ファントムアジトにて、るるかは椅子に座りながらウソノワール達の様子を見ていた。
「あと少しで世界をウソで覆うことが出来たというのに。むっ」
ウソノワールはアゲセーヌの膝の上に乗せられ、頬を突かれていた
「ぷにぷに~」
「やめろ」
「ですが、あの時のことは何も覚えてないと…」
「いろいろ強引にやっちゃってたからね~」
「予言は、間違ってなどいない…旧暦ということもあるか…」
「だったら来月まで、時間がありますね!」
「だから予言が間違ってるって言ってるのに」
「早くマコトジュエルを盗ってくるのだ!」
「ご安心を。ニジーが新しいマコトジュエルを盗りに行っております」
弥勒Side
僕らは例のコックさんが住んでいるアパートに行くと丁度そのコックさんが部屋から出てくるのが見えた
「あれって…」
「コックさん!」
「すみません!あなた、プリンセス・アルバートのコックさんですよね?」
「ああ、あんたらこそ誰だ?」
「私たち、オーナーさんの依頼であなたの行方を探していました」
あんなは名刺を渡しながらここに来た理由を話した
「えっ! ちょっとサボっただけじゃん!」
「18日から、どこに行っていましたか?」
「あっ…仕事が嫌になってさ、気晴らしに旅行にでも行こうかって」
「なんだ、そうだったんですね!」
旅行ね…
「じゃあ、そういうことで」
コックさんはそそくさと僕らの横を通り過ぎて行くが…くれあさんは何か引っかかっている感じだった
「どうしたでシュ?」
「きらめいた!」
何かに気が付いたくれあさんは直ぐにコックさんを呼び止める
「あなたは本物のコックさんじゃありませんね?」
「はぁ? 何を証拠にボクが偽者だっていうんだよ!」
「それではこれから、あなたに示しましょう」
くれあさんはゆっくりとアパートの階段を降りていく
「あなたは今、旅に出るところだと話していましたね?」
「ああ、だから急いでんだ!」
「おかしいですね。今その大きさのトランクを。軽々持ち上げていました」
「それが何だっていうんだ!」
「中身は空っぽなのではないですか?」
「なっ!」
「旅に出るために部屋に戻ったなら、おかしな話ですよね」
「…んなこと勝手だろ」
「それにお金もギリギリなのに旅に行けるんですか?」
「なんで決めつけるんだ!」
「お給料日は25日と聞きました。今日は20日、旅行に行くには慌てすぎかもしれません」
「慌ててねぇし」
「そして一度いなくなってから、2日も経ってわざわざトランクを取りに来た。なぜ?それら全ての疑問が示すのはあなたが偽者という答えです!」
くれあさんが推理を突きつけると変装を解き、そこにはニジーが現れた
「フフフフ…流石だねぇ。ベイビー!」
「もう一度聞きます。何故わざわざ2日も後になってから取りに来たの?」
「それは…2日前、コックの同僚に変装して都合のいいことを吹き込み、遠くへ追いやった。あとは下宿にマコトジュエルを盗りに行くだけだった。だが、邪魔が入ったせいで、約束の日までに間に合わなかったのさ」
ニジーはハンニンダーを召喚し、僕らも変身する
「「オープン!ジュエルキュアウォッチ!プリキュア!ウェイクアップタイム!サン!見つける!ロク!向き合う!キュー!奇跡のふたり!」」
「クルッと回して!」
「キュートに決めるよ!」
「どんな謎でもはなまる解決!名探偵キュアアンサー」
「重ねた推理で笑顔でジャンプ!名探偵キュアミスティック」
「「名探偵プリキュア!」」
「怪盗レッド!」
「オープン!トップオブリリーフレグランス!プリキュア! ウェイクアップタイム! フローラルスピン!ブルーム!解き放て! 内なる真実の香り! 名探偵、キュアエクレール!私の答え、示しましょう!」
ハンニンダーはエクレールを狙って攻撃を仕掛けていく。
「エクレール!」
「危ない!」
「きらめきタイム!」
エクレールは高速で移動し、ハンニンダーの攻撃を避けていき、一瞬で背後に回り込み、強烈な蹴りを喰らわすが…エクレールはまた目を回していた。
「世界が回ってます~」
「「エクレール!」」
「自分の速さに追いついてないな」
ハンニンダーはエクレールに攻撃を仕掛けようとするが、ミスティックがハンニンダーの攻撃を防ぎ、更にアンサーが攻撃を放つ
「アンサーアタック!」
僕はリボルバーを構え、無数の弾丸を浴びせる
「エクレール、今でシュ!」
「みんな、ありがとう!」
復帰したエクレールは直ぐさまハンニンダーを浄化する
「オープン! プリキットミラールーペ!シュシュタン!マコトジュエル!キュアエクレールが解決!優雅に、羽ばたき、謎を解く!これが私のアンサーよ!プリキュア! フライング・インフィニティ!」
フライング・インフィニティにより、ハンニンダーが浄化される
「キュアット解決!」
「今日のところは、これにて終演!」
ニジーは直ぐさま撤退するのであった
僕らはお店に戻り、オーナーさんに事の真相を話した
「いや~、あいつの口車にまんまと乗せられるなんて…」
「もう、しっかりしてよね」
「一件落着ですね」
僕らは事務所に戻るとあんなはくれあさんにあることを聞いた
「ねぇ、どうしてくれあさんは記憶をなくしちゃったの?」
「心の中にあるマコトジュエルをなくしてしまったからかな…」
「マコトジュエルは真実の結晶でシュ!」
「真実の結晶?」
「特にプリキュアになるための心のマコトジュエルは、探偵として体験・経験したことが結晶になるでシュ!」
「私はそのマコトジュエルをなくしてしまったの…」
「だから記憶がなくなっちゃったでシュ」
「マコトジュエルが、もどったから」
「プリキュアに変身できたんだ!」
「そう…でも、あの時、私はプリキュアになれなかった…だから1人でるるかがマコトジュエルを奪おうとしたウソノワールを止めようとしたけど…ウソノワールには、敵わなかった」
「その後、るるかはくれあのマコトジュエルを取り返すと言ったままいなくなったでシュ」
「どうして…」
「分からない…」
「でもくれあがプリキュアになれたでシュ!」
「今までずっと見守ってくれて、ありがとう!」
そう言ってくれあさんはシュシュタンを抱き締める
「じゃあ、どうしてわたしは名探偵プリキュアになれたんだろう?」
「どういうこと?」
「だって自分で体験・経験したことで心のマコトジュエルが育つなら、私は何の経験もないのにいきなりプリキュアに変身できた」
「確かに…」
僕みたいな感じならまだしも…あんなはどうして変身できたんだろうか?
「きっと、奇跡のふたりだからだろ。できたぞ!」
ジェットがそう言いながら、くれあさんにあるものを渡した
「プリキットブック!嬉しい! ずっと憧れだったの」
「やったね、くれあさん!」
「ハートをかかなくっちゃ!」
プリキットブックに登録をし、嬉しそうにするくれあさんであった
感想待ってます!