弥勒Side
僕らは別の場所で作業をしている理事長の所へ来ていた。
「百日草の花壇の事なんですけど」
「百日草?」
「花が全部切られていたの…」
「ああ、それなら、さっき切り戻しをしておきましたよ」
「切り戻し?」
「思った通りね!」
「何、それ?」
「さあ?」
「新しい芽を出すために、花を切る事よ。花を切るとね、また芽が伸びてきて、新しい花が咲いて、長く花を楽しめるの」
「切った花は、飾るためにとってあるわ」
「新学期に合わせて、花が綺麗に咲くように、切り戻しをしておいたんですね」
「ええ。れいが花壇の手入れを頑張っているから、私もお手伝い、と思ってね」
「ああ、くれあさんが言ってた…」
「そういう事か!」
「なるほどな…」
「ありがとう! お祖母ちゃん!」
良い話だけど…それだったら最初に言っておいてくれた方が良いんじゃ……いや、言わない方がいいか
それから僕らは花壇整備を続けていく
れいが一人作業をしていると…
「百日草ですか」
見知らぬ男に声をかけられていた。
「あの…」
「失礼。造園業者の者です。理事長に頼まれまして。れいさんですね?」
「え…ええ…」
「この切り戻しも、あなたが?」
「いえ、これは理事長が…」
「へー、流石です! きっと素敵な花が咲きますよ!学園の皆さんも、お喜びになりますね」
「はい!」
「ところで、百日草の花言葉を知っていますか?」
「え? いえ…」
「色によって違うんですよ。例えば、ピンクだったら、別れてしまった友への思い。わあ、オレンジもある! 僕が好きな色です」
「花言葉は何ですか?」
「古き良き時代」
「切ない花言葉が多いんですね…」
「ええ、確かに。でも、どうでしょう。生徒さん達は卒業しても、この花壇を思い出すはずです。どこかで百日草を見た時に、素晴らしい学園生活を思い出す事でしょう。古き良き時代をね…あなたが手がけた花壇が、皆さんの記憶に残る。思い出は、皆さんの支えになるでしょう」
「とてもやる気が出ました! 私、素敵な花壇にします! ありがとうございます!」
その瞬間、マコトジュエルが現れる
「お礼を言うのは、こちらですよ。オレの演出通りだ…」
園芸員の正体はデッチ・アゲインだった。
「君の強い思いが、マコトジュエルを引き寄せてくれた!」
デッチ・アゲインがマコトジュエルを手にすると…何処からともなく仮面の男が現れた
「おや?また君か」
「正義…執行!」
弥勒Side
ポチタンが異変を感じ取り、僕らはれいさんの所に行くとそこにはデッチ・アゲインと仮面の男がいた。
「れい!」
「離れてて」
「う、うん」
れいさんが避難したの確認するとデッチ・アゲインはハンニンダーを召喚した。僕らも直ぐさま変身する
「「オープン!ジュエルキュアウォッチ!プリキュア!ウェイクアップタイム!サン!見つける!ロク!向き合う!キュー!奇跡のふたり!」」
「クルッと回して!」
「キュートに決めるよ!」
「どんな謎でもはなまる解決!名探偵キュアアンサー」
「重ねた推理で笑顔でジャンプ!名探偵キュアミスティック」
「「名探偵プリキュア!」」
「怪盗レッド!」
「オープン!トップオブリリーフレグランス!プリキュア! ウェイクアップタイム! フローラルスピン!ブルーム!解き放て! 内なる真実の香り! 名探偵、キュアエクレール!私の答え、示しましょう!」
「花壇を元に戻す!」
「そう焦らないで。主役のご登場だ」
デッチ・アゲインがそう言うと何処からともなくるるかさんが現れた
「るるか!」
「さあ、開演といこう。あぁ、そっちの怪盗と正義の仮面の相手は彼だ」
デッチ・アゲインがそう言うと空から黒い鎧の男が現れる。鎧の男の手には銃と剣が握られていた
「ほう、怪盗に正義か。面白い」
「オープン!ティアアルカナロッド!シャッフル!リバース!神秘と秘密で包み込む、キュアアルカナ・シャドウ!さあ、迷宮へいざないましょう」
アンサーたちはアルカナ・シャドウとハンニンダーと対峙し、僕と仮面の男は鎧の男と対峙する
「我の名はディード。さぁ、戦おうか!」
ディードがそう言って銃を撃ってくる。僕らは避けながら近付くがディードの剣が迫り、後ろへと下がる。
アンサーたちはハンニンダーと戦おうとするがアルカナ・シャドウがハンニンダーを蹴り飛ばす
「ハンニンダー、頼んでない…」
「オレの善意さ」
「余計なお世話…片付けて」
エクレールは頷き…
「オープン! プリキットミラールーペ!シュシュタン!マコトジュエル!キュアエクレールが解決!優雅に、羽ばたき、謎を解く!これが私のアンサーよ!プリキュア! フライング・インフィニティ!」
言われるまま、ハンニンダーを浄化した
「せっかくのハンニンダーが…ま、予想はついていたけど。そうだ! この演出ならどうかな? きっと気に入ると思うよ」
デッチ・アゲインが指を鳴らすと僕らは気が付いたときには別の場所に移動させられていた
「ここは?」
「くれあが初めてプリキュアになった場所でシュ!」
「君達にぴったりの舞台だろう?」
「どこでもいい…私は、ただ…あの子を倒すだけ!」
アルカナ・シャドウとエクレールが激しくぶつかり合う。
「面白いことになってきたな!」
ディードは剣を巨大化させ、こっちに振り落としてくるが…ディードの剣がワイヤーに縛られる
「お前もこっちに来ていたか!ミス・ディード!」
「俺の事はディードと呼べ!」
突然現れたダークはリボルバーを取り出し、ディードを吹き飛ばす
「やめろ!アルカナ・シャドウ!」
ダークが声をかける中、アルカナ・シャドウはエクレールに押されていた
「もうやめましょう…」
「決着をつける…」
「アルカナ!」
「私は! アルカナ・シャドウ!」
「煌めきタイム!」
エクレールは素早く動き、アルカナ・シャドウを蹴り飛ばすとアルカナ・シャドウの変身が解除された
「るるか!」
「るるか!」
「まだ…」
「どうして、そこまで…」
「すべては君の存在。それが理由さ。キュアエクレール」
「黙ってて!」
デッチ・アゲインは不適な笑みを浮かべていた
「口下手な君に代わって、彼女の秘密を教えてあげるよ」
「秘密って?」
「フフ、それはだね…」
「黙って!」
「るるか、秘密って何なの?」
「そんなに知りたいなら、私が教える…私がなぜ、あなたを倒そうとするのか…それは…あなたが大王だから!」
エクレールが大王?どういう事だ?僕はダークの方を見ると、ダークも戸惑っていた
「何言ってるの!」
「意味が分からない!」
「私が、大王?」
「ううん! エクレールが大王な訳ない!」
「そうでシュ! エクレールは名探偵プリキュアでシュ!」
「間違いない。私の推理、そして、未来自由の書の予言とも一致する」
「未来自由の書?」
「書にあった7の月の大王は、エクレール、あなた。でも、今の力じゃ、あなたを倒せない…」
「オレが授けた力では不足とでも?」
「もっと強い力を…」
「いいけど、今の君に扱えるかな?」
「るるか! 危険過ぎるわ!」
「分かってる…けど、そうしなければ…世界を救えない!」
「いいだろう。主役の仰せのままに、君に授けよう」
デッチ・アゲインは黒い結晶を取り出し、るるかさんの頭上に移動させると、闇の力がるるかさんを覆う
「るるか、ダメ!」
「やめろ!るるか!」
「るるかさん!」
「るるか…るるか!」
マシュタン、ダーク、アンサーたち、エクレールが呼びかける中、るるかさんは大鎌を持った姿へと変貌した
「るるか!」
「マシュタン、下がってて…シャドウの力、強過ぎるから…すべての証拠が示しているの。あなたが大王だって…世界は…私が守る!」
「そうまでして…世界を守りたいか…それならば」
ダークはリボルバーを構え、エクレールの隣に並び立つ
「お前の推理を否定する!」
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