弥勒Side
ある朝のこと、あんなが自分の部屋の窓を開けるのに苦労していたあと、みくるがアルカナ・シャドウに関して気になっていた。その事に関してジェットは…
「そいつのことなら、ロンドンのキュアット探偵事務所に問い合わせといた。あそこの連中なら、色んな情報を持ってるからな」
「それで!」
「どうだった!」
「いや、詳しいことは、手紙で届くんだよ」
「手紙?電話して今聞こうよ!」
「超重要な情報は手紙でやり取りするんだ」
「ロンドンからなら数日かかるね」
「待ってられないよ~!」
アルカナ・シャドウに関しては待つべきなのかもしれないけど…
「怪盗ダークに関しては?」
「怪盗ダークか…アイツに関しては情報が沢山あるな」
ジェットはそう言って大量の書類を持ってきた。
「こんなにあるの!?」
「それだけ有名な怪盗なの?」
あんな達が驚く中…僕は書類の山から一枚取り…
「狙ったお宝は必ず盗み出す…その手腕はまさに天才的…」
「怪盗ダークは怪盗と言うより義賊に近い奴でな。悪徳権力者からお宝を盗んだり、価値としては対したものでもないのに、その人からしたらお宝を取り返したり…キュアット探偵事務所でもダークを捕まえようとしてるけど、中々捕まえられない存在なんだ」
やり方はどうあれ…人によっては正義の味方みたいなものか…
「その怪盗ダークがファントムと繋がっているのも気になるし、それに美術館で盗みを働いてるのも気になるけどな」
「何でレッドと同じ姿なんだ」
「さぁな。もしかしたら同じ技術で作られた装備とかじゃないのか?」
可能性としてそうかもしれないって事か…詳しい話は本人から聞く必要があるけど……
「ねぇ、折角だから…私達でアルカナ・シャドウのことを調査しよう!」
「そうこなくっちゃ!」
「ポチ~!」
確かに今はアルカナ・シャドウについて知る必要があるな。もしかしたらダークについても分かるかもしれないし…
全員で早速調査をすることに
「怪盗団ファントムの事件を調べたら、なぜか、いつもこの街で事件を起こしてる!ということは!アルカナ・シャドウの似顔絵を見せて、街で聞きこみをすれば、彼女について知っている人がきっといる!」
「なるほど!」
「ポチ~!」
「じゃあ、早速聞きこみからだね!」
「ハァ…」
あんなとみくるは早速聞き込みを開始するが…
「全然分からない…」
「手がかりがなさすぎる…」
「この似顔絵がダメなのかな?」
特徴は頭に黒いリボン、くるんと跳ねた髪、髪色はくすんだベージュ…髪色、銀に見えたけどくすんだベージュなんだ…
と思いつつ、似顔絵は……これで分かる人いるのか?
ダークSide
噴水広場にて、るるかと共にいた
「何で貴方がいるのかしら?」
「暇つぶしさ」
「ふーん」
マシュタンと睨み合いをしていると…
「何だか良くない事が起きてる気がする」
「占ってみましょう」
マシュタンが水晶を取り出し、占いを始めると…
「見えたわ! めんどくさいお願い事が来るでしょうって」
「嫌な結果…」
面倒なお願いね…
「大変だー!」
そう思っているとゴウエモンが大慌てでこっちにやってくる
「助けてくれ、新人! いや、アルカナ・シャドウさん!」
「来た…」
僕らはCDショップの前に来ていた。ゴウエモンの話では客の一人である女性のミサンガにマコトジュエルが宿っているらしいが…
「ミサンガ。自然に切れたら願いが叶うっていうアクセサリー」
「そこが問題なんだ!ミサンガを盗むには切らなきゃならんだろ? でも、切ったら、ミサンガへの思いは消えちまう!自然に切れたとしても…ミサンガに用はなくなる…」
「つまり、ミサンガが切れたら、マコトジュエルもいなくなる訳ね」
「一体どうしたらいいんだ!?」
面倒なものに宿ったものだ…
「切らなければいい」
「切らないと奪えないだろ!」
「切らないのは思いの方」
「思い?」
「見せてあげる。その代わり、アイスおごって」
「何でもいいから助けてくれ!」
るるかはショップに入り、店員に変装する。僕、ゴウエモンは裏で様子を窺う
「いらっしゃいませ」
「ショップの店員さんか。やるわね!」
「その歌、良いですよね」
「え?」
なるほどな。店員として近付き、距離感を詰めていくか
「私も好きなんです。特に歌詞が」
「あ! それ、超分かる! なんか片思いの女の子って感じの歌詞なんだよね!」
優しく微笑むるるか……か
「もしかして、そのミサンガの願い事、恋が叶いますように、とか?」
「えー! 当たり! お姉さん、占い師とか?」
「たまたまですよ」
「おしゃべりしてるだけじゃねぇか?」
「下準備みたいなものじゃない?」
ゴウエモンと話しているとあの探偵たちが店に入ってきた。
「あのー」
「この人、知りませんか?」
何だ?あの似顔絵は…絶対マシュタン、怒ってるだろ
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