ハイスクールDxD-月下水月の剣士-   作:水の柱

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今回一誠sideなどの初めての試みをしています、あまりにも主人公が関わらなさすぎて1巻が1話で終わった……



原作開始
11話 赤龍帝覚醒


新学期から少したち、再び一誠たち3人と同じクラスになった、また愉快な一年になりそうだなと感じていると、教室での一誠の呟きを聞く。

 

「おっぱい揉みてぇ〜」

 

「一誠に同意!ハーレムを作って色んなおっぱいを揉むのだ!」

 

「うむ!早くおっぱいソムリエにならなければ!」

 

「そうか、両者の合意なら良いのではないか?ただハーレムを作るなら、最低でも英語の読み書きとパスポート、一夫多妻制の国の永住許可を得なければならないな」

 

「「「真面目か!!」」」

 

3人からそうツッコミをくらってしまった、そうか真面目か。

 

「というより揉みたいなら揉むか?」

 

「雄っぱいじゃなくておっぱいだよ!俺が揉みたいのは!?」

 

「そうだ!そうだ!」

 

「それにそんなこと言うから一部の女子がギラついた眼で見てるではないか!?」

 

「別に見せられないような身体の鍛え方はしてないから揉まれるぐらいは大したことはないと思うが」

 

「「「大したことあるわ!!」」」

 

まあ、この騒がしさは嫌いではないが今は取り寄せた素材と依頼していた物が届いて忙しいからな、グレモリーや支取周りを気にかけながらようやく本格的に俺史上最高の魔法少女衣装や着物の作成をしなければならないのだ。

 

「そういえばさ、最近直帰してるけど何してるんだ?」

 

「魔法少女衣装と着物の作成だ」

 

「「「は?」」」

 

教室内に静寂が訪れる、変なこと言っただろうか?

 

「あー、あー!!まさか義烈お前あの時コミケで一緒にいた魔女っ子のか!?」

 

「クソ!そういえばレヴィアたんが自分の衣装はだいたい義烈のオリジナルと言っていたが羨ましい!」

 

だがその時の俺は油断していた、あくまで依頼はグレモリーと支取周りで彼女たちの実力以上の敵が現れた時と、数日がたち浮かれている一誠を見て、良いことがあったのだなと思っていた夜に小猫から一誠が殺されグレモリーが悪魔として生き返らせたとの報告を聞くまでは。

 

「……すまない小猫、俺の聞き間違いでなければ一誠が殺されたのだな?」

 

「はい、部長が『兵士』の駒を全て使い生き返らせたました」

 

「そうか……そうか、すまないが少し出る」

 

「待ってください、今義烈先輩が出たらダメです」

 

「なあ小猫、友を殺されておとなしくしていろと?殺ったのは十中八九堕天使だ、居場所も検討がついている」

 

スマホを握る手が強くなり一瞬壊しそうになり緩める。

 

「それでもです」

 

「……わかった、ただ次に誰かが被害に遭うようなら奴等は俺が切る」

 

スマホの通話を切り一度深呼吸をする。

 

「……クソが」

 

「どうしたの?そんなに怒るなんて珍しいにゃ」

 

心配してくれるのは嬉しいが胸を押し付けるのはやめてもらいたい……慣れたが、それに好意は嬉しいが2人も3人も受け入れる土台もないから好意にも答えられない。

 

「一誠が殺された、以前黒歌が一誠が神器保持者と言っていたな、十中八九堕天使だろう」

 

「あー、義烈の友人のエッチな子たちの1人かにゃ、ただの一般人を殺すなんてそれほど危険な神器だったのかにゃ?」

 

「わからない、ただグレモリーが『兵士』の駒を全て使用したらしい、一誠の素質か神器のどちらかが高いのは間違いない」

 

「うーん、素質はあまり感じないから神器の可能性が高いかにゃ?多分神滅具クラスはあるにゃ」

 

神滅具、セラフォルーや黒歌にヴァーリと戦った後に教えられた神をも滅ぼす具現だったか。

 

「……しばらくはグレモリー周りを気にかけながら動く、小猫がいるから早々な心配はないと思うが最悪を想定する」

 

「まあね、今の白音は常時2尾だし、白音モードっていう成長した姿にもなれるから堕天使の幹部クラスでも来ない限りは大丈夫にゃ」

 

「そうだな」

 

白音は柱稽古を一年やりきり、黒歌にも鍛えられた強い子だ。

 

 

数日グレモリーの周りを気にかけながら見ていき、一誠がオカルト研究部に入部して悪魔としての日常を過ごすのを遠くから観察して、どうやら今日ははぐれ悪魔の討伐とするらしいので廃墟が見えるビルの上から観察する。

 

「やっぱり偶に義烈がおかしいと感じるにゃ……なんで気で強化とかしてないのにこの距離からグレモリーたちが見えるにゃ!?」

 

「普通だろ?沖田さんや佐々木さんの時代の達人と呼ばれた人たちは皆そうだったらしいし、お、どうやら一誠に悪魔の駒について教えるみたいだな」

 

グレモリーたちの口の動きから読唇すると、一誠に軽くではあるが悪魔の歴史についても教えていた。

 

「てか20〜30の軍団を率いるってさ、60〜90万の悪魔を部下にしてるって維持が大変そうだな」

 

「そう、だから今は大半の爵位持ちがいなくなって少数精鋭になったにゃ、あと実際は悪魔の軍団は数十〜数百だからそこまで多くにゃいからね」

 

「そうか、今グレモリーが行ったレーティングゲームとやらには俺も参加することになるのか」

 

「にゃいんじゃないかな、魔王って基本運営側だし」

 

女性の上半身に異形の下半身の化け物が現れて空気が変わる。

 

「お、これでようやく実力が本当の意味で測れるな」

 

「あまり過度な期待はダメにゃからね」

 

木場がまずは動き徐々に速くなる、化け物も槍を振い応戦するが当たる気配は無く木場が足を止めて西洋剣で両腕を切る。

 

「才能はあるが遅い、太刀筋も軽い、速度特化が切る時に足を止めるとは言語両断だ、止めるななら大技をしかけろ」

 

「一応アレでも同年代だとトップクラスの剣士だからね、義烈を基準にしたらダメにゃ」

 

「そうか?中学2年の俺の方が動けていたぞ」

 

木場が下がり化け物が小猫を踏み潰すが柱稽古で体幹と重心がしっかりしている小猫に片手で受け止められそのまま押し返されて青天させられる。

 

「言うことなし」

 

「本当に白音は崩れなくなったにゃ」

 

最後に姫島が魔法で雷を出して数分間何度も攻撃していた。

 

「雷がメインか、魔力の無駄も多いしまだまだ発展途上か、全体的に才能があるが未熟といったところだな、成長次第では茨木童子の雷太鼓と並ぶ可能性があるな」

 

「だから過度な期待はダメと言ったにゃ」

 

「鍛えるのなら小猫を除いた全員基礎からだな、基礎が未熟なのに技に入っている典型的例だ、才能頼りは何処かで壁に当たる」

 

最後にグレモリーがトドメを刺すのを見届けてそのまま立ち去る。

 

 

それから数日、グレモリー周りを気にかけて観察していると一誠に相談ごとをされた。

 

「なあ、義烈ならさ相容れない者と友達になって、その子を救いたいとか思ったらどうする?」

 

「ふむ、相容れない者どうしか、問題はその子が助けられたいと願っているかだな」

 

「助けられたい……」

 

「そうだ、ただ自分の気持ちだけで助けたのなら襲われていたとかでも無い限り独善になるだろう、だが助けて欲しいと願っているのなら別だ」

 

「……義烈、俺さ、ちょっと行くところができたから行くわ」

 

「そうか、ならお前に俺が尊敬する人たちの言葉を送ろう『心を燃やせ』そして『進め!男ならば、男に生まれたのならば進む以外道は無い!!』」

 

「心を燃やす、進む以外道はない……そうだな!行ってくる!!」

 

「行ってこい……やりきれよ」

 

一誠が走り去るのを見届ける、進むと決めた男に手を貸すのも良いが今回は報告を待つとしよう。

 

 

side一誠

 

俺は走る、そして校門の前で小猫ちゃんを見かける。

 

「……死にますよ」

 

「それでも行く、アーシアは友達だからな、俺が助けなくちゃいけない」

 

「そうですか、部長からの伝言です兵士はどの駒にもプロモーションができます、それと神器は想いを力に変えます」

 

「想いを力に変える、か」

 

義烈は知らないとはいえ知ってたんだな、だからこそ『心を燃やせ』『進め!男ならば、男に生まれたのならば進む以外道は無い!!』って想いの言葉を言ったのか。

 

「行きますよ、木場先輩はもう先に行って待機してます」

 

教会で木場と合流し、いざ突入した瞬間だった。

現れた白い髪の変態神父・フリードを見つけるなり、小猫ちゃんが木場の神速すら置き去りにするスピードで懐に潜り込んだ。

ズドォン!!!と、教会が揺れるほどの重低音、小猫ちゃんの放った小さな拳一発で、フリードが文字通り弾丸みたいに壁まで吹き飛んで気絶した。

 

「……邪魔です」

 

地面を踏み締めた小猫ちゃんの足元は、床の石畳がクモの巣みたいにバキバキに砕けていた。

 

「……え?小猫ちゃん、マジで悪魔の戦車としても規格外すぎねぇか?」

 

「……一誠くん、理解したろ? うちのオカ研最強のルークの強さをね」

 

よーく理解しました、小猫ちゃんの強さを!

そして今アーシアを助ける為にレイナーレと対峙している、木場と小猫ちゃんが他を引き受けてくれたおかげで。

 

「クソ!邪魔するんじゃないわよ!!ようやく私の悲願が達成する!!後少しで神器が手に入るのよ!!」

 

「レイナーレェェェ!!」

 

「うるさいわね!力を込めてあげたわ!」

 

ズドンッ!と両足の太ももへ鋭く深く光の槍が打ち込まれた。

 

「ぐぁあああぁぁあっ!」

 

絶叫を張り上げ、激痛が全身に響くが膝をつくわけにはいかない、俺は光の槍を引き抜こうと手をかける。

 

「ぐぅぅぅあああ!」

 

ジュゥゥゥと肉が焼ける音、熱い!超熱ぃぃ!光だからか槍を掴む手のひらが容赦なく焦がしいく。

 

「アハハハハ!その槍に悪魔が触れるなんて愚の骨頂よ!光は悪魔にとって猛毒に等しいわ」

 

「ぬがぁぁぁぁ!」

 

光の槍をいっそう強く握り無理矢理引き抜く、どばっと塞いでいたものが無くなり鮮血が溢れる。

 

『Boost!!』

 

「男なら、男に生まれたのならば進む以外道はないだったよな、ああ、アーシアを助けるためなら止まれないよな」

 

超痛えよ、スゲー痛え、俺、メチャクチャ泣いてるし体から力も抜けてるよ。

 

「心を燃やせだったっけ、なあ、俺の神器さん、目の前のコイツを殴り飛ばすだけの力があるんだろ?ならさ俺の心を全部燃やしたっていい、だからトドメと洒落込もうぜ」

 

『Explosion!!』

 

何やら宝玉が一層光り輝く、すげぇ光だ、眩しい。レイナーレが何か言ってるが知らねぇ、1発、ただ1発ぶん殴る。

 

「吹っ飛べ!クソ天使!」

 

「ようやく私の悲願が!悲願が!」

 

左腕の籠手が一気に力を解放した、ならただ殴る!!

ガッシャァァァン!!という大きな破壊音をたてて堕天使が壁に叩きつけられ、壁を壊してでかい穴が生まれる。

 

「ざまーみろ」

 

「イッセーさん!大丈夫ですか!?」

 

やり切ったという感情に浸っていると繋がれてたはずのアーシアが駆け寄ってきた、良かった、アーシアがなんともなくて。

 

side out一誠

 

 

自分は特殊な素材を使っているため『透き通る世界』を開きながらセラフォルーの魔法少女衣装をしていて外で感じた大きな力が終息していく、『透き通る世界』を閉じて教会の方をみる。

 

「力の流れが止まったな」

 

「そうだねー、でも良かったの?行かなくて」

 

「構わない、進むと決めた男の戦いを見守るほど野暮ではない、それにあの程度の堕天使ならばグレモリーたちだけで十分だ」

 

「まあ白音もいるし問題にゃいか」

 

あの大きな力はグレモリー眷属で感じたことはない、つまりは一誠の神器が覚醒したということか……嵐の始まりで無ければいいのだがな。

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