【魔法世界:用語集】
本編小説の用語集及び解説です。
補足、になるのでこの話を最初に見ていただく必要はありません。
可能な限りこの用語集が必要ないよう本編内で工夫しますが、どうしても進行の都合上説明を省く必要があったりするので、気になった場合はこちらを参照していただけるといいかもしれません。
筆者の時間の都合次第で項目は追加予定です。
・【物理世界】
筆者や読者らが住んでる、普通の地球上の世界。
日本とかアメリカとかそういう国、文化がそのまんまある。
魔法世界との相違点は、「物理法則」が支配している事。
物理法則も現実のそれと同じ。
・【魔法世界】
地球上に存在する、もう一つの世界のこと。
厳密に言うと魔法世界は地球上にきちんと物質的に存在しているが、魔法によって区切られている。
出入りする手段は幾つかあるが、メジャーなものは「転移するための魔法道具の使用」「物理世界に開いている門を通る」の二つ。
「転移するための魔法道具の使用」は、作中2話でリーベが使用した魔法道具。
転移は極めて高度な魔法道具なので、これを使って魔法世界へ案内を受ける魔女はあまりいない。大体は案内人の個人所有で、案内人が楽するために使用するケース。
「物理世界に開いている門を通る」は、一般的な魔法世界への案内方法と、事故で見られる。この「門」は例を挙げるとすると、バミューダトライアングル、黄泉平坂、誰も行こうとしない生い茂った森の中、等々。案内人が使用する事が普通だが、一般人が迷い込んでしまう事もたまにある。
物理世界との相違点は、「魔法法則」が支配している事。
魔法法則はおおよそでは物理法則と「似ている」ものの、異なる点も多い。
詳しくは専用項目へ。
・【魔法法則】
魔女が発見した、魔法世界のルールのごく一部。
物理世界にとっての物理法則と同じように、魔法法則もまた、魔法世界のルールを魔女たちが見出して研究している、といったものにすぎない。
魔法法則の名前の由来は、魔力という生命が持つエネルギーを使用する事で、理不尽な現象を意図的に利用する「魔法」を開発し、これを基に文明が形成された事から。
物理法則とおおよそは似ているものの、異なる点も多いというのは、例えば物理世界における銃火器をそのまま使用すると、魔法世界では上手く動作しないというケースが例になる。
物理世界に則り複雑な機序の設計物は、細かな違いで誤作動や動作不良を起こす。
銃火器の場合、火薬が発火するのに必要な衝撃、あるいは暴発するのに妥当な力が、想定していたものと違う事。ライフリングによる作用が働かず。あるいは過剰に働く事で精度が低下する、等々。
・【魔法】
魔女が発見した、生命体が持つ魔力を利用して任意の「現象」を発現させる技術。
「現象」については専用項目へ。
魔法は魔力に命令を与える術式を組み合わせる事で発生させる事が出来る。
その際に任意の属性への命令を与える事も出来る為、大抵の魔法は特定の属性の性質を引き出して目的の魔法を作っている。
魔法には様々な分類が存在する。
「結界魔法」「転移魔法」「精神干渉魔法」「重力魔法」「水流魔法」等々。
大抵は名が体を表している。
また「洗脳魔法」は「精神干渉魔法」の分類に属する、といったように、入れ子構造になっている場合もある。
・【現象】
熱により木が燃える、一定以上の温度で液体は気化する、一定以下の温度で液体は固化する。そういった物理法則における現象と同様に、魔法世界において発生する現象の事。
上記の現象も大半は魔法世界でも発生するが、一般的には利用されない物理現象の一部が魔法世界では発生しなかったり、逆に魔法世界での現象は物理世界では発生しなかったりする。
分類上は「魔法」も「現象」である事に代わりはないが、魔女にとって「現象」と意図的に名称を利用する事は、理不尽な出来事を意味する事が多い。
・【魔女】
魔法を使う事に最適化された人類。
実は生命体であれば動物でも植物でも物理世界の人間でも魔力は持っているので、理論上は誰でも魔女に行き着く事が出来る。
不老、疑似的な不死性、望んだ姿への変容、が生物的な特徴として挙げられる。
魔女の証なんてものはない。ほくろはただのほくろだよ。
魔法世界から案内人の招待を受ける魔女は、魔女になるための修行を積まなくとも自然と魔女に変異してしまった人たち。なので、実は招待を受ける時点で物理世界基準で言えば、天才だったりする。
魔“女”とある通り、女性が魔女になる事の方が多い。統計上では全体の7割が女性。
そのため男性の魔女は少数派。
女性の魔女を「ウィッチ」、男性の魔女を「ウィック」と呼んだりもする。
男女で違いがあるのに、何故男性を魔男と呼ばないのかは ──[情報規制済み]──
・【魔女の律】
魔女の様々な男女的要素の比率と、それによる作用。
例えば「髪の毛が長い・短い」「女性・男性らしい服装」「女性・男性らしい振る舞い」というアバウトなものから、「性欲の発散」「筋肉の鍛錬」「魔法薬を服用しての活性化」といった具体的な方法によって、男女的要素の比率が変わる。
現在の魔女の律の最適と呼ばれているのは「女性7:男性3」の比率であり、この比率に近い程、魔力量、精度、出力、回復量等が向上する。逆に「女性3:男性7」のような比率だと、身体能力、身体像(自分が自分の体について抱く意識的・感覚的なイメージ)の精度向上、筋力や敏捷性の増加等が向上する。
……が、そもそもの魔女の性別の時点で、最低割合が決まってしまう。
その性別の時点で最低値が4割になるので、男性の魔女はどうあがいても魔力の最適解に至れない(「女性6:男性4」が限界)。男性の魔女が非搾取的、ある種の差別的階級にあるのは、魔法を使うのに最適ではないという事情も関係している(業術使いへの差別と似ている)。
また、魔女の律の作用の一つに、異性との接触や魔力・体液の取り込みによって、魔女の律の比率を「女性7:男性3」に調整される事、その際にそれが魔法やポーションといったものであれば、その作用が強まるといった特徴がある。
男性の魔女が少数な事、魔法を使う事を前提とした価値観において劣等な事、有益な事。
これらの事情から、男性の魔女は非搾取的な立場にある。
ちなみに魔女の律の男女要素が、本人の意図しない所で自分の性別側に大きく傾いてしまうと、色々と不具合が起きる。例としては「三大欲求の暴走」「魔力の制御能力を失う」「身体が動かなくなる」等。作中ではミコは「性欲の暴走」として起きていた。
なお暴走して自分での制御を失っている状態では、他者による触れ合い、魔法や魔法薬の使用で調整する事が出来る。一番効率が良いのは異性による接触で、性交が最短効率になる(接触と体液の交換が短時間で行えるため)。
・【魔女の再誕】
魔女の持つ疑似的な不死性のこと。
魔女は身体を欠損しても時間と共に身体が復元していく。
指や目玉、鼻、耳等の小さい部位であれば1時間、腕や足等のある程度大きい部位であれば6時間、内臓等の複雑な部位の場合は24時間を必要とするものの、欠損であろうと基本的には復元される。
魔女の再誕は魂の情報を基に復元するため、魂が何らかの手段で干渉を受け情報が改変されてしまうと、その通りに復元されてしまう。ただし、本人の意志によって復元を停止する事は可能。
なお復元する、といっても本人の精神力や損傷次第で復元する事が出来ずに死んでしまう事もある。例えば臓器の復元が可能といっても、脳や心臓は破壊されると復元できる確率がかなり下がる。脳が最も危険。ただし完全な破壊ではなく、貫通した程度であれば脳であっても復元できる可能性はかなり高い。
例外は滅属性による損傷。こちらは魔女の再誕を待つまでもなく即死させる。
滅属性魔法の研究をして暴発し、死亡した魔女の例は少なくない。
・【魔女の変容】
魔女の持つ、理想的な姿への変容能力。
その個人が持つ理想的な姿へと、ゆっくり時間をかけて変わっていく生物としての機能。
作中6話でフレスノの胸が大きくなっていたのは、本人が「大きくなりたいな~」と思っているため。
なお理想的な姿が明確でない場合、無意識の願望の姿へと姿が変容する事もある。
ミコは無意識に「愛されるであろう姿」に変容していっている。