ウマ娘プリティーダービー 4th season 妄想プロット 作:サンデー狂
アイの凱旋門賞出走中止発表後
記者会見の翌日
アーモンドアイの凱旋門賞出走中止が正式に発表された。
一般のファンからは、すぐに非難の声が上がった。
「世界に挑戦しないなんて失望した」
「せっかくのチャンスを逃すのか」
「ドバイで勝ったのに、フランスを避けるなんて……」
SNS上では厳しい意見が飛び交い、一部では「逃げた」との過激な言葉すら見られた。
一方で、トゥインクルシリーズのコアファンからは、別の声が上がっていた。
「体質を考えての懸命な判断だ」
「ダイヤの二の舞にならなくてよかった」
「長く輝くための選択だと思う」
キタちゃんは、部室でスマホの画面を見つめながら、小さく息を吐いた。
キタちゃん「……非難も多いけど、理解してくれる人もいるんだね」
アイは窓の外を見つめ、静かに拳を握りしめた。
アイ「……悔しいけど、正しい選択だって信じてる。次は安田記念。そこで、ちゃんと結果を出す」
春の陽射しが部室に差し込み、光を守るための決断が、静かに次の戦いへと繋がっていた。
凱旋門賞中止のニュースが広がる中、部室では自然と会話が始まった。
キタちゃんが静かに呟いた。
キタちゃん「ダイヤちゃん……凱旋門賞の後から成績落ちちゃったね……」
テイオーが隣で頷いた。
テイオー「凱旋門賞の呪いとも言われているんだよね。過酷なコースでのダメージがすごいって……」
ゴルシが腕を組み、低く続けた。
ゴルシ「それを跳ね除けたオルフェーヴルは異常すぎんだよ。あいつは本当に化け物だった。ジャパンカップでドンちゃんに負けたにもかかわらず新興勢力四天王筆頭なだけはあるな」
マックが冷ややかに目を細めてゴルシが凱旋門賞に挑んだ時の雑誌を突きつけた。
マック「そういうお前は何をしに行ったんですの?」
その写真は他のウマ娘が勝負に挑もうとする真剣さがあるのに対してゴルシはモロ観光だったwww
ゴルシが慌てて目を逸らす。
ゴルシ「……まあ、色々とな」
ダスカ「確かそのレースはハープスターが6着、ジャスタウェイが8着だったわよね」
スペが明るく手を叩いた。
スペ「でも選手団のお見送りには行きましょう!!たとえ出ないにしても、応援はしたいです!」
部室に、わずかな笑いが戻った。
しかしその奥には、ダイヤの傷を知る者たちの静かな想いが残っていた。
ラヴが腕を組み、冷静に分析した。
ラヴ「私も海外挑戦考えているけど、ヨーロッパは除外した方がいいわね。移動の負担を考えれば、近いところが無難よ」
アイが頷いた。
アイ「じゃあ私は冬に香港を狙うわ。スズカさんが挑戦した舞台で……」
スズカが優しく補足した。
スズカ「香港で勝ったウマ娘は、カップはアグネスデジタル、ヴァースはサトノクラウンに私の同期のステイゴールド、スプリントは新興勢力のリーダーのロードカナロア、マイルはモーリスね。ちなみにモーリスは翌年に同じレース場で開催されたチャンピオンズマイル、そして2000メートルの香港カップも勝ってるわ」
「サトノクラウン」の名前が出た瞬間、キタちゃんの表情がわずかに曇った。
キタちゃん「クラちゃん……」
その名前が出た瞬間、キタちゃんの表情がわずかに曇った。
クラウンもダイヤと同じように、自分たちスピカを敵視し始めたという情報が、最近耳に入っていたのだ。
キタちゃん(……クラちゃんも……ダイヤちゃんと同じ道を歩み始めたんだ……。あたしたちを「敵」として見るようになって……。どうしてこうなってしまったんだろう……)
部室の空気が、一瞬だけ重く沈んだ。
香港への挑戦という明るい話題の裏に、消えない影が静かに寄り添っていた。
ダスカ「そういやリギルに超期待の新人が入ったわね」
ラヴ「コントレイルとかいうらしいわよ」
テイオー「カノープスにもツインターボを師匠と慕う新人パンサラッサが入ったけど・・・」
マック「カノープスのジンクスからは逃れられそうもありませんわね」
彼女らは思い知る。その新人がとんでもない偉業を達成することを。
新学期 クラシックレースのシーズン
春の陽射しがトレセン学園を照らし、クラシックレースのシーズンが本格的に始まった。
部室で、トレーナーがラヴに声をかけた。
トレーナー「ラヴ、脚の調子はどうだ?」
ラヴが静かに答えた。
ラヴ「問題ないわ。でも桜花賞は……」
トレーナーが資料を確認しながら頷いた。
トレーナー「出走権を得るレースに出るのは難しそうだな。代わりに同日の忘れな草賞(L・2000m)に出走だ」
テイオーが心配そうに割り込んだ。
テイオー「無理しちゃダメだよ。ボクやドゥラちゃんも怪我で菊花賞断念したんだから」
キタちゃんが優しく微笑んだ。
キタちゃん「ゆっくり休んでね。無理をして壊れてしまったら、元も子もないから」
ラヴは小さく息を吐き、頷いた。
ラヴ「……わかったわ。忘れな草賞で、ちゃんと結果を出す」
春の風が部室に吹き込み、新世代のクラシック戦線が、静かに、しかし確実に動き始めていた。
桜花賞直前、TV特番でニシノフラワー、ラインクラフト、ジェンティルドンナが呼ばれた。
ドンちゃん「わたくしの注目はグランアレグリアさんですわ。朝日杯フューチュリティステークスでクラシック路線と交わって3着と、未熟さがあるものの、阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF)に出走していれば勝っていたと思われますわ」
ニシノフラワー「私もグランアレグリアさんです。クロノジェネシスさんはG1の阪神JFで2着でG3のデイリー杯クイーンC1着でした。デビュー戦とアイビーS(OP)は1800m、G1でマイルは厳しいのではないかと考えてます」
桜花賞 本番
阪神レース場
ラヴズオンリーユーは、急遽出走した忘れな草賞(L・2000m)に臨んだ。
出遅れはあった。
しかし直線で一気に伸び、3馬身差で勝利。
クラシック級では現在まで無敗を守った
一方桜花賞
桜花賞のゲートが開いた。
レースは熱い争いになり、ゴール板を最初にくぐったのはグランアレグリア。
クロノジェネシスは3着。
グランの年明け初戦での桜花賞勝利は初。
しかも、アーモンドアイが樹立したレコードを更新しての勝利だった。
ラヴの応援がてら現地でレースを観ていたスピカの面々が、一斉に息を飲んだ。
アイが唇を噛み、声を上げた。
アイ「ううううう!!」
ウオッカが隣で肩を叩いた。
ウオッカ「アイ、お前はあのジャパンカップの大レコードがあるだろ。気にするな」
トレーナーが腕を組み、分析するように呟いた。
トレーナー「アイはマイルより中距離で本領発揮だな。それが安田での不安材料でもあるんだが……」
ゴルシが即座に突っ込んだ。
ゴルシ「フラグ立てんなや」
部室に、笑いと緊張が同時に漂った。
新世代のグランが、アイの記録を塗り替えた瞬間だった。
数日後、部室で出走メンバーを確認したラヴが、静かに呟いた。
ラヴ「グランちゃん、オークス回避してNHKマイルカップを選んだようね」
アイが首を傾げた。
アイ「もしかして2000m走れないのかしら?」
ウオッカが腕を組み、低く分析した。
ウオッカ「ならマイルでの強敵になりそうだな」
NHKマイルカップ
本番では、桜花賞での直線の伸びが見られず、4着入線。
しかし斜行によって、グランアレグリアは5着に降着となった。
部室でその結果を見ていたテイオーが、隣のマックに声をかけた。
テイオー「マックイーン、どう思う?」
マックが少し複雑な表情を浮かべた。
マック「秋天の件の嫌味ですの?(マックは天皇賞・秋で斜行をして18着に降着した過去を持っていた)」
オークスに向けて
トレーナーは資料を見つめながら、静かに考え込んでいた。
トレーナー(……着差を広げているとはいえ、今のラヴじゃG1を戦ってきたウマ娘と比べて格下だ。無敗とはいえ、強い相手とぶつかっていない。オークスが不安だ……)
しかし世間は、ラヴを『有力ウマ娘と戦っていない不気味な存在』と捉えていた。
春の陽射しが部室に差し込み、新世代のクラシック戦線が、静かに、しかし確実に熱を帯び始めていた。
オークスが近づいてきて、特番が組まれた。ゲストはメジロドーベル、スティルインラブ、シーザリオだった。
オークス当日
東京レース場
ティアラ二冠を賭けた大舞台が、幕を開けた。
ラヴはゲートで静かに呼吸を整えた。
ラヴ(……初めてスタートがうまく行った!!忘れな草賞では前へ前へ行こうとしたけど、今回は落ち着いて!!)
しかしスタート直後、他のウマ娘に被されて後方待機になってしまった。
トレーナーが実況を見ながら声を上げた。
トレーナー「去年のアイの時よりもハイペースだぞ!!」
前方では、カレンブーケドールが積極的に仕掛けていた。
ブーケ「カノープスにG1を!!」
ブーケの積極策により、後半もペースが落ちなかった。
サウンズオブアースが力強く声を上げる。
アース「このまま最高の展開を!!」
キタちゃんが心配そうに呟いた。
キタちゃん「このままじゃあたしの春天みたいに消耗戦になっちゃう!!」
最終直線。
外からラヴが仕掛けてきた。
半歩ずつ、半歩ずつ、差を縮めていく。
残り100mほどで、並びかけた。
ラヴ「負けないわよ!!」
ラヴが半馬身リードする。
しかしブーケも必死に抵抗する。
最後の一伸び。
クビ差で、ラヴがゴール板をくぐった。
実況「13番ラヴズオンリーユー!!無敗のオークスウマ娘誕生!!」
ゴール板をくぐった瞬間、スタンドがどよめいた。
無敗のまま、ラヴズオンリーユーはオークスを勝利した。
しかもジェンティルドンナのタイムを0.8秒更新するレコードだった。
クロノジェネシスは3着。
控室近くの通路で、スペが笑顔で駆け寄った。
スペ「ラヴちゃん、おめでとう!!」
ラヴは少し照れくさそうに、しかし誇らしげに微笑んだ。
ラヴ「みんな(観客)のラヴの力で、思いっきり走ることができたわ」
スピカの面々が無敗でレコード更新をしたラヴに労いの言葉をかけるお祝いムードの中、アイは浮かない顔をしていた。
ララの成績低迷だ。
中山記念(G2)2着、サンスポ杯阪神ティアラS(G2)8着、ヴィクトリアマイル(G1)4着と、勝ちきれない日々が続いていたからだ。
アイ(……ララ。わたしは信じてる。あなたの復活を。華やかな勝利の余韻の中で、アイの瞳だけが、少しだけ遠くを見つめていた)
トレーナーの豆知識 香港国際競争
トレーナー「よう、スピカのトレーナーだ。今回は香港国際競争について解説するぞ!香港国際競争は、世界の国際交流レースにおいて1年の締めくくりとなるレースだ。日本からは有馬に向かないウマ娘が出走に向かうのにいいレースだ。香港ヴァースを勝ったステイゴールドは日本生まれのウマ娘で初めて海外G1を勝ったぞ!!」
スズカ「シーキングザパール先輩はマル外扱いなのよね」
次回予告
ウオッカ「(テンション高く)マイルレース安田記念!!アイは初の猛威に阻まれる!!一方サマードリームトロフィー開幕!闇に堕ちたダイヤはどんな走りをするのか!!次回ウマ娘プリティーダービー4th season、カペラの暗躍!!スピカの掟が俺を呼ぶ」
ダスカ「今度はアンタがパロるの!?」
今回は北斗の拳です。スピカの掟?んなもんねーよwww
特番ゲストはティアラ路線は被る可能性が高いです
またエピソード思いついたので変更します
追記 豆知識忘れてたので香港国際競争追加