僕の名前は鷺野弥勒。普通の中学生…だった筈なんだけどな……
辺りを見渡すと見知らぬ…いや、見知らぬと言うよりも知っているようで知らない景色が広がっていた。
うん、とりあえず思い出そう。
確か母さんに言われて、行方不明の父さんの部屋でアルバムを見るように言われたんだっけ?
それで確かアルバムを取り出そうとしたら、1999年辺りの硬貨とお札が入った袋があって、更に変なペンダントがあった。
それでアルバムを開いたら……今この状況……
「意味が分からない…」
もっと思い出してみよう…確か父さんは怪盗で母さんのハートも盗んだのよって…ノロケ聞かされたんだっけ?
「うん、意味のない事を思いだしたよ」
怪盗だったって、どうせ学生時代の劇か何かの話でしょ。とりあえず今は行動してみるか。
適当に街を歩いて行く中、新聞を買って色々と調べたことで少し分かったことは……ここは2027年のマコトミライタウンじゃなく1999年のまことみらい市に来ているということか……
「タイムスリップしてるって事か……」
タイムスリップの原因は……アルバムを開いたときだよな?それにこのペンダントも光ったような……
「これからどうするか…」
お金は父さんが残したあのお金があるから良いけど…どうしたものか…
そんな事を考えていると遠くの方で大きな音が聞こえ、僕は興味本位でそこに向かった
音が聞こえた方に行くとそこではシルクハットを被った怪物と神秘的な衣装を纏った二人の少女が戦っていた。何だ?あんな怪物が出たりするのか?どうする?見なかったことにするか?
色々と悩んでいるとペンダントが突然光り出し、体を包み込むと僕は黒い帽子に赤いマント、右目にモノクルが付けられた姿に……
「よく分からないけど…力が溢れてる!これなら!」
僕は茂みから飛び出し、思い切り怪物を殴り飛ばす
「誰!?」
「あの人もプリキュア?」
「何だお前は!まぁ良い!やれ!ハンニンダー!」
ハンニンダーと呼ばれる怪物がこっちに向かってくる。そういえば武器とかないのか?と思っているといつの間にか手にトランプのカードが握られていた。僕はカードをハンニンダーに投げつけるとハンニンダーに当たった瞬間、爆発した。
「物騒なトランプだな…まぁいいや!」
更にカードを投げつけていき、ハンニンダーを追い詰めていくけど決め手に欠ける
「その程度では倒せないよ!」
怪盗みたいな男がそう言う中、二人の少女が頷き合い、
「一歩の勇気が」
「答えになる!」
二人の少女は時計の針を回すとオーラを纏い、ハンニンダーに突撃していき、
「「これが私達のアンサーだーーー!!」」
光の矢となり、ハンニンダーの体を貫く
「「キュアット解決!」」
ハンニンダーは浄化され、紫色の衣装を着た女の子の手に、変わった宝石が現れる
「クッ…今日は幕を下ろしておこう!」
あの怪盗みたいな奴はそう言って煙幕をはり、姿を消した。
「あなた、何者?」
「ってその前にティアラを!」
「そうだった!貴方も付いてきて!」
僕は二人に腕を引っ張られながら、何処かに連れて行かれる
二人に連れて行かれた場所は結婚式場。あのハンニンダーになってたティアラって、あの花嫁のものだったんだ。二人は取り戻せたことに安堵する中…
「あっ!わたし帰らないと! 誕生日パーティーが!」
「あの!プリキュアになれたってことはテスト合格ですよね!1999年4月!とうとう、わたしもキュアット探偵事務所の名探偵になったんだ~!」
「1999年?また訳分からないことを」
「ポチ?」
と言うかさっきから浮いてるぬいぐるみは一体……
「いやいや、今日は1999年4月2日、春です!ほら」
「えっ…桜…」
「私がいたのは、2027年1月、冬…もしかして…わたし昔にタイムスリップしちゃったの~」
「ん?君もなの?」
「え?貴方も!?」
まさかタイムスリップしてきたの僕以外にもいたんだ
感想待ってます!