ウマ娘プリティーダービー 4th season 妄想プロット   作:サンデー狂

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新章突入!!

pixiv版にはない新ストーリーです


第2部 女王の試練!!!忍び寄る闇!!!
7R 追い出しの余波


年末 

 

サトノダイヤモンドの引退がひっそりと報じられた・・・

 

引退式は行われなかった・・・

 

三浦寮 談話エリア

 

強制的に引っ越させられたスピカのメンバーたちが、集まっていた。

 

空気は重く、誰もが言葉を選ぶように沈黙していた。

 

キタちゃんが、小さく呟いた。

 

キタちゃん「ダイヤちゃん……引退したんですね。あたしは引退式で盛大に祝ってもらいましたが、ダイヤちゃんは……なかったんですね」

 

ウオッカが腕を組み、低い声で続けた。

 

ウオッカ「俺はG1七勝したけど、引退式はなかったぜ」

 

テイオーが隣で補足する。

 

テイオー「ウオッカはドバイで鼻血ブーして、前倒し引退になっちゃったんだよね」

 

マックが優雅に、しかし少し寂しげに頷いた。

 

マック「スカーレットは有馬後の故障で、引退式を行わなかったんですわね」

 

ゴルシが珍しく控えめに、しかしはっきりと言った。

 

ゴルシ「あたしは盛大にやったぜ!!」

 

アイは、そのやり取りを静かに聞いていた後、拳を握りしめた。

 

アイ「私も……引退式をしてもらえるようなウマ娘にならないとね。問題行為は起こさないようにしないと」

 

冬の冷たい空気が、部屋に満ちていた。

 

追い出された夜の余波は、まだ完全には消えていなかった。

 

 

栗東寮のスピカメンバー

 

スペ「最近スカーレットさん元気ないですね」

 

スズカ「ウオッカちゃんが引っ越させられちゃったからね」

 

ラヴ「確かに、あの二人は喧嘩するほど仲がいい関係だったのよね」

 

マルシュロレーヌ(マル)「あ、わたしは、ラヴちゃんと、離れ離れにならなくて、よかった」

 

ラヴ「マルちゃん、気遣ってくれてありがとう」

 

 

ダスカ「はぁ」

 

アグネスタキオン「浮かない顔してるねぇ、スカーレットくぅん」

 

ダスカ「タ、タキオン先輩にポッケ先輩!!」

 

ダスカに突然タキオンとポッケが現れた。ちなみにポッケは舌をペロンと出してタキオンに引っ張ってもらう遊びをしていた

 

タキオン「ウオッカ君がいなくなって、随分寂しそうだからねぇ。」

 

ダスカ「そ、そんなわけないでしょ!!」

 

タキオン「あと、ポッケ君、いつまで舌遊びを続けるんだい?」

 

ポッケ「まだまだ」

 

ダスカ「ダイヤの心が滅茶苦茶になっちゃった。それでスピカメンバーは離れ離れに。他の寮の人たちも無理やりこっちに引っ越させられてる。なんかトレセン学園もめちゃくちゃになりそう」

 

タキオン(心が壊れたか。ダンツ君(ダンツフレーム)も故障からのダート転向後も成績が回復せず、病気をやって心が壊れて今は療養中。こっちも辛いよ)

 

ポッケ「タキオン、もっともっと」

 

タキオン(トニビアンカにもその癖があったけど、君もかい)

 

 

 

イナリ「ったく〜、なんであたしがこっちに引っ越さねぇと行けねぇんだ?」

 

オグリ「サトノダイヤモンドのわがままだ。今はキタサンブラックの姿を見たくもないらしい」

 

タマ「キタサンってあのあんたのルール(クラシック追加登録制度)で菊花賞勝ったやつやな。G1七勝は過去の例から見ても顕彰ウマ娘確定や」

 

クリーク「でも、永世三強が同じ寮になるのって初めてよね?」

 

タマ「いや落ち着くなや」

 

イナリ「どーせ一時の感情だ。すぐ戻んだろうよ」

 

オグリ「・・・今回は闇が深そうだ。相当長くなる可能性もありそうだ」

 

クリーク「じゃあなんとかしないと」

 

オグリ「ダメだ。私たちはアーモンドアイを得たスピカという光とアイの力に絶望してしまったサトノ家という闇の対立を客観的に見ないといけない」

 

 

 

 

年が明け、初詣を終えて新たな志と共にスタートした。

 

キタちゃん(ダイヤちゃん達と仲直りできますように)

 

初詣時にイクイノックスとドウデュースからも挨拶を受けた。

 

 

年明けすぐに、何も知らないステイゴールド(ステゴ)が栗東寮に帰ってきた

 

ステゴ「はぁぁ、トレセン学園に戻ってくんのも久しぶりだな。ドリジャ(ドリームジャーニー)とか元気してんだろうな」

 

フェノーメノ(マメちん)「ステイゴールド先輩!!何のこのこ帰ってきてるでありますか!?」

 

ステゴ「マメちん、お前は三浦寮じゃないのか」

 

マメちん「年末に無理やりこっちに引っ越させられたのであります。寮の荷物は三浦寮に運ばれているであります」

 

ドリジャ「おかえりなさい、アネゴ。サトノダイヤモンドの件、私が『対処』しましょうか?」

 

ステゴ「ダメだ」

 

ステゴは即座に手を上げて止めた。

 

その一言に、ドリジャの目がわずかに細められた。

 

ステゴ「今は……静かに見守るしかない。闇が深すぎる。お前が動けば、もっと火がつく」

 

ドリジャ「……わかりました」

 

 

スピカ部室

 

年明け早々、大きなニュースが飛び込んできた。

 

「アーモンドアイ、テイエムオペラオー以来の満票一致で年度代表ウマ娘に選出」

 

部室は一瞬で沸き立った。

 

トレーナーが腕を組み、満足げに頷いた。

 

トレーナー「アイ、お前はもう完全に『時代の変わり目の象徴』だな」

 

アイは照れくさそうに、でも嬉しそうに頭を下げた。

 

アイ「ありがとうございます!!」

 

テイオーが目を輝かせて声を上げる。

 

テイオー「オペラオー以来の満票だってよ! すごいじゃんアイちゃん!」

 

マックも優雅に微笑んだ。

 

マック「満票一致ですわ……」

 

キタちゃんは微笑みながらも、少し遠い目をしていた。

 

キタちゃん「……おめでとう、アイさん」

 

キタちゃん(……あたしが引退した翌年に、こんなに輝いてる子が出てくるなんて……)

 

少し沈黙が流れた後、キタちゃんが静かに口を開いた。

 

キタちゃん「そういえば、三浦寮に引っ越させられたメンバーって、あたし、ウオッカさん、テイオーさんは年度代表ウマ娘になってましたよね」

ウオッカが低い声で応じた。

 

ウオッカ「ああ、俺はティアラで初めて2年連続受賞だ。でも今は……そんなのどうでもいいよな」

 

テイオーが少し寂しげに続けた。

 

テイオー「マックイーンはダイヤちゃんの憧れだったのが、憎しみに変わっちゃったのかもね……。ダイヤちゃんにとって、マックイーンは特別だったのに……」

 

ゴルシが珍しく真面目な顔で肩をすくめた。

 

ゴルシ「あたしはトゥインクルシリーズを騒がせた人気者だったからな。引退式も派手にやったし、余計にムカつかせたかも……」

 

キタちゃんは拳を強く握りしめた。

 

キタちゃん「あたしも辛かったです。世間の声は『サトノダイヤモンドは終わった』『京都大賞典はまぐれ勝ち』って言われているのが。あたしがトレーナーも視野に入れて早めに引退したのが、あたしの走りで凱旋門賞後のダイヤちゃんに闘志を燃やさせてしまったのがあそこまで追い詰めたんだと思うと……」

 

マックイーンが静かに名前を呼んだ。

 

マック「キタサン……」

 

部室の空気が一瞬、重くなった。

 

アイの満票年度代表という華やかなニュースの裏で、三浦寮のスピカのメンバーたちは、それぞれの胸に重い影を抱えていた。

 

 

 

1月末、ダイヤの誕生日をスピカのメンバー全員が、緊張した面持ちで門の前に立っていた。

 

キタちゃん「数週間もすればダイヤちゃんも頭冷えると思うんだよね」

 

キタちゃんが先頭に立ち、手に小さな包みを持っている。

 

その後ろにスペ、テイオー、マック、ウオッカ、ダスカ、ゴルシ、スズカ、ラヴ、アイが続き、それぞれプレゼントを抱えていた。

 

今日はダイヤの誕生日。

 

スピカ総出で「おめでとう」を伝えに来たのだ。

 

門がゆっくり開き、サトノ家の執事が現れる。

 

執事は一瞬、驚いた顔をしたが、すぐに丁寧に頭を下げた。

 

執事「皆様……お揃いで。ただいまお嬢様に取り次ぎますので、少々お待ちください」

 

数分後、玄関の扉が開いた。

 

出てきたのはサトノダイヤモンド。

 

彼女の目はすでにハイライトが薄く、表情は硬く冷たい。

 

かつての優しい笑顔は、どこにも見当たらない。

 

ダイヤ「…………」

 

沈黙が、重く門前に落ちた。

 

キタちゃんが一歩前に出て、明るく笑顔を作った。

 

キタちゃん「ダイヤちゃん! お誕生日おめでとう!!みんなで来ちゃった! ほら、プレゼント!」

 

しかし、ダイヤの視線は誰一人として見つめず、ただ冷たく虚空を捉えていた。

 

キタちゃんが差し出した包みを開けると、中から小さな可愛いぬいぐるみのキーホルダーが出てくる。

 

キタちゃん「これ、キーホルダーだよ!あたしたちの思い出を……少しでも、そばに置いてほしくて」

 

次にウオッカが、少し照れくさそうにバイクの模型を差し出した。

 

ウオッカ「俺はこれだ。カッコいいだろ?俺の父ちゃんのと同じ車種だぜ!!」

 

ダスカが即座に横から突っ込んだ。

 

ダスカ「あんた、ちょっとは女の子のプレゼントのこと考えなさいよ!!」

 

スペが大きな缶詰を両手で抱えて、満面の笑みで突き出した。

 

スペ「お母ちゃんから送ってもらった北海道ジビエカレーの缶詰!日持ちするから、いつでも食べられるよ!」

 

マックイーンが優雅に一礼し、スイーツ食べ放題のタダ券を差し出した。

 

マック「わたくしの行きつけのお店ですわ。食べ放題のタダ券ですわ。ダイヤさんも甘いものがお好きでしょう?」

 

冬の冷たい風が、差し出す手のひらを静かに揺らしていた。

 

しかし、ダイヤの表情は、何ひとつ変わらなかった。

 

ゴルシが自作の卓上ライトを無造作に掲げた。

 

ゴルシ「あたしのはこれ。ゴルシちゃん特製の卓上ライト!!暗い部屋でも明るく照らせるように作ってみたぜ」

 

ラヴが一歩前に出て、真剣な眼差しで提案した。

 

ラヴ「私もあなたと関わりたいわ。私のチャンネルでダイヤちゃんの引退式を行いたいわ!引退式がなかったから……私たちでやろうと思ったの!」

 

最後に、アイが小さな花束を差し出した。

 

アイ「ダイヤちゃん……お誕生日おめでとう。わたし、みんなと一緒に祝いたくて……」

 

全員が、期待と不安の混じった眼差しをダイヤに向ける。

 

しかしダイヤは一歩も動かなかった。

 

冷たい目で全員を見下ろしたまま、静かに口を開いた。

 

ダイヤ「……帰って」

 

その声は低く、抑揚がない。

 

冬の冷気が、言葉の刃をさらに研ぎ澄ませた。

 

キタちゃん「え……?」

 

ダイヤは視線を落とすことなく、はっきりと続けた。

 

ダイヤ「帰って。あんたたち全員……見たくもない」

 

彼女の瞳から、ハイライトが完全に消えていた。

 

そこにはもう、かつての優しい親友の面影は、微塵も残っていなかった。

 

ダイヤは一歩も前に出ず、冷たく虚ろな瞳で全員を見据えたまま、静かに、しかし容赦なく言葉を紡いだ。

 

ダイヤ「キタサンブラック……あんたが綺麗に引退したから、私の惨めさが際立つ。ウオッカも、スペシャルウィークも、テイオーも、マックイーンも、ゴルシも……、みんな輝いてるのに、私はただの石ころ。アーモンドアイ……あんたの勝利が、私の存在を全部塗り潰していく。ラヴズオンリーユー……動画で私の惨めさをネタにされるのもごめんよ。ダイワスカーレット……あんたの姉妹愛も、今の私には重いだけ。……全部、全部、許せない。私の誕生日を祝う資格なんて、あんたたちにはないわ」

 

ダイヤは一歩も前に出ず、ただ冷たく言い放つ。

 

ダイヤ「プレゼント? いらない。カペラのトレーナーに預けておきなさい。もう二度と……私の前に現れないで」

 

彼女はそれだけ言うと、くるりと背を向け、玄関の扉を閉めた。

 

残されたスピカの面々は、言葉を失っていた。

 

キタちゃん「……ダイヤちゃん……」

 

ウオッカ「……参ったぜ」

 

マック「……これが、今のダイヤさんなのですわね……」

 

トレーナーが静かにため息をつき、皆のプレゼントをまとめてカペラのトレーナーに預ける手配を始めた。

 

トレーナー「みんな……今日はこれで帰ろう。ダイヤの気持ちは、今はまだ……受け止められないみたいだ」

 

誰も、反論しなかった。

 

ただ、重い足取りで、サトノ本家の門を後にするしかなかった。

 

キタちゃんは最後まで振り返り、閉じられた扉を見つめていた。

 

キタちゃん(……あたしは信じてる。元の優しいダイヤちゃんに、戻ってくれることを。どんなに時間がかかっても……絶対に)

 

冬の冷たい風が、彼女の短い髪を優しく揺らした。

 

しかしその風は、砕け散ったダイヤモンドを、すぐに元には戻してくれなかった。

 

スピカの面々は、黙ったまま、夜の道を歩き始めた。

 

 

 

デイリー杯クイーンC(G3)が終わり、クロノジェネシスは重賞ウィナーとなっていた。ついでにブーケは4着だった。

 

テイオー「やっぱカノープスのジンクスからは逃れられないのかなぁ」

 

マック「でも賞金はちゃっかりゲットしてますわね」

 

なお、賞金とは実際に現金がもらえるのではなく、出走条件となるポイントの隠語である

 

場所は変わって・・・

 

奈瀬英人「で、そちらのグランアレグリアの師匠としてバンブーメモリーを起用したいということですか?」

 

新興勢力トレーナー(新興トレ)「ええ、先のオグリキャップとテイエムオペラオーおよびメイショウドトウ、トニビアンカとジャングルポケット、直近ではダイワスカーレットとアーモンドアイの師弟関係が結果を出しています。こちらの陣営としても名マイラーのコーチがいれば更なるマイラーへと飛躍できそうです。引退後のトレーナー路線としても役に立つのではと思いまして」

 

英人「それなら顕彰ウマ娘になっているリギルのタイキシャトルに頼めばいいのでは?」

 

新興トレ「私のチームとリギルの関係が良くないことはご存知ですよね。それにね、私は思うんですよ。オグリキャップ、イナリワン、スーパークリークの3人はかつて中長距離路線で有名だった永世三強と呼ばれていた。しかし、もしディクタストライカの脚部に問題がなければ、もしNHKマイルカップがオグリ時代からあれば、オグリキャップ、ディクタストライカ、バンブーメモリーの3人でマイル三強と呼ばれるくらいバチバチやり合ってたと思うんですよ」

 

英人「そこまでうちのバンブーを評価してくれるとはね。週4日1日4時間、月7千円でどうだい?G1前の特別コーチングは1回2500円で」

 

新興トレ「よしそれで」

 

トレーナーの豆知識 NHKマイルカップ

 

トレーナー「よう、スピカのトレーナーだ。今回は会話の中に出てきたNHKマイルカップについて説明するぞ!!今では短距離路線のウマ娘のためのクラシック級限定レースだが、元々は留学生のためのG1レースだ(現実におけるマル外)。前身は2000メートルG2のNHK杯だ!!

 

ディクタ「俺が現役の頃にあったらダービー蹴ってでもこっち出たかもな」

 

 

次回予告

 

オペラオー「ハーハッハッハ!!遂にアイくんも世界デビュー!!一体世界にどんな走りを見せるのか!!世界の騎士たちよ!!アイくんの栄光の礎になるがいい!!次回、ウマ娘プリティーダービー 4th season、世界のアーモンドアイ!!摩天楼」

 

ナリタトップロード「それ以上ダメ!!」

 

 

 




予定が変わってしまい、申し訳ございません


今回の次回予告はサクラ大戦Ⅴです。締め台詞の「摩天楼にバキューン」を止めたのは流石にヤバいからですwww

あと史実を知ってれば本当にアイの栄光の礎(G1九勝の5勝目)になってしまうのも笑えません
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