「それじゃ、文化祭の出し物を決めていこうと思うけど誰か案とかある人いますか?」
文化祭実行委員の人が決議を取ろうとみんなの希望を確認していると
「はい」
「ほい、出水」
元気よく手を挙げた海斗君。彼のことだから喫茶店とかしてお菓子作りたいとか言い出すんだろうなってちょっと思ってたし、みんなも海斗君と空野君がいるし料理系が無難だろうと油断していた。
「俺と空野君。今年は個人で模擬店するからクラスのほうは参加できない。ごめんね」
「すまんな諸君」
クラスのみんなの驚きの声が学校中に響いた
「むぅ~~」
「真実、なんかご機嫌斜めだね?」
「愛しのダーリンと一緒に共同作業できないからでしょ」
「別に!!海斗君は関係ないし!!」
確かに、一言言ってくれてもよかったんじゃないかな?とは思うよ?
我、彼女ぞ?分かってんの?
あと、海斗君と空野君が居ないなら模擬店は無しとなったのがもやもやする。
「にしてもうちの学校、個人で模擬店していいんだね」
「あ、あった。…うわ、これ相当厳しいよ」
「どのくらい?」
文化祭の規約のプリントに目を通していた彩葉が条件の厳しさに驚いていた
「片手縛りでお兄ちゃんにSETSUNA勝つくらい」
「無理じゃん!!」
帝様相手に片手縛りで勝つとか人類にできる人いるの!?
「あ、真実さん。綾紬さん、酒寄さん今暇?」
「……どーしたの?」「お疲れ様出水くん」「今暇だけど?」
正直、クラスの準備も前日にちょこっと準備すれば終わる程度なので文化祭準備期間はめっぽう暇なのだ
「文化祭で出すメニューの試食をしてほしくて」
「何作る予定なの?」
「スフレパンケーキ」
「はい、お待たせ。スフレパンケーキです」
そこにはふわふわのパンケーキが三人分並んでいた
「「「いただきます」」」
「ん~~~~~!!」「美味しい」「ふわふわだ」
「う~~~ん?」
一緒に試食をしていた海斗君はどこか納得がいかない様子で唸り空野君とレシピの改善案を話始めた
「にしても、二人だけで大丈夫?真実とか手伝わなくていいの?」
「大丈夫、ライブクッキング形式でやるから」
「ライブクッキング?」
聞きなれない言葉だな、言葉通りならその場で作るってことなんだろうけど
「一応、下ごしらえとかは先にしておくから当日はメレンゲ作って焼くだけだけどな。」
「大体、一人3~5分くらいだね。」
「並んだら地獄では?」
ただでさえこんなに美味しいのに、さらに洗練されるとなると並びまくるのではないだろうか?
「大丈夫、俺と空野君で一回転当たり、10人分は同時進行で作るから」
「10!?」
あんまり料理はしない私からしたら衝撃の数字だ
「まあ、そのくらいが限界だよな」
「余裕持たせる?」「基本、5人前ベースで進行して混雑具合で調整だな」
「うちの文化祭って食券制だからお釣りとか考えなくていいの楽だよね」
「わかる、中学の時は夢居なかったら詰んでた。人多すぎて」
「あったね~、そんなこと。」
のほほんと二人で思い出話をしているが内容が全然のほほんとしてないんだけど!?
「よし、とりあえず三人の反応的に悪くはなさそうだから調整して終わりだね」
「そだな、あとは当日の流れだけ数回シュミレーションしておけばなんとかなんだろ」
「ていうわけなので、真実さん当日お楽しみにね」
「う、うん//」
とりあえず、言葉通り当日を楽しみに待つか
…全部終わったらデートできるかな?
「
「
マジで楽しみにしてたであろう真実さんたちには大変申し訳ないが俺たちの文化祭はここで終わるかもしれない
なぜなら
「なあ、海斗」
「言わないで」
「SNSで乃依がアップロードしてるのって」
「……マジで言わないで」
まさか、最初に買いに来たのが乃依でそのままSNSにて告知してしまうとは思わなかったそのせいで
「「「「「「すみません、特製パンケーキくださ~い」」」」」」
「「少々お待ちくださいませ~~!!」」
まさか学生の出店に長蛇の列ができるとは思わなかった。
あ~~~真実さんとデートしたかった!!!!!
「「「………」」」
「真実」
「言わないで」
「いや、でもこれは」
「言わないで」
「「あんまりにも並びすぎじゃない?」」
「言わないで~~~!!」
なんで学生の出店で列形成が必要なほど並ぶの!!
ちょっと並んで、頑張ってねって声かけて買って終わるまで待とうかなって思ってたのに!!
「うわ、夢すごい並んでるよ」「そうですね、どうしましょうか?」
並ぶかどうか迷っていた時に反対側の通路から聞いたことある声が聞こえてきた
「あれ?みおちゃん?」
「あ、酒寄先輩」
「彩葉の知り合い?」
「うん、バイト先の後輩」
「ROKA様。真実さん、彩葉さんどうも」
「こんにちは~」
「普通に芦花でいいんだけど」
「いえ、ROKA様はROKA様です。」
「あ、そう」
芦花があまりの圧にたじろいてる。珍し
「でもなんで、みおちゃんと夢ちゃん一緒だったの?友達?」
彩葉がそう聞くと二人揃ってもじもじと恥ずかしそうな表情をしだしたので不思議に思っていると
「実は、みおは私の彼女なんです」
「へ~彼女」
「そうなんだ~」
「ほえ~~」
そういえば、前に彼女いるって言ってたな
「「「彼女!?」」」
衝撃の事実に驚いていると夢ちゃんが心配そうに聞いてきた
「そういえば、真実さんは海さんと文化祭デートしなくてよかったんですか?」
「……言わないで」
したかったよ!!文化祭デート!!でも本人がいつの間にか個人で出店を出すしそれが超長蛇の列になってるから声かけるのも難しいし!!
「今年はダメかもしれないな~」
「何がダメだって?」
後ろから重力と温もりを感じたと思ったら海斗君が抱き着いてきた
「か、海斗君!?//」
「や、真実さん。」
「お店の方は大丈夫なの!?」
後ろから見てもいまだに長蛇の列が続いているが大丈夫だろうか?
「空野君が真実さんたちを見かけったってことで三分だけ休憩もらった。元気だけ補充したらすぐ戻って100倍働く」
『だから』といって海斗君が私を抱きしめる力を強めていく
「海さん、そこまで真実さんにでろでろだったんですね」
「ひゃ~~すごい」
「あ、あのですね//他の人もいるから少し手加減をですね//」
「やだ」
そのままたっぷり三分ほど抱き着かれ続けた
「よし!!元気出た」
勢いよく離れた海斗君のぬくもりにどこか名残惜しさを感じて戻ろうとする海斗君の手を思わず止めてしまった。
「ご、ごめん」
「真実さん」
海斗君が私の手を引いてそのままキスしてきた
「絶対あと一時間で全部売って終わらせるからさ終わったらデートしよ」
その約束に私はうなずくことしかできなかった
文化祭デートの様子はまあ、要望があれば書こうかな?
原作に突入させるかどうか?
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原作に行け!(時を進める)
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いやいや、このまま原作前で進めよう
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段階踏んだ上で原作へ
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ちくわ大明神