タコ焼き?すき焼き?ケバブ?てりてりソースの焼きそば?
弥勒Side
僕らは今、船に乗ってある場所に向かっていた。その場所とは…
「見えてきた」
「あれが慈英島…」
キュアット探偵事務所に届いた手紙、そこに書かれていたのは…
「島をゆるがすほどの大事件だって手紙に書いてたよね」
「探偵さん、どうか助けてください。これはまさに不吉なことが起こる前兆……島が無くなってしまうかもしれません! 探偵さん、この島の未来はあなたたち2人の手にかかっているのです」
「島がなくなるかもしれないって…大袈裟すぎるって思っちゃうけど…」
でもそれが本当に起きたら偉いことになるな。
船から降りると早速サングラスをかけたおじいさんが出迎えてくれた。
「お待ちしておりましたぞ!」
「あなたは…」
「手紙をお送りした、村長の伴田です。わざわざ来ていただき、ありがとうございます!」
「それで、依頼のことなんですけど」
「島がなくなってしまうかもって一体、何があったんですか?」
「じ…実は…この島に…妖精があらわれたのです!」
「「よ…妖精~!」」
まさか妖精が関わってくるなんて…
僕らは村長さんの家に招かれ、早速話を聞くと壁に掛けられた掛け軸にはとある唄が書かれていた
「島につたわる妖精さんの歌?」
「これが、そうです」
「いたずらずきの、ようせいさん、きがたおされた、らくがきされた」
「まんじゅうきえたら、とけいのはりが、うごきだす、とうとうしまも、きえちゃった?」
「これは、饅頭島につたわる古い歌です」
「まんじゅう?」
「島では、まんじゅう作りがさかんだったそうで、その名残でしょうか。この慈英島でも、まんじゅう作りが細々と続いております。言い伝えによれば、100年前、妖精が現れたそうです。妖精のいたずらに、島の人たちは困っていたそうで…しかし、そのいたずらはほんの序章。とけいのはりが、うごきだす。島滅亡へのカウントダウンは、すでに始まっていたのです」
「「滅亡…」」
それにしては島は消えてなくなったりしてないよな…
「妖精は饅頭島を消し、去っていったそして今、この島に妖精があらわれ、言いつたえと同じ出来事が起こっているのです!このままでは饅頭島のようにこの島も消えてしまう~!」
いや、饅頭島と慈英島は違う島なのか?
僕らは庭に出るとそこでは薪がばら撒かれていた
「3日前の朝、薪わりをしようと来てみたら、丸太がばらまかれておりまして」
「それが妖精の仕業だと…」
「動物がやったという可能性は?」
「いいえ、妖精です!その証拠に!」
村長さんはそう言って、サングラスを取ると瞼に落書きされていた
「「うわっ」」
「今朝起きたらこんなことに!妖精による落書きです!まさに歌のとおりです!」
「そうか丸太がばらまかれていたのも顔に落書きされたのも、歌に書かれていることだ」
「きがたおされたらくがきされたの部分だね。そのあとは、たしか、おまんじゅうが消えて…島も消える…?」
「う~ん、でも、妖精の仕業だと、決まったわけじゃ…」
「妖精さんがやったんだよ!」
声が聞こえ、振り向くとそこには小さな女の子が二人いた
「秋! 小春!」
「孫娘です、この子らの親が出張中でわたしが面倒をいや~2人のかわいさときたら、島一、日本一、いや、世界一ですぞ~!」
村長さん、お孫さん大好きなんだな…
「お姉ちゃん、妖精さん、ほんとにいたんだ!」
「だ…だから言ったでしょ。絶対いるって!」
「すご~い、フフッ」
ふとあんなは小春ちゃんがつけている時計に目をやった。
「それ、はなまるかわいいね」
「パパとママからのプレゼントなの」
とりあえず話を戻し…
「もし、このあと妖精にまんじゅうを取られてしまえば、島は一巻の終わり…ですが、ご安心を! 店には、まんじゅうの製造を止めてもらってます」
「島ぐるみで対策してるんだ…」
「まぁそれぐらい対策してないと…」
島だからそう言う対策も取りやすいのかもしれないな
僕らは一旦ジェットに連絡し、妖精が島を1つ消せるかどうか聞いてみたが、そんな事出来るわけないとのことだった。
「ジェット先輩も、ああ言ってたし、妖精じゃなくて人の仕業なんじゃないかな?」
「それに犯人が歌のとおりに、事件を起こしているなら歌の秘密をとき明かすことが事件解決への近道になると思う」
「でも100年前の歌だし、当時のことを知ってる人なんて、いないよね…」
「あんな、みくる、もしかしたら知ってる奴がいるかもしれない」
僕は案内板を指差した。そこには仙人亀の池と書かれており、そこの池には100年以上生きた亀がいるとの事だった
「なるほど」
「ここなら…」
僕らは仙人亀の池に行き、早速亀から話を聞くことに
「100年前?」
「言い伝えだと妖精が、饅頭島を丸ごと消したっていわれてて」
「何か心当たりはありませんか?」
「消したも何も昔からずっと島はこのまま、何にも変わってないぞ」
「えっ、でも…」
「変わったといえば、100年前にこの島の名前が慈英島になったことくらいだな。もう行くよ、ごはんの時間だからな」
「ありがとうございました」
「変わったのは島の名前か…」
「もしかして島を消したってそのことを言ってるんじゃ?」
「だろうね。島の名前が変わったことで、島が消えたって言うことにもなる」
そもそも言い伝えとかと変に曲解されて伝わることもあるし…
「探偵さ~ん!」
すると村長さんがこっちに駆け寄ってきた。
「どうしたんですか?」
「やられてしまいました…」
僕らは村長さんの家の蔵に移動し、事情を聞くと蔵に隠していた饅頭が消えたらしい
「中においてあった、おまんじゅうのつめ合わせが消えた!?」
「でも、おまんじゅうは作ってないって…」
「かわいい孫たちのおやつにと、こっそり、隠しておいたのです」
「「えぇ!?」」
「ここなら妖精に取られないと、思っていたのに~!」
「そのおまんじゅうはいつ蔵の中に?」
「今朝方です」
「鍵はしまっていましたか?」
「はい、鍵は肌身はなさず保管してました」
「おまんじゅうを入れてから、ずっと鍵がかかっていた…つまり密室?密室トリック!名探偵が一度はぶつかる難事件だよ~!私、一度は解いてみたかったんだ~!」
「みくる、落ち着いて…」
「ポチ~」
「不謹慎だぞ」
「う~ん…完全な密室ではないみたい」
あんなは蔵につけられた通気口を見付けていた。確かにここなら…
「えぇ~、そんなぁ…」
「そうか! ここから妖精が忍びこんだんですね!」
「どうですかね…」
「でも、この大きさじゃ私たちも通れないよね」
「何か道具を使ってからおまんじゅうを取り出したのかな」
「もう終わりだ! 妖精に島を消されてしまう~!」
あんなとみくるはルーペを使い、蔵の中を見て回ると饅頭が置かれていた形跡と小さな足跡が見えた。
「やっぱり、そうだよね」
「でも…なんでこんなことを?」
「小春、ほら! 妖精だよ! 妖精がまた来たんだよ!」
「わぁ! もうすぐ妖精さんが直してくれるんだよね!」
「う…うん、きっとそうだよ」
姉妹の会話を聞いて、あんな達は真実に気が付いた
「「見えた! これが答えだ!」」
「けど…本当にいいのかな」
「それでも…真実を明かさなきゃ!」
「ええ、名探偵として!」
「それに犯人は…優しさからやったことだしな」
今週、アルカナとか4人技とかよりもゴウエモンさんが良すぎる
感想待っています!