていない
「そうかな~?だって綾紬さんって美人さんだからライバル多そうだし仲がいいところ見せるだけでだいぶ周りへのけん制になりそうだよね。」
「それは一理あると思うけど」
絶対にそんなこと考えてないと思うけど
「どうしたら、芦花の気持ちに気づくと思う?」
女の子同士の恋愛のことを男の子に聞くのもどうかと思うが真実自身も『はよくっつけ』くらいは思っているので、藁にも縋る思いで聞いてみた。
「仮にSさんが男の子だと仮定するね。」
本当はSが誰か知ってるんじゃないだろうか?女の子同士だとびっくりするかと思い仮称を付けたけど
「俺の方から、綾紬さん美人さんだから早くしないと誰かのものになっちゃうよ。って発破かけて反応が薄そうだったら、俺が告白してもいいか聞いてみる。」
「それはだめ!!!!////」
「おわ!!びっくりした、本当に告白する訳じゃないよ?発破かけて『自分は綾紬さんの事が好きなんだ』とSさんに気づいてもらおうという恋愛系漫画によくある手法を使おうかと思っただけで…」
「それでも嘘はよくないと思うの!!////」
「まあ、あくまで最終手段だよね。」
そそそそうだよね、最終手段だよね!!…彼は芦花のような人が好みなんだろうか?
「ちなみに出水君はどんな子が好みなの?////」
「え?俺の事聞いても参考にならなくない?Sさんと好みが一致するとは限らないよ?」
「いいから!!////参考にするだけ!!////」
「うーん……あんまり考えたことないからな…」
まあ、彼は自他ともに認めるスイーツ男子で女子に結構人気があるなんてこと知る訳もない。
「あ、でも俺諌山さんみたいな子、好きだよ」
「ふぇ!?////」
「なんでそんなに驚いてるの?」
「ななんで私!?////」
「うん、諌山さんみたいに美味しそうにお菓子食べてる子好きだよ」
「うん、君は君でそういうところあるよね。」
ちょっと期待して損した。いや別に彼のことが好きとかではないんだけどね!!////
「あ、諌山さんちょっと待って」
どうしたのだろうかと思っていると彼の手が私の口元まで伸びてきた
「よっと、口元にクリーム着いてたよ」ペロッ
それは指摘してくれればいいだけでは!?
「結構おっちょこちょいなんだね、可愛い。」
「!?////」
この男はいきなり何を言い出すんだ!?
「も、もしかして口説いてる?////」
「いや、Sさんのやりそうなことをエミュレートしてみただけ」
「そうですか……」
こいつは一度殴らないとだめかもしれない。彩葉が言いそうかと言われると言いそう寄りではあるからある意味成功している。くそボケ具合まで再現する必要はないと思うけど……
「でも、可愛いって思ってるのは本当」
「!?////」
「どうしたの?顔真っ赤だけど?」
「なななんでもないから!!////ご馳走様でした!!////また来るね!!////」
逃げるように彼の店から出て行ってしまった。
「急ぎの用事でもあったのかな?」
去り際に聞こえた彼の独白はくそボケすぎてツッコむ元気もなかった。
一応、芦花が女の子を好きとなって主人公が混乱しないように気を使って彩葉と名前をださずにSさんと言ってる優しいできる女の子真実。
Sさんに負けずおとらずのくそボケ主人公。イメージはホリミヤの宮村そのまま
場所はオリ主のお店のイートインスペース
原作に突入させるかどうか?
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原作に行け!(時を進める)
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いやいや、このまま原作前で進めよう
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段階踏んだ上で原作へ
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ちくわ大明神