弥勒Side
ある日の登校中、ポチタンは雀を見て、楽しそうにしていた
「チュンチュンポチ!」
「そうだねー」
「チュンチュンだねー」
あんな達はまるで成長した子供を見るようにしていた
「ブーブーポチ!」
「ポチタン、おしゃべり上手!」
「いーっぱい言葉を憶えて、すごい!」
「しゅごい!」
「ポチタンが可愛過ぎて、ニコニコが止まらない…」
「そうだねー『1999年7の月、私は大王となり、世界をウソで覆う』。ウソノワールに、そう言われて、すごく不安になったけど、ポチタン見てると、元気が出るねー」
そこはもう少し焦った方が良いと思うけど、現状何も分からないから焦っても仕方ないか
「7月まで、まだ時間あるし、それまでに対策を練ろう!」
「そうだね! ポチタンに負けないように、私達も頑張ろう!」
「おー!」
「ポチー!」
楽しそうにしているあんな達だが…
「ポチ?」
「生徒会長!」
校門の前にメガネをかけた少女…生徒会長が立っており、こっちを見ていた
「生徒会長さん?」
「3年生の金田れいさんだよ…」
「ふさいでます」
「「え?」」
「みんなの通行を妨げてます」
「「え? あ!」」
「気付かなくって…」
「すみません!」
「ません!」
しっかり謝る2人とポチタン。
「それ、許可は取ってますか?」
「え? 許可?」
「鞄は学校指定のものだけ。許可のないものを持ってくるのは、違反です」
「え? そうなんですか?」
「それが学校の決まりです」
とりあえず今日の所は見逃すと言うことで許され、僕らは教室に入り、今朝のことをクラスメイトに話した
「生徒会長の金田れいさん」
「私立まことみらい学園の理事長の孫娘、成績は常にトップで頼りになる会長だって評判だよ」
「へぇ~、すごい人なんだね」
「でも、凄すぎて近寄りがたいんだよね。校則や決まり事にすごく厳しいし」
「そう、そう、わたし生徒会長を見るとつい、逃げちゃう」
「わたしも~、なんか注意されそうで」
厳しい人なんだろうけど…
「今日は『知らなかったなら』って注意ですんだけど」
「うん…決まりは守らなきゃね」
あんな達みたいに注意された事に関して、文句を言うのではなく理解するのも大切だよな…
そんな次の日、ポチタンが学校に着いていこうとしていたが…
「いってきます」
「ポチタン、お留守番しててね」
「ポチ~」
「うっ、うぅ~、そんな顔しないで~」
「わたしたちも、さびしい~」
「ハァ…さっさと行かないと遅刻するぞ」
「うぅ…いってきます…」
「ジェット先輩となかよくね」
「ポチ…」
何とかポチタンを説得し、僕らは学校へ行くと今日も生徒会長が校門に立ち、朝の挨拶をしていた。あんな達は駆け寄り
「生徒会長さん!」
「「おはようございます!」」
「えっと…」
「どうかしました?」
「少し驚いてしまったの…進んで私にあいさつしてくれる人は珍しいので…」
「そうなんですか?」
「みんな、注意されたくないでしょうから…でも、誰かが言わないといけない事だから…たとえ嫌われたとしても、生徒会長として、務めは果たさないと…」
「大変なお仕事ですね…」
「頑張って下さい!」
「ありがとう、明智さん!」
「え? 私の名前、知ってるんですか?」
「もちろん! 生徒会長たるもの、全校生徒の顔と名前を憶えるのは当然です!そちらの鷺野弥勒さんのこと」
「何というか本当に凄い生徒会長だ…」
「え?あ、ありがとうございます」
一方その頃、探偵事務所では二足歩行のヤギが来ていた
「ヤギメール!」
「ヤギメールさん、こんにちは!」
「こんにちは、ロンドンからお手紙です」
ジェットは手紙を受け取り、差出人を確認する
「てがみ?」
「ロンドンのキュアット探偵事務所にアルカナ・シャドウについて、問い合わせてたんだ。あんなとみくるが帰ってきたら、みんなで開けよう」
するとプリティホリックのお客さんが来て、ジェットが対応する中、ポチタンは手紙を届けに学校へ1人で向かった
ダークSide
アジトの劇場にて
「ほっほー」
一羽のフクロウから手紙を受け取り、確認するニジー
「ウソノワールさま、知らせです!ロンドンから、キュアット探偵事務所に秘密の手紙が送られたとのことです!秘密というからには、重要なことが書かれているにちがいありません。その手紙、私が手に入れてまいりましょう」
「行け、ライライサー!」
「ライライサー!」
ニジーが出撃する中、マシュタンは占いである結果をるるかに伝える
「見えたわ! 秘密の手紙には、るるかが知られたくない秘密が書いてあるって、うらないに出た」
「やっぱり…あの子たちが読む前に手に入れないと」
るるかの秘密…か
弥勒Side
昼休み、ジェットから連絡が入った。
「えっ? ポチタンが行方不明?」
『気がついたら、いなくなってて…事務所や近くを探したんだけど』
「私たちも探すよ!」
僕らは別れてポチタンを探すことに…
とりあえず校内を探していく内に、図書室に入ると生徒会長がいたが朝話しているときとは違う優しい声で子供たちに読み聞かせていた
「おしまい」
「わぁ~」
「おもしろかった?」
「うん!おもしろかった~!」
読み聞かせが終わり、生徒会長が立ちあがろうとすると窓際にポチタンがいた。僕は直ぐさま保護しようとしたが…
「えっ!? 動い…」
「ポチ?」
「しゃべった~!」
うん、どうしよう…
来週、とうとうエクレールの正体が分かるのか…
感想待っています!