ここからです。ちなみに、なんで「アンチ・ヘイト」つけているかは、オリジナル魔術を出そうかと思っていたからです。
技術と同じで、魔術も進化していってるしょ!
ロボットが部屋まで先導してくれた。ここまで、進化したのかと感心しながら、部屋に入る。そこには、先客がいた
「あのー、こんにちは。えっと、もしかしてあなたも、連れてこられたんですか……?」
だどだどしく、私に話しかけてきた彼女はこちらをチラチラ見ながら聞いてくる
「ええ、そうです。もしかして、あなたも?」
「そ、そうです!えっと、すいません。おっきい声出しちゃって……」
見ていて、心配になる人だった。同時に守りたくもなる人だった
彼女を頭の先からつま先の先まで舐めるように見た。彼女の腕や足の至る所には、鱗が見えた。この人も、爬虫類である神話生物とのハーフであることを理解した。
1週間ほど、私たちは同じ空間で過ごしたことにより、親密な仲になり、誘拐される前の話などをよくするようになった。この1週間、呼び出されることなんて無かった。だから、心のどっかで期待していたのだろう。もしかしたら、逃がしてもらえるかも……と
最近になって、いや、シャッガイなどの神話生物と関わるようになってから、子供が考えていそうな夢物語……ハッピーエンドを期待していた。
だが、所詮夢物語。そんなものは、一瞬にして崩れ去る。
スピーカーに電源が入る。そして、不協和音が鳴り響く
「━━━!呼び出しだ。━━、来なさい」
「っ、ごめん。……行かないと」
「ま、まって、ください。わ、私をお、置いてかないで……1人にしないで……」
彼女は、小さい頃から鱗があったらしい。だから、いじめも受けてきたし、親からも、彼女が原因でトラブルなどが発生している日々が続いていたらしい。
これを話している時、彼女は、息も上がっていたし、体も震えていた。彼女のことをわかった気になっていた。でも、その苦しみを体験しない限り、私は彼女と分かり合えない。そう思ってしまった時から、彼女を愛せなくなってしまった
だけど、今は違う。もう会えなくなるかもしれない。そう思ったら、私は彼女のことがとても愛おしくなった。彼女は、私を受け入れてくれた。彼女のことを私は受け入れられた。こんな関係もう二度と遭遇することはないだろう。だから、彼女の耳元でこう囁く
「愛している」
部屋を出て、またロボットについて行く。部屋の前には、ある男性が立っていた。
「こんにちは、あるいはこんばんは。」
あぁ、あの時の人だ。そう思っていると
「あの時の人だと、思いましたね?まぁ、今はそんなことはいいです。中に入ってください」
部屋に案内される。この施設と違ってとても散らかってもいたし、奇妙だった。なんとなくだが
彼は、私たちの採血結果を見て、
「あなたは、人間すぎてこれ以上進行することはないでしょう。魔術を使わなければ。いま、こう考えましたね。退行はしないのかと。できるといえば出来ます。しかし、条件がある。あなた達を1年から2年の間、拘束させてもらいたい。」
恐らく、私は人間すぎる。彼はそれが悪いことのように発言していた。しかし、言い換えれば人間のまま神話生物の能力や特徴を得られる可能性があるということだ。
「━……それでいいですか?」
少し考え込んでしまっていたようだ。
「それで構わない。ただし、彼女も一緒にだ。もし、約束が果たされない場合……」
「いいですよ。ですが、多少の能力は残ることでしょう。そして、約束は絶対に果たすことを誓いましょう。」
はい、主人公はどっちなんでしょうね?
心情描写をそこまで詳しく書いていないので、自分で想像してください