ウマ娘プリティーダービー 4th season 妄想プロット   作:サンデー狂

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18R 彼女の功績で顕彰ウマ娘にならないわけがない

オグリのチームの部室にて

 

ディクタ「ここに今シーズンで最強クラスの短距離路線のウマ娘の映像データがある。比較用に過去のマイラーのレース映像も持ってきた。俺もお前もマイラーだからな」

 

オグリ「確かに気になるな。北原、用意を」

 

三人はモニターに向かい、映像を次々と再生し始めた。

 

オグリ「彼女はグランアレグリアか」

 

クロノ「私の同期です。桜花賞で負けてます」

 

他にもマイルのNHKマイルカップ、短距離の阪神カップ(G2)、高松宮記念(G1)を見た。

 

オグリは腕を組み、静かに分析した。

 

オグリ「私の現役時代にもNHKマイルカップがあれば、君とG1でバチバチやり合ってただろうな」

 

ディクタ「ああ、それがあればダービーを蹴ってでもそっちを選んだかもな」

 

オグリ「ああ、私はダートも含めてマイルで無敗だったが、君とは有馬でしか走ってないからな」

 

ディクタ「マイラーにもバンブーのように短距離もいけるパターン、ウオッカのように中距離もいけるパターン、範囲は狭まるがアグネスデジタルのような二刀流のパターンもある。アーモンドアイとグランアレグリア、どっちが勝てるか?」

 

オグリ「私はマイルならグランアレグリア、2000mならアーモンドアイだな。」

 

ディクタ「俺たちの時代もマイルならオグリ、2000なら俺って言われてたからな」

 

クロノ「なら秋天でアイ先輩と8冠を阻止する戦いになりそうですね」

 

オグリ「なら私もそれにあったメニューを用意しないとな。だがその前に宝塚がある。まずは宝塚に備えた特別なコーチを呼んでいる。来てくれ」

 

オグリの部室に5人の姿が現れる!!

 

オグリが呼んだ「特別なコーチ」の正体が、部屋の扉を開けて次々と姿を現した。

 

タマ「よう、来たでクロノ」

 

イナリ「しっかり面倒見てやっからよ!!」

 

クリーク「負けたらでちゅねごっこよ❤️」

 

オペラオー「ハーハッハッハ、姉弟子として先輩世代に勝てるように鍛え上げないとね!!」

 

ドトウ「た、宝塚でオペラオーさんに勝った私でいいんですかぁ」

 

クロノは目を丸くし、思わず立ち上がった。

 

クロノ「すごい豪華なメンバーですね!!期待に応えます!!」

 

ディクタは腕を組み、感心したように笑った。

 

ディクタ「お前と激闘を繰り広げたライバルたちに偉大な弟子がコーチってわけか」

 

北原「はは、全力で勝ちに行く気だな」

 

オグリは静かに微笑みながら、みんなを見回した。

 

オグリ「クロノ、君はすでにG1を勝っている。だが、もっと上を目指すなら、私たち先輩の経験を、全部吸収してくれ」

 

タマ「ウチらの世代の意地、叩き込んだるで!」

 

イナリ「ダートも芝も、全部見せてやるぜ!」

 

クリーク「スタミナも鍛えるわよ〜」

 

オペラオー「ボクの包囲網突破術も伝授するよ!」

 

ドトウ「わ、私も頑張ります……!」

 

クロノは胸を熱くし、深く頭を下げた。

 

クロノ「ありがとうございます……!絶対に、みんなの期待に応えられるように、全力で頑張ります!!」

 

部室に、熱い気迫が満ちた。

 

タマモクロス、永世三強とオペラオー・ドトウの豪華コーチ陣が、クロノジェネシスを新たな高みへと導こうとしていた。

 

 

安田記念前のTV特番

 

出演者はオグリキャップ、アグネスデジタル、タイキシャトルである。無論今の感染症禍の社会ではリモート出演である。

 

オグリ「オグリキャップだ。よろしく頼む」

 

アグネスデジタル「ぬぉーー!ウマ娘ちゃんたちに逢えません!!」

 

タイキシャトル「今のご時世仕方ないデース」

 

オグリ「安田記念だが、私の読みではグランアレグリアが勝つと思う。アーモンドアイはマイル〜2400で結果を出しているが、無敗なのは1800〜2400だ。1400のデビュー戦、昨年の安田記念、2500の有馬記念で負けていることからもな」

 

アグネスデジタル「やっぱり私もグランちゃんを推します〜!わたしもオペラオーさんに勝ったみたいに決めて欲しいです〜!」

 

タイキシャトル「ワタシはアーモンドアイと思いマース」

 

安田記念当日

 

グランの控室

 

新興トレ「出番だ、グランアレグリア!!」

 

グラン「りょーかい!!グランアレグリア、推してマイル!!」

 

レース開始!!

 

東京1600m、無観客のレース場に走る音だけが響き渡る。

 

アイはスタートで少し出遅れ、後手を踏んでしまった。

 

アイ(出遅れは痛いけど前走でマイル戦の対策もバッチリ!!リカバリーもできた!あの悔しさはもう味わいたくない!このままG1八勝目を勝ちと・・・)

 

その前に、鮮烈な影が駆け出した。その目のやり場に困る露出度の高い勝負服、それは後にマイル女王と呼ばれるグランアレグリアだった。

 

グラン「アイ先輩の走りは100マイル、でもマイルならわたしが200マイル!!マイルなら負けないよ!!」

 

領域 ぽっぷ・とぅ・すまいる

 

アイ「グランちゃん!!」

 

アイはラストスパートをかける!!

 

領域(ゾーン) 輝く一番星(シャイニングスター)

 

しかしグランアレグリアには届かない!!

 

アイ「どうして!?どうして届かないの!?」

 

こうして安田記念はアイはグランに完封されてしまった。

 

実況「最強ティアラは私!!」

 

グラン「やったよー!!アイ先輩に勝ったよ〜!」

 

アイは息を荒げながら、グランアレグリアに近づいた。

 

アイ「グランちゃん、右目の下、キックバックで血が出てるわよ」

 

グラン「あ、本当に参ります」

 

アイはさらに視線を下げ、優しく、しかしはっきりと言った。

 

アイ「それにお腹!キックバックの影響でだいぶ汚れているわよ。ウイニングライブがないとはいえ、お腹、特にあなたはおへそは綺麗にしなさい!」

 

グランはしゅんとなった

 

 

レース後の控室

 

アイ「うううううう!!!」

 

有馬記念の時ほど激しくなかったが、堪えていた悔し涙が頰を伝った。

 

G1八勝目前で、しかも東京という自分の庭で負けた——その事実は、彼女の胸を強く締め付けた。

 

ウオッカがすぐに駆け寄り、肩を抱いた。

 

ウオッカ「アイ!!」

 

トレーナーは静かに資料を閉じ、ため息をついた。

 

トレーナー「マイル戦じゃあっちの方が上手だったか。ルドルフの呪いを越えるには」

 

ウオッカが続きを継いだ。

 

ウオッカ「秋天か」

 

控室に重い沈黙が落ちた。

 

誰もが、アイのラストシーズンに懸ける想いを知っていた。

 

 

安田記念で負けた日の夜、アイはレースの夢を見た。

 

夢の中の東京レース場は、異様に静かだった。

 

アイが直線で加速しようとした瞬間——

 

アイ(会長がしつこくマークしてくる!もしかして・・・)

 

ルドルフの幻影が、黒い影のように迫ってきた。

 

その手が、アイの背中にタックルを仕掛けようとする。

 

しかしアイは、夢の中でさえ必死に体を捻り、それを振り切った。

 

アイ「秋シーズンこそルドルフ、あなたを超えてみせるわ!!」

 

幻影は一瞬、驚いたように動きを止め、次の瞬間、ゆっくりと微笑んだまま消えていった。

 

アイは汗だくで目を覚ました。

 

暗い部屋の中で、彼女は自分の拳を強く握りしめた。

 

アイ(……負けない。グランちゃんに負けた悔しさも、静かなレース場の寂しさも、全部、秋天でぶつける。G1八勝……ルドルフの壁を、わたしが越えてみせる……)

 

 

翌日、部室にて

 

安田記念の翌朝、部室は少し重い空気に包まれていた。

 

トレーナーがホワイトボードに秋のレーススケジュールを書きながら、みんなに告げた。

 

トレーナー「アイは安田記念で負けてしまった。再起を狙うならアイがより得意な距離の中距離で東京の秋天からだ!!」

 

テイオー「ヴィクトリアマイルから中2週だから疲れが残ってたのかな?」

 

ダスカは腕を組み、遠い目をした。

 

ダスカ「ウオッカのタフさが異常だったことを思い出すわ(史実2009年)」

 

キタちゃんは少し遠い表情で呟いた。

 

キタちゃん「秋天といえばあたしも出遅れやらかしちゃったんだよね。最強の重圧感からかな?(何度というが本作はアニメと設定が違う)」

 

ラヴ「じゃあメンタルトレーニングとしないと!」

 

ゴルシ「じゃあ座禅だな」

 

マックイーンは呆れた顔でため息をついた。

 

マック「またそれですの?」

 

 

また翌日、URAから正式な通知が届いた。

 

キタサンブラックが、顕彰ウマ娘——殿堂入りしたのだ。

 

テイオーが一番に飛びついて抱きついた。

 

テイオー「おめでとうキタちゃん!!」

 

キタちゃんは照れくさそうに笑いながら、みんなを見回した。

 

キタちゃん「ありがとうございます!!これであたしもテイオーさんやマックイーンさんと同じ顕彰ウマ娘です!!」

 

ウオッカが胸を張った。

 

ウオッカ「俺もG1七勝した顕彰ウマ娘だぞ!!」

 

ダスカ「アイもG1七勝だからほぼ顕彰ウマ娘確定よね」

 

トレーナー「よし、今度の休日は特別メニューだ!!顕彰ウマ娘の資料を見に行くぞ!!」

 

スペ「またアイちゃんにプレッシャーかける!!」

 

ゴルシ「精神修行の一環だ」

 

部室に、喜びと緊張が入り混じった空気が満ちた。

 

キタサンブラックの殿堂入りは、スピカ全員に新たな希望と重圧を与えていた。

 

そしてトゥインクルシリーズの殿堂にて・・・

 

スペ「うわー、有名なウマ娘の資料、ブロンズ像、勝負服のレプリカばかり!!」

 

スズカ「ハイセイコーさんにマルゼンスキーさんにシービーさん」

 

テイオー「あ、カイチョーの資料と肖像画とブロンズ像!!」

 

マック「オグリキャップ。勝利数以上に社会現象及びクラシック追加登録制度のきっかけですわ」

 

ラヴが少し先のエリアを指差した。

 

ラヴ「キタさんのエリアがもうできてるわ」

 

そのエリアには何もなかった。それはまるで予約済みだと言わんばかりに空いていた。

 

ウオッカ「やっぱ俺のゾーンは見てていい感じだぜ」

 

ダスカ「あそこのオペラオー先輩と同じね」

 

キタちゃん「アイさん、あたしは七勝した。この間負けたけどもう一度聞きます。八勝できる?」

 

アイ「ええ、改めてやってみせるわ!!今度は秋天でリベンジよ!!」

 

殿堂の柔らかな照明の下、アイの瞳に再び強い光が宿った。

 

周りの先輩たちの功績が、彼女の背中を静かに押していた。

 

 

トレーナーの豆知識 顕彰ウマ娘

 

トレーナー「よう、スピカのトレーナーだ。今回は顕彰ウマ娘について解説するぞ。顕彰ウマ娘はトゥインクルシリーズの発展に大きく貢献したウマ娘の功績を讃える制度だ。俗に殿堂入りとも言われているぞ。過去の例で言えばクラシック三冠、G1七勝のウマ娘は確定だが、他にもオグリキャップは文化的貢献、エルコンドルパサーは世界レートの日本のウマ娘最高値の134が大きく影響したぞ!!」

 

スズカ「1、3、5ってもしかして越える子が現れるってこと!?」

 

次回予告

 

ラヴ「ついに秋天!!アイ先輩の偉業に注目が集まってるわ!!え、テイオーさんどうしたの?会長に失望した!?会長を慕っていたのですが、最近の行動に失望しています」




次回予告はストライク・ザ・ブラッド、サブタイトルは『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』風です
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