弥勒Side
僕らは事務所に急いで戻り、あんな達は直ぐさま犯人を指差す
「犯人が分かりました!」
「「犯人は、あなたです!」」
あんな達が指差した相手、それは宝生さんだった。
「アタクシが!?」
「はい。犯人は、ガラスと樹脂を区別するために、手袋をしていなかった。12時のわすれものを探している時、手袋をしていなかったのは、あなただけだった!」
「あなたは、みんなが慌てている中、12時のわすれものを目の前にあったジェット先輩のリュックに入れた!」
「12時のわすれものは、ここに!」
あんなは床に置かれたジェットのリュックを開ける。あの時、ボディチェックをしようとしていた警備員に対して、怒って断ったのもジェットのリュックを開けさせないため。リュックに12時のわすれものがあれば、確定にだな
「あれ? ない…」
「よく見た?」
だがリュックの中には12時のわすれものは無かった。どういう事だ?
「うん…」
「犯人なんて、あんまりですわ!」
「すみませーん」
事務所の玄関から声が聞こえ、僕らは見に行くとそこには…
『あ!』
「コナン君!」
コナン達三人が来ていた。
「名刺に住所が書いてあったから」
「コナン君がどうしても来たいって言って…」
「おじさんの事件も解決したしね!」
「結局、怪獣の正体は、映画の撮影の着ぐるみ…ったく、人騒がせな…」
「ハンニンダーじゃなかった…」
「こっちは一安心だね…」
「そうだな…」
「それで、調査はどうなの?」
コナンに言われ、僕らは改めて状況を説明した
「作品はリュックの中になかったのか…」
「そうですの! 人を犯人呼ばわりするだなんて、あんまりだと思いません?」
「これ、展覧会に使うんですか?」
「はい。その予定でしたけど…」
「とっても素敵ですね…」
蘭さんが水槽を見て、そう言う。確かに綺麗だけど…
「透明に宿るストーリー…そのテーマに合わせたんだ…」
「透明…」
「そういう事か…」
「「12時のわすれものは、あそこだ!」」
確かにあの場所なら隠せるな…あんな達とそれに気が付いたみたいだけど、コナンもそれに気が付いた感じだし
「犯人は、やっぱり宝生さんです!」
「証拠はあるんですの?」
「あります。そこに」
みくるはそう言いながら、水槽の方を見た。
「聞いた事ありませんか? ガラスはサラダ油の中に入れると、見えなくなるって!」
「え!? そうなんですか!?」
「サラダ油?」
「それの応用です!」
「どう見ても違うだろ。サラダ油って黄色いし」
「な…」
みくるとジェットが言い争う。いや、みくるが言ったのはあくまで例え話だから、ちゃんと最後まで聞いてやろうよ…
「2人とも、落ち着いて!」
あんなが止めに入ろうとした瞬間、突然あんながフラつき始め、近くの椅子に座り込んだ
「あんな?おーい」
「確かに、水槽の中のサラダ油を入れて隠した。普通なら、そう考えるでしょう」
え?あんな?
「こいつ、どうしちまったんだ?」
「もしかして! ね、眠りのあんな!」
「なんか、お父さんみたい!」
あんな、もしかして毛利さんみたいに推理するつもりなのか?
「水槽の中の液体は、エタノールとベンジルアルコールを混ぜたもの」
「エタノール? ベンジルアルコール?」
「それなら、プリキット作りで使うから、ここにあるけど…」
「ガラスや液体のような透明なものが光を通過する時、光が曲がり、屈折する。で、光がどのくらい曲がるかを表した数値を、屈折率というの」
「く、くくく、屈折率…」
「いつものあんなじゃない!」
「ポ…ポチチチッ!?」
いつもと違いすぎて、ポチタンまで怯えてる。何だ?このあんなは…まさか…推理力が限界突破してる?
「屈折率が同じ物質同士では、屈折が起こらない。エタノールとベンジルアルコールをある割合で混ぜ合わせた液体に、ガラスを入れれば、見えなくなる」
「しゅごく難しい言葉が飛び交ってる…まあ、とにかく、12時のわすれものは、この中に、ある!」
みくるがゴム手袋をはめ、水槽の中に手を突っ込み、中にあった12時のわすれものを取り出した
「私達が来たと知って、リュックの中にあった12時のわすれものを、エタノールとベンジルアルコールを混ぜておいた液体に入れて隠した!そういう事だよね! あんな!」
「うん! みくる!」
「水槽の前で作業をしていたのは、宝生さんだけだ!」
「犯人は宝生さん、あなただ!」
謎が解き明かされ、宝生さんは…
「ブラボー!なんだかいつもと雰囲気が違ったけど、ご名答だよ、名探偵!」
変装を解き、現れたのはニジーだった
「しかし、最後に勝つのは、このボクさ!」
ニジーがみくるから12時のわすれものを奪おうと手を伸ばすが、すかさず蘭さんがニジーの手を弾いた
「みくるちゃん、下がってて!」
「は、はい…」
「邪魔をしないでもらおうか!」
ニジーが直ぐさま動くが、蘭さんがすかさず拳を放つ。ニジーは蘭さんの拳を避けるが…蘭さんは回し蹴りを喰らわす。ニジーは防御していたけど…そのまま蹴り飛ばされていた
あの…蘭さん…何者?
「やるね…ベイビー!」
ニジーは煙幕を張り、僕らの視界を奪う。
「今度こそいただくよ」
ニジーは隙をついて、12時のわすれものを奪い、逃げ出していた。みくるはあんなを起こそうとするが目覚めず、そのまま背負う。
僕らは外へと出るとニジーが逃げ出す姿が見えた
「このままじゃ…」
「逃がすか!」
するとコナンが飛び出す。僕も追いかけようとするがみくるが大変そうだから、背負うのを変わっているとニジーがサッカーボールに吹き飛ばされていた。
「何? 今の…」
「サッカーボール?」
今のコナンがやったのか?
「今日は当たりが強い…」
僕らはニジーに追いつくが
「そいつは、渡さないよ!ウソよ、おおえ!いでよ! ハンニンダー!」
ニジーがハンニンダーを召喚する。僕はあんなを下ろすとみくるが必死にあんなを起こす
「起きて~、あんな~!」
「ハッ…えっ? えっ? えっ、えぇ~!どどどど…どうなってるの」
「とりあえず、いくよ!」
「う…うん」
「「オープン!ジュエルキュアウォッチ!プリキュア!ウェイクアップタイム!サン!見つける!ロク!向き合う!キュー!奇跡のふたり!」」
「クルッと回して!」
「キュートに決めるよ!」
「どんな謎でもはなまる解決!名探偵キュアアンサー」
「重ねた推理で笑顔でジャンプ!名探偵キュアミスティック」
「「名探偵プリキュア!」」
「私の答え、見せてあげる!」
「怪盗レッド!」
ハンニンダーは直ぐさま僕らに向かってかかと落としを放つ。僕らは避けていくがこのハンニンダー、動きに無駄がない
「さすがアート作品、芸術的な攻撃だねぇ…グッ、イテテテテテ…」
ニジー、今回ダメージ受けすぎてないか?
「美佐子さんの大事な作品なの!」
「こんなことに使わないで!」
ニジーの事は放って置いて、僕らはハンニンダーに攻撃を仕掛けるが、ハンニンダーは僕らの攻撃を避け、反撃を喰らい、僕らは吹き飛ばされた
「舞踏会で華麗におどるシンデレラのようなステップ。手も足も出まい、プリキュア!怪盗レッド!」
「足…あっ、ピンっときた!オープン!プリキットライト!」
アンサーがプリキットライトでボールを作り出す
「そういうことね!」
「一体、何を?」
「「足なら出せる!いっけぇーーー!」」
二人同時にボールを蹴ると凄まじい威力となったボールはハンニンダーを吹き飛ばした
「「オープン!プリキットミラールーペ! ポチタン!マコトジュエル!」」
「見て!」
「感じて!」
「「謎を解く!これが! 私達の! アンサーだ!プリキュア! フライング・スペクトル!」」
ハンニンダーはそのまま浄化され、無事12時のわすれものもマコトジュエルも取り戻せたのだった
僕らは事務所に戻り、あんなは新堂さんに12時のわすれものを渡すと、本物の宝生さんが慌ててやって来た
「みなさま!」
「また怪盗か!」
「本物の宝生さんです」
「12時のわすれものは?」
「探偵さんのおかげで無事もどってきました!」
「しっかし、すごかったな! あんなが屈折率とか!」
「え? 屈折率?」
「ホントホント! あんなじゃないみたいだった!」
「まるで誰かが代わりに推理を披露してる感じだったね」
何気なくそう言うと何故かコナンが反応していた。いやいやまさかね
「え…」
「こっちの事件も解決したし、俺達も帰るか!」
コナン達三人が帰る中…
「よ、よく分からないけど、事件が解決できたのはコナン君のおかげだよ!」
「確かに! あの観察力、すごかった!」
「コナン君!」
「あなた、一体何者なの?」
あんなたちの問い掛けにコナンは振り向き…
「江戸川コナン。探偵さ」
コナンの返答に二人は顔を見合わせ、微笑み…
「「またね! コナン君!」」
夏休み明けくらいにたんプリメンバー揃うなら、コナンコラボ、もう一回やってほしい
感想待っています!