弥勒Side
ある日のこと、僕らは学校に来ていた。理由はれいさんが学校の花壇の手入れをしているため、僕らはその手伝いをしようとなった
「ごめんね、夏休みなのに」
「ううん! 新学期も花いっぱいの花壇でみんなを喜ばせたいって言う、れいの気持ち!」
「とってもすてき!」
「花壇の整備は!」
「「私たちに任せて!」」
あんなとみくるが張り切る中、理事長はくれあさんに挨拶をしていた
「暑い中ご苦労さま。あなたは確か…」
「はい、パティスリーの帆羽くれあです」
「くれあさん、パティシエをしながら探偵もしてるんです!」
「ジェット先輩!くれあさんの名刺作った?」
「あっ、忘れてた!」
「名刺は、また今度」
「はい」
「よかったわね。みくるさん」
「えっ?」
「また仲間が増えて」
「はい!」
理事長って、何だかみくるの事を結構気にかけてるけど…生徒全員に対してそうなのかな?それともみくるの事を個人的に応援してる?
ファントムアジトにて、ウソノワールは焦っていた
「旧暦の7月も終わるというのに…いつになったらマコトジュエルを奪うのだ! いつ大王になれるのだ!」
そんなウソノワールを見つめるるるかとデッチ・アゲイン
「帆羽くれあ、彼女の過去を覗き見ることで君の推理と、憂いは理解した。消さないとね、キュアエクレールを」
睨むるるか。デッチ・アゲインは笑みを浮かべながら…
「そうそう、今日は友人が一人来るから…お楽しみに」
弥勒Side
花壇の整備をしている中、れいさんは何かに気が付いた
「シュシュ~、シュシュ~、シュシュ~」
「どうした? 手が止まってるぞ」
「あの子は…何?」
「シュシュ?」
『あっ』
「普通に、お手伝いしてる!」
シュシュタン、普通に手伝ってるけど…バレたりしないのか?
「はじめまして!シュシュタンでシュ。よろしくでシュ!」
れいさんはシュシュタンを見つめ…
「かわいい!」
「あっ、ありがとうでシュ。かわいいだけじゃないでシュ!とっても物知りでシュ!」
「えっ?」
「ここでシュシュタンのクイズでシュ! クイズでシュ!」
また始まったよ…謎のクイズ…
「探偵小説シャーロック・ホームズを書いたのは…あんなさん! 」
「アーサー・コナン・ドイル!」
「どいる~!」
「でシュが~」
「えっ」
「彼は、ある生き物が本当にいると信じてたでシュ。世間では不思議だって思われている、その生き物は何でシュ?」
「不思議な生き物?」
「私、これ知ってる!」
「私も」
「あんなの前にもいるぞ」
「私自身の…前に?」
「「あっ! ポチタン!」」
「ということは?」
「妖精だ!」
「「イェーイ!」」
「正解でシュ!」
「コナン・ドイルは、妖精が写った写真を本物だって信じてたのよ」
「へぇ~」
「結局、偽物だったけどね」
「シュシュ~、写真は偽物だったけど妖精は大昔からいたでシュ」
「ああ、ボクたち妖精は、ずっと探偵を助けてたんだ」
「えっ、ボクたち妖精?えっ、ジェットくんも妖精なの」
『あっ…』
「そういえばれいさんは知らなかったような…」
そんな話をしながら作業を進めていると…
「ん?」
校内に入る正野の姿が見えた。
「どうしたの?」
「いや、あいつ…」
「あいつ…あぁ正野くんね」
「れいさん、知り合いなんですか?」
「えぇ、高等部の生徒だけどそれなりに有名で…」
有名ってどんな風に有名なんだろうか…色々と気になるけど…深くは聞かない方が良いのかな?
そう思いつつ、作業は順調に進んでいく
「作業も順調だね」
「くれあさんのおかげだよ!」
「探偵事務所のガーデンも…手入れしてたから」
「シュシュ…」
くれあさん、今でもるるかさんとの思い出を…
「みんな、ちょっと来て!」
「れいー、あっ!」
れいさんに呼ばれて、僕らは集まると花壇の花が切られていた
「さっきまで百日草が咲いていたのに…花が消えてる!」
「花だけ消えるなんて…そんなことってある?」
「名探偵の出番でシュ!」
「でばん、でばん!」
「任せて!」
ミラールーペで切られた箇所を見ると…綺麗に切られてる?
「切り口がきれい」
「何か刃物で切られているみたい」
「足跡だわ」
「靴のサイズは小さめ」
「う~ん…溝がたくさん」
「やっぱりそういうことね。サイズが小さいってことは、女性の足跡なんじゃない?」
「女性?」
「「あっ!」」
「分かったの?」
「うん!」
「でも、どうしてこんなことを?理由が分からない」
「簡単だわ、れいさんのやる気と優しさが理由よ」
「やる気と矢指さ?」
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