リィンカーネーションの花弁〜夢に囚われた狩人〜 作:アキヤマ ハルト
早急に仕上げた最新話になりますので、もしかすると誤字などがあるかもしれません。僭越ながらそういったものがありましたら誤字報告をお願いします!
項羽の案内の元、協力者となる北束率いる黒鋭部隊の本拠地へ到着した灰夜たち一行。そこにて世界中のモニターをハッキングして計画の詳細を語るノイマンを見ていた中で項羽と灰夜はヤーナムに降誕せし上位者である月の魔物を見てしまう。その後、ノイマンの横に立っていたヤーナムでの灰夜の知り合いであるマリアからの説明で月の魔物がこの世界に現れるまでに偉人の杜の鎮圧をしなければいけないことが判明。これからの方針をすぐさま決めなければいけなくなってしまった………
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あの映像を見てから、まず怪我人である灰都と柳生(柳生に関してはカエサルのせいだったので、一発本気で殴った)を医務室に連れていき、アイン・ニュートンを看病組に。そして残ったヒトラー・ポル=ポト・ノストラダムス・カエサル・東耶・北束・項羽・ダルモン・俺で今後の方針を会議することにした。
「さて、じゃあ自己紹介からするか?とりあえず俺は灰夜雁人、または狩人でいい」
【あぁ?いらねぇだろ、んなもん。この男ぐらいだろ、名前を知らねぇのは】
「いや、狩人はその男に名を知らせるために自己紹介を提案したんだと思うが……まぁいい。ボクはアドルフ=ヒトラーだ、ヒトラーとでも呼んでくれ。隣にいるのはポル=ポト。喋れないからボクから紹介しておく」
「ほっほっほ、ワシはいらんと思いますが…ノストラダムスと申します」
「えっと、僕は扇寺東耶と言います。もしくは五右衛門と呼んでください」
「…ダルモン」
「……吐き気がするぜ、こんな負け―――「ぶっ飛ばすぞ北束」いっってぇ!!!なにすんだ灰夜!?」
変なことを言おうとしていた北束の頭に拳骨を落とす。なにすんだも何も、当然の処遇だろ。
「なんで協力するって言ったばかりなのに喧嘩売るんだよ、バカか?」
「実際そうだろ!?才能がないからと道具に頼ってんだぞ!」
「普通の人間はそういうもんだ。世界はその負け犬がいるから成り立ってんだぞ、俺も才能はないから負け犬側だ」
「え?」【は?】「ん?」「へぇ!」「ほ?」「はぁ?」
俺の言葉にダルモンを除いた全員が驚いた。ポル=ポトも声にしてないだけで顔を見る限り驚いているんだろう…
「ん?俺に才能はないぞ?」
「…じゃあ、あの狩人の姿はなんなんですか?」
「ん~、努力の成果。命を賭けた殺し合いをし続けたおかげで強くなれただけで、最初は東耶や灰都にも負けるぐらいだ。もちろん輪廻返りする前な?」
【…マジかよ、そりゃ驚きだな……一般人に負けるレベルの人間が、そのレベルになるとはな…】
「ふっふーん、すげぇだろ?諦めないってのはキツい代わりに大きな成果を得られるんだぜ?だから、北束。負け犬なのは認めるし、そうしたってことは諦めたってのも俺は認めるよ。ただ…そういった負け犬のおかげで社会は成り立ってるってことを忘れないでほしい」
「………わぁったよ。好きにはなれねぇ、けど理由があったってことも理解してやる」
頭を掻きながら北束は不愛想な顔をしている。でもこれは普段からなので気にすることはないだろう。
「よし。じゃあ本題の方針会議だ。まず、敵は偉人の杜全員…だけど、真に倒すべきは治療を担当しているナイチンゲールだ。奴は治療をした相手を二つ目の才能によって洗脳状態にしている、ここまではいいか?」
俺の言葉に全員が頷いたのを確認し、そのまま話を続ける。
「現状、こちらの陣営は厳しいの一言だ。おそらく項羽の万象儀を使えば電子機器は使えるだろう、ただ項羽には万全の状態でここを守っていてほしい」
【オレがか?そりゃまたなんでだ?】
「そいつに同意するわけじゃないが、俺からも疑問だ。使えるもんは使うべきだろ?」
「それはその通り、なんだが……正直に言おう。俺がいるところにおいて、ノイマンによる電子機器の探知は効かない」
俺が突然明かした新事実に、
「ん~、狩人の才能は万能だねぇ。このカエサルに匹敵していそうだ!」
「それほどでもないさ……ただ、これは探知のみだし俺がいなければどのみちバレる。それに、こちらの陣営でトップクラスに強い項羽であれば守り切れるだろうから万全の状態でいてほしいんだ。だが、そのためにはノイマンの探知を防げる何かが欲しいんだが………誰か心当たりがあるやつはいないか?」
試しに問いかけてみるが誰も挙げない…と、思えば北束が動いた。
「ちょいと思うんだが…仮に俺らが通信を使ったとしよう。ノイマンってやつは傍受した通信全てを聞いて記憶してんのか?」
【…いいや、昔と変わってねぇなら大事な情報のみを脳内で分けて記憶してるはずだ】
「じゃあ簡単だ。リスクを飲んで使えばいい。バレちゃいけねぇ情報のみ隠して、な」
「………確かに、そうかもしれません。ノイマンも一人一人の話を聞くのは厳しいはず、であれば連絡のみ使うのはありかもしれません」
「ボクもそれで構わないとは思う。だが、ここまでは傍受などの問題解決だろう?ノイマンのあの計算能力への対抗はどうするんだい?」
「うーん、そこだよなぁ………何かいい方法があればいいんだが……」
全員が頭を悩ませる中…東耶が「あ」と声を上げた。全員が東耶の方を見ると、東耶は
「いえ、確か以前ノイマンが言っていたんですよ。
【ほーん……まぁアイツにしちゃあ遠回しな表現だ。なにかを暗示しててもおかしくなさそうだな】
「あぁ。下手すれば、なにか残しているメッセージのようなものがあるかもしれない……試してみるか。東耶、少し試してみてくれ」
「分かりました」
東耶が携帯を取りだし、まずICカードを外して携帯の電源をつける。いまこの施設には一切の電波が通っていないため、合っていればなにかが起きるはずだが………
『《庭の外での起動を確認、自立型AI、起動します》………やぁ、おはよう。東耶、項羽、カエサル、そして灰夜……息災かな、皆の衆?』
『……ノイマンのAIか。アイツは本当に予備を用意するのが好きなやつだな』
「そう言うな、そんな心配性なところもいい点だろう……ふむ、それにしても………言動から察するに記憶・思考はノイマン自身と同じようだな?性能は落ちていようと思考能力に変化がないのであれば優秀という他ない。それはそれとして、久しぶりだなノイマン」
『あぁ、久方ぶりだ。私のことはノイマンⅡとでも呼んでくれ。さて、私の記憶情報は項羽との戦い前で止まっているのでな……現在の状況を教えてもらうことは可能か?』
「あぁ、任せろ。まず———」
『ふむ、なるほどな……マリアは確かに昔から居た。才能も教えず、ずっと行方知れずだったが………そうか、オリジナルの護衛になるとは。まぁ彼女であればどうとでもなるだろうな』
「やっぱそこまで強いか……それにしても、そこまで記憶情報が残っているってことはオリジナルのノイマンが従属の影響下になったのはあの時だったんだな?」
『あぁ。灰夜にブローチを貰ったことは変わらず覚えているよ』
「あ、そ、そうか……///」
ノイマンⅡにスパッと言われた言葉に構えれてなかったせいでしっかりと照れてしまった。顔の熱さを冷ますために顔を手で仰いでいると、周りの人間が呆れるような目で見てきていた。ヒトラーに至っては人を殺せそうな目で見てきている。その傍ら、足裏から霧を2個出して片方を看病組のいるはずの病室へ、もう片方を適当な倉庫に向かわせる。ノイマンⅡの話をすぐに伝達するためと保険の為だ。伝えたという話は、事後報告でいいだろう
【…はぁ…いちゃつくのやめてくんねぇ?ヒトラーの機嫌が悪くなるから】
「な、は、はぁ!?!?///悪くなんかならないが!!?ふざけたことを宣うな、項羽!!」
「ほぉ~、昔からそうだと思っちゃいたが灰夜は女誑しかよ。面白れぇじゃねぇか」
「ほっほっほ、狩人殿はひどい方ですからな。釣った魚に餌を渡さぬのですから」
「…いやまぁ、俺が悪いから仕方ない。それはそれとして項羽は後で殴らせてもらう」
【いや、なんでだよ!?】
項羽がツッコミを入れてくれたおかげでこの場の雰囲気が穏やかに戻り、計算してこうしてくれた項羽に感謝しながら話し合いを大きく終わらせる方向へと持っていく、ことにしたその時…北束の通信機に音が流れ始めた。北束め、元から通信機は使う予定だったな……?
「あ?少し待っててくれ……なんだと?廻り者が、世界各所で出現、だと……!?」
その北束の言葉で、ここにいる全員が理解した。こうして悠長に話し合う時間など、存在しえないのだと―――
第12話終了!さて、ここから原作のストーリーを踏襲しながら、本作独自の廻り者や話を入れていきたいと考えていますよ~。ですが、次回はそこに進むのではなく…灰都たちの看病側のメンバーの話になります。しっかりと進むのは次々回ですね!
では、次の更新をお楽しみください!
主人公以外のキャラの視点はいる?いらない?
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いる
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いらない
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どちらでもいい
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主人公と三人称のみでいい