ハイスクールDxD-月下水月の剣士-   作:水の柱

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この世界の良太猫は常時四尾の戦闘時五尾ぐらいの実力があるので相当強いです、原作の窮鼠組ぐらいなら余裕で壊滅できます



6話 奴良組二代目総大将

良太猫が踵を返す。

 

「総大将のとこに行くか」

 

自分は無言で頷いた、黒歌は少しだけ不安そうにその後ろを歩く、セラフォルーは変わらず笑っていた。

 

 

浮世絵町の奴良組の屋敷、良太猫と参曲に着いて行く。

マフラーを着けてわかりにくいが首の無い者、ウェーブがかかった長髪の女性、髑髏の数珠をした鉄紺色の僧衣を纏った僧の大男、黒い法衣に笠をかぶった男、河童、多分雪女などが色々な妖怪がいた。

そして一番奥にある部屋、そこだけ空気が違った。

濁っていない、だが澄んでもいない。

 

「……凪いでる」

 

自分は小さく呟いた、あれほど騒がしかったのにだ。

静かで、しかし底が見えない。

 

「入るよ」

 

参曲が戸を開ける、畳の匂い。

奥の間、そこに一人の着流しを着た男がいた。

 

「よう」

 

軽い声、だがその一言で空気が変わる。

 

「来たか」

 

男はキセルをくわえたまま、こちらを見る。

 

「セラフォルーに……人間……」

 

視線が止まる、自分に。

 

「それと、黒猫のガキか」

 

黒歌が少し身を強張らせる。

 

「奴良 鯉伴だ」

 

名乗りは短い。

セラフォルーが一歩前へ出る。

 

「今日はお願いがあって来たんだよ☆黒歌ちゃんの身元保証ね☆」

 

「……ああ、聞いてる」

 

鯉伴は興味なさそうに答える、だが視線は黒歌から外れない。

 

「藤舞の娘、か」

 

黒歌が息を呑む。

 

「……母を知ってるのね」

 

「知ってるさ」

 

短い答え。

 

「良太」

 

「もう話は通ってる、ケツは持つ」

 

「参曲も問題ないんだな」

 

「構わないよ」

 

「なら、構わねぇ」

 

鯉伴は軽く頷き、それだけで決まる。

そして鯉伴は義烈を見る。

 

「で、お前はなんだ」

 

「人間だ」

 

「嘘つけ」

 

即答だった。

 

「お前の雰囲気はまだ未熟だが、総司に近え」

 

「そうか」

 

「やるか?」

 

唐突だった、だが自然だった。

 

「……ああ」

 

「よし、なら着いて来い」

 

鯉伴に案内され、奴良組の地下の道場に向かう。

 

「木刀で問題ねぇな」

 

「あぁ」

 

鯉伴に投げて渡された木刀を受け取り腰を低く木刀を水平に構える。

鯉伴が木刀を肩に担ぐと消える。

 

「ッ」

 

違う、“見えていない”……背後か。

 

「遅ぇ」

 

「(水の技法伍之技-雨垂れの穿-)」

 

直感で振り向きざまに最速の突きを放つ。

 

「……いいねぇ、だが甘ぇ」

 

鯉伴の身体がズレる、そこに“いない”それに自分は目が細まる。

 

「……歪ませているのか」

 

「正解だ」

 

「認識そのものを」

 

「そういうことだ、今のは鏡花水月、最初のは明鏡止水だ」

 

「なら……試すか」

 

呼吸が深まる、水面のように、明鏡止水を参考に自身の気配を水の様に世界に溶け込ませるように脱力して無にしていく。

 

「水の技法……拾之技-泡沫-」

 

0から100の急速に加速した速度で回り込み気配を爆発的に出し危機反射能力からくる防御や回避指示より速く切る。

 

「……惜しいな」

 

鯉伴の幻影を切っただけで肩に手を置かれる

 

「完全に気配を溶け込ませてねぇ、悪くねぇが未完成だな」

 

何も言わない、未完成なのは理解していた。

鯉伴が酒を取り出す。

 

「飲めるか?」

 

「……少しなら」

 

盃が二つ、酒が注がれる。

 

「お前はこれからも藤舞の娘を守るつもりか?」

 

「あぁ、それにセラフォルーの夢も守ると決めている」

 

「気に入った」

 

鯉伴が言う。

 

「お前は人間のくせにここまで来てる、それに守るもんがある奴は本当の強さを持っている」

 

「……そうか」

 

「名は?」

 

「水戸義烈」

 

鯉伴に名を聞かれ名乗る

 

「義烈か、義兄弟になるか?」

 

唐突、だが迷いはない。

 

「……いいぞ」

 

自分は盃を取る、鯉伴も盃を取り互いの腕を交互させ鯉伴が6の自分は4の盃、六分四分の盃を飲み交わす。

 

「これでお前は俺の義弟だ」

 

「あぁ、鯉伴の兄貴」

 

「む〜!ギレッちゃんは私の衣装担当で将来の眷属なんだよ!鯉伴ちゃん!!ギレッちゃんも勝手に了承して〜!!」

 

セラフォルーが頬を膨らませて怒るが本気で怒っていないのがわかる。

 

「すまねぇなセラフォルー、コイツは俺個人で気に入ったからよ。それよりも親父、見てたんだろ」

 

「気づいていたのか、つまらん」

 

ぬらりと急に1人の貫禄のあり姿は皆が思い描くぬらりひょんが現れる。

自分も黒歌も全く気づかなく驚き一瞬硬直する。

 

「ぬらりひょんちゃんも見てたんだ☆」

 

「おう、そこの坊主と嬢ちゃんの反応が新鮮で嬉しいわい」

 

ぬらりひょんが自分を見ながら言う。

 

「その呼吸法は五百年ぶりに聴くな、日でも月でもない水か」

 

「ぬらりひょんちゃん、ギレッちゃんのこの呼吸法を知ってるの?」

 

「あぁ、鬼殺隊というある鬼を切る為の組織で生まれたが、その組織の日と月の兄弟が目的の鬼を討伐してからすぐに鬼殺隊も解散して使われなくなって廃れたがな」

 

自分は無惨はいたが戦国の始まりの呼吸の世代で討伐されたから呼吸法が継承せずに終わった、だが呼吸法自体は存在していたから自分は使えるのかと納得する。

 

「黒歌」

 

鯉伴が呼ぶ。

 

「これでお前は、うちのシマのもんだ」

 

黒歌が目を見開く。

 

「手ぇ出すやつは――」

 

鯉伴はキセルから煙を吐く。

 

「全部、俺たちが潰す、サーゼクスの野郎も冥界の政府が俺が保証してセラフォルーの眷属に手ぇ出したなら俺たちが出入りしようと文句は言わねぇはずだ」

 

「一つ提案だよ、黒歌、アタシの所で修行する気はないかい?」

 

参曲が黒歌に提案する。

 

「な、何言ってるにゃ!?」

 

「今はアンタの方が強いかもしれないけど、すぐにあの坊やに追い抜かれるよ、それにセラフォルーの眷属なら強くなっておいて損はないよ」

 

「……お願いしますにゃ」

 

「なら決まりだね、時間を見て転移の術で出向いてもらうよ、まずは良太、お前が教えてやりな、黒歌は独学で使ってるからね」

 

「わかった姐さん」

 

夜が深まる、浮世絵町は静かに動く。

自分たちは外へ出る、そして自分は空を見上げる。

水面の月はまだ遠い、だが……確実に、近づいている気がする。




ぬらりひょん様は一度無惨様をボコボコにしてトラウマを与えています、無惨様も無惨様で妖怪だから負けたと思い癇癪を起こしながらも次に縁壱と出会いボコボコにされた挙句遅れて来た兄上と協力されてブーストされて逃げるのに生き恥ポップコーンをしたが2人に最後は900ずつ切られて見事に討伐されました
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