弥勒Side
ある日の学校にて、あんながあるCMのマネをしていた
「シルクのような口溶け…あーん。私は、これ。シルキーアイス」
「アッハハハ! 似てる!」
「家入しるく、すっごく可愛いよね! 私、大好き!」
「私も! 私も!」
「昨日、みくると一緒に、しるくさんが出てるドラマ見たんだ。1999年にも、素敵な俳優さん、いるんだね…すっかりファンになっちゃった!」
確かに綺麗な人だけど…と言うかあんな、1999年にもって…色々とバレるぞ
そう思っているとクラスメイトのりえが慌てて教室に入ってきた
「みんな! 大変! 事件だよ!い、い、いり、いり…いりりりり…」
「りえ、落ち着いて、どうどう」
「来て~!」
りえに連れられ、僕らは校門付近に行くとそこには…
「家入しるく! 私立まことみらい学園へ入りまーす!」
さっき話題になってた家入しるくが入学?
「これは!」
「まさしく!」
『大事件だ!』
「家入しるく。現役高校生で、ドラマやCMに引っ張りだこ! 今をときめく超人気俳優さんなの!」
「本物のしるくさん、素敵…」
「可愛い…」
「でも、どうして、うちの学校へ?」
「番組の撮影だって! 『学校でTRY!』!」
「知ってる! 芸能人が学校へ行って、生徒と一緒に色んな事をやるんだよね!」
「新入生の歓迎会で演劇部が劇をするんだけど、役者のしるくさんが協力して、劇を盛り上げるんだって!」
「じゃあ、直接しるくさんとお話しできるのは、演劇部の人達だけか…」
「りえ、うらやましい!」
「りえ? どうしたの?」
「ほほほ、本物のしるくさんだよ…ちゃんと話せるかな…」
滅茶苦茶緊張してるよ…まぁ芸能人がまさか近いところにいるとなると緊張するよな
「しるくさん、憧れだもんね」
僕らはりえの様子が気になり、廊下からこっそり演劇部の様子を見ることに。りえはと言うと物凄い緊張していて、滅茶苦噛み噛みだった。それを見たしるくさんは…
「腕を伸ばして。反対も伸ばす。優雅にターン! 最後にスマイル!」
『スマイル!』
「今のは、しるく体操。緊張した時に、よくやってるの!」
緊張を解すためか…それにしても…あんなとみくるの2人も合わせてやってる…
「しるくさんも緊張するんですか!?」
「もちろん。本番前は、いつも足がガクガクするし、カメラの前に立つと、頭が真っ白になっちゃう。そういう時は、身体を動かすと、緊張がほぐれるよ!ちなみに、今のが、しるく体操第一で、第二、第三もある!」
「ラジオ体操みたい!」
「緊張するのは当たり前。1人じゃないからね!一緒に頑張ろう!」
『はい!』
「あんなに緊張してたりえが笑ってる!」
「うん! しるくさん、すごいね…」
「プロだから凄いって思ってたけど、そうじゃないんだな」
「「うんうん」」
僕らがそんな話をしていると撮影が始まった
「今回は、どんな劇をやるんですか?」
「演目は、『シンデレラと中学生!』です」
「どんな内容なの?」
「シンデレラと女子中学生の青春を描いた物語です。お城の舞踏会に行く日、魔法使いの間違いで、シンデレラは、1999年のまことみらい市にタイムスリップしてしまいます。シンデレラは、出会った女子中学生と力を合わせて、舞踏会へ行こうと奮闘する。そんな物語です」
「面白そう! シンデレラなら、衣装はドレス?」
「はい。これを使います。このドレスは、代々演劇部に引き継がれてきた衣装で、色々な劇に使ってきたんです。飾りやパーツをつけ替えて、よく見るとボロボロなんですけどね…」
「先輩達の思いが詰まった素敵なドレスだね!」
「そうなんです!」
「今年も使えるのが嬉しくて!」
「どんなアレンジにしよう…そうだ! 」
「スカートにボリュームがあると、ゴージャスに見えるから、下にパニエを履いたら、どうかな?」
「いいですね、それ!」
「それでね…」
撮影が進み、一旦休憩時間となった。あんなとみくるはサインを貰おうと控え室の前に来ていた
「今がチャンスじゃない? サインもらいに行かない?」
「でも休憩時間に迷惑かも…」
「あっ、そっか…」
「う~ん、いつならいいんだろう」
「あの~、大きな音がしたけど、大丈夫?」
「「し…しるくさん!」」
「休憩中にすみません」
「あの…サインもらえませんか?」
「よろこんで」
僕らは控え室に入り、あんな達はサインを貰うことになった
「これにお願いします!」
「すごく可愛い手帳だね!」
「プリキットブックっていうんです」
「探偵をする時に使ってて」
「探偵?」
「はい!」
「私達、こういう者です!」
2人はしるくさんに名刺を渡す。
「キュアット探偵事務所…探偵さんなの!?」
「はい! 困った人を助けたくて!」
「笑顔になってもらえたら嬉しいから!」
「素敵!」
「でも、依頼がなかなか来なくて…」
「やっぱり、私達が中学生だからかな…」
「決めつけちゃダメ!私ね、今、高校に通いながら芸能活動をしてるんだけど、最初は、事務所の社長や両親にすごく心配されてね…仕事をやりながら高校へ行くのは難しいって…でも、私は両方やりたかったの! 大好きな仕事もやりたいし、高校で友達と過ごす時間も好きだから、大変だけど、頑張ってやってるよ!だから、あなた達も、探偵頑張ってほしいな…ダメかもって決めつけないで…」
「決めつけちゃダメ、か…」
「諦めたら、事件も解決しないもんね!」
「その意気だよ!」
確かに決めつけちゃダメだな…さっきも僕も決めつけてたし…気をつけよう
ある劇場にて、アゲセーヌが退屈そうにしていた
「マジ暇~、超暇~、退屈過ぎて、やば~」
「退屈なんかしてないし、ねぇ?」
「気持ちいい…」
「新たなマコトジュエルのありかが、分かっ…」
「はい、はい、はい、は~い!アゲが行くっしょ!」
「行け、アゲセーヌ!」
「ライライサー!」
弥勒Side
劇の準備を進める僕ら。そんな時、演劇部の人が慌てて教室に入ってきて…
「誰か~!誰かドレス知りませんか~間違えなくここに、かけておいたのに」
「ドレスが消えたってこと?」
「部室中探したけど…どこにもないよ」
「私が目を離したから…」
「小藤さんのせいじゃないよ」
「絶対どこかにあるはず!」
「演劇部の皆さんは準備があるでしょ?」
「ドレス探しはわたしたちにまかせて!」
「でも…」
「どんな事件もはなまる解決!」
「キュアット探偵事務所におまかせ!」
捜査開始だな
感想待っています!