名探偵プリキュア!探偵と正義の怪盗   作:水甲

45 / 45
しるくさん、本当に大物では?


45 るるかとくれあ

るるかSide

 

ある日、私はパティスリーチュチュに来ていた

 

「あ、いらっしゃいませ。あら、いつもありがとうございます」

 

「別に。美味しいから来ているだけ」

 

このお店の店員である彼女が出迎えてくれる

 

「今日は何にしますか?」

 

「チョコミントとラズベリー」

 

注文をすると店長が奥から出てきた

 

「やあ、いらっしゃい。たまには、店で食べていきませんか? なかなか乙なものですよ」

 

「どうですか?」

 

一瞬断ろうと思ったけど…彼女に言われるまま席に案内される

 

「さ、こちらにどうぞ」

 

少しだけ迷っていると彼女に押されて、私はお店でアイスを食べることに…

 

 

 

アイスを食べているとふと店内に飾られた写真が目に入ると…

 

「その写真、パリで修行していた16歳頃の写真です。俳優の金城タクヤみたいでイケメンでしょ?アハハ、ジョークですよ…」

 

「その時の店長の歳って、今の私と同じですよね。お待たせしました。チョコミントとラズベリーアイスです」

 

彼女が出してきたお皿にはアイスの他にケーキがあった

 

「ケーキは頼んでない」

 

「サービスです。私が作ったものなんですけど、良かったら」

 

「いただきます」

 

一口食べ…

 

「美味しい…」

 

「店長直伝です」

 

「パリ仕込み!」

 

「そのブルーベリータルト、決まって頼む常連さんがいるんです。お客さんに雰囲気が似てて、気に入ってくれるかなって」

 

常連…ね。すると店長が電話に出ていた

 

「パティスリーチュチュです。ああ、ジェット君? ブルーベリータルトとミルフィーユね」

 

「ウワサをすれば、ですね。店長。私、届けてきます」

 

「ああ、頼むよ」

 

デリバリー先は恐らくあそこね

 

「常連って名探偵さん達の事?」

 

「かもね」

 

「あの子、るるかが名探偵だって気付いたのかしら?」

 

 

 

 

 

 

弥勒Side

 

ジェットがデリバリーを頼んで、届けに来たくれあさん。そういえばこうして事務所に来てくれるのって初めてか?

 

「店長に聞いた通り、素敵な事務所ね」

 

「そっか! 来てくれるの初めてですもんね!」

 

「せっかくですから、お茶でも飲んでいきませんか?」

 

「え…でも…」

 

遠慮しているくれあさん。するとあんなとみくるの二人はくれあさんの背中を押すように…

 

「くれあさん!」

 

「ぜひ!」

 

「じゃあ、1杯だけいただこうかしら」

 

僕は紅茶を淹れ、空いてる場所に座る

 

「わあ…」

 

「いつ見ても、はなまる美味しそう!」

 

「調査中の事件の資料なんです」

 

「ごめんなさい。目に入ってしまって…」

 

「いいえ。資料と言っても、解決のヒントになるのかも分からなくて…」

 

「そんなに大変な事件なんですか?」

 

「その、人を探しているんですけど、肝心のその人が記憶をなくしているみたいなんです」

 

「全部思い出してくれれば解決するんですけど…」

 

「「はぁ」」

 

「まぁ何かしら切っ掛けがあれば良いんだけどな」

 

先ずその人が誰なのか分かってないしな

 

「記憶…ケーキには見た目と味。それから、もう1つ大切なものがあるのだけれど、何だと思う?」

 

「もう1つ…」

 

「大切なもの…」

 

ふとあんなはケーキの香りを嗅ぐ。

 

「分かった! 香りですね!」

 

「正解!あんなちゃんの好きなブルーベリータルト。旬のブルーベリーとカスタードの甘い香りが、食欲をそそるでしょう?」

 

「はい! とっても!」

 

「いつだって食欲そそられてるだろ?」

 

「エヘ!」

 

「香りは食欲だけじゃないの。記憶とも強く結び付いているって言われているわ」

 

「記憶…そっか!ミルフィーユの甘い香り。これをかぐと、お祖母ちゃんと食べた事をいつも思い出すの!」

 

「海外にいた時だっけ?」

 

「そう! ロンドン!」

 

「ね! 香りは記憶を運んでくれるのよ!」

 

「なるほど! 香りと記憶、ヒントになるかも!」

 

「「ありがとうございます!」」

 

「お役に立てて良かった!」

 

「香りか…」

 

その香りが何か分かれば良いけど……

 

 

 

 

 

 

るるかSide

 

アジトに戻ると…

 

「帰ってきたか! ちょうどマコトジュエルのありかが出たところだ!」

 

「甘き香り漂う憩いの場。青春の香りがする1枚の記録」

 

甘き香り漂う憩いの場。青春の香りがする1枚の記録……なるほどね。あの場所ね

 

「分かったようだな」

 

「やるじゃねぇか! 早速行くとするか!」

 

「ゆけ! アルカナ・シャドウ!」

 

ただあの場所には…あまり…

 

「ライライサー!」

 

「ライライサー!」

 

「…ライライサー!」

 

 

 

 

 

 

次の日、私はパティスリーチュチュに来ていた

 

「ダークチョコレートとキャラメル」

 

「え?」

 

「あと、今日はテラス席にする」

 

「はい…」

 

テラス席に座り、少ししてから持ってきた

 

「お待たせしました。ダークチョコレートとキャラメルです」

 

「これは、あなたに」

 

私はカードを彼女に渡した

 

「えっと…本日…」

 

「本日6時に、写真をいただく」

 

「怪盗団ファントム…ジョーク、じゃないみたいですね…あなたが怪盗? 信じられません…」

 

「私の…私の名前すら知らないのに、どうして、そう思うの?」

 

そう…彼女は…私の名前を……

 

「じゃあ、名前を教えてくれますか?1つだけ、あなたの事知っているわ。いつもアイスを幸せそうに食べてくれる。それだけは知っています。写真は渡せません。アイス、溶けますよ」

 

私はアイスを一口食べ…苦い…わね

 

 

 

 

 

 

 

ダークSide

 

るるかの様子を影から窺っていたが……

 

「こんな事があるんだな…」

 

 




早く映画みたい
感想待っています!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

名探偵プリキュア! The End of Truth(作者:シロX)(原作:名探偵プリキュア!)

 何気ない日常中でまことみらい市に突如として現れた、怪盗団ファントム。怪盗団によって大切な物が盗まれる事件が度々発生してしまう。同時に、その街に住む記憶喪失少年の金田一まこと、名探偵を目指す友達の小林みくるの2人は不思議な少女と妖精と出逢った。名前は明智あんなとポチタン。なんでも、2027年の世界からタイムスリップしてきたとか。▼ 全ての事件をキュアット解決…


総合評価:449/評価:8.92/連載:46話/更新日時:2026年09月12日(土) 00:20 小説情報

名探偵プリキュア! 〜A Memoir White〜(作者:秋葉ばっこ)(原作:名探偵プリキュア!)

 まことみらい市で暮らす少年、工藤(クドウ)新二(シンジ)はバイト生活に明け暮れていた。▼ なんてことはない日常を過ごす傍ら、名探偵プリキュアと怪盗団ファントムの戦いに巻き込まれ、ひょんなことから彼女たちの『おとも妖精』になり行動を共にする羽目に。▼「こんな俺にも、決して譲れないモノってのがあるんだよ」▼ 2027年の未来からタイムスリップしてきたという、明…


総合評価:554/評価:8.35/連載:27話/更新日時:2026年06月16日(火) 20:00 小説情報

名探偵プリキュア! -銀の正義と黒の秘密-(作者:寿垣遥生)(原作:名探偵プリキュア!)

時は2027年1月24日、捜査一課の刑事である織田信義(おだのぶよし)はある殺人現場付近を通りかかった宝石泥棒の犬を追いかけたが、捕まえた途端にその犬と共に1999年へとタイムスリップしてしまうことに⋯そこで出会ったのは探偵を夢見る自分の叔母にそっくりな少女の小林みくる。そして、信義の従妹でこの日が14歳の誕生日である明智あんなもいた。▼信義は元の世界に戻ろ…


総合評価:276/評価:6.8/連載:39話/更新日時:2026年09月19日(土) 02:01 小説情報

仮面ライダージョーカー&名探偵プリキュア!(作者:究極の闇に焼かれた男)(原作:プリキュア)

〜あらすじ〜▼これは失踪した幼馴染を探す探偵にして仮面ライダーでもある少年──【鳴瀬翔太郎】と、時空を超えて出会った2人のプリキュアが紡ぐ物語。▼以下、入り切らなかったタグ一覧▼・オリジナル回あり▼・オリキャラ多数登場▼・オリジナル展開あり▼・オリジナルドーパント登場予定▼・原作一部改変


総合評価:362/評価:8.9/連載:19話/更新日時:2026年09月16日(水) 10:25 小説情報

名探偵プリキュア!with特捜戦隊デカレンジャー(作者:仮面大佐)(原作:名探偵プリキュア!)

ファイヤースクワッドに所属している東野麦翔(ひがしのむぎと)/デカバイオレット。▼彼は、幼馴染の明智(あけち)あんなの14歳の誕生日を祝う為に、あんなの元へと向かったが、ポチタンという妖精が現れて、あんなと共にタイムスリップしてしまった!▼2人は、名探偵を目指す小林(こばやし)みくると、赤座伴番(あかざばんばん)達よりも前の先代のデカレンジャーと出会う。▼怪…


総合評価:39/評価:-.--/連載:18話/更新日時:2026年08月16日(日) 18:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>