拝啓、流星の彼方へ   作:ミスター・あまったるい

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巡礼のはじまり②

「わぁ~……! 想像していたよりも、ずっと広いです!」

「アリス、体をぶつけないように気をつけてくださいね。真っ直ぐ立っても頭が当たらない程度に天井は高いですが、跳ね回られるような広さではありませんから」

 

 居住シェルの玄関口を(くぐ)り抜け、まず正面に見えるのは、コンパクトにまとまったキッチンスペース。コンロとシンクが両手で抱えられる程の幅にキュッと手狭に並んでおり、下のスペースには電子レンジや冷蔵庫が隙間なく収められていた。簡単な調理であれば、不自由なく済ませられる環境だ。

 左側を見ると、奥に見える運転席の手前に開けた空間があり、四人ほどがくつろげそうなダイネットとなっていた。電車のボックス席の一区画、その向き合った座席の間隔を若干広げて、間に楕円のデスクを設置したようなスペース、という表現が近しいだろうか。それこそ、電車の車窓のような大きい長方形の窓も併せて添えられている。ただし、片方のソファーはケイが運び込んだ電子機材の類で散らかり、座席部分が見えなくなっていた。

 

「ケイ、この箱はどこに仕舞いましょう?」

「ん……それも、さっきのものと同じ場所でいいですよ。車内の収納スペースは、基本そこにまとまっています」

 

 入口から見て右側……車両後方の狭まった通路と、その両脇に用意された収納スペースの間を身体を縮こませて二、三歩進むと、最後尾に置かれたトイレとシャワールームの扉に直面する。清潔な水に満たされたタンクを大量に積み込んでいたのは、単なる飲料用だけではなく、その範疇を超えた生活用水としての活用も考慮してのことであった。

 

「明日から、ここがアリスの席です! いいですよね?」

「ずっとそこに座っている必要はありませんが……そうですね、手動運転は私が担当する予定ですし」

 

 車内の通路を後ろから前へするする通り抜け、ダイネット経由で運転席に身を乗り出したアリスが、左の助手席へすっぽりと吸い込まれていった。ポフポフと座り心地を堪能した後、席の肩部に両手を置いて、にこやかな顔でケイの方へ振り返ると、そのまま質問を投げかけてくる。

 

「それにしても、いつの間に車を運転する資格をゲットしていたのですね、ケイ! アリス、知りませんでした!」

 

 ピクリと、一瞬だけ身体を硬直させる。

 

「──安心してください、アリス。この車両は確かに特殊な見た目をしていますが、実際は『よくある免許』で運転可能なスペックです。そして、その程度の乗り物であれば、経験が薄くとも私の知識量で十分にカバーできると、試運転を経て確信しています」

「……? ええと、つまり?」

 

 いつの間にか背を向けていたケイは、腕を組んだままゆっくりと振り向いた。その感情以外は置いてきたと主張している、自信満々の表情を見せながら。

 

「誰よりも安全な運転を保証する、ということです! ……自動運転に切り替えられる場所があれば、まあ、それに越したことはありませんが」

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 日用品や給水タンクの運搬、充電バッテリーやガソリン燃料の容量確認……。一時間弱で諸々の搬入は完了し、二人はソファーに座って一時の休息を過ごしていた。ケイはクッションに沈めていた背を伸ばし、キーボードをいじっていた腕をYの字形に天井へと突き出す。

 

「んぅ~……今日中にやらなければいけないことは、粗方終わりましたね。今のうちに、改めてこれからのことを確認しておきましょうか」

「ふぁい! ……んぐ、メインミッション前のブリーフィングですね!」

 

 ケイが見ていたノートパソコンの画面を、イチゴジャムのはみ出た菓子パンを頬張りながら、興味深そうに覗き込むアリス。

 

「始めに、前提情報の振り返りですが……」

 

 そこには、特異現象捜査部の部室で掘り起こしたデータが、一枚のウィンドウにまとめて表示されていた。

 

「──二日前の夕刻。キヴォトスがこの特異現象に見舞われたのは、その日の()()()()時刻ぴったり、十八時六分に合わせてのことでしたね。現時点では、それが起きる予兆も、起きた後の追撃も、何一つ観測できていません。唯一の痕跡として残されていたのが、かつて『鋼鉄大陸』が存在した場所を起点に、該当時刻にキヴォトス全土に向けて発信されていた信号の履歴です」

「鋼鉄大陸……今、その場所には何があるのでしょう?」

「あの事件が過ぎ去った後も、リオとヒマリが定期的に経過観察をしていたようですが……」

 

 最後の観測情報は半月ほど前のもので、それ以前に記録されていたものと同様に、『特異現象の痕跡は跡形もなく消滅し、異常は見られない』という分析が書き連ねられていた。最早脅威は残存していないだろうという捜査部の推測は、観測の頻度が段々と空いていったことにも現れている。

 では、リアルタイムで何が起きているのか? その疑問を解消すべくリモートで現場を確認しようにも、ネットワークがズタズタに引き裂かれた現状では、最寄りの観測拠点、氷海近郊で簡易的に運用されていた施設へのアクセスすら封じられていた。

 それならとミレニアム所蔵の観測衛星にまで手を伸ばしたが、一方通行のデータ受信だけなら未だしも、好き勝手に操作して世界各地をフレームに収める……そんな現状打破にお誂え向きな権限の取得は、これも特異現象の一つなのではないかと叫びたくなるようなセキュリティの堅牢さに気づかされて以降、早々に諦めていた。仮にキヴォトスが正常な状態であっても、それを自由に扱えるのは一人の生徒会長だけなのだろう。

 苦虫を嚙み潰した表情で、一つ一つ自身の置かれている現状を確認していく。詰まるところ、家に引きこもって抵抗できる段階はとっくに終わっているのだ。

 

「つまり、『何もわかっていないことがわかっている』、ということですね……」

「……その表現を使われるのは癪ですが、残念ながらそういうことです。あの場所で何が起きているかを確かめるには、私たちがこの足で現地まで赴くしかありません。本来、碌な対策も用意せずに突貫するというのは避けるべきなのですが……何せ、足掛かりが一つしか見つかっていませんから。苦肉の策というやつですね」

 

 うんうんと唸りながら隣で話を聞いていたアリスが、唐突に真っすぐ手を挙げた。教室の一番前の席で先生に質問する生徒のような元気の良さで、声を張り上げる。

 

「……はい! ケイ長官に質問があります!」

「何ですか、その呼び方は……それで。何でしょうか、アリス隊員」

「はい! アリス隊員です! ……ええと、鋼鉄大陸がミッションのゴールなんですよね。でしたら、そこに行くだけなら、前に使った飛行船に乗っていけばいいのでは……?」

 

 その問いかけを聞いたケイは、やはりまた気難しい顔をして考え込む。

 

「それも候補には入れていましたが、あの船は以前負ったダメージを回復しきれておらず、未だ整備中なのですよ。……とは言いつつ、たとえ正常に動作したとしても、使わなかったと思いますが」

「そうなのですか? 他の船を使ったとしても、空を飛んでいけばすぐにたどり着けそうですが……」

 

 ケイの声のトーンがもう一段階落ちていく。その語り口調は、「あの祠の中を見てはならん」だとか、「深夜に山のお社まで行ってはいけない」だというような、事情をまだ把握していない若者の前で、やけに真剣な面持ちで忠告する老人のような雰囲気を纏っていた。

 

「……考えてもみてください。これから目指す場所は、というか、今のキヴォトスはいつ何が起きてもおかしくない暗黒地帯(ダークゾーン)と化しています」

「ダークゾーン……?」

「『嵌ったら一発でゲームオーバーになる罠が、どこに仕掛けられているか見当のつかないステージ』と言えば分かりやすいですかね、アリス。圧倒的な武力で待ち構えられているか、世界のルール(テクスチャー)が相手に都合良く改変されているか……理由付けなんてこの際どうでもいいんですが。とにかく、特定の場所に近づくだけで、例えば一定の高度まで上昇するような条件でも、ただの生徒である私たちが為す術もなく無力化されてしまう。そんな可能性にいつでも狙われている状況にあるのです」

 

 頭の中で自分なりに想像を巡らしているのか、アリスは固唾を飲みながら顎に手を当て、視線をやや下の方に向ける。

 

「ですので、目的地に向かうにしても可能な限り脅威を避けられる、脅威に遭遇しても逃げ道の選択肢が最低限用意できる方法。……海路や空路よりも、陸路を利用する移動手段が理想だと、答えを出したのですが──」

「あ! それが、このキャンピングカーなのですね!」

「……」

「……ケイ?」

 

 実は、この理屈立ては完璧なものではない。

 陸路を利用するというのは、移動時間が最も長い手段を取ることと同義である。それは、例えばあの時のような、「三日以内に問題を解決しなければならない」といった短いタイムリミットが用意されているのであれば、未来が水泡に帰すことになる選択だ。もしそのケースの場合、どれだけリスクが高かろうとも、生存者は迅速に目的地まで到達できる空路を選ばなければいけない。

 ……と、空論を並べ立てているが、現実問題として信号の調査を始めて以来、観測できる範囲の気象状況に変化はなく、ミレニアム自治区の海岸線に異常物が漂着するような事態も起きていない。埒外の存在から自意識に干渉されることもなく、一昨日の夕暮れ時から、誰からも見向きもされずに放っておかれているような状態が続いている。

 つまり、世界に大波は押し寄せておらず、滅亡の気配は未だ薄く……仮に、世界が滅びる臨界点があったとしても、到来するのはずっと先のこと。それが、隙あらば心を苛もうとしてくる杞憂の悪魔を、ぺちゃんこに圧し潰した先に立つケイが掲げた結論であった。

 

「ケイ、アリスは──」

「──大丈夫ですよ。私は、私の結論を信じていますから。これがベストだと、胸を張って言い切れます」

「……えへへ」

 

 もはや生半可な恐怖では崩れ行くことのない、揺れ動かない意志で結ばれた口を動かすケイ。それを目にして、固い岩壁に刻まれた碑文を、柔らかな手付きで撫でるように笑みを零す。

 

「同じことを、言おうとしていました。アリスも、ケイの決めたことなら絶対に信じられます!」

「……ふふ。ありがとうございます、アリス」

 

 刹那の時間で、突き合わせた目と目の間に信頼のサインが何度も何度も乱反射する。他者に抵抗なく身を預ける感覚を取り戻したことで、本人の信念もまた、自然体で輝く方法を思い出していたようだ。

 

「……あと、そもそもの話ですが。私に飛行船の運転は荷が重すぎます。手動で操縦桿を握らなければならない事態に見舞われる度、アリスにスカイダイビングの準備を強要する羽目になるのは、流石に忍びないですよ」

「スカイダイビング……!」

「……楽しそうな顔をしないでくださいね!?」

 

 張り詰めつつあった車内の空気は一旦のガス抜きを経て、最初のゆったりとした休息中の安らかさに戻りつつあった。ソファーに腰を据えなおした動きを閑話休題のサインとして、最後に共有しておくべき予定がそのままの流れで話題に挙がる。

 

「──この車で鋼鉄大陸のあった場所まで向かうことがミッション内容なのは把握しました! では、どのようなルートを通っていくのですか?」

「臨機応変な対応をするために、一から十まで決めている訳ではありませんが……最初はD.U.を目指す予定です。理由は三つ。連邦生徒会が記録している情報を接収するため、シャーレの現状を把握するため、今後どこを経由して進むにしても、ミレニアムから近く、他の様々な地域に隣接している、地理的に都合の良い地区のためです」

「……その先どこを通るのかは、そこまでに手に入れた情報次第ということですね」

「はい。とはいっても、特異現象捜査部の設備で得られた情報以上の大発見には期待していませんので……主目的は後ろの二つに、なると思います」

 

 話題の中心にシャーレの文字が現れても、二人が率先してあの人(先生)のことを口にすることはなかった。あの場所まで行けば、いつものように朗らかな顔で迎え入れてくれるかもしれないという希望を指先で摘み上げながらも、心の奥ではその可能性を否定してしまっている。言うまでもなく、この二日間で誰かからのコンタクトを受け取ることはなかった。

 「先生」の存在しない世界を、歩んでいかなければならない。その決心は未だ消化されずに、彼女達の心の隅っこで、()()()()()()が訪れる瞬間を待っている。少なくともそれは、今ではないのだろう。

 膝の上に置いたパソコンの排気ファンが、数秒間だけ勢いよく回転する。僅かばかりの二人の沈黙を押しのけ、その雑音が場の主役へ躍り出そうになった直前で、ケイは無意識に話題を転回していた。

 

「──まったく、リオが色々な機械に詳しい人間で良かったですよ。長旅に打って付けの車両を見つけられたのは、本当に偶然のことでしたし」

「……このキャンピングカーもリオ先輩の発明なのですね! ……ということは、この車もアヴァンギャルドくんの仲間なのですか?」

「……リオがこの車を整備する際、一から組み立てるのではなく既製品を利用することにした決断に今、本当に感謝していますよ。ええ」

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 明日の予定の確認も終わり、話の流れは次第に他愛のない雑談へと向かっていく。車両に備えられた設備の紹介、用意した食料品のラインナップ談義、太陽も昇っていない早朝にお互いどのような場所を探索していたのか、かつての夜更かしの記憶の回想……。そうして話し込んでいると、いつの間にか時計の短針は「六」の数字を指していた。

 トラブルを避けつつ、一日以内にD.U.郊外のシャーレへ到着するため朝早くに出発する予定。そして、その数時間前から出発前の最終調整を行う予定を考慮して、そろそろ身体を休めておくべきだと椅子から立ち上がる。

 

「さて。少し早いですが、明日のためにも今日はそろそろ寝ましょうか」

「わかりました! ベッドは……上でしたね!」

 

 先ほどまで中身の入っていた二人分の菓子パンの袋を端にまとめて、ダイネットの上部にある取っ手を引っ張ると、カタカタと折り畳み式の梯子が下りてくる。天井に頭をぶつけないように登り切ると、そこは外から見た時に運転席の上部へ張り出していたバンク部分に繋がっており、彼女達がゆったりと寝そべられるほどの平べったい空間になっていた。

 

「アリス、こんな場所で寝るのは初めてです。まるで秘密基地みたいですね!」

「よ……っと。アリス、明日も少し時間はありますが念のため。ミレニアムでやり残したことはありませんね? ここには当分戻ってくる予定はありませんし……万が一に私たち以外の生存者がいたことを考えて、部室の防衛機構とロックは解除していきますから、今あるものや出来ることは、このタイミング限りのものかもしれませんよ」

「はい、アリスはもう大丈夫です! 無くしたくないものは、全部ケイと一緒に車の中へ詰め込みましたから!」

 

 毛布に包まっておくるみのように笑顔だけを見せるアリスを脇目に、ゆっくりとケイも身体を滑り込ませる。身を横たわらせている場所は慣れない環境のはずであったが、頭が沈みこむ慣れ親しんだ枕の感触や、皮膚に触れる柔らかな生地、そして隣にいる人のお陰で、思った以上に苦労することなく、肉体のリラックスが進んでいく。

 

「了解しました。……それじゃあ、おやすみなさい、アリス」

「おやすみなさい、ケイ!」

 

 

 

 車内が静まり返ってからしばらくして、眠気がふわふわと二人の意識を揺らし始めた頃のこと。ふと、隣から聞こえてきたのは、心のクローゼットの奥底に眠っていた日常の残響だった。

 

「──こんなにワクワクする場所なら、ゲーム開発部のみなさんや、先生が一緒にいれば……もっともっと楽しかったのでしょうね」

 

 寂しさや懐かしさのような、込みあがった感情から漏れた言葉ではなかった。ただただ「そうだったらいいな」と、いつだって傍に居た人と、自分が今抱いている感情を共有したいという素朴な祈りが、鏡に映る自分の眼を思わず見つめてしまうかのように、つい言葉に現れてしまったのだろう。

 その呟きを受けて、ケイも目を閉じたまま仲間の姿を回想する。埃に塗れてくすんでいた写真立ては、今では綺麗に磨かれていて。徐々に褪せつつあった写真も、あの日の彩りだけは確かに忘れていなかった。

 無言で身体を中央に寄せる。互いの温度が、重なる背中で溶け合っていく。微睡みの中で、共に同じ夢を見られるようにと切に願った。

 

「──戻ってきたら、みんなと一緒に何度だって乗りましょう。先生や部の仲間だけじゃなくても。他の友達も、友達の友達も、車の中がぎゅうぎゅう詰めになるくらい呼び込んで。いくらだって騒ぎましょう。……きっとリオなら、許してくれますよ」

「……そうですね、ふふ。楽しみ、ですね……。………………」

 

 アリスは賑やかな妄想に浸ったまま、眠りに落ちていったようだ。次第に安らかな寝息を立て始める。まるで、明日の遠足が待ち遠しくてたまらないような、未来に澄んだ希望を託す微笑みを見せながら。

 

 明日、ついに出発の時が訪れる。私たちは、空白の世界へと足を踏み出す。己が生存闘争のため、そして、奇跡の中から日常を探し求めるための旅が始まるのだ。

 その歩みに崇高な意味は与えられない。一番大切な使命は、こんな笑顔を生み出せる想いをどこまでも抱えていくこと。強風に煽られようとも、豪雨に身を濡らそうとも、光を放ち続ける灯火を絶やさずに。ついに日常の世界にまで運び切れた時こそ、真の意味で帰ってきたと言えるに違いない。

 ……私たちは、その日まで足を止めずに歩き続けられるだろうか。

 

(──きっと、進める。辿り着ける)

 

 理屈なんてものに頼らなくとも。そう信じられるほどの熱を、勇気を、今の私は持っている。明日への光明は、いつだって傍に寄り添ってくれている。

 

 ケイもまた、穏やかな顔を崩さぬままに、果てなき旅路のスタートラインに歩いていった。

 

 

 

 いつの間にか、あんなにも激しく降りしきっていた雨は、すっかり上がっていたようだ。

 衝撃的な現実、特異現象の謎、未来への不安。何もかもが流され切った跡に残されていたのは、始まりの日にケイが目にした輝きと何も変わらない、黄昏に煌めく箱庭だった。点在する水溜まりに反射して、黄金色に照らされた廃墟の街。地平線の境界まで茜色に染まる、光輪(ヘイロー)を失った大空。

 どこまでも伸びる斜陽に抱きしめられた世界は、何も伝えることはなく、ただ静かにアリスとケイの訪れを待っていた。

 

 

 

第一章「千年王国の先触れ」(了)

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