八つの大罪   作:ルルルだ。

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『三千年の昔、ブリタニアを血で染めし魔神族と、それに抗いし種族たちの聖戦の物語――。
そして今、時を超えて復活せんとする厄災を打ち砕くため、伝説の逆賊たちと「赤い不死身の道化師」が再び剣を交える。その名は――八つの大罪』

「ていうかナレーターさん、俺が地下牢でピンチだってのに、なんでそんな壮大なトーンなの!?俺の扱い、完全に『主人公たちが来るまで耐えるピーチ姫』じゃん! 読者のみんな、今回は俺の出番少なめだけど、他の連中がド派手に暴れるから刮目してくれ!」



第30話『王都分断戦! アーサー王合流と、立ちはだかる聖騎士たち!』

王都リオネスの城内、奥深く。

「チッ……どこだ。どこにありやがる……」

 

バンは、王都の混乱を利用して単独で城内に潜入し、人影のない廊下を駆けていた。

彼が目指しているのは、ヘンドリクセンでもなければメリオダスの剣でもない。王都の地下深くに安置されているという『女神の角笛』だ。

 

「トマト野郎が言ってたな。死者の都に行くよりも確実な方法がある……かも、ってな」

バンの脳裏に、デッドプールがかつてポロッとこぼしたメタ知識がよぎる。

女神族と交信できる角笛。それを使えば、エレインを蘇らせる方法が見つかるかもしれない。バンの頭の中は、今やその目的で埋め尽くされていた。

 

 

 

 

一方、王都の北区画。

「ふんっ!!」

 

メリオダスが剣を一閃し、暴走する新世代の化け物を気絶させた。

「はぁ……はぁ……助かりました!」

腰を抜かしていた王都の住人が逃げ出していくのを見送り、メリオダスは剣を肩に担いだ。

 

「団長、南区画の化け物たちは粗方鎮圧した」

音もなく合流したのはゴウセルだった。その手には、光の弓が握られている。 そして、彼らの背後には......。

 

「さすがですね、メリオダス殿! その太刀筋、見事です!」

黄金の鎧を纏った若き少年王、キャメロットのアーサー王が目を輝かせていた。

「まさか王都がこんな惨状になっているとは思いませんでしたが……微力ながら、僕と同行者もお手伝いしますよ!」

アーサーの横には、全身を黒いフードのマントで覆い隠した、謎の魔術師が静かに佇んでいる。

 

「いやー、助かるぜアーサー! あんたの剣技もなかなかのもんだ!」

メリオダスがニシシと笑う。デッドプールのネタバレ通り、彼らは王都内で偶然(あるいは必然的に)アーサー王一行と合流を果たしていた。

 

だが、その和やかな空気を引き裂くように、上空から冷たい声が降ってきた。

 

「……随分と余裕だね、七つの大罪。それにキャメロットの若王までいるとは」

 

メリオダスが見上げると、建物の屋根の上に、三つの影が立っていた。 妖精の羽を生やしたヘルブラム。そして、新世代の聖騎士であるギーラとジェリコだ。

 

「お前ら……バイゼルから逃げ帰って、こんなところで何してんだ?」

メリオダスが鋭い目を向ける。

 

「君たちをここで『処理』するためさ。……おや? あの気味の悪い赤い男はいないのかい?」 ヘルブラムが周囲を見渡す。

 

「あー、言われてみればデッドプールの野郎、いつの間にかはぐれちまったな」

メリオダスが頭を掻く。

「まあ、あいつは不死身だから放っといても死なねえだろ」

 

(※地下で泣いているデッドプール:『死なないけど灰色の化け物にされそうになってんだよォォ!』)

 

「……あの男はすでに、捕獲部隊がヘンドリクセン様のもとへ運びましたよ」

ギーラが細剣を構えながら冷酷に告げた。

「残るはあなたたちだけです」

 

「なんだと? あいつ、捕まりやがったのか」

メリオダスの目の色が変わる。いくら不死身とはいえ、ヘンドリクセンの手に渡ったとなれば何らかの『実験』に使われるのは目に見えている。

 

「ゴウセル! アーサー! こいつらは俺たちがやる! 城への道を切り開くぞ!」

「了解した」

「はいっ!」

 

メリオダスたちとヘルブラム班の、激しい魔力の衝突が始まった。

 

 

 

 

そして、王都の正門前、大通り。

 

ズズゥゥゥンッ!! 巨大なディアンヌの足音が、王都の石畳を砕きながら進んでいた。

彼女の両手の中には、エリザベスが大切に守られるように包まれ、その隣でホークが鼻息を荒くしている。

上空ではキングが『霊槍シャスティフォル』を構え、周囲を警戒していた。

 

「一人で豚の帽子亭に置いていくなんて、絶対に無理だからね! 私たちが王女様を王様のもとへ送り届ける!」

ディアンヌが叫ぶ。

 

「ディアンヌ……キング様……ありがとうございます!」

エリザベスが涙ぐみながら頷く。

 

だが、彼らの前に、王国軍の精鋭部隊が立ち塞がった。

 

「そこまでだ、巨人族の小娘」

 

重厚な鎧を纏った男が、圧倒的な威圧感を放ちながら前に出る。二大聖騎士長の一人、ドレファスだ。 そしてその両脇には、雷を纏うギルサンダー、竜巻を操るハウザー。

さらにその後方には、仮面を被った不気味な魔術師、ビビアンが、ギルサンダーの背中を監視するようにピッタリと張り付いていた。

 

「ドレファス聖騎士長……! それにギルサンダーたちまで!」

キングが顔を険しくする。

 

「ハウザー! 喧嘩祭りの時は顔を合わせなかったけど、私たちと戦う気なの!?」

ディアンヌがギデオンを構えながら叫ぶ。

 

だが、ハウザーの反応は、ディアンヌの期待とは全く違うものだった。

「あァ? なんだあのデカ女。俺の知り合いに巨人の友達なんていねーよ!」

ハウザーは風を巻き起こしながら、容赦ない敵意を向けてきた。

 

(※デッドプールの解説:『そう!アニメだと喧嘩祭りのリングでハウザーはディアンヌちゃんに一目惚れするんだけど、俺が乱入したりしてトーナメントの展開が変わっちゃったせいで、フラグが完全に折れちゃってるんだよ!!』)

 

「ひどいっ! なら、遠慮しないから!」

ディアンヌが怒ってギデオンを振り上げる。

 

「王国に仇なす逆賊よ、ここで塵となれ」

ドレファスが剣を抜き、圧倒的な魔力『砕貫(ブレイク)』を放つ構えをとる。

ギルサンダーもまた、雷の剣を無言で構えた。彼の瞳の奥には悲痛な色が浮かんでいるが、背後にいる魔術師ビビアンの呪縛のせいで、命令に逆らうことはできない。

 

「行くよ、キング!」

「ああ、ディアンヌ! エリザベス王女は僕たちが守る!」

 

王女を護る巨人族と妖精王。 立ちはだかる二大聖騎士長と、王国の精鋭たち。 王都の正門前で、最も過酷で激しい総力戦の火蓋が切って落とされた!!




【次回予告】

「うおおおお!! アニメの胸熱展開が同時多発的に発生してるぜ!!
俺の知らないところでハウザーくんの恋心フラグがへし折れてたのは誤算だけど、バトルの迫力は原作以上だ!
バンくんは女神の角笛を目指し、団長たちはヘルブラムと激突! そしてディアンヌちゃんたちはドレファスのおっさんたちと大激戦! ……って、ちょっと待って!?
俺の出番、マジで次回予告のナレーションだけ!? ヘンドリクセンのおっさんが注射器の針をキンキンに尖らせて近づいてきてるんだけど!!
次回、八つの大罪 第31話!
『正門の激闘! 地下の悲鳴と、壁をぶち抜く強欲の罪!』
次回も絶対見てくれよな! いや、マジで俺が死ぬ前に誰か地下に来て!!」

かなり後になりますが、結構物語に関わるオリキャラを出してもいいですか?それとも既存キャラのみで話進めたほうがいいですか?因みに出したいと思ってるオリキャラは最高神や魔神王並みの存在として出すつもりです。

  • オリキャラ出してもOK
  • 既存キャラだけにして
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