候補者たちはそれぞれちゃんと守ろうとしていたりして、良かったけど、今後も流石に出番はあるよね?
弥勒Side
ロンドンから送られてきた手紙を読む僕ら。
「森亜るるか…」
「アルカナ・シャドウ、るるかさんっていうんだ…」
「るるか! るるか!」
「1983年11月1日生まれ…」
「今年16歳か」
「まことみらい市のキュアット探偵事務所に来る前は、ロンドンの事務所で数多くの難事件を解決。天才探偵と言われていたそう。写真は2年前のもの。ロンドンにいた頃みたいね」
「14歳…今の私と同じ歳だ…」
こんな笑顔をするアルカナ・シャドウ…いや、るるかさんが本当にどうして今、怪盗団ファントムにいるんだ?
次の日、僕らはマコトジュエルが砕けた場所に来ていた。
「ここ、来た事ある!」
「え、そうなの?」
「うん! 小学校の遠足で!あそこで、お弁当のハンバーグ落としたんだよ…楽しみにとっておいたのにー!」
「それって最悪だね…」
「あ! 取水塔の色、私の時代と違う!」
「確かに…僕も来たことあるけど…」
単純に塗り替えなのかな?たまに塗り替えとかあるし
…
「って話してる場合じゃないだろ…森亜るるかの調査をしに来たんだぞ!それに…やっぱり、未来の事は知らない方がいい…ウソノワールが未来自由の書を使っているのを見て思ったんだ…答えありきで動くなんて真っ平だって…」
「そうだよね。未来は自分で作ってくもんだもんね!」
「うん! まずは調査だね!」
「手紙によると、半年ほど前に、ここでマコトジュエルが砕けたそう…」
「ウソノワールが言ってたやつだね。街に散らばっていったんだよね」
「ええ。その直後に、森亜るるかは姿を消した」
「手紙で分かった事は、それだけか…」
「なるほどね」
突然声が聞こえ、僕らが振り向くとそこにはるるかさんがいた
「大した事、書いてないんだ。」
「アルカナ・シャドウ! ううん、森亜るるかさん!どうしてファントムにいるの!?」
「知ってどうするの?」
るるかさんは僕らの横を通り過ぎていく。あんなは慌てて呼び止めようとするが、突風が吹き、るるかさんの姿はいつの間にか消えていた
ある程度周辺を捜索するが手掛かりらしいものは見付からなかった。
「半年前だから流石に証拠とか残ってないか」
「そうみたいね」
「仕方ない。一回切り上げるか?」
僕らは切り上げようとするが、あんなだけはまだ必死に探していた。
「あんな、そこまでして探すのは何でだ?」
「自分の目で確かめたいの。悪い人じゃないから。あの時も、やっぱり私達を助けてくれたんだと思う±ファントムにいる理由が何かあるんだよ…私、その理由を知りたい!」
「そうだよね…ウソで覆われた世界を天才探偵が望むはずないもんね!」
あんなとみくるはプリキットミラールーペで辺りを見回すと一枚の写真が見付かった。
その時突然ポチタンがマコトジュエルの気配を感じ取り、僕らは慌ててその場所に向かう。
たどり着いた場所ではカメラを持った人がいた。あんな達の話では前に結婚式場で会ったカメラマンらしいが何かを探している様子だった
「何か探しものですか?」
「う、うん…カメラがないんだ…カメラバッグの上に置いて、ちょっと目を離した隙に消えたんだよ…父親から譲り受けた、大切なものなのに…」
あんな達はそれを聞き、調査を引き受けることになった
「あっちって、私達が来た道?」
「誰も会わなかったけど…」
「と、とにかく、警察に直接行ってくる…ここ、携帯の電波が届かなくて…」
不意に僕はある人物を見掛け、あんな達に少し離れることを告げ、その人物を追った
森の中、僕はその人物に声をかける
「怪盗ダーク…」
「やぁ、怪盗レッド」
僕はペンダントを握り締める。もし戦いになった場合、直ぐさま変身出来るようにするためだ
「るるかの情報でも探してるのかい?」
「…あんたは何か知ってるのか?」
「まぁね。彼女とはそこそこ付き合いが長いからね…」
怪盗ダークの顔は懐かしそうにしながらも、何処か寂しそうにしていた
「るるかさんのためにお前は怪盗団ファントムにいるのか?」
「さぁてね。それよりも良いのかい?」
「何?」
「そろそろキミの探偵達が謎解きをはじめるよ」
怪盗ダークは笑みを浮かべながら姿を消した。
「怪盗ダークがファントムにいる理由……目的のお宝のためって前に言ってたけど…るるかさんのためでもある?」
えりざさんはくれあさんを向かわせ、しるくさんは共演した子供を元気づけ、れいさんは力はなくてもポチタンを守ろうとする。それぞれの動きがまた…
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