八つの大罪   作:ルルルだ。

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『これは未だ人と、人ならざる者の世界が、分かたれてはいなかった、古の物語――。
ブリタニアの地を絶望の淵に陥れ、王国の守護たる聖騎士たちを敵に回した荒くれ者共と、次元を超えてやってきた赤き道化師が結成せし、新たなる騎士団。その名は――八つの大罪』

「いやー、この八つの大罪仕様のナレーション、何回聞いても鳥肌立つね! 俺、ついにタイトル画面のセンター飾っちゃう!? さてさて、読者のみんな!王都決戦が控えてるから、このオーダンの森編はテンポよくサクサク進めていくぜ! アクション・スタート!」


第26話『幻影の決着! 悲しき化け物の最期と、いざ王都へ!』

オーダンの森。

暴走する鎧巨人(デイル)を前に、王都の暗殺部隊『暁闇の咆哮(ロアズ・ドーン)』と、メリオダスたち大罪メンバーが武器を構え、一触即発の睨み合いを続けていた。

 

「俺たちの任務は化け物の排除だ。邪魔をするなら、七つの大罪だろうと斬る」

鉄仮面のスレイダーが巨大なノコギリ剣を構え、殺気を放つ。

 

「やる気満々じゃねェか。返り討ちにしてやるよ」

バンが三節棍をチャキッと鳴らす。

 

血みどろの乱戦が始まるかと思われた、その時だった。

 

「戦う必要はない。彼らの目的は果たされた」

 

無表情のまま進み出たゴウセルが、指先をピッとスレイダーたちに向けた。

その瞬間、スレイダーたちの視界がグニャリと歪む。彼らの目には、大罪メンバーではなく、『スレイダー自身の剣が、鎧巨人の首を見事に刎ね飛ばした光景』が映し出されたのだ。

 

「……ッ。よし、対象の沈黙を確認した」

幻覚を見せられているとは夢にも思わないスレイダーは、ノコギリ剣を背中に収めた。

「我々の任務は完了した。七つの大罪よ、貴様らと無駄な争いをする気はない。撤退する」

 

スレイダーたちは、何も無い虚空に向かって頷くと、あっという間に森の木々を伝って姿を消した。

 

「おおーっ! ブラボー!!」

デッドプールが刀を鞘に収め、拍手喝采を送った。

「ゴウセルくんの精神操作、マジで便利すぎ!無駄な戦闘シーン(尺)を丸々カットしちゃったよ! エコだね!」

 

「彼らは『化け物を倒した』という幻覚を見て満足して帰った。これで争う理由はなくなった」

ゴウセルが淡々とメガネを押し上げる。

 

だが、問題はまだ残っていた。

「グルォォォォォォッ!!」

 

スレイダーたちが去った後も、魔神の血に精神を食い破られたデイルは、苦痛に喘ぎながら暴れ回っていた。

 

「……あのおっさん、もう元には戻らねえのか?」

メリオダスが静かに尋ねる。

「俺の魔力で精神を鎮めようと試みたが、無理だった。彼の魂は、すでに魔神の力に完全に侵食されている。……生きている限り、苦痛が続くだけだ」

ゴウセルの言葉に、キングが悲痛な顔で俯き、バンが不快そうに舌打ちをした。

 

「ヘンドリクセンの野郎……妖精の遺体を弄ぶだけじゃ飽き足らず、人間の部下までこんな化け物に変えてやがったのか」

バンがギリッと拳を握りしめる。

 

「……俺が、楽にしてやる」

メリオダスは刃折れの剣ではなく、道中で拾った代用の剣を構え、ゆっくりとデイルに歩み寄った。

デイルが太い腕を振り下ろしてくるが、メリオダスはそれを軽々とかわし、剣に強大な魔力を一点集中させる。

 

「悪かったな。娘さんのことは……あんたの代わりに、俺たちがぶん殴ってでも目を覚まさせてやる」

 

ズバァァァァンッ!!

 

メリオダスの剣が、デイルの心臓に宿る『魔神の力』の核を正確に貫き、破壊した。 「……ガ……ァ……」 デイルの巨体がゆっくりと崩れ落ちる。

その最期の瞬間、魔神の呪縛から一瞬だけ解放されたデイルの口から、微かな声が漏れた。

 

「……ギーラ……ジール……」

子供たちの名前を呼びながら、デイルは静かに息を引き取った。

 

「…………」

森に、重苦しい沈黙が降りた。

 

「……よし」

メリオダスは剣を振り抜き、血を払って鞘に収めた。

その顔はいつも通りの無表情だったが、瞳の奥にはヘンドリクセンに対する静かで激しい怒りが燃え上がっていた。

 

「ゴウセル。俺たちはこれから王都に乗り込んで、ヘンドリクセンをぶっ飛ばす。お前も来るか?」

「俺は七つの大罪の一員だ。団長の命令とあれば、同行する」

ゴウセルがコクリと頷く。

 

「よーし! これでゴウセルくんも回収完了だな!」

空気を変えるように、デッドプールがパンパンと手を叩いて輪に入ってきた。

 

「団長!王都に行けば、アーサー王の傍にいるっていうエロ……じゃなくて、大人の色気ムンムンな魔術師、『暴食の罪-ボア・シン-』のマーリンちゃんにも会えるかもしれないんだろ!?あと、どこにいるか分かんないけど『傲慢の罪-ライオン・シン-』のエスカノールおじさんも残ってるし! テンション上がってきたぜ!」

 

「ああ。マーリンがいるなら好都合だ。あいつの知恵があれば、色々と助かるからな」 メリオダスがニシシと笑い、空を見上げた。

 

「よし! 森の外で待ってるエリザベスたちのところに戻って、そのまま王都へ出発だ!」




【次回予告】
「いやー! ゴウセルくんの加入で、ついに『八つの大罪』のうちの6人(俺含む)が集結したぜ!
さてさて、一行はホークママに乗って王都へ向けてレッツゴー!
……なんだけど、移動中の豚の帽子亭で、ゴウセルくんが俺の『頭の中(マーベル仕様)』についてヤバい分析を始めちゃうらしい!? やめて! 俺の黒歴史を掘り返さないで!
さらに一方その頃、王都ではヘンドリクセンのおっさん、新世代の連中、そしてもう一人の聖騎士長ドレファスが、何やら不穏な密談中。
……ちょっと待てよ? 俺がバステ監獄爆破したり色々バラしたりしたせいで、あいつらの作戦、アニメと全然違う方向に進んでないか!?
次回、八つの大罪 第27話!
『覗かれた脳内! 王都の密談と、狂い始めるシナリオ!』
次回も絶対見てくれよな! いやマジで、敵の作戦が変わると俺のネタバレ能力が役に立たなくなるから勘弁して!」

かなり後になりますが、結構物語に関わるオリキャラを出してもいいですか?それとも既存キャラのみで話進めたほうがいいですか?因みに出したいと思ってるオリキャラは最高神や魔神王並みの存在として出すつもりです。

  • オリキャラ出してもOK
  • 既存キャラだけにして
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