超かぐや姫! ~ツクヨミの守り人~   作:tanuu

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酒寄楓/アメツキカエデ _単語_
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技術者 ツクヨミ統括管理人 守護神 ガーディアン かぐやの父 いろPの旦那、偉人、日本が核を持たない理由(ガチ)、シリコンバレーを過去にした男、ヤチヨの相方、いろPは俺の嫁、子持ち、電脳世界のヤバいやつ、人間コンピューター、AIとタイマンする男、立川市、東京都、人間聖杯、魂の物質化を現代でやる男、人類補完計画を出来る男、娘の守護者、21世紀最強のウィザード

 

電子の世界で、俺に出来ないことは無い

 

酒寄楓(さかよりかえで)/アメツキカエデ(2012〜)

 東京大学附属の酒寄研究所で副所長であり、精神と記憶を電脳化する『システム・アスクレピオス』を完成させた。また、妻であり所長の酒寄彩葉女史の開発した人工義体の脳や精神に関わる部分に携わっている。現代日本を代表する偉大な電子世界の開拓者。

 加速し続けるサイバー技術において世界に輝く星である。

 

 

 経歴


 

 開業医の父 高野(いつき)とその妻 高野秋葉(あきは)の長男として誕生。兄弟はいない。義兄に帝アキラ/酒寄朝日がいる。

 

 父親の高野樹氏は開業する前に大学病院に勤めており、日本で数人しかいないと言われる難しい手術をこなせる小児心臓外科であった。彼に命を救われた子供も多いと思われる。

 

 母の死をきっかけに当時リリース開始前だったツクヨミのテスターとして開発に参加。管理AIである月見ヤチヨと共に開発に従事し、ヤチヨのファーストライブの演出なども担当した。

 

 以後、長い間ツクヨミの統括管理補佐として同地の開発や防衛、バグ対処、ライブ演出、ゲーム開発などに従事した。ユーザーネームとしてアメツキカエデを使用しており、同名はツクヨミの守護神として語られていた。

 

 中学の際に父親とも死別し、天涯孤独となる。本人曰く「ヤチヨがいなかったら今頃国際指名手配犯だった」そうだ。まず、普通の人間は国際指名手配になれるほど電子技術に優れていないのだが。

 

 高校進学後も同様の生活をしていたが、ある日住んでいたアパートの設備不良により引っ越す。そこで隣人として住んでいたのが日本のヤバいやつ後の嫁こと酒寄彩葉氏であった。隣人として交流を重ねている時、運命は降り注ぐ。

 

 大人気ライバーにして娘となる破天荒電子アイドルライバー『かぐや』との出会いであった。

 

 親に捨てられさまよっていたかぐやを彩葉氏が保護したのを目撃し、その手助けを申し出る。そして、料理やプログラミングなどを教えた。かぐやの活動が始まり、彩葉氏こといろPがその協力を行っていくのを温かく見守った。かぐやの序盤の戦略は彼が教えたものであるようだ。流石は多くの配信者を見ていただけのことはあり、その戦略はドはまりする。かぐやのアバターは彼が用意してあげたそうだ。

 

 ヤチヨの保守配信では登場することも多かったが、かぐや登場以前はコラボはしない存在と思われていた。しかし、かぐやがその壁を破り、割とコラボしてくれることが発覚した。ここの辺りからかぐやの父親キャラ、保護者キャラが定着し始めた。曰く「求婚者を全員バンしたかった」そうだ。怖い

 

 娘と未来の嫁がヤチヨカップに優勝し、コラボライブを行うなど順調だった。この時のライブも彼が演出など裏方を担当している。さながら発表会の参観である。

 

 同時期に引っ越しも行い、三人で住み始めたそうだ。

 

 

しかし、運命は流転する

 

 

 たまたま行った病院で、かぐやの難病が発覚する。非常に難しい病気であり、十年後の生存は絶望的な物だった。ただちに治療を開始しないと延命措置も出来ない。いつか死んでしまうとしても記憶に残る存在になりたい。そう告げる娘の願いに、両親は立ち上がった。

 

 そして行われたのがあの伝説の卒業ライブ。歌い踊るかぐやに襲い掛かるは迎えに来る月の使者。それを模した演出は、守護神の本領発揮だった。いろPや帝アキラも動員した迎撃軍を指揮し、全ユーザーを巻き込んで巨大な戦場を演出。一世一代の大開戦に響き渡る戦場の女神の如き歌。未だに語り草になっている21世紀のかぐや姫防衛戦争である。

 

 そしてかぐやは引退し、闘病生活に入った。ベッドの上で苦しみ弱っていく娘の姿に……両親は再び立ち上がった。

 

 天才酒寄彩葉氏は理系に進路を変更し東京大学へ進学。人工義体の作成に邁進する。その間に魂を電脳化する研究を開始した。精神と記憶こそが魂の構成要素であるとし、肉体を変えても精神こそが同じならば同一の人間であるという思想のもとで研究開発を進めそして完成させた。

 

 また、酒寄彩葉氏とは同氏の大学在学中に入籍。妻の資金を確保するべくスマコンに五感を全て実装するための特許を売り払うなどして東奔西走した。そのほかにも現在のシステムやゲームに必要な多くの技術を開発、のちに売却しており、酒寄研究所の開設資金を確保した。シリコンバレーの各企業相手の競売で向こうの技術者を泣かせつつ多額の資金を得ている。また、防衛省の情報システムに関するアドバイザーも務め、日本が情報戦において世界に優位に立てる原因となっている。

 

 

 

 ――そして、2036年に両親の願いは結実した。娘と好きなところへ行って好きな事をする。そんな些細な願いのために走り続けた結末は見事なハッピーエンドである。

 

 

 

 人物


 

 普段はかなり謙虚で温厚な人柄。大したことは出来ない、妻と娘には全然及ばない。そういう話を繰り返していたため、どこかで舐めていた者もいた。結婚報告の際には羨ましいという理由で炎上していたこともある。

 

しかし、2038年にとんでもない情報がもたらされる。

 

 事の発端はツクヨミ公式実況ライバー忠犬オタ公による酒寄彩葉/いろPへのインタビューであった。様々な質問をしていく配信だったが、そこで夫への質問も出た。以下にそのインタビューの一部を抜粋する。

 

オタ公(以下オ)「守護神からよくお話は聞きます」

いろP(以下い)「変な話をしてないといいんですけど……」

オ「いや、ずっと奥さんは凄いって話をしてますよ。俺なんかって」

い「……はぁ? すぅ……(ここで息を吸う)」

 

 ここからいろPによるのろけ詠唱が開始された。

 

 出た情報によると

 

・いろPより総合成績は下かもしれないが、自分(いろP)は数学と情報で勝てたことが無い。いつも向こうが満点を持って行っていた。

・授業中に東大の過去問を解くように指名されると、それまで寝ていたのにすぐに黒板を凝視し十秒後くらいに解答を出してきた。

・踏み込み方が上手すぎる。ちゃんと欲しい時に踏み込んできてくれる。

・ヤチヨがたまに使うデフォルメされたイラストは彼が描いている。

・炒飯が上手

・垂れ目の優男で性格もいいからモテるはず(これは憶測)

・家族のために頑張ってくれる。

・私とかぐやのことが好きすぎる。

 

 などなど他にも延々と一時間くらい喋っていた。オタ公がドン引き困っているのは中々珍しい場面である。

 

 そもそも、いろPの出身高校は偏差値が70ほどの進学校であり、そこに入れている時点で相当学力があるはずだ。数学は実力順でクラスが分けられているらしく、それで東大生のいろPと同じクラスにいるということは、同等かそれ以上の能力を持っているのは間違いない。

 

 シリコンバレーの技術者が「何を言っているのか半分くらいしか分からなかった」と漏らしたり、中国や台湾、アラブ諸国からの熱烈なラブコールを全部跳ねのけている。いわく、娘のいるところにいたいとのこと。中国はかぐやに猛烈なプレゼント攻撃をしようとしたとかしていないとか。まことしやかに囁かれている。

 

 ツクヨミでも管理側にいる唯一の人間として活動しており、日々膨大な業務をこなしている。我々の個人情報が守られているのも彼の作成した自動防衛システム『タカマガハラ改』の賜物である。コンピュータシステムに関わる高い問題解決能力を有する人をウィザードと呼ぶことから、日本最強のウィザードと呼ばれることもある。要するにただのスパダリ。宇宙人が地球一の電脳戦強者を出せと言ったら、全世界一致で差し出されることは間違いない。勝って帰ってきそう。

 

 ツクヨミユーザーからは尊敬と感謝、畏怖を込めて「ツクヨミの守り人」と呼ばれることもある。

 

 

 

 成果


 

 これまで多くの開発に携わっており、その成果の一部をここに記す。

 

・仮想空間ツクヨミ

 開発に携わった物の中でも現在最も多くのユーザーに日々利用されているツールである。巨大な仮想空間の中には様々な区画が用意されており、日々拡張と改良を繰り返している。2040年には利用ユーザーが世界で10億人に達し、多言語同時翻訳機能も相まって利用者は日夜増加中である。ここの統括管理が主な職務の一つであり、空中に浮かぶミラーボールの中から我々を見守っている。

 

 中にある多くのゲームや建築物の設計や実装担当も担っており、まだまだ未発見のギミックも隠してあるとのこと。

 

自動防衛システム『タカマガハラ』・『タカマガハラ改』

 もとはツクヨミの中枢システムを防衛するように作成された自動防衛システム。自己判断AIも搭載しており、ある程度の攻撃までは自動で勝手に対処してくれる。十五層の鉄壁の先には十六層目の無限増殖防壁が待ち構えており、そもそも一層を突破するのにスパコンを使用しても年単位の時間がかかるため、事実上突破は不可能。

 

 現在従来の『タカマガハラ』は防衛省に譲渡され、日本のサイバー国防に日々貢献している。公式発表では一度も突破を許したことのない、まさに無敵要塞。ツクヨミは後継機の『タカマガハラ改』が守護している。

 

精神解析AI『アマテラス』

 人間の精神構造や記憶などを分析するAI。スマコンと連動し、脳波を電脳世界に転写することで思考からのダイレクト入力などを可能にする効果もある。

 

精神電脳化デバイス『システム・アスクレピオス』

 死の制約を超えていく可能性を秘めたシステム。最初は『アンチ・ハデス・システム』にしようと思っていたが、流石に直球すぎてやめたとは本人の談である。前述のAIが解析した精神と記憶を電脳化し、コンピューター上に保存。それを義体に転写することで、義体に人格を宿し、行動させることが出来るようになる。現在はかぐやのみが実験例として存在。今後さらなる臨床実験を経ていく予定とのことである。

 

 これにより、脳に依存する病からの解放も視野に入っており、認知症や障害などにも対応できる可能性もあるとのこと。また、難聴や視覚障害などの部分にも応用可能性がある。人類の可能性を何十歩も進めたブレイクスルーである。

 

五感搭載型スマコン

 開発を行ったわけではないが、五感を全て実装するためのシステムは特許権を売り払った末に開発されたものであり、開発会社からは名誉開発者として登録されている。

 

超高度未来予測AI『ラプラス』

 世界中に存在するあらゆる情報を精査し、その確度に基づいて分類、未来を予測していくAI。ラプラスの悪魔から来た名前だが、既に否定されているこの説の名を使用した理由に関しての見解は出ていない。一説には未来は不確定であると理解している人が使いこなせば真の価値がある、という意味だとも言われている。

 

多言語翻訳AI『バベル』

 ツクヨミ内に存在する多言語翻訳AI。ニュアンスを脳波からの感情などに基づいて翻訳してくれるシステムになっている。リアルタイムであり、かつ話者の声を使って使用者に届けるため、コミュニケーションを円滑に進められる。スマコンのAR機能を使えばだれでも使えるため。現在、政府機関なども使用しており、世界中に普及した技術でもある。

 

 

 

 

 余談


 

 ゲームを開発しているがプレイヤーとしてはかなり弱い。義兄の帝アキラや娘のかぐやにボコボコにされている映像もいくつか残っている。

 

 2040年、元々人間であった存在が一度電脳化を経て義体に入ったとしてもそれまでと変わらず国民として認可するという趣旨の法律が通過した。これにより、かぐやは正式に人間であると認められたことになった。これは世界でも初の法律であり、今後高度に発展し人格があると認められたAIに関しては人間として認可する方針も出つつある。これにより、かぐやは正式に酒寄夫妻の養子に迎えられ酒寄かぐやとなった。

 

 2043年、いろP過激ファンが今死んだら子供に生まれ変われると叫ぶ中待望の実子が誕生。子育ての様子などはかぐやの各種SNSなどで確認できる。

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