政治的主張は……一切なーい
次回、テロリズムのはずですが……怒られるかな
これには慣れない。イス種族として恥ずかしい限りだが、私には知識の探求もしない。だから、頻繁に逆行をするものと比べては耐性が付いていないのだ。ナイアルラトホテップが私たちに害を成した時の気分によく似ている。人間にわかりやすい表現をするのなら、少女がカイタイされるのを見ている気分だ。
まぁいい。それを言葉にしたって共有する同志もいない。私はこの時空でどうにかしなくてはいけない。失敗しても再度戻ればいい。その精神で解決へと向かった。まず国会に行くべきだろう。そう思い、空を精神のまま彷徨った。いい感じの人を探す。顔のシワの数だけ無駄にある初老の男性がちょうど良さそうだ。
乗り移る時も、精神的な力があまり残っていなくスムーズに入り込めた。精神と体は密接に関わりあっている。精神が弱いということは体が弱いということ。この人物は膝を壊していた。
何度も何度も転移した。何度も何度もハズレを引いた。期待値である20歳中頃の人物は中々現れない。場所を変えるか?こいつの職場であるレストランは、一見さん断りの場所だ。面倒なことをしやがって、と呟く。常連の客であるだろう30後半の女性がこちらに首を傾げながら不思議そうに見て聞いてくる。
「あの、どうしました?いつもはあまり喋らないのに……」
「んー……そうですね。最近、物騒な輩に絡まれてしまいましてね。」
「ぇー今の時代にそんな人まだいるんですね」
「ええ、ほんと……困ってしまいますよ。」
他愛もない話に切り替え、乗り切ることに成功する。そろそろ、閉店時間だ。夜7時に着替えも済ませ、若者や老人など、多種多様な人がよく集まる駅に向かう。予想通りに言うべきか、ガムを食いながらヘッドホンをしている学生や周りに女を侍らせている女学生もいた。社会はLGBTQ+に適応したらしい。この10年で遅れに遅れた日本国も最先端を謳っている国々に追いついたのかと溜息を漏らす。我等にとっては笑い話にしかならない。我等は数を増やす行為に執着はしていないので、同性愛によるその後の障害などは酒のツマミになるだけで。
そんなことを考えているうちに、目の焦点があっていない青年が女性目掛けて駆けている姿を目撃する。彼は私の理想的な人物でもないが、妥協しようか。
乗り移ったあと、少し……いやだいぶ削られた。あの人物は後にどこかの教団の狂信者となっていただろう。それぐらいに精神がおかしかった。私もそれに呑み込まれてしまいそうだった。まぁそんなわけがないんだが。だが、それだけの恐怖を彼から感じた。彼以外に乗り移る時、殺してしまった方が世のため、私のためになる。他の理想的な人物が見つかるまでは、私がこいつを管理しておこう。
2054年6月30日3時55分まであと1ヶ月。
世間の注目を集め、忠告をしたって無駄だ。平和ボケした人間は銃を突きつけられてもドッキリかなんかと疑い、信じることはない。だが、それがニュースになり地上波で流れていたのなら?もはや、地上波テレビを見ているものは、ごく一部。しかし、そこに乗っている情報は真実に沿ってはいる。そしてテレビに嘘はない。嘘もないが真実もないがね……
私が言いたいのは、例えみている者が少なかったとしても、人々がテレビを必要としていなくても、テレビの情報の信憑性は高いということだ。SNSで事足りてしまう。SNSの情報をテレビは後追いするだけのテレビがだ。ファクトチェック、放送法、責任、BPOが存在するテレビは、ネットの噂よりは確かで安心できる点が優れている。まぁ今ではそんなことを考えている若者も少ないのだろうが。
自動販売機でジュースを買い、今後の活動方針を決めるべく図書館に立ち寄る。歴史の棚に赴き、現代の偉人について調べてみる。
昔、日本に三島由紀夫。本名、平岡公威は割腹自殺で亡くなった。彼は自衛隊にクーデターを促す演説をしたのち、割腹自殺を遂げた。社会に大きな影響を与え、民族派から派生した新右翼も生み出したはずだ。三島事件は私の行動する手本となるかもしれない。
彼や露中米独の政治家を参考に計画を建てることにした。
三島由紀夫の作品、金閣寺とか有名らしいですけど、私見た事ないんですよね。三島由紀夫を知ったのだって、政治的思想の強い友人から聞いたのがきっかけでしたし……
観るか……
てか、イスの大いなる種族が出てくるクトゥルフ神話の本って見たことあります?あれ、言語学習のために、周りから狂人に見られるような行動をするんですよ。あれ、描写するのめんどかったので飛ばしました。
日本の政治家は優秀な人もいるんですが……いや、優秀(意味深)なんですけど、ちょっと政治色強くなりすぎるし……ねぇぇ?
でも多分ですけど、北朝鮮や中国の方が政治家は優秀です。昔から言われてたじゃないですか。日帝の指揮官がマシだったらとか
いや、怖いな。友達がそう言ってました