八つの大罪   作:ルルルだ。

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『これは未だ人と、人ならざる者の世界が、分かたれてはいなかった、古の物語――。
ブリタニアの地を絶望の淵に陥れ、王国の守護たる聖騎士たちを敵に回した荒くれ者共と、次元を超えてやってきた赤き道化師が結成せし、新たなる騎士団。その名は――八つの大罪』

「読者のみんな、前回のあらすじ覚えてる!? ヘンドリクセンのおっさんが、俺を『灰色の魔神の血』の実験台にするって言い出したんだよ!もうアニメのシナリオなんかクソ食らえ状態だぜ! 俺のケツを守るためにも、絶対に負けられない戦いが始まる!!」


第28話『王都突入! バイオハザード・リオネスと、大罪空中分解!』

リオネス王都の巨大な城壁の数マイル手前。 『豚の帽子』亭を乗せたホークママが足を止め、大罪メンバーたちは平原を見下ろす丘の上に立っていた。

 

「……すげえ数だな。城壁の周りには王国軍の兵士が何万って待ち構えてるぜ」

バンが目を細め、三節棍を肩に担ぐ。

「正面からチマチマ倒していくのは面倒だなァ。どうする、団長?」

 

「決まってんだろ」

メリオダスはニシシと笑い、背後を振り返った。

「ディアンヌ! いつものやつ、頼む!」

 

「任せて、団長!」

ディアンヌが、力強く頷く。彼女はメリオダス、バン、ゴウセル、そしてデッドプールを両手で包み込むようにすくい上げた。

 

「おっとォ!? なにこれ、俺も投げられるの!?」

デッドプールがディアンヌの指の隙間でバタバタと暴れる。

 

「団長たちを王都の中に直接送り込む! キング、後はお願いね!」

「わかった。エリザベス王女とホークは、僕とディアンヌで後から安全に送り届けるよ」

宙に浮くキングがシャスティフォルを構えて答える。

 

「いくよーっ!! せーのっ!!」

 

ディアンヌが大きく腕を振りかぶり、大罪の男4人を王都の城壁の遥か上空へと全力でぶん投げた!!

 

「うぎゃあああああああ!!!」

デッドプールの悲鳴が空に吸い込まれていく。 「すっげえ速さだ! さすがディアンヌ!」

「ヒャハハ! 風が気持ちいいぜェ!」

メリオダスとバンは空中でゲラゲラ笑い、ゴウセルは無表情のまま風圧でメガネを押さえていた。

 

音速に近い速度で空を飛び、彼らはリオネス王都の中心街へと落下していく。 ……だが。

 

「……おい、団長。なんか王都の様子が……おかしくねェか?」

落下しながら、バンが不審そうに街を見下ろした。

 

「ああ……街中から、嫌な魔力が膨れ上がってきてる」

メリオダスも、空中で険しい顔つきになった。

 

デッドプールも下を見る。 (アニメ通りなら、ここで着地した瞬間に王国軍の包囲網を突破して、バラバラに分かれて進むはずだけど……)

 

その時、王都のあちこちから、鼓膜を劈くような『悲鳴』と『咆哮』が響き渡った。

 

ドガァァァンッ!! 街の広場で突如として爆発が起き、煙の中から現れたのは……ブクブクと肉体が膨張し、異形の化け物と化した見習い聖騎士たちだった。

 

「グガァァァァァッ!!」

「た、助けてくれェ! 俺の体がァァァ!」

適合できずに化け物になった者たちが、理性を失い、味方の兵士や王都の民衆に無差別に襲いかかっている。

 

「なっ……!? なんだありゃ! 王都のど真ん中で魔神化してやがる!?」

メリオダスが驚愕に目を見開く。

 

ズドォォォォンッ!! 一行は街の広場にそれぞれ激突するように着地した。

周囲はすでに、魔神の血に飲まれた化け物たちと、逃げ惑う兵士たちによる地獄絵図と化していた。

 

「オーマイガー……! なんてこった!」

デッドプールは着地の衝撃で折れた足をボキッと治しながら、周囲の惨状に頭を抱えた。

「ヘンドリクセンの野郎、俺たちを待ち構えてたんじゃない!俺たちが空から来るタイミングに合わせて、見習い全員に魔神の血を飲ませやがったんだ!! まじで原作崩壊じゃん!!」

 

「……この魔力の気配、デイルと同じだ」

ゴウセルが淡々と分析する。

「王都全域で、数十、いや数百の『魔神の力』が暴走している。被害規模は計り知れない」

 

「……上等じゃねェか」

バンが三節棍を構え、凶悪な笑みを浮かべた。

「あの白髪のおっさん、俺の目の前でこれだけ魔神もどきをウジャウジャ作り出してくれたんだ。全部ミンチにしてやるよォ」

 

「バン! 民衆や兵士を助けながら進むぞ! ヘンドリクセンのもとへ急ぐ!」

メリオダスが剣を抜き、襲いかかってきた化け物を一閃の下に切り伏せる。

 

「俺は南の区画を片付ける」

とゴウセル。

「俺は東から行くぜェ!」とバン。

「じゃあ俺は北から城を目指す!」

とメリオダス。

 

「ちょっと待って!? 俺はどうすりゃいいの!?」

デッドプールが叫ぶと、三人は見事にバラバラの方向へ飛び出していき、彼はその場にポツンと取り残されてしまった。

 

「おーい! 主人公たちー! 俺一人置いてかないでェー!」

 

その時だった。 デッドプールの周囲を、無数の黒い影が取り囲んだ。

彼らは魔神の血に適合した『新世代』の精鋭部隊。その手には、魔法の炎を纏った鎖のような武器が握られている。

 

「……標的、確認。赤い不死身の男」

部隊のリーダー格が、冷たい声で告げた。

「ヘンドリクセン様の命により、対象を生け捕りにする。手足をもいでも構わん。捕縛しろ」

 

「ひぃぃぃっ! ガチの俺専用・捕獲部隊じゃん!!」

デッドプールは二丁の刀を構えながら、カメラ(読者)に向かって叫んだ。

 

「読者のみんな! これが『原作改変』の恐ろしさだ! 俺がちょっと余計なことしたせいで、ラスボスが本気出しちゃって王都がゾンビパニック!しかも俺が一番のターゲット! 誰か、今すぐ俺をマーベル・ユニバースに送り返してェェェ!」

 

【次回予告】

 

「いやー、王都がまじで地獄絵図! ウォーキング・デッドも真っ青のゾンビパニックだよ!

頼みの団長たちはそれぞれ別の方向に行っちゃったし、俺はヘンドリクセン専用の捕獲部隊に囲まれて大ピンチ!

ていうか、こんな状況でエリザベスちゃんやディアンヌちゃんは無事に王都に入れるのか!? 次回、八つの大罪 第29話!

『ヒロイン枠は俺!? 魔神パニックと囚われのトマト野郎!』

次回も絶対見てくれよな!いや、ほんと誰か助けに来てくれないと、俺マジで灰色の魔神にされちゃうから!」

かなり後になりますが、結構物語に関わるオリキャラを出してもいいですか?それとも既存キャラのみで話進めたほうがいいですか?因みに出したいと思ってるオリキャラは最高神や魔神王並みの存在として出すつもりです。

  • オリキャラ出してもOK
  • 既存キャラだけにして
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