レミリアの兄になった!?   作:トラ猫海

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〜あらすじ〜
紅魔館についに現れたレミリアの兄と名乗るシノムラ。そこで咲夜からどっちにしても死ぬ選択を突きつけられた!どうなるのか!そしてシノムラのある行動にスカーレット姉妹はドン引きする……


第3話-何やってるのお兄様…-

十六夜咲夜「——お嬢様の兄?戯言を。お嬢様に兄がいるなんて話、聞いたことがございません。さあ、お選びください。戯言を言ったことを悔やみながら死ぬか、私に殺されるか」

 

シノムラ「嘘じゃないんだけどな〜」

 

十六夜咲夜「…………いい加減にしなさいっ!!(ナイフを投げる)」

 

 昨夜の投げたナイフを簡単にキャッチするシノムラ

 

レミリア「騒がしいわね、咲夜。一体何を騒いでるの?」

 

十六夜咲夜「お騒がせして申し訳ございません、お嬢様。実はお嬢様の兄と名乗る不審な人物が来ておりまして」

 

レミリア「ふぅん?一体どこの誰が私の兄を名乗………え…」

 

 レミリアはシノムラを見ると顔を綻ばせ駆け寄る

 

レミリア「シノムラお兄様!」 

 

 シノムラの胸に顔を埋める。声が震えていた。

 

レミリア「……遅い。どれだけ待たせれば気が済むのよ、お兄様。」

 

 廊下の奥から走ってくるフランドール・スカーレット

 

フラン「なんかお兄様の匂いがする〜!お兄様帰ってきて…あ、やっぱり帰ってきてる!」

 

 レミリアの反対側からフランは抱きつく

 

フラン「シノムラお兄様……ずっと、ずっと会いたかった……!」

 

 咲夜は掴んでいたナイフをぽとりと床に落とす。目を見開いたまま固まっていた。

 

十六夜咲夜「お、お嬢様方……その方は本当に……?」

 

 レミリアは顔を上げ、涙の跡を拭いもせず咲夜を睨む。 

 

レミリア「咲夜。私の兄に刃を向けたわね?」

 

 さっと顔を青ざめる咲夜

 

十六夜咲夜「も、申し訳ございません!知らぬこととはいえ——!」

 

 美鈴は口をぽかんと開けたまま立ち尽くしている

 

紅美鈴「え……えぇ!? 本当にお兄さんだったんですか!?」

 

シノムラ「……最初からそうだと言っているだろう……」

 

 美鈴は冷や汗をダラダラと流しながらなんとも頭を下げる

 

紅美鈴「す、すみませんすみません!てっきり不審者かと……!」

 

フラン「ふぅーん?美鈴、私のお兄様に横柄な態度取ったんだ〜?」

 

 レミリアはシノムラから離れスッと表情を変える

 

レミリア「……まあいいわ。美鈴、今回は許してあげるわ。何年も音沙汰なしで帰ってくれば、知らない顔だと思うのも無理はないわ。」

 

 咲夜は美鈴に小声で話す

 

十六夜咲夜「ねえ、美鈴。あなた、あの吸血鬼が本当にお嬢様方の兄だと思ってる?」

 

紅美鈴「いいえ。絶対嘘ですよ。あれ。お嬢様方は強い催眠魔法にかかっているのでは?」

 

十六夜咲夜「ええ、絶対そうよ。お嬢様方を誑かすなんて絶対に許さないわ。」

 

 シノムラは普通に気づく。というかレミリアにもフランにも丸聞こえだ

 

シノムラ「…………へぇ。(レミリアとフランを手で制して)面白いから現状維持でいいよ」

 

レミリア「…お兄様がそういうなら…」

 

フラン「………(すごく不服そう)えーお兄様、あの二人失礼なんだけど〜それをほっとくの?」

 

シノムラ「面白そうだし。何より私より弱い存在が…必死に抗う姿を見ると…ゾクゾクする…いつ真実を知るのかっていうことを考えると…」

 

レミリア「うわ……(引)」

 

フラン「キッショ。(引)」

 

シノムラ「引くな、お前ら。頼むから引くなよ」

 

レミリア「(咳払いをして)それじゃ、これからの紅魔館の方針を決めるわよ。咲夜、パチェを呼んできて」

 

十六夜咲夜「(姿勢を正して)かしこまりました、お嬢様。」

 

 咲夜はパチュリーを呼びに行く

 

シノムラ「(フランにコソコソと)パチェって誰?なんか喘息になってそうな魔法使いだね」

 

フラン「(笑いを堪えながら)……パチュリー・ノーレッジのことだよ。あ、お兄様が旅に出てから紅魔館に来てたからお兄様は知らないか。ほら大図書館あるでしょ?そこに住み着いたお姉様の友達よ」

 

シノムラ「ふーん。魔法使いという予想は合っていたか」

 

フラン「喘息っていう予想も正解だよ!」

 

レミリア「(咳払いをする)お兄様?いくらお兄様といえども、私の友人を揶揄うのはやめてちょうだい」

 

シノムラ「ん?ああ、悪い悪い。………どうしたんだい、美鈴?さっきから私の顔を凝視してるけど何かついてるのかな?」

 

紅美鈴「(心の中:やばい!?もしかしてバレた…!?いやここは誤魔化そう…)…い、いえ。その…シノムラ様はなんで長い間帰ってきてなかったのですか?」

 

シノムラ「え?旅に出ていたからだよ?」

 

紅美鈴「そうじゃなくて、なんで旅に出ていたのかということです!」

 

シノムラ「ああ、そっち?それはね………」

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