八つの大罪   作:ルルルだ。

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「いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かたれてはいなかった古の物語。破られし三千年の封印。覚醒する魔神族の精鋭、『十戒』は、今まさに、ブリタニアを血と恐怖で埋め尽くさんとしていた。それを迎え撃つは、大罪人であり、伝説の騎士団。その名は『八つの大罪』」

「ってなわけで!始まりましたシーズン1.5!俺ことデッドプールがお送りするぜ!……でもな読者のみんな。俺、本当にここから先のアニメ見てねえんだわ!完全にネタバレ知識ゼロ!アドリブ100%で進行するから、展開がぐだっても怒らないでくれよな!」


第1.5期
第1話『知識ゼロの未知なる領域!』


王都リオネス。ヘンドリクセンが討たれ、十戒復活という未曾有の危機が発覚した直後。

『八つの大罪』とアーサー王の一行は、ひとまず王都の機能を取り戻すべく、王城の中枢、バルトラ国王が幽閉されているという塔へと急いでいた。

 

「急ぐぞ!十戒の野郎どもがいつ襲ってくるか分からねえ。早く国王陛下とマーガレット王女を助け出さねえとな!」

メリオダスが先陣を切って廊下を駆ける。

 

「いやー、王様救出イベントか!これぞファンタジーRPGの王道だね!俺の脳内Wikiが白紙でも、こういうベタな展開ならついていけるぜ!」

デッドプールはまだ『スーパー・デッドプール-魔神エディション-』の禍々しい姿のまま、黒い翼を少しパタパタさせながら軽快に走っていた。

(※実はこの魔神化、どうやって解除するのか本人が分かっていない)

 

だが、塔の最上階へと続く大扉の前に、雷を纏う聖騎士ギルサンダーと、仮面の魔術師ビビアンが立ち塞がった。

 

「そこまでだ、七つの大罪……そしてバケモノ」

ビビアンが仮面の奥で怪しく目を光らせる。

「ドレファス様が姿を消し、ヘンドリクセン様が討たれようとも、王の身柄は私が預かっています。ギルサンダー、彼らを焼き尽くしなさい」

 

「……」

ギルサンダーは無言のまま、苦しげな表情で雷の剣を構えた。

ビビアンがマーガレット王女を人質に取り、呪術で縛り付けているため、彼は逆らうことができないのだ。

 

「ギル坊……」

メリオダスが刃折れの剣の代わりの剣を構える。

「そろそろ、その窮屈な鎖を引きちぎってやるよ」

 

「ふふっ。私の絶対の魔術を破れるとでも? 『瞬間移動』!」

ビビアンが指を鳴らした瞬間、メリオダスたちの周囲の空間が歪み、彼らを城の外へ放り出そうとした...その時である。

 

「アチャァァァァッ!!」

 

ドガッ!!デッドプールの黒い魔力を纏った飛び蹴りが、ビビアンの顔面にクリーンヒットした。

 

「ぶべらっ!?」

ビビアンは壁に激突し、仮面がひび割れて地面に転がった。

展開されかけていた瞬間移動の魔術も、デッドプールの『異質すぎる魔力』に干渉されて霧散してしまう。

 

「な、なぜ私の魔術が……!この魔神のバケモノ、魔力の法則がめちゃくちゃ……!」 ビビアンが狼狽える。

 

「ハッ! 俺、先の展開知らないからさ!『魔法詠唱中に物理で殴る』っていう脳筋プレイしか思いつかないんだわ!」

デッドプールが親指を立ててドヤ顔をする。

 

その隙を逃すメリオダスではなかった。

「デッドプール、ナイスだ!……ギル坊、今だ!」

 

ギルサンダーは目を見開き、メリオダスと視線を交わした。 メリオダスが目にも留まらぬ速さで駆け抜け、剣を一閃する。

それはギルサンダーを斬ったのではなく、彼を縛り付けていた『ビビアンの見えない使い魔』を正確に斬り裂いたのだ。

 

「……ッ!!」

ギルサンダーの身体から、重い枷が外れたような音がした。

 

「ああっ……私の呪縛が……!」

ビビアンが愕然とする。

 

「……終わったよ。ビビアン」

自由を取り戻したギルサンダーが、雷の剣をスッと下げた。

そして、彼はずっと仮面のように張り付けていた冷酷な表情を崩し、その場に膝をついて、ボロボロと涙を流した。

 

「メリオダス……!俺は、俺は……ずっと、この時を……!」

「よく一人で耐えたな、ギル坊」

メリオダスが優しくギルサンダーの頭を撫でた。

 

「おお……!涙の和解シーン!読者のみんな、ここスクショ推奨だぜ!」

デッドプールが拍手を送る。

 

その後、騒ぎを聞きつけて駆けつけてきたハウザーや、他の聖騎士たちも、事の顛末(ヘンドリクセンの陰謀と、ギルサンダーたちの真意)を知らされた。

 

「……俺たち、まんまとヘンドリクセン聖騎士長に利用されてたってのか……」

ハウザーがへなへなとその場に座り込む。

「すまねえ……俺たち、ずっとあんたたちを敵だと勘違いして……」

 

「ふん。まあ、酒でも奢ってもらえりゃ許してやるよ」とバン。

 

「和解成立ゥ!これで王国軍も俺たちの味方だ!RPGで言うと、中盤の超強力な同盟軍ゲットだな!」

デッドプールがガッツポーズをした。

 

その勢いのまま、一行は塔の最上階の扉を開け放った。

「国王陛下! マーガレット王女!」

ギルサンダーとエリザベスが駆け寄り、ベッドに幽閉されていたバルトラ・リオネスと、長女のマーガレットを抱きしめた。

 

「おお……エリザベス、無事だったか……。七つの大罪よ、我が国を救ってくれて感謝する……」

バルトラ王が弱々しい声で感謝を述べるが、その顔色は土気色で、明らかに重い病、あるいは呪いに侵されているようだった。

 

「お父様……!お体が……!」

エリザベスが顔を青ざめさせる。

 

「ヤバいぜ団長。王様、HPゲージがミリだ。回復アイテムとか持ってない!?」

デッドプールが焦って背中のポーチを漁る。

 

そこへ、アーサーの背後に静かに控えていた『黒いフードの魔術師』が、ゆっくりと前に進み出た。

 

「ご安心を。陛下の御身は、私が必ず元通りに治癒してみせましょう」

 

フードの下から響いたその声に、メリオダスが目を丸くした。

「……その声。やっぱりお前か」

 

「ほう。気付いておったか、団長殿」

黒いフードがハラリと脱ぎ捨てられ、その下から、大人の色気を漂わせた妖艶な美女が姿を現した。




【次回予告】

「うおおおおお!!デカイ!!胸が!!フードの下から現れたのは、アーサー王の連れ……じゃなかった!
大罪メンバーが一人、暴食の罪-ボア・シン-のマーリンちゃんだァァァ!ついに役者が(エスカノールおじさん以外)揃ったぜ!
次回、八つの大罪 第2話!
『破廉恥すぎる正体は、暴食の魔術師マーリン!』
次回も絶対見てくれよな!
てか俺、さっきから謎の動悸が激しいんだけど!魔神化の副作用か!?」

かなり後になりますが、結構物語に関わるオリキャラを出してもいいですか?それとも既存キャラのみで話進めたほうがいいですか?因みに出したいと思ってるオリキャラは最高神や魔神王並みの存在として出すつもりです。

  • オリキャラ出してもOK
  • 既存キャラだけにして
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