BLUE QUEST 〜青春を駆ける戦士〜   作:松花 陽気

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第三話:最☆高にハイってやつだ

[ほぉ、また会ったな。昨日振りか……しかも、今度は女連れとは…………舐められたもんだぜ]

 

「久しぶりだなおおきづち、リベンジに来たぜ。しかも今回は、助っ人を連れてな」

 

自信満々に語る俺に、おおきづちは笑いながら。

 

[言っとくが。俺は女にも容赦しない、平等主義だ]

 

「だからなんだ?悪いが、サクラコはお前の攻撃にやられるほど柔じゃねぇよ」

 

[……そのようだな。これは、前より楽しめそうだ]

[構えな。また一発で終わらしてやる]

 

奴は自身の武器を握り直し、俺たちに向けてそれを出す。俺もかしの杖を装備して戦闘体制に入る。

奴の厄介なところは、その木槌から繰り出される高威力の会心だ。それだけでなく、恐らくだが力も高い。アレはそういう系統だからな。

 

「サクラコ!」

 

「はい!」

 

[まずは、こちらから!!]

 

おおきづちは高く飛び上がると、素早い動きで俺の頭目掛けてハンマーを振り下ろした。が、俺はそれをタイミングを合わせて、『盾ガード』で防ぎダメージを無効にする。

そこから、サクラコが相手の隙を突いて銃を放つ。

 

ドドドドドドッ!

 

[うぉ!?いたたた!]

 

相手は結構被弾してくれた。だが、まだピンピンとしている。

 

「当たりました!」

 

「油断するな!」

 

[次はその女からだ!]

 

おおきづちは体を横回転させながら遠心力を利用したハンマー攻撃に出た……かと思えば。

 

[ハンマー投げ!!]

 

そう叫んだと同時に、突然手放され吹っ飛んだハンマー。それは、サクラコ目掛けて飛んでいった。

 

「「っ!!??」」

 

こんな技、俺は知らない。いや、そもそもこの世界はゲームではない。だから、多少ゲームより汎用性とかが高く、色々と新しい技ができている可能性が高いだろう。……しかし、今はそんなことを考えている暇はルイにはなかった。

 

「……うっ!!!」

 

サクラコに確実にダメージが入る音がした。サクラコの強さ的に然程痛みは無いものの体力は確実に削れている。だが、これで相手は丸越しだ、投げるとは馬鹿なことをするものだ。……あれ?なんであいつハンマー持ってんの??だってここにハンマー……あるな。……予備か?

 

「大丈夫か!」

 

「だ、大丈夫です。……思ったよりも平気、ですので」

 

少し痛そうに腹を抑えるサクラコを俺は心配そうな目で見る。次の瞬間には怒りが湧き、攻撃を与えたソイツを睨みつける。

 

「許さねえぞ」

 

奴に向かって俺は駆け出した。サクラコの静止も無視してただひたすらに……。

 

[向かってくるか……来い!叩き潰してやる!]

 

相手も構え、なにやら一撃の準備をしている。高く振り上げた木槌に力が籠るのを感じる。当たればやばい事はすぐにわかった。だが、それでも俺は進み続けた。

 

[ヴァカメ!真っ直ぐとは潔いものだ!]

 

「おらぁーー!!!!」

 

右手の杖を突き刺すつもりで突っ込む。

 

[もらったぁ!!!]

 

木槌が落とされようとした瞬間。

 

ドドドドッ!!

[ぐが!?]

 

真横からの銃撃により体勢が崩れ木槌の降ろされるスピードが落ちる。その隙に、ありったけの力を込めて体を後ろに引っ込め、木槌が空振りする。今度はその木槌を上から自分の足で押さえつけ、杖で再度攻撃する。

 

[ぐはっ!!]

 

これで合計3撃。それでもまだそこそこ程度のダメージ。これで倒せるなら、苦労はしない。

 

[この……舐めるなぁ!!]

「うわっ!」

 

急に体が持ち上がり、崩れた体勢を整える為、片足で跳躍し後ろまで下がる。

 

「大丈夫ですか!」

 

「お陰でな」

 

[結構やるようだな……正直舐めてたよ]

[だから、ここからは俺も……もうちょい力ませてもらうわ]

 

すると、おおきづちから放たれる気配が急に色を変えた。辺りからピンクのような紫のような何かのオーラが少しだけ出ていた。

 

[……いくで]

 

「……まさか」

 

《おおきづちが行ったそれは、一定の間だけ。溜まった負荷を力に変え、一時的に威力を増強、肉体強化を図るハイリスクハイリターンの技。『ためる』であることをルイは見抜いた。だが、それはただの『ためる』ではないことはルイは理解した。

『ためる』とは、文字通り力を貯める行為。だが、本来それはすぐに溜まるものではない。だが、おおきづちは自身の受けたダメージ量に応じたテンションアップを行った。と言っても、ダメージが少ないとテンションアップは不可能である。なので、一定のダメージを負っている必要がある。一応、負荷なしでも『ためる』はできるが隙を与えやすく無駄にダメージを負う。この技はさながら……後出し『テンションバーン』といったところだろう。だがこれは、普通のおおきづちならば持たない力。だが、こいつはボス級。イレギュラーな種であるため、それを持っていた》

 

「気をつけろサクラコ!今のアイツはさっきと一味違うぞ!」

 

[余所見とはいい度胸だな]

「っ!?」

 

さっきまでとは違う少し早くなった足で、間合いを詰めてきたソイツは、次の瞬間にはハンマー横回転で振り回して突っ込んできた。俺はそれを、モロにくらってしまった。

 

「っ……ぶふぁ!?」

 

あまりの一撃に血反吐を吐く。

この攻撃、明らかにさっきとは比べものにならない。俺もレベルアップで体力が増えたとはいえ、それでもまだジリ貧。

 

「ルイ!!?」

 

サクラコがこちらに駆け寄る。手を俺にかざして唱えると、サクラコの周りに謎の文字で繋がった魔法円が二つ浮かび、俺の体を緑色の優しい光が包む。どうやら、ホイミで回復してくれたようだ。

 

「ありがとう。死にかけた」

 

「しっかり盾を構えてください。それでダメージを抑えられるのでしょう」

 

「あぁ、わかってる。サクラコも気を付けろ」

 

「はい。もちろんです」

 

[さあ、またアレで終わらしてやるよ!]

 

すると、おおきづちは今度は前線に出るサクラコに向かって飛び出した。

 

「させません!」

 

向かってくるソイツに銃撃を放つが、最小限の動きで避けながら尚向かって走り続ける。これはまずい…。このままだと、ゴリ押しでサクラコがやられる。

即座に『鉄の鍋蓋』を構えてサクラコの前に立つ。

 

[くらいやがれー!!]

 

盾を前に出して、それと盾が衝突した。……次の瞬間だった。

 

バキッ

 

盾がグシャと音を鳴らしたかと思うと、さらに悲痛な音を鳴らして、その刹那に盾は粉々に砕け散ってしまった。

だが、まだ相手の勢いはまだ終わってはいなかった。

盾を破壊して木槌は勢いをそのままに俺の腕と体に叩きつけた。瞬間……俺は意識を失った。胸がとても熱くなる。何かが流れている。腕の感覚が消える。まるで、肘から先が無いような感覚だった。

 

「――――ィ」

 

彼女の声がする。

あー、また君を悲しませてしまうね。すまないサクラコ……。また、叱られちゃうかな。まあ、その時は甘んじて受け入れよう。

それに…………

 

――――まだ、これで終わってないから

 

□□□サクラコ視点

 

ルイが私の前に経ち、盾を構えて私を守ろうとした瞬間。私はまた、その光景を目の前で見てしまった。

 

「ルイッ!!!」

 

ルイの体があの小人の木槌によりひしゃげて潰されるさまを、私は見た。見ただけで相手の力がとんでもないものだとわかる。あれを喰らっていたらと思うと、ゾッとするが。それを考える暇は私には無かった。

胸からは骨が血が散らばり、盾を構えた左腕からは肘から先が消えていた。ふと、自分の手を見る。

手を見るのと同時に、自分の衣服にも目が行く。

清潔さのあった私服は今までの戦いで少し煤汚れている。しかし、そこではない。私が目についたのは、衣服に散った彼の血だった。それは、まるで私の非力さを表しているようで……。

 

[さて……あとは姉ちゃんだけだな。どうする?まだやるか?]

 

……せめて。

 

[おい?聞いてんのか?]

 

せめて……。

 

「……まだ、やります!」

 

目の前の相手に、一矢報いらなくては!

 

[……ほぉ?それでも尚やるか……強かな女だな。お前みたいな奴は、ただ泣いて嘆くだけだと思ってたぜ]

 

「あまり、私を舐めないでください。私だって、やりますの」

 

[では、やってみろ!]

 

木槌の小人がハンマーを高く振り上げる。またさっきの攻撃。それを予測した私は、前もって準備した魔力を使う。

 

「バギッ!!」

 

[んなー!?]

 

瞬く間に小人の体を風の刃が包み、それと同時に風の勢いでその小人を飛ばした。ダメージはしっかり入っているとわかる。小人の体には、私が与えた傷が所々についていた。

 

[まさか、そんなものまで持っているとはな……]

 

「このまま、押させてもらいます!」

 

ルイの為にも、ここは私が勝つ。

愛銃を敵に向けて発砲する。

 

[いたたた!?あー!クソ!!その攻撃、うぜえんだよ!]

 

「なら、尚のこと撃ちます!」

 

[ぐがががががが!!!??]

 

ただひたすらに撃って撃って撃ち続ける。

だが、相手もただやられっぱなしではなく、洞窟の岩の後ろに隠れた。

弾がキレ、次の弾倉を取り出そうとして。

 

「っ……しまった」

 

腰にある弾倉は、既にもうなくなっていた。さっきのが最後の弾倉だったようだ。

 

[隙ありー!!]

 

気付けば小人は距離を詰めており、視界の横からハンマーが迫る。避けきれず、私は諸にそれを喰らってしまう。

近づかれた、早く呪文で攻撃を。

だが、倒れた私の前にはもう木槌を振る手前の小人がいて。今から唱えても間に合わないと直感的に察した私は身を固めて、抵抗をする。

 

[……あばよ]

 

そうして、木槌が私に接近する。思わず目を瞑る。

だが、次の瞬間だった。

 

[っグエェェェ〜!!??]

 

そんな叫び声と同時に、カランカランと何かが落ちる音が響く。目を開けて見ると、先ほど小人が居た場所には、見たことある杖が落ちていた。相手はこれにぶつかったのだと私は理解した。そして、それができるのが誰なのかも、すぐにわかった。

 

「よぉ。……久しぶりぃ」

 

[……………マジか]

 

「ルイ!!」

 

やはり、ルイだった。どうやらルイは、この杖を投げて攻撃したようだ。

 

[どうして、早過ぎる!死体が消えてまだ数秒しか経ってないのに!…………まさか!]

[そこのシスターか!]

 

「正☆解っ!!」

 

ルイはなにやら気分が高揚しているようで、目をがん開いてまま語り出した。

 

「正直なところ、こんな反則まがいなことしていいのか結構迷ったんだよね。でもさ、それでサクラコを置いて行くような真似は俺にはできなかった。それに、ここの奴らさ、戦う前にバフ掛けてから来たんだよ。普通無いよなそんなん?だから、そっちがそうなら、こっちもそれなりに……って訳だよ!」

 

[(コイツ…………ハイになってやがる)]

 

「俺のことを舐めたのが運の尽きだ……それがお前の敗因さ」

 

[フッ……敗因?……勝負はこっからだろ?]

 

「そうか?そうだな……そうかもなぁ!!」

 

互いに、臨戦体制を取る。私も彼の隣に並び立ち、手を構える。

 

「サクラコ、謝罪は後でするから……今は俺の作戦を聞いてくれ」

 

「えっ」

 

突然の耳打ちに、私は少しだけドキッとしたが、すぐに気を引き締めルイの作戦を聞くのだった。

 

□□□

 

「というわけだ」

 

サクラコに作戦を教えた俺は、後ろに下がっておく。

 

「では、私は足止めをすればいいのですね?」

 

「そうだ。頼めるか?」

 

そう不安そうに聞くと。

 

「大丈夫です。おまかせを……」

 

「頼むよ。あと、一応これね」

 

そうして俺は、自分の道具から『皮の盾』と『くだものナイフ』を渡す。

 

「攻撃が当たるかわからんが、もしやばいなら盾でガードしろ。幸い、さっきの鍋蓋よりは壊れないから」

 

「少し信用していいか不安ですが。……わかりました。あなたを信じます」

 

「それじゃあ、お願いね」

 

サクラコは、おおきづちの方を向き、盾を前に出す。守り専門のようだが、右手に構えた魔力を見るに、バギを使うのだとわかった。とはいっても、盾を持つのが初めてなのだろう、動きが少し拙い。でもまあ、初めてにしては上出来だ。盾ガードは無理だろうけど。

 

「行きます!」

 

[……さっきよりいい目じゃねぇか?]

 

向かい合う二人をよそに、俺は力みやすいよう態勢を整える。そして……。

 

「はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!!!」

 

どんどんと力が高まり、体が興奮して行くのを感じる。ピンクのオーラを体から出しながら、テンションを上げていく。まずは一段階。だが、これでは足りない。あと、せめてもう一段は欲しい。

 

サクラコは呪文を使っておおきづちの動きを彷徨わせている。あれならば、近づくのは容易では無いだろう。

 

「はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!!!」

 

またさらに、体を力ませる。体が強張り始め、より好調していく。テンション第二段階突入。

 

[そこじゃ!]

 

「ぐっ!!」

 

流石にこれ以上は……!

だが、もう充分貯まった。もう相手の体力はだいぶ削っている。……これで、勝負を着ける!

 

「サクラコ!下がれ!」

 

「はい!」

 

サクラコが下がるのと同時に前に出て杖と、アイツが投げたハンマーを拾う。流石に別枠の武器同士を装備は無理か。とりあえず、攻撃力が高かった『おおきづち』を装備して思いっきり振り被る。

 

「くーらーえーー!!」

[返したるわーー!!]

 

木槌同士が衝突して衝撃が走る。一人と一匹のテンションの押し合いが始まる。

 

「[うおぉぉぉぉおぉぉぉぉーー!!!!]」

 

拮抗していたが、テンションで言えば俺の方が上。であれば、押し合いに勝つのはどちらか……決まったようなものだった。

 

「どぅらぁぁぁーーー!!!!」

 

[ぐ、ぐぐぐぐぐっ]

[へぶーーーーー!!!!???]

 

結果。……勝ったのは俺の木槌だった。おおきづちは力無く倒れると、その身を泡にして消えた。こうして、初めてのボスを撃破した。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……ふぅ〜」

 

……か。

 

「勝ったぁー!!!」

 

ついに、ついに勝ったんだ!倒したぞーー!!

 

てれれれてってってーー♪

オマケにレベルアップ!5になったぜ!

 

H P=+8

M P=+9

力 =+5

早さ=+4

守り=+1

運良=+1

??=+8

攻魔=+3

回魔=+4

あれ?俺にもあの謎の表示が……?なんなんだこれは?まあ、考えてもしょうがない。

さーてと。

 

「クリアした訳だし。こういう場面には、お決まりのアレがあるよな」

 

「アレ……とは?」

 

それはもちろん。

 

「報酬だよ!」

 

と言いながら、最奥に置いてある赤い宝箱を見せびらかすように両手をそっちに向ける。

 

「今更ですが、勝手に取ってもいいのでしょうか?」

 

「ダンジョンにあるものは、誰のものでも無いからね。手に入れたもの勝ちって感じだよ」

 

「……そういうものですか」

 

「そういうものだよ……これにおいてはね」

 

まあ、人ん地の壺やら樽やらを割るのは流石に勇者といえどここではダメだからね。絶対捕まる。

そんなことは置いといて……お待ちかねのお宝タイムだ!何が出るかな♪何が出るかな♪気分を高ぶらせながら、俺は宝箱を開ける。

 

「お!!……こ、これは」

 

なんと、中にあったものは!?

 

「えーーっと?これは、なんでしょうか?」

 

「あの……釜だな」

 

「釜……ですね」

 

これはまさか……まさかまさかの。このフォルム、この装飾!!間違いない……これは。

(ドラクエ8の初期釜)

 

「錬金釜だ」

 

「れんきん釜?」

 

「ただの釜じゃないぞ?これはな、あの伝説の錬金術を込めて作られた伝説の釜なんだ。と言っても、なんのことかわからんだろうから手短に言うと、二つの道具を入れる事で全く新しいものを作り出せる万能の釜さ」

 

「二つの道具から、新しいものを……すごいですね」

 

「流石にこれは、ミレニアムでも作るのは難しいだろうね」

 

そもそも、何が使われてるのかもわからんしな。

 

「……他にもありますね」

 

サクラコが宝箱を除くと、まだ何かあるようだった。覗いてみると、後二つ入っていた。

 

「本当だ」

 

他にも一体何が…………あれ、これって?

 

「USB?」

 

あっでもこれプラグがタイプCだ。スマホにさせるタイプだ。だが、報酬としてあると言うことは、何かしら良いデータが入ってるのかもしれない。刺してみる価値はありそうだ。

俺は特に深く考えずそれを自分のスマホに刺す。

 

「っ!?……だ、大丈夫ですか!?こういうものは、ウイルスとか」

 

流石にそれは無いと思うが。……だとしたら凄い悪質だけど。スマホの画面を再度見ると、画面に謎のアプリが表示されていた。アイコンの見た目は、大きな袋みたいな絵だった。

 

「もしかしてこれは……?」

 

開いてみると。説明が映し出される。

簡潔に言うと、これはドラクエの無限に入る袋のようだ。機能としては、袋に入れたい物をカメラで撮りそれをスマホの袋に収納するようだ。一度入れたものはアプリを開かずとも、俺の任意で取り出すことができるらしい。戦いの中でも取り出せるのは正直すごくありがたい。手元の道具袋だけでは限界があったからこれは本当に助かる。

楽々な機能を手に入れた!

 

「あ、これで最後ですね」

 

「……これは、剣か」

 

この見た目は……。

 

「兵士の剣だな」

 

ドラクエ8好きの俺としてはこの武器はエイトの初期装備だ、最高だね。エイト好きだから、メチャクチャ興奮する。おっと、今はサクラコの前だから落ち着かないと。

 

「兵士の剣を手に入れた!」

 

「あの、急にどうしましたか?」

 

某緑服の伝説勇者さんのBGMが流れそうなほど大胆なポーズに困惑するサクラコ。それを見られて俺は恥ずかしさで顔が真っ赤に腫れた。

 

「あっ……あ〜まだ一つだけ残ってるじゃ無いか〜」

 

誤魔化すように宝箱に残ってた紙切れを取る。紙切れは、宝の地図だった。また新たな地図か……でも、これはどこだろうか?ヒントになりそうなものが何もないぞ?

 

「……と、とにかく!これで報酬は受け取った訳だし!帰ろう帰ろう!」

 

「はい。そうですね」

 

そうして、俺たちは洞窟を出るため元来た道を戻るのだった。魔物には普通にあったため、ジリ貧だったけど、薬草を使って切り抜けた。

 

□□□???

 

「ホシノちゃん!ホシノちゃん!ねぇねぇこれ見て!」

 

広い砂漠の中にある一つの学校。そこに身を置く学生、たった二人の生徒会が、いつも通りの日々を過ごしていた。そんなある日、そこの生徒会長がどこから見つけたのか、謎の地図を持って生徒会室に入ってきた。

 

「なんですかユメ先輩」

 

それに反応するピンク髪の小柄な後輩が呆れた目でその先輩を見る。

 

「これ見て見て!宝の地図見つけちゃった!しっかり赤ペンでバツ印まで付いてるよ!行ってみよ!」

 

「先輩、それもう何度目ですか?そう言って行った場所全部ハズレだったじゃないですか」

 

「でも!今度こそはあると思うの!それにね!この地図、凄く年季が入ってて、明らかに何かある気がするんだ!」

 

ユメはなんとかして説得しようと言葉を並べる。だが、怪しい物に敏感なホシノはそんな言葉に――

 

「…………先輩」

「なにやってるんですか!早く行きましょう!」

 

「うんうん!いこー!!」

 

否。彼女も彼女で乗りやすかった模様。

こうして、謎の地図から始まった二人の冒険が始まることになり、様々な出来事に驚かされるのだが、それはまた別のお話。




感想、高評価、ここすき、などよろしくお願いします。励みになります!

○装備
・兵士の剣 攻撃力8
 お城の兵士に配られる普通の剣。刃こぼれを直せば、切れるようになるかも……?

・おおきづち 攻撃力13
 おおきづちから奪った武器。今の中ではこれが一番強いが、ルイ的には剣が使いたいとの事らしくこれからの出番はあまりなさそうである。

○アイテム
・錬金釜
 ドラクエ8から登場した不思議な釜。デザインは初期の錬金釜で、入れられる材料は二種類までである。だが、後々進化させていく予定。
既存レシピはドラクエ8と9、11を起用。その他にも、オリジナルのアイテム武器防具も登場予定。何が出るかはお楽しみ。

レベル4 →レベル5
HP=41→49 +8
MP=13→22 +9
力=14→19 +5
早さ=12→16 +4
守り=17→18 +1
運良さ=9→10 +1
??=0→8 +8
攻魔=7→10 +3
回魔=12→16 +4
・スキルポイント+6p

??→これの正体は、まだ秘密です。当分はね。


正直もう本編行きたいけど。アビドスの話は書かないといけない気がするんだ。
ここだけ、アンケート作ろ。アンケート期限は4/22水の18時まで

原作二年前 アビドスをやるかやらないか

  • ん!やるべき!
  • ん!すぐ本編!
  • ん!どっちでも
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