ウマ娘プリティーダービー 4th season 妄想プロット   作:サンデー狂

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またpixiv版にはないエピソードです



10R カペラの暗躍

安田記念直前、またまた特番が組まれた。

 

司会「本日のゲストはマイル路線でオグリキャップさんと激闘を繰り広げたバンブーメモリーさん」

 

バンブー「よろしくっス!!」

 

司会「マイル区分でも1600mは5戦無敗、マイルの女王ノースフライト(フーちゃん)さん」

 

フーちゃん「お願いしまーす」

 

司会「長く苦しんだ果てに遂にモーリスさんを下して安田記念を優勝したロゴタイプさん」

 

ロゴタイプ「よろしくお願いします」

 

司会「今回の安田記念はどう見るでしょうか?」

 

バンブー「アタシはアーモンドアイは好走止まりと思うっス。理由としては桜花賞での走りが強引気味だったとトレーナーが分析してるっス!(これをグランちゃんに届ける必要もあるっス)」

 

安田記念

 

東京レース場

 

マイルG1の大舞台が、幕を開けた。

 

アイは他の人気ウマ娘と揃って出遅れた。

 

しかも大外枠のウマ娘が斜行して進路を塞ぎ、後方からのレースを余儀なくされた。

 

最終400mでようやく抜け出した。

 

アイ「負けたくない!!」

 

アイは領域を開放した!!

 

領域 輝く一番星

 

末脚を爆発させた。

 

上がり3Fは32秒4という、とんでもない記録を叩き出した。

 

しかし、結局間に合わず、3着。

 

アイ初のG1での敗北だった。

 

ゴール後、アイは膝をつき、声を上げた。

 

アイ「ううううう!!」

 

控室で、トレーナーが静かに分析した。

 

トレーナー「やっぱり出遅れが痛かったな。それに無茶したからダメージも大きい。夏は休め」

 

ダスカが腕を組み、厳しくも優しく言った。

 

ダスカ「そうよ!!秋は東京で中距離レースが開催されるわよ!!」

 

スペが明るく励ます。

 

スペ「気持ちを切り替えましょう!!」

 

キタちゃんは静かにアイの肩を抱き、優しく声をかけた。

 

キタちゃん「アイさん……よく頑張ったよ。次は絶対に勝てるから……」

 

アイは悔しさを噛みしめながらも、すぐに顔を上げた。

 

アイ「……うん。この敗北は無駄にしない。安田記念で負けた分、秋に必ず取り返すわ」

 

夏の陽射しがレース場を照らし、光の初敗北が、静かに次への糧へと変わろうとしていた。

 

スピカ部室(レース後)

 

安田記念の余韻が残る部室。

 

皆がそれぞれの思いを胸に、集まっていた。

 

ゴルシが腕を組み、低く笑った。

 

ゴルシ「アイ、惜しかったな!でもあの上がり32秒4は怪物すぎるぜ!」

 

ウオッカが隣で頷きながら、少し悔しそうに続けた。

 

ウオッカ「出遅れさえなければ……って言いたくなるけどな」

 

マックが優雅に微笑んだ。

 

マック「でも、これでアイさんも経験を積めましたわね。次はもっと強くなって帰ってきますわ」

 

アイは静かに拳を握りしめ、皆の言葉を受け止めていた。

 

しかし、キタちゃんはみんなの会話に微笑みながらも、心の中で別の思いを抱えていた。

 

キタちゃん(……アイさん……初めてのG1敗北……。でもあの子はきっと立ち直る。あたしも……ダイヤちゃんのことで立ち止まってる場合じゃないよね……)

 

部室の窓から差し込む夏の陽射しが、光の初敗北と、静かな決意を優しく照らしていた。

 

 

 

時間は過ぎて

 

宝塚記念特番が組まれた。

 

司会「今回のゲストは沈黙の日曜日から復活した異次元の逃亡者、サイレンススズカさん」

 

スズカ「よろしくお願いします」

 

司会「大井から中央に移籍してオグリキャップ、スーパークリークとともに永世三強と呼ばれたイナリワンさん」

 

イナリ「よっしゃー!」

 

司会「テイエムオペラオーのライバルで、宝塚記念で生まれた因縁を宝塚で決着をつけたメイショウドトウさんです」

 

ドトウ「よ、よろしくお願いしましゅ」

 

スズカ「今回はキセキちゃんが好勝負すると思うわ。私も逃げだし」

 

ドトウ「私はリスグラシューさんだと思いますぅ」

 

イナリ「あたしはリスグラシューだね。徐々に咲き始めてる感じがあるぜ」

 

 

 

阪神レース場

 

宝塚記念を制したのは、リスグラシューだった。

 

レース後、控室近くの通路で、サトノクラウンが静かに声をかけた。

 

クラウン「リスグラシューさんですね?」

 

リスグラシューが少し首を傾げた。

 

リスグラシュー「そうですけど?」

 

クラウンは穏やかな、しかしどこか冷たい微笑を浮かべた。

 

クラウン「あなたに話があるので、近くのカフェでお会いしましょう」

 

 

少し離れた静かなカフェの個室。

 

サトノダイヤモンドとサトノクラウンがすでに待っていた。

 

ダイヤが静かに立ち上がり、挨拶した。

 

ダイヤ「初めまして、リスグラシューさん」

 

リスグラシューが目を見開いた。

 

リスグラシュー「サトノダイヤモンドさん!?有馬記念優勝ウマ娘の!?」

 

ダイヤは優しく、しかしハイライトの薄い瞳で微笑んだ。

 

ダイヤ「はい、そうです。あと、レースでは後輩でも学年ではあなたの方が先輩ですから、そんなに堅苦しくなくて大丈夫ですよ」

 

ダイヤはリスグラシューに丁寧に挨拶をした。

 

その笑顔の裏には、すでに深い闇が潜んでいた。

 

ダイヤが静かに、しかし確信に満ちた声で続けた。

 

ダイヤ「香港での好走、先の宝塚記念、この走りを見て、私たちはあなたのサポートをしたくなりました。オーストラリアのコックスプレートの出走をお勧めします。オーストラリア政府が宝塚記念優勝ウマ娘にコックスプレート出走をサポートするとのことです。さらに宝塚記念を優勝したあなたが優勝すれば、オーストラリア政府が特別奨学金も給付するとのことです」

 

リスグラシューが少し顔を曇らせた。

 

リスグラシュー「でも、オーストラリアと香港では検疫の件が……」

 

ダイヤは優しく微笑んだ。

 

ダイヤ「サトノグループが尽力致します。それに、あなたの走りなら有馬もいけそうですし」

 

リスグラシューは少し驚いた顔をしたが、すぐに目を輝かせた。

 

リスグラシュー「分かりました!!コックスプレート、挑戦します!!」

 

ダイヤは優しく微笑んだが、その笑顔の裏には冷たい光が宿っていた。

 

ダイヤ(……これでスピカへの刺客はできたわ。もしアーモンドアイが香港を選んだらダメかもしれないけど、有馬を選択する可能性は高いわ)

 

ダイヤの笑顔の裏には、アーモンドアイ、ひいてはスピカへの憎しみが込められていた。

 

サトノクラウンも同じく、静かに頷きながらその計画に同調していた。

 

カフェの窓から差し込む夏の陽射しが、二つの影を、静かに長く伸ばしていた。

 

 

Bパート

 

サマードリームトロフィーシリーズ直前

 

キタちゃんは部室の窓辺に立ち、悲壮感を漂わせていた。

 

キタちゃん「あたし……もうピークアウトしちゃったんだ……」

 

ゴルシが隣で呆れたように笑った。

 

ゴルシ「トゥインクルシリーズ引退後にそれ言っても、悲壮感感じねーぞ」

 

キタちゃんはいつもの明るい調子に戻った。

 

キタちゃん「そっか、ドリームトロフィーは引退後の選手が多いですもんね」

 

ゴルシが腕を組み、続けた。

 

ゴルシ「チヨノオーやシーザリオ、ジャングルポケットのような故障引退のやつは、こっちにすら進めないからな」

 

キタちゃんが小さく頷いた。

 

キタちゃん「アスリートとして厳しいですね」

 

ゴルシが少し真面目な顔になった。

 

ゴルシ「あたしも出るが、今回の出走メンバー見たか?」

 

キタちゃんは拳を握りしめ、強い眼差しを向けた。

 

キタちゃん「はい、ダイヤちゃんが出ます。今回の走りでダイヤちゃんに思いを伝え、目を覚まさせます!」

 

夏の陽射しが部室を照らし、光を取り戻そうとする決意が、静かに燃え始めていた。

 

観客席

 

サマードリームトロフィーシリーズの会場

 

観客席には、かつての伝説たちが集まっていた。

 

オグリキャップが穏やかに声をかけた。

 

オグリ「見に来たのか、オペラオー、ドトウ」

 

テイエムオペラオーが豪快に笑った。

 

オペラオー「今シーズンのボクたちは中距離に力を注いでますからね」

 

メイショウドトウが小さく頷いた。

 

ドトウ「ライバルはロブロイさんです」

 

イナリワンが腕を組み、低く続けた。

 

イナリ「あいつは秋シニア三冠だったからな。あたしは今シーズンは海外も見据えて中距離ダートだ」

 

オグリが静かに分析した。

 

オグリ「私は本来はマイラーだ。タマやクリークのように長距離は厳しい。それに今シーズンは海外視察をルドルフに頼まれている」

 

六平銀次郎が腕を組み、深刻な顔で口を開いた。

 

六平「それ以上に気になるのがサトノダイヤモンドだ」

 

北原穣が隣で頷いた。

 

北原「スピカメンバーの寮強制引っ越しの件、キタサンの孤立、色々とおかしいですからね」

 

夏の陽射しがスタンドを照らし、伝説たちの視線が、芝の上の影へと静かに向けられていた。

 

 

サマードリームトロフィースタート!!

 

レースは一気に終盤へ

 

キタちゃんは必死に脚を伸ばした。

 

キタちゃん(……これで勝って、ダイヤちゃんと仲直りするんだ!!)

 

タマモクロスが隣で低く呟いた。

 

タマ「キタサンのやつ、やっとるなあ。でもウチも負けへ」

 

そのとき——

 

ドクン!!

 

ダイヤの雰囲気が、一変した。

 

(ダイヤ・心の声・暗く、荒い)

……キタサンブラック……

あんたが有終の美を飾って、綺麗に引退したから……

私は惨めなまま終わらなきゃいけなかった。

 

ゴールドシップ……

あんたはラストランの有馬で8着だったのに大歓声で引くことができた……

私は6着だったのに声援は送られなかった……

 

アーモンドアイ……

あんたがG1三勝、四勝と積み重ねていくたびに、私の存在が薄れていく……

スピカの輝きが、私の闇を照らすのが許せなかった……

 

(息が荒くなる)

もっと……もっと力を……!

この無力感を、全部焼き尽くすほどの力を……!!

 

ダイヤは憎悪と嫉妬を燃料に、肉体を無理矢理全盛期並みに戻した。

 

タマモクロスが、ダイヤの異変に気づいた。

 

タマ「な、何や!?」

 

ナリタトップロードは、禍々しく変貌したダイヤに恐怖した。

(語彙力が足りないのは元からであるが)

 

ナリタトップロード「すごく、すごく怖いです!!」

 

キタちゃんが振り返り、叫んだ。

 

キタちゃん「ダイヤちゃん!?」

 

ダイヤが冷たく名を呼んだ。

 

ダイヤ「キタサンブラック!!」

 

漆黒化領域 BLACK DIAMOND

 

ダイヤはピークアウトし始めたキタちゃんと比べて、より衰えていた。

 

しかし彼女は、キタちゃんらスピカへの憎悪や嫉妬を燃料として、衰え切った体に鞭打ち、全盛期の力を無理やり引き出した。

 

その走りは、砕けかねない危険なものだった。

 

漆黒の末脚が炸裂する。

 

ダイヤは圧倒的な差で差し切って勝利した。

 

ゴール後、ダイヤは冷たい目でキタちゃんを一瞥した。

 

ダイヤ「あんたとは関わるつもりはないわ」

 

キタちゃん「ダイヤちゃん!」

 

ダイヤは冷たくキタちゃんを突き放し、背を向けて去っていった。

 

その背中は、完全に黒く染まっていた。

 

夏の陽射しの下で、黒い影が、静かに、しかし圧倒的に芝を支配していた。

 

 

オグリ「サトノダイヤモンド、あの力は」

 

六平「お前のラストランの時とは全く違う!!使っちゃいけねえ力だ!!恐らく心理的な力を用いている!!」

 

北原「あとでアグネスタキオンに相談しましょう」

 

オペラオー「く、黒ダイヤの魔王降臨だ!!」

 

ドトウ「救いはないのですか〜!?」

 

 

 

レース後の通路は、ざわめきと足音で溢れていた。

 

ダイヤは壁に手をつき、肩で荒い息を繰り返していた。

 

ダイヤ「うぐっ!!はあ、はあ……身体中に痛みが……。痛み止めを……」

 

顔を歪めながらも、誰にも見られないよう周囲を素早く確認する。

 

誰もいないことを確かめると、素早く小さな薬ケースを豊かな胸の谷間から取り出した。

 

カチッ。

 

痛み止めを2錠、一気に口に放り込む。

 

ダイヤ「はぁ……はぁ……」

 

薬を飲み込んだ瞬間、彼女の瞳はさらに暗く淀んだ。

 

口の端から零れたわずかな息は、苦痛と憎悪が混じり合っていた。

 

ダイヤ(……これで……もう少し持つ……。キタサンブラック……、アーモンドアイ……、あんたたちを見ているだけで、この身体が壊れても構わない……)

 

薬を飲み干した彼女の表情は、苦痛に歪みながらも、どこか満足げな、狂気じみた笑みを浮かべていた。

 

その姿は、誰にも見られなかった——

 

少なくとも、この瞬間は。

 

通路の蛍光灯が、黒く染まったダイヤモンドの影を、静かに照らしていた。

 

トレーナーの豆知識 宝塚記念

 

トレーナー「よお、スピカのトレーナーだ。今回は宝塚記念について解説するぞ!!宝塚記念はトゥインクルシリーズ春シーズンの総まとめのグランプリだ!!強いウマ娘だけでなく、意外なウマ娘が勝つこともあるぞ!!有名な宝塚記念はゴルシがスタート時に起こした奇行で海外ブックメーカーで120億円分も飛ばした回だ!!」

 

ゴルシ「未だにいじるんじゃねえ!!」

 

次回予告

 

北原「夏合宿、かつてのライバルは憧れの人と出会い、覚醒する。しかしそれは道を違えることでもあった。彼女は新たな光を求めて走り出す。次回、ウマ娘プリティーダービー4th season、八重咲のライラック。未来に向かって出走しろ、ラッキーライラック!」




次回予告はガンダムSEED風です

この世界でのキタちゃんがピークアウトしました!!悲壮感ないけど

僕なりのドリームトロフィーシリーズです。この世界線では専用の勝負服ではなく各々の勝負服で走るトゥインクルシリーズに近い形式です。

ダイヤちゃんが危険な状態に!!
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