諌山真実はくっつけたい   作:納豆伯爵

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超かぐや姫!の超担当と噂のくそボケ一号がピンチに!?


看病しててもくそボケすぎる

「大体、あんたはま~~た女の子を引っかけて」

「誤解ですお母さま」

 

「くそボケの言葉にいちいち耳を貸してたらいくつあっても足りんわ!!」

「だから!俺はかぐやとも諌山さんともお付き合いしてないから!!」

 

息子に彼女ができないことを責めないでよ!!二人とも美少女だから俺とは釣り合わないからね!!月とすっぽんだからね!!俺がすっぽん側だよ!!

 

 

「は~~~!!!あんたはお付き合いしてない女の子にキスしたっていうの!?」

「だからあれは非常事態だったんだよ!!医療行為だって言ってんだろうが色ボケババア!!!」

 

 

「いいこと!!あんたは絶対に真実ちゃんかかぐやちゃん以外とお付き合いしたら駄目だからね!!」

 

「そんなことしたら、あんたをこの家から追い出すからね!!破門!!」

 

 

なんで俺の人生なのに付き合う相手まで指定されないといけないんだ………

 

「まあまあ、二人も海斗の事好きか分からないんだからあんまり責めちゃ駄目だよ?」

「父さん」

やっぱ、父さんは俺の味方だな

 

「初代くそボケは黙ってなさい」

「はい」「よわ!!」

父さん!?もっと頑張って!!

 

 


 

「ねえ、こことかは?」

彩葉の部屋が狭いので大きいタワマンに引っ越そうと思い、眼に入った看板を指さした

 

「………こんなところに住んだら人間おかしくなっちゃうよ」

「ええ~~」

タワマンがお気に召さなかったらしい彩葉が歩き出したと同時にしゃがみこんだ

 

「何?何か見つけたの?彩葉?」

面白いものでもあったのかと思い、彩葉に触れると体が熱々だった

 

「彩葉!?体熱々だよ!!」

「………大丈夫だから」

絶対に大丈夫じゃない…誰かに助けを求めなきゃ………誰か………

 

 

「あれ?かぐや?酒寄さんもどうしたの?」

横を走っていた車が止まり、窓から海斗が声をかけてきた

 

「海斗!!助けて!彩葉が!!彩葉が死んじゃう!!!」

私のお願いを聞いた海斗はすぐに車から降りて、こちらに駆け寄った

 

「かぐや、酒寄さんを今から家に運ぶから手伝ってくれ」

「うん」

 

そう言って、海斗が彩葉を背負う協力をして海斗のお父さんの車に乗せた。

 

「かぐやも乗れ、父さん急いで帰ろう」

「分かった」

 

 

「………ねえ、海斗」

彩葉は大丈夫だよね?そう聞こうとしたら海斗が遮るように

 

「大丈夫、酒寄さんは絶対に死なせない。だから、安心してほしい」

助手席に乗っているためこちらを見ることはなかったが力強く即答する海斗に謎の安心感を覚えた

 

「到着したらしてほしいことがあるから少し休め」

 


 

 

『中途半端が一番あかん』

 

『弱みを見せたら足元救われてしまいや、甘ちゃんのあんたに何が出来るん?』

 

家を出る時に母から言われた言葉が流れていく。重たい瞼を開くといつものぼろアパートではない天井だ

 

「知らない天井だ」

 

「彩葉!!起きた?」

「………かぐや」

一緒に住んでる居候が心配そうにこちらを覗き込んできた

 

「っは!バイト!」

「彩葉!!バイト休む連絡しておいたから!もう休んで~!!」

そう言われてメッセージアプリを確認すると体調不良によりバイトを休む旨の連絡がされており了承されていた。

 

「ありがと」

「そうだ!病院行こ!病院」

「………行きたくない」

「何で!!」

「お金かかっちゃう………」

「そんなん!かぐやに任せとき!!」

かぐやは確かにライバーとして稼いでいるがそれではダメなのだ

 

「それに、休んでる暇………ない」

 

もしそのせいで今までの努力が水の泡になったら?そう思うと怖くて動けない(動かないといけない)

 

「勉強だって…何日も休んだら追いつけない………そうなったら奨学金も………出ないかも」

 

そうなってしまったら母の言う通り、何もできない甘ちゃんの彩葉になってしまい認めてもらえるわけがない

 

「なんで?………なんで彩葉は一人で頑張らなきゃいけないの?」

 

「かぐや………」

 

「彩葉!!死なないで~~!!」

急に泣きだしたかぐやに驚いていると部屋の扉が開いて出水君が現れた

 

「どうしたかぐや!!って酒寄さん起きてんじゃん!!」

「海斗!!私がたくさんわがまま言っちゃったから彩葉が死んじゃう!!」

「大丈夫だから、死なないから落ち着いてかぐや。」

「だ、だって彩葉が…」

 

 

 

「大丈夫、俺が絶対に死なせない。約束だ」

「………うん//」

 

助けてもらった義理でこういうのは申し訳ないがイチャイチャしないでほしい………

 

 

「それで?なんで酒寄さんは一人で頑張らなきゃいけないの?」

「話聞いてたの?」

「俺、部屋の前で待機してたし。助けた恩を返してもらおうと思って」

「………分かった、二人に聞いてほしい」

 

これは話をしないとここから出すことすらさせてもらえなさそうなので観念して自分の身の上話を二人にした。

 

 


 

酒寄さんが何故一人で頑張るかの理由と新生活が始まってからの気持ちを聞いた………聞いたが

 

「理解はしたけど納得はできない」

「かぐやも」

「何言い出すの?」

「スマホ貸して、君の母親に一言文句言わなきゃ腹の虫が収まらん」

「絶対にやめてね」

 

「なら、酒寄さんに言うけど」

 

出会った当初からずっと気になって心に引っかかってたことが一つあった。頑張る理由を知ってそれが確信に変わった気がした

 

 

「酒寄彩葉はどこに生きてるんだ?」

「それってどういう意味?」

 

 

「酒寄さん、君が目を逸らしてる事実が一つだけある。」

 

 

「私が何から目を逸らしてるって言うの?」

 

 

 

「過去には戻れない。生きてる俺たちは未来にしか進めない」

 

それはこの世の理ともいえることだった

 

 

「………!!アンタに!!何が分かるの!!ポヤポヤして!!お菓子ばっかり作って!!優しいだけのアンタに!!()()()()()()()()()()()()()()()!!アンタに!!」

 

それを聞いた酒寄さんは胸ぐらを掴んで俺を責めた

 

「彩葉やめて!!…海斗」

止めようとするかぐやを手で制した

 

「………大事なもんを亡くしたことあるのが自分だけだと思ってんのか?」

 

「どういう意味?」

 

「俺にも兄ちゃんが居たんだ………10年前に病気で死んじゃったんだけど」

「………ごめん」

「謝る必要はないよ。俺は吹っ切れたし」

 

やっぱり、酒寄さんは優しいな…さっきまであんなに怒ってた相手にすぐに謝れるのは

 

「兄ちゃんは…命の灯が消える直前まで楽しそうに未来の話をしてた」

 

『次に帰ってきたらサッカーしようぜ、野球もいいな………あと、海斗が作ったチョコケーキも食べたい』

『じゃあ、やりたいこと全部やろう!!兄ちゃん!!』

 

その会話が兄ちゃんとの最期の会話になった。兄ちゃんが死んだのを知ったのは退院予定だと聞かされていたためウキウキでケーキを準備していた時だった

 

 

それから一年間の事は死んだように生きてたのをなんとなく覚えてる。

 

 

「どうやって、吹っ切れたの?」

「………俺当ての遺書が兄ちゃんの部屋から出てきたんだ」

 

そこには兄ちゃんが生前、書いたもので内容に母さんのことも父さんのことも一切書かれていなかったため完全に俺のためだけに当てたものだった

 

「なんて書いてあったの?海斗」

 

「そこには、『変化を恐れるな自由に未来を生きろ』って」

「それだけ?」「うん、それだけ」

酒寄さんはあまりにも短い言葉に驚いたようだ。俺も初めて知った時は驚いた

 

「それってどういう意味なの?」

「人間は常に何かしら変化していく生き物だ、進化することもあれば退化することもある。」

 

 

だからこそ、変化を認めれずに過去に縛られる必要は何処にもない。

 

「酒寄さんと君のお母さんの違いがいくつかあるけど、最大の違いは信頼できる友達がいるかどうかじゃないかな?」

 

「俺は少なくとも酒寄さんの事好きだよ。」

 

「!?//」

「………海斗」

何で急に酒寄さんは赤面してかぐやは不機嫌になってんだろう?

 

「だって酒寄さんは俺の大事な友達だから。空野君にとっても諌山さんにとっても綾紬さんにとってもかぐやにとってもね」

もっとも、約一名は友達以上に想ってるだろうけど

 

「ああ、そっちね」

「知ってた」

 

なんか、釈然としないけど機嫌が戻ったならよかった。

 

「だからさ、酒寄さんもお母さんに縛られないで自由に生きていいんだよ」

「………すぐには割り切れないよ」

「彩葉…」

「うん、今はそれでいいんだよ。」

 

いきなり、色々言われても自分の中に溶けるまでは時間がかかるのは分かってる

 

「………酒寄さんはとりあえず、休んでてね。今日は帰らせないから」

「かぐやも泊まっていい?」

「いいよ。あとで酒寄さんの家に着替えとか取りに行ってほしいけど」

「任せて!」

 


 

出水君が色々話してくれた後、かぐやを連れて我が家に着替えなどを取りに行ったのを見届けたあと少し寝ていた様だ

 

「………お腹空いたな」

体が空腹を訴えてきてくるのを感じていると

 

 

「あ、彩葉起きた?ご飯食べれそう?雑炊作ったんだけど」

「酒寄さん、ゼリーも持ってきたよ」

2人がそれぞれ別のメニューを持ってきてくれた。

 

「どっちも美味しそう」

「なら、どっちも食べな」

「こっちはネギみそショウガに玉子おじや、熱々だからふーふーして食べてね」

「ゼリーは冷蔵庫に入れておくから食べたいときに声かけてね」

 

2人が色々説明してくれてるがおじやがとても美味しそうで熱いのが分かっていたのに口をつけてしまった。

 

「あちっ…ちょ~美味しい」

「でしょ!!」

 

その後、無事にゼリーまで完食したのちに眠りについた

 


 

彩葉が眠ったのを見届けたあと、二人でリビングに戻って玉子おじやを二人で食べてた

 

「そういえば、海斗のお父さんとお母さんは?」

「あ~、なんか泊りで出かけた」

「そうなんだ」

え?もしかして海斗と二人っきり?彩葉は体調不良で寝てるし海斗の両親は泊まりで出かけてるし

 

「なんで急に顔赤くなってんの?」

「か、海斗には関係ないから!!//」

嘘だ、関係しかない。

 

「熱でもあるのかな?」

「か、海斗!?//」

近い!!何で熱を測るのにおでこをくっつける必要があるの!?

 

「大丈夫だから!!//」

「そう?」

なんか釈然としないと言わんばかりの表情で

 

「にしてもかぐやは料理が上手だよね」

「そう?ありがと」

 

 

「毎日でも食べたいくらい美味しいよ。いいお嫁さんになりそうだね。」

「!!??////////」

お、お嫁さん!?

 

リーンゴーンリンゴーン

 

『かぐや、綺麗だね』

『海斗、かぐや幸せ』

脳裏に|タキシードを着た海斗とウエディングドレスを着たかぐや《存在しない記憶》が流れた

 

「あれ?かぐや?おーいかぐや?」

 

トリップしてしまったかぐやを呼ぶ海斗の声だけがリビングに響いていた。




真実さんが撤退系女子だとしたらかぐやは妄想系女子を目指してみました。

真面目な話は何処に?

本当は、海かぐのイチャイチャを見て無性の芦花に会いたくなった彩葉とか入れたかったけどスペースがなかったので泣く泣く断念。

原作に突入させるかどうか?

  • 原作に行け!(時を進める)
  • いやいや、このまま原作前で進めよう
  • 段階踏んだ上で原作へ
  • ちくわ大明神
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