転生者スレッドも混沌中 作:魔法使い辞めるー!
「おはようございます」
カエシ
「 」
チダルマ
「おはようございます」
カエシ
「あ、はい!?おはようございます!?ここどこ!私はカエシ!おウチどこ!?」
チダルマ
「おウチはない。ココは地獄。そんな事どうでもいいから漫才するぞ」
カエシ
「ふぁ?」
「本番まで十分前でーす!」(◯ョーさん声)
チダルマ
「十分で即興漫才するぞ、流れは台本に書いてある。死ぬ気で覚えろ」
悪魔達
(ニヤニヤしながら、食い物やジュース、座席を準備中)
カエシ
「 た しゅ け て 」
ある屋敷。二人一組の男女が、テレビを観ながらソファーに腰掛け。料理を頬張っていた。男女の前にある机には、いかにもパーティーをする料理が並べられ。コーラ、フライドチキン、ポップコーン、萎れた細切りポテトフライ、ピザ。と高カロリーな物で溢れている。
テレビCMが流れた途端。男が口を開き、料理の感想を言う。
「能井。この店のフライドチキン、けっこー美味いぞ」
「そーすっか?俺はこの店だとピザが美味く感じるんですけどね」
「そうなのか?一つくれ」
「んじゃ、先輩の持ってるフライドチキンの箱ください。食うんで」
男は「ハイよ」とフライドチキンが入った箱を女に渡し。女はソレをもらいエヘヘと笑う。
「しっかし、この時間つまんねぇ番組しかねぇな。血飛沫が舞うスリル満載な映画とかやってねぇのかよ」
「しゃーないですよ。深夜帯ってだいたい再放送やトーク番組しかないんですから」
「…ったくよぉ。久しぶりに明日休みもらったから、騒ごうにもつまんねぇ番組しかやってねぇのはイヤなもんだぜ」
「そんなに言うなら今からクラブに行きます?」
「……あー、面倒くさい」
「でしょー?まぁ、今回はピザとチキンが美味い店を見つけられたと思えば良いんじゃないですか」
「それも、そうか。そうするか」
男は、気怠るげにテレビを消そうと立ち上がろうとする。が、一匹の黒い犬がテレビの前に歩み寄ると数度吠える。
「おい、グラグラ。どうした?」
「あ!先輩見てください!」
テレビに映っていたCMは、画質が乱れ、チャンネル番号が666と表記される。
そこには様々な悪魔達が、空中に浮かびながら苦悶の表情を出している男に槍で汚物を刺す遊びのように刺し、ワザと乗っかったり、その下で火で炙ったりして遊んでいた。
「チャンネル666だぁ?なんだ故障か?」
「あっ!もしかして悪魔専用のチャンネルかも」
「悪魔専用の?なにそれ?」
「悪魔テレビってのがありまして。あるチャンネル専用のテレビチューナーが内蔵してるヤツが有るんです」
「へー。じゃあこのテレビには、そのチューナーが入ってるから観れるわけ?」
「いえ。このテレビに付いてませんし、何より地獄に繋がるアンテナと繋げなきゃ観れないハズ。…なんで観れるようになったんだろ?」
「さぁ?まぁ、なんにせよ観てみようじゃねぇか」
「え?観るんですか」
「だって観れるなら観てみたいじゃん」
「確かに。じゃあ観ましょうか」
テレビに映っている悲惨な光景を他所に。目の前に起きた不思議な現象と唐突に映ったチャンネルの有無に惹かれ、二人組は観ることに専念する事にした。
「その前にトイレ」
「あ、オレも!」
なお、男女はちょっとお手洗いに向かい。用を済ませてくるようだった。
二人が戻ってきてソファーに座ると、ちょうど良く『悪魔と魔法使いの漫才』と言ったタイトルが現れた。
「悪魔と、漫才?」
「うっわぁ、可哀想…」
二人は、他人事のように呟き、コーラとフライドチキンを口にした。
(好きなドロヘドロのOP、EDの冒頭リズムが流れる)
『『はいッ!ドーモ!どーも!』』
(舞台の左側からチダルマ。右からアイアンヘルムだけを付け、パジャマ姿の魔法使いが出てきて、舞台中央にある二つのマイクによって行く)
『左側がチダルマです!』
(チダルマが、左手を挙げる)
『右側が魔法使いのカエシです!』
(カエシと名乗った魔法使いが、右手を挙げる)
『二人合わせてチダルマ』
『カエシです!』
『『どーぞよろしくお願いしまーす!』』
(二人は丁寧にお辞儀をする)
『カエシ君、実はね。僕は思ったことを言う性格なんだ』
『ほうほう。そう切り出すとは、何か有ったんたんですね。聞かせていただきませんか?』
『実はね。さっき言ったチダルマカエシなんだけど語呂が悪くね?』
『ぶっちゃけたな!?確かに、我々コンビを組んでまだ間もないですけど!』
『結成して十分しか経ってないしね。なに、すごい顔になってるけど』
(ムッスゥとした態度で、明後日の方を向いているカエシ)
『そんな十分前まで寝室で寝てたら、急に揺さぶられて、起きたら地獄。どう思います?』
『え?面白いじゃん』
『どこが!?』
(ヘルムが外れる勢いでチダルマの方を見るカエシ)
『いいですか!いきなり呼ぶのは慣れました。けど寝起きドッキリはやめて下さい!ちょっとスタッフさん!さっきのプラカードとか載ってる荷台を流して!』
(様々な物が載っている荷台が左側から流れてきて、カエシが上に載ってるものを取る)
『これ酷くない?』
(寝起きドッキリ大成功と書かれたプラカードを観客に見せる。が、チダルマの指パッチンによってプラカードや荷台が消される)
『(絶句し、変な声を出すカエシ)』
(観客の悪魔達の爆笑)
『話を戻して、チダルマカエシって語呂が悪いから変えたいのよね。なんかいい案ある?』
『……はぁ、ダルマカエシとかどうです?』
『ありきたり』
『ダルマカエシカエシ』
『没』
『ダルカエ』
『どっかの少女漫画かな?』
『お家にカエシてチダルマ様』
『お前の名前が前に行くとは、偉くなったなぁ?』
『ちがッ!?コンビ名じゃなくてノリで家に帰れるか?と思ってつい口が!』
『あっそう。でもダメ、漫才終わるまで返さない』
『ダメ?』
『ダメ(即答)』
『ダメかー…そもそもチダルマ様は、どんな名前が良いんです?』
『そうだなァ。カッコいいのが良いな』
『カッコいいの?』
『チダルマ様万歳漫才とか』
『オレの名前が一文もねぇ!?せめてひとつまみ入れて』
『じゃあカエシに即興ツッコミさせる悪魔会』
『待って待って。何処にカッコ良さがあるの?!いや、そんな会が有るの?!』
『最近、お前をイジるのが悪魔達の流行りで』
『廃れろ!!早く廃れて!』
『ちなみに会長は、ダストン』
『オイコラ先生!漫才が終わって生き残れたら後で話だからな!マジで逃げんな!』
『どうせ聞き流される』
『どうしてそんなことをいうのさぁ!?』
(ギャハハと笑う悪魔達。ふぅ、と息を吐くチダルマ。はぁ、とため息を切らすカエシ)
『ふぅ…とりあえずチダルマ様。カッコイイコンビ名よりも可愛い名前なんてどうですか?』
『可愛い…?例えばどんなの?』
『リズム感よくダルダルカエカエと』
『なるほどリズム感。ってソレはダルカエで拒否ったろうが!』
『いやいやダルカエはカッコ良さがをメイン。ダルダルカエカエはリズム感よく子供達に覚えやすいから』
『悪魔達専用のチャンネルなんて大人しか観ないだろ』
『それはまぁ、そう。でも覚えやすい語呂合わせが有るだけでも違いますよ。
例えば愚かな魔法使いが、目の前に居ます』
『ふんふん』
『そんな愚かな魔法使いが、ファンである二人組のチーム名を当てたとしましょう。では名前を知っているか。知ってます』
『当たり前だろ』
『しかし、ファン未満や初見さんには分かりません』
『ほう。詳しく』
『小さい子供達にとって初見さん方々にとってコンビ名を覚えておけば話題に乗れます。
あのコンビ面白かったよねぇ。オレはツッコミが上手い人が嫌いだけど、ボケの人はちょっと厳ついけどカッコいい悪魔だったからあのコンビ好きだよぉ。とかボケ担当とツッコミ担当で止まり、名前は覚えてくれないんですよ』
『あー。だからリズム感ありきの名前を特徴としたコンビ名を作ろうとするのか』
『はい。…どうですかね?』
『…カエシ君』
『は、はい』
(ドラムロールが十秒鳴り響き、カメラに眼力を強くしながら目線を向けるチダルマ)
『そういうのであれば採用』
『いやタメすぎぃ!採用してくれるなら良いけど溜めすぎぃ!』
『というわけで我々の新しいコンビ名が決まった所でお開きにしようか』
『自由か?自由なのか?まぁ、決まった所で嬉しいです。
あっ!終わる前にお聞きしたいんですけど。新しいコンビ名は、どんな名前に?』
『それはね…チダルマガエシだ!』
『結局可愛げもなければ初期の名前に戻ってるじゃねぇか!はいッ!チャンチャラ御開き!もうええわぁ!』
『『どうも漫才でした〜〜〜!』』
(チダルマガエシの整った一礼。悪魔達は、拍手を贈る。BGM*1が流れてくる)
悪魔達の番組が終わり、BGMの余韻の十秒が流れ終わった。テレビに砂嵐が吹き荒れ、つまらないトーク番組が流れ始める。
「可もなく不可も無く普通の漫才だったな」
「そうすっね。というか何気に魔法使いのヤロウは、生き残りましたね」
「そうだな……というか能井」
「なんです、先輩?」
「さっきの漫才中にお前の悪魔友達の名前が出てなかったか?」
「……そういえば、出てたような」
「で、だ。アイツは悪魔に気に入られる魔法使いなんだよな?」
「じゃないっすかね。アイアンヘルム着けてたし。悪魔試験受けてる最中じゃないですか?」
「つえーのかな?」
「悪魔試験に挑めるのなら、腕は確か強いんでしょうよ。
となると…先輩、どーします?ダストンと連絡取りましょうか?」
「おう、頼む」
男は立ち上がり、ズボンのポケットからマスクを取り出し、前後をわざと反対にして被る。
「最近の十字目達だが、妙に強い輩が出てきたせいでウチにも被害者が出てきた。なら、適度に強いヤツと関った方が腕も鈍らないし、磨きを上げときたい」
「なるほどぉ!そりゃ良い考えだ!心先輩!あー!楽しみダァ〜!」
「だろう?オレは、明日煙さんに話をつけてくる。連絡頼むぜ?」
前後を反対にて被った心臓のマスク。気味悪さと不気味さが醸し出す雰囲気を纏いながら心は部屋からでていった。
「いや先輩!片付けをやってから帰ってくださいよ!」
「チッ…誤魔化せなかったか…」
200:スレ主の魔法使い
なんか起こされて、目を開けたら辺りは地獄の風景。何もない。
なんじゃあココ!?とリアクションとってたらドッキリ大成功のプラカードを抱えたチダルマ様。
漫才させられるし、マジでつらたん…
心情を聞いてください。
ふざけんじゃねぇ!【規制が入る言葉】
201:名無しの魔法使い
乙
205:軍医の魔法使い
大丈夫?
208:ブリテンの魔法使い
やっぱり悪魔がフリーダムすぎてやべぇ
212:軍人の魔法使い
とりあえず寝ときな
216:名無しの魔法使い
なに、悪魔達って災害なん?ギリシャの神々レベルなん?
一方、スレは平和である…今の所は平和である。
この話で分かった事
〜その1〜
今回のカエシは、被害者
〜その2〜
謎の犬グラグラ
〜その3〜
カエシに忍び寄る心臓マスクを着けた男
この先、書き手も勢いだけ!だけど混沌が混ざり合う!
それがドロヘドロォオ!