今年に間に合わせるために急いで書いたので内容の方は期待しないで下さい。誰も待ってないとは思いますが・・・
ガチャ
「ただいま~」
珠恵から逃げ切り、その日の仕事を終わらせるとすっかり辺りが暗くなり買い物を終わらせて帰宅するときには真っ暗になってしまった。
「鍵が掛かってるってことは琴里はまだ帰ってきてないのか」
家族の不在を確認し、士道はキッチンに行き、帰りに買ってきた食材を冷蔵庫に入れながら今日の晩ご飯のメニューを考え始めた。
「ん~。今日は無事に狙っていた特売ミンチが買えたからな~。ハンバーグは手間がかかるし、今日はそぼろ丼にして残りは別の料理に使うか。さて、そうと決まれば・・・」
メニューが決まったところで、士道は慣れた手つきで晩ご飯の準備に取り掛かっていく。
ドタドタドタッ
ガチャッ
「ん?」
誰かが帰ってきた音がしたので後ろを振り返った瞬間、
腹に衝撃が走った。
トゴッ!!
「アベシッ」
「ふんっ!アベシッだって。どこの世紀末のザコキャラかしら」
腹に衝撃が走り、うずくまると頭上から声が聞こえてきた。人をバカにしたような声。否、実際バカにしているのだろう。士道はもちろんこの声の主を知っている。こんなことをしてこんなことを言うのは士道の周辺では一人しかいない。
「琴里ッ!!何すんだよ!!」
士道は腹の痛みを我慢し、自分をこんな風にした張本人を睨み付けた。
そこには黒いリボンで赤い髪を左右で括った少女ーーいや、年齢的にもう少女ではないがーー士道の義妹である五河 琴里が仁王立ちで立っていた。
ーー五河 琴里《いつか ことり》
士道の義妹で現在は近くにある大学に通っている。
ドングリのようなまるっこい目をしており、口には琴里の大好きなチュッパチャップスがくわえられている。
琴里はリボンによって性格が異なり、黒いリボンの時は毒舌でクールな性格になり、白いリボンの時は無邪気な性格になる。これは自己暗示によるもので性格に変化が見られるが人格自体に変わりはない。
身長は残念ながら中学生で止まっており、150㎝以下である。また、他のところ(具体的にはあげないが)も余り変わっていない。しかし、子供ぽさが無くなっており、たまに大人びた表情をするようになってきた。
将来の夢を士道が聞いても教えないため、琴里の将来の夢を士道は知らない。
「あら、そんなことも分からないの?ステゴサウルス以下の鈍感な頭しかない士道には難しすぎたようね。」
「分かるか!!・・・で、何で俺は殴られたんだ?」
「・・・いいわ。教えてあげる。士道、あなた特売ミンチを買ったでしょ?」
「ああ、買ったぞ。あれを買わないとかあり得ないからな。」
何せ、通常のミンチの価格の半分で売られていたのだ。
五河家の台所を任されている士道にとっては食事をいかに美味しく、そして安く作るために絶対に買わなければならないものである。なお、現在士道たちの両親は仕事の都合で家を開けている。
「そして、貴方今日はそのミンチでそぼろ丼を作ろうとしてたでしょう?」
「おう。今から手の込んだもの作ってたら時間が遅くなるしな。」
「そうね。今からだと、いつもより少し遅くなるわね。でもね、士道。貴方、今日から本格的に仕事をしだしたでしょう?それならしっかりと栄養のあるものと食べごたえのあるものを食べた方がいいわ。例えば、ハンバーグとか。」
ここでようやく士道は琴里が殴った意味を理解した。
要するにそぼろ丼をやめてハンバーグにしろと言っているのだ、この妹は。何故、そぼろ丼にしようとしたことが解ったのかはわからないが・・・
「はぁ~、・・・分かったよ。今日はハンバーグにするよ。でも、時間かかるからそれまでちゃんと待ってろよ?」
士道はため息をつき、素直に妹の要求を飲むことにした。
(正直、いっても聞かないし、かえって言い争いした方が余計に疲れる・・・)
「あの、・・士道さん。大丈夫ですか?」
『大丈夫~?士道君~(笑)』
すると、そんな士道を心配する声と人の様子を楽しんでいる声が聞こえた。士道がその声のする方を見ると心配そうにこちらを見つめている四糸乃とケラケラ笑っているパペット人形のよしのんがいた。
ーー氷雨 四糸乃《ひさめ よしの》
士道が二番目に出会った精霊で青い綺麗な瞳と緩くウェーブのかかった腰まである長い髪が特徴の女性である。
性格は極めて大人しいもので、また人の目を見て喋れない程の臆病さを持っていたが最近は初対面の人に対してもある程度は喋れる位になっている。
四糸乃は士道と共にいる精霊の中で一番成長が著しく、身長は琴里を抜かし155㎝まで伸び、体つきも随分と女性らしくなった。
因みに現在、琴里と同じ大学に通っており、将来はぬいぐるみに関する職業に就きたいと言っている。
ーーよしのん
四糸乃の左手にあるウサギのパペットで四糸乃が腹話術でしゃべってはいるがよしのんは四糸乃の別の人格である。目には眼帯がつけられており、性格はお喋りで冗談が大好き。四糸乃を含む皆を時々からかっている。
「ああ、大丈夫だ。心配してくれてありがとな。」
地面に座っている自分の隣にしゃがみこんだ四糸乃の頭をゆっくりと撫でながらお礼を言った。
『ねぇねぇ、士道君~。僕は~?』
四糸乃は士道に頭を撫でられ赤面し、よしのんはそんな四糸乃の様子を見守りつつ、自分も頭を撫でて欲しいとばかりに頭を向けながら催促してみた。
「お前、笑ってただろ。」
『あはは、ばれてたか~。・・・ところでさ~、士道君。
ちょっとちょっと。』
「ん?何だ?よしのん。」
士道は少しよしのんと目をそらしながら返事をした。
『四糸乃のパンツどうだった~?興奮した?』
「ぶふぅ!?ちょっ・・!?」
「よしのん!?」
『んー!!んー!!』
士道はよしのんに四糸乃の下着を見てしまったことがばれていることに驚き、また四糸乃も顔を真っ赤にしながらよしのんの口を塞いでいた。
そう、今四糸乃は士道の隣にしゃがみこんでいるーースカートのまま。
つまり、士道からは四糸乃の下着がバッチリ見えてしまっていた。ーーー因みに色は水色だった。
「士道ー、何してるの?早く作らないとどんどん時間遅くなるわよ?どうしたのよ、二人とも、顔真っ赤にして。」
「いやッ何でもない!そうだな。早く作らないとな!」
琴里がいつまで料理を作らないので士道の様子を覗きにきたので、士道はこれ幸いと夕食の準備を再開した。
ーー因みに後で四糸乃にしっかりと謝っていた士道の姿があったとか。
というわけで、琴里と四糸乃が登場しました。口調あってますかね?何か可笑しいと思った方はまあ、時間経ってるし口調が変わったんだなと思って下さい。(笑)
おまけ
琴里「ちょっと、何で私は成長してないのよ!!」
ーーいや、お前を成長させても需要ないから(笑)
琴里「それなら、四糸乃も成長してない方が需要あるでしょうが!!」
ーー忘れているだろうが、このssは私の願望を実現するためだけに書いているものだ!故に四糸乃の成長は私の願望だ!!需要とか知ったことか!!
琴里「忘れている以前に初耳なのよ!!ふざけんじゃないわよ!!風穴開けてやるー!!」
ーーちょっ!?待って!それ作品違うか---ギャーーー!!!