エルドラージのヒーローアカデミア   作:かじぇ

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初投稿です。
至らないところが多々あると思いますがよろしくお願いします。


第1話 入試

「でっけーな、校舎も正門も。」

 

この世界では個性と呼ばれる超常能力がある。

中国の軽慶市で発光する赤児が生まれて以来、世界人口の約8割が何かしらの個性を持っている。

その個性を利用して、ヒーローになったりヴィランになったりする人間がいる世界に、俺は転生してきた。

そんな自分にも個性ある。"エルドラージ" だ。

俺の元居た世界のカードゲーム『MTG』マジック・ザ・ギャザリングに登場するクリーチャー群である。

この世界にMTGはなかったので"触手生物"という個性で通している。

コレがとんでもない性能な上に、いろいろ苦労したけど、今はいいだろう。

今日はココ、雄英高校の一般入試の日だ。

俺が受けるのはヒーロー科。よくプロヒーローになるにはここから、なんて言われたりする。

無論簡単に入れるわけもなく、その倍率は約300倍である。

倍率300倍ってなんだよ。バカかよ。

 

「来、大丈夫か?さっきから独り言すごいぞ。」

「あ……あぁ、大丈夫だよ焦凍。」

 

話しかけてきたのは轟焦凍。

プロヒーロー『エンデヴァー』の息子で俺の友達。ちょっと天然ぽい所もあるけど、推薦で雄英に受かってるすごい奴だ。

正直ヒーロー目指すつもりはなかったんだけど、『一緒に……ヒーローになってくれないのか?』って潤んだ目で言われたら仕方ねーよ。

アレ断れる奴はいないね。俺は無理。

 

「お前なら心配ないと思うが、気を付けてな。」

「おう、頑張ってくるぜ。」

 

笑顔の焦凍に見送られて正門をくぐり、試験の会場へ向かった。

 

 

 

 

筆記はまぁ大丈夫……だと思う。全部埋めたし、8割以上は自信あるし、鉛筆転がしたし。

ウン、ダイジョウブダイジョウブ。

っと、気を取り直して次は実技試験だ。

 

『今日は俺のライヴにようこそーー!!!』

 

声でっっけー。

確かプロヒーローの『プレゼントマイク』だな。プロヒーローってのはどの人もクセが強い。

説明によると1~3Pの仮想敵ロボがいて、それを10分間でどれだけ行動不能にできるか、ってことらしい。

んでヒーローっぽくない行動、例えばほかの受験生への攻撃とかは禁止。まぁ、それはそうだよな。

ふと配られたプリントに目を移す。

 

「3Pまでしか無いのに4種類?」

「君も気が付いたか。」

 

隣に座っていたいかにも真面目そうなメガネ君も、同じ事を思っていたようだ。

 

「質問よろしいでしょうか!」

 

メガネ君が勢い良く立ち上がると、よく通る声で4種類目への説明を求めた。

 

『オーケーオーケー、受験番号7111くん。ナイスなお便りサンキューな!』

 

プレゼントマイクの説明によると、4種類目は所謂お邪魔キャラで各会場に一体いるとのこと。

倒すメリットのないお邪魔虫なステージギミック的な奴だと。

返答が終わるとプレゼントマイクはこう続けた。

 

『最後にリスナーへ、我が校"校訓"をプレゼントしよう。

かの英雄、ナポレオン=ボナパルトは言った

「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」 と!』

 

『“Plus Ultra”それでは皆、良い受難を!!』

 

 

良い受難ね……上等だな。

思わずにやけていたようで、隣のメガネ君が若干引いていた。失礼だな。

 

 

 

 

「マジで市街地なのな。」

 

会場について辺りを見渡す。それにしても人が多いな。

 

『ハイスタート』

 

「ん?」

 

『どうしたあ!実践じゃカウントなんざねえんだよ!走れ走れ!!賽は投げられてんぞ!!!』

 

皆が一斉に走り出す。

ぽつんと取り残された感じだが都合がいい。"変わる"時に邪魔になるからな。

 

「やるか……(ウラモグ)」

 

心の中で呟くと、体が変化していく。

顔のない頭蓋骨、むき出しの筋繊維のような胴体、肘から二股に分かれた青い腕、下半身に生えるイソギンチャクを思わせる無数の触手。

エルドラージの巨人(タイタン)であるウラモグを人型サイズに落とし込んだ大きさへと変身した。

これが俺の個性の能力の一つで、エルドラージの巨人に変身できる。

 

『標的補足!ブッ殺ス!』

「口が悪い!!」

 

早速現れた1Pロボを左右に引きちぎる。結構柔らかいな。

……見た目的にヴィランっぽい倒し方だな。

 

『危険!殺害!』

「やかましい!!!次だ!」

 

(多分)2Pロボの頭部を握りつぶし、近くにいたロボに潰した破片を投げつけて破壊する。

 

「ヒャッハー!!オラオラ!!!どけどけぇ!!!!!」

 

体が温まってきたので、某狩猟ゲームのテ〇ガレックスのように這いずり片っ端からひき潰していく。

1Pで1/1、2Pで2/2相当のスタッツかな。ってことは0Pって0/0?んなわけないか。

 

「なんだあいつ!」

「すごいパワーだ。どんな個性なんだ?」

「急がなとポイント全部取られるぞ!」

 

30体以上も壊して暴れれば目立つか。

 

「この辺は狩りつくしたな。いったん周囲の様子を……っ!」

 

突然地鳴りが起こる。

何事かと周りを見ると、建物を破壊して巨大なロボットが暴れだしていた。

 

「デカ過ぎんだろ…。」

 

機械巨人くらいか?*1

あんなの相手にしてたら時間の無駄だし、正直無視してもいい……が!

 

「これからヒーローになろうって奴が、目の前のヴィランから背を向けちゃいけないよな!」

 

 

『無限に廻るもの、ウラモグ』

 

 

呟いた瞬間に先ほどと同じようにウラモグへ変化させる。

ただ、大きさを0Pと目線が合う位のデカさへと。

 

『警戒!警戒!』

 

0Pロボが何か言っているが、関係なくぶん殴る。

 

「オラァ!」

 

殴った瞬間、0Pロボがパラパラと塵になって消えた。

……やっべ、塵の量が多すぎる。ケガ人とかいないか確認しなきゃ。

この後メチャクチャケガ人捜索した。

 

*1
※カラデシュにあるアーティファクトクリーチャー。イラストを見るとかなりデカい。





簡単な設定

名前:江流戸来(えるどらい)
身長:175cm
体重:82kg
見た目は宗教画の天使っぽい感じで中性的。
性別なしで穴も竿もない。多分生やしたり穴作ったりできる。
MTGはあってヒロアカのない世界から転生してきた。

個性:エルドラージ(この辺の設定は後で無かったことになる可能性があります)
エルドラージの巨人(ウラモグ、エムラクール、コジレック)に変身できる。大きさは人型から山を見下ろせるくらいまで。
血族を召喚できる(変身中のみかつそれの血族のみ可能)
カード名を唱えてから変身すると召喚時の能力を使える
個性がヤバすぎるので触手生物としてごまかしている。

あと燈矢君は荼毘になってないです。
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