「最後のブレイクスルーが目前なの」
「だから、お兄ちゃん!!出資して!!損させないから!!」
「いやいやいや、俺をどこの富豪だと思ってんの!?」
「大丈夫!!お兄ちゃんなら出来る!!強いもん!!」
そう言うと、お兄ちゃんはどこか呆れたような顔をして
「いいよ、お兄ちゃんに任せとけ」
「俺も新しいアバターボディが欲しいな~」
「俺と乃依も助力しよう。海斗の為にもなる」
「え~~」
「偶には人の為ってのもいいだろう」
「んじゃ、またな」
そう言ってお兄ちゃん達ブラックオニキスは帰っていった。
「今のはもしや………」「兄」「ひょわ~~~~」「あれはモテるね~」
「まみさ~~ん。俺というものがありながら帝に現を抜かすのはどうなんですか~~?」
「海斗君!?//」
「俺の方が真実さんの事大好きなのにな~愛してるのにな~旦那なのにな~」
真実:ファンの姿を恋する乙女に一瞬で戻したのはうちの副所長を務める
とりあえず、あすなろ抱きやめたら?真実、タコみたいに真っ赤になってるけど?
「酒寄さん、もしかして雷にぃ達帰っちゃった?」
「うん、ついさっき」
「まじか~、せっかくクッキー出来立てだったのに」
ん?こいつ今なんて言った?
「ねえ、副所長?」
「なんでしょうか?」
「私、さっきなんて言ったか覚えてるよね?」
「えっと確か『今から実験を行うけど長丁場になりそうだから休憩してきてね』って」
「そうよね?私は休憩をしろって言ったよね?」
「言ったね。」
どうやら、私の指示を聞いてなかったわけではないようだ
「あんた、今まで何してた?」
そう聞くと、出水君は申し訳なさそうにしながら
「………クッキー作ってた」
「何してんの!!休めって言ったよね!!私ちゃんと休めって!!」
「い、いやこれは俺にとって最高の息抜きでございましてですね」
「馬鹿か!!………馬鹿だったわ………くそボケだったわ」
「ごめんね、彩葉。うちのくそボケおば海斗が」
「俺、酒寄さんにだけはくそボケって言われたくないんだけど。だよね?綾紬さん」
「そうだね~うちの彩葉も大概だったからね~」
そう言って芦花は私が贈った指輪をこちらに見せてきた
「ていうか、人に休めって言う癖に自分は出資の話してたじゃん」
「うっ………」
それを言われると痛い
「自分ができないことを人に言うのはどうなんですか~~?」
「ええい!!やかましい!私が所長だぞ!!一番偉いんだもん!」
ある意味、お決まりになりつつある口喧嘩をしているとヤチヨがタブレットの中で楽しそうに笑ったので二人揃って
「「
『とりあえず、二人とも休もうか?』
「「はい」」
『芦花は彩葉をお願いね。』
「分かった」
『真実はそこのくそボケば海斗をお願い』
「りょ~」
「ほら行くよ海斗君」
「あ、ちょっと真実さん!?歩ける!!歩けるから!!話して!!」
「駄目です。」
真実さんに耳を引っ張られながら仮眠室に連れてこられた。
「それで?」
「それでって?」
「どうして、あんな事したの?」
俺、一生この人に勝てる気がしないな………
「真実さんにはお見通しって訳ね」
「………不安なんだ」
「何が?」
「今回の実験が失敗したらって思うと。」
ヤチヨが絶望するかもしれない。かぐやが生きる希望を失うかもしれない
「そう思うと居ても経ってもいられなくて」
「はぁ~~~~~………海斗君はなんも分かってないね」
「いい?そのくらいのことで絶望するんだったらとっくの昔に絶望してるし、その程度のことで生きる希望を失うくらいならとっくに失ってる。」
「でもね、それを全部乗り越えて今日まで来たんだよ。今更実験のひとつや二つ失敗したって
「だから安心して失敗してね」
「っふ、真実さんがそう言うと本当にそうなりそうな気がしてくるから不思議だね」
「だいたい、海斗君は失敗するつもりでシステムを作ったわけじゃないでしょ?」
「そうだね、成功するつもりで作ったよ」
かぐやを想って、ヤチヨを想ってシステムを構築したと自負している。
「だったら大丈夫」
「海斗君と彩葉なら絶対に大丈夫だよ」
「うん………ふぁ~~~」
あ、あれ?安心したらなんか眠くなってきた
「眠たくなってきた?」
「うん………そうみたいだ………」
ごめん、せっかく来てくれたのに
「ほら、ここに頭置いて」
「流石に悪いよ」
「いいから」
普通に寝ようと思ったら有無を言わさずに膝枕された
「ゆっくりお休み」
優しい手つきと声でそう言われて俺の意識は希望をもって落ちていく
目を覚ますと、彩葉が目の前でペンを振ってこちらの意識を確認してきた
「おはよ」
「くぁぁぁぁ~~~!!」
か、体が重い!!
「YC型のボディより適合率高いね」「予想してたより適合率高いね」
「っは!!パンケーキ!!あと、チョコケーキも!!」
無性に食べたくなってきた
「そう言うと思って用意しておいたよ」
「やった~~!!いただきま~~す!!」
海斗が作ってくれたものに外れなんてあるわけないと思い大きく口を開けてパンケーキを食べたが
「まっず!!!」
これ、彩葉が作ってくれた
「「いえ~~い」」
彩葉と海斗がいたずらに成功した子供のような顔をしてハイタッチをしている
「も~~~~!!!二人ともひどいよ!!」
文句言ってやろうとずかずかと物理的に重い体を動かしながら歩く
「ごめんごめん、味覚の結果知るのにこれが一番だと思ってさ」
「も~~~~~~!!!かぐやちゃんの期待を返してよ!!!」
「ほんとごめんってほら、こっちもちゃんと用意したからさ」
そう言って、海斗は冷蔵庫からチョコケーキを取り出した。
「………こんどはちゃんと美味しいんだよね?」
「俺の腕が落ちてなければ」
そういうのでチラッと真実の方を見る
「大丈夫だよ、いつも通り最高に美味しいから」
「真実がそういうなら信用してあげる」
いただきますといってケーキを口に運ぶ
「んまぁ!!!」
やっぱり8000年ぶりに食べても最ッ高に美味しい!!
「ありがと、海斗、彩葉」
あ、そうだ忘れてた
「どうしたのかぐや?」
私がケーキを食べてる姿を泣きそうな顔をしながら見ている海斗が不思議だと思った
「海斗、泣いてる」
そう、私がいうと海斗は「あれ?あれ?」といいながら自分の顔を拭っていた
「ごめんね、泣くつもりなかったんだけど。嬉しそうなかぐやの顔を見てるとつい」
泣いてる海斗にどうしていいか分からずおどおどしていると真実が私を手招いて耳打ちしてきた
「海斗君が絶対に泣き止むおまじないあるから」
「ついでにかぐやの気持ちをしっかり伝えなね」
そう言って、私を海斗の方に送り出した
「ごめんね、かぐや急に泣きだして」
「いいよ………海斗、ちょっとだけ目つむってくれる?」
「こ、こう?」
ちゅ
「海斗、大好き」
完結です。
一応、番外編をいくつか検討していますのでお楽しみにとだけ
原作に突入させるかどうか?
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原作に行け!(時を進める)
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いやいや、このまま原作前で進めよう
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段階踏んだ上で原作へ
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ちくわ大明神