ある劇場にて、ウソノワールがニジーに詰め寄っていた。
「マコトジュエルは? なぜ盗りに行かぬのだ?」
「はい。未来自由の書に出たマコトジュエル。手に入れるため、念入りに調べ、策を練っております」
「度重なる失敗…ニジーよ、手に入れなければ、次はない…」
「ライライサー!」
弥勒Side
今日からみくるは学校のため、今は僕とあんな、ポチタンしかいなかった。正確にはジェットもいるけど、研究室に篭もりきり…
「みくる、大丈夫かな、今日から中学2年生でしょ。新しいクラスで緊張してないかな」
「ポチ~、ポチ!」
ポチタンは事務所に置物を入れまくってるけど…
「ポ…ポチ!」
「あっ!」
「ポチ~!ポチ~」
限界まで詰め込んでいたからか一気に吐き出していた。
「う~ん、ほら、無理して入れるから」
「そういえば雨降りそうだな」
「本当だ。みくるに傘、持ってってあげようか」
「そうだな」
僕とあんなは傘を持って、みくるの学校に行こうとしていると……研究室からジェットが興奮した様子で出てきた
「できた! 古い本にあった伝説のプリキット!」
「伝説!?」
「ああ。詳しい事は分からないけど、名探偵プリキュアの危機を救ってくれるらしい」
「すごい!」
「ん? 出かけるのか?」
「うん。みくるに傘を持っていくの」
「じゃあ、みくるにも渡してくれ」
「分かった! ありがとう!」
あんなはジェットの作ったルーペを受け取るとジェットは僕に本を渡してきた
「これ、もしかしたら参考になるかと思って」
「本?」
「怪盗に書かれた本だ。お前、怪盗の力を使ってるけど、その割には攻撃力が低いだろ」
「まぁ…うん」
言われてみればそうなんだよな。これまではあんな達のサポートに回ってたし、唯一の攻撃技はカード爆弾だからな…
「「それじゃ行ってきます」」
僕らはみくるの学校に向かう中…
「流石に名探偵みくるでも天気までは読めないよね」
「ポチ!」
「読めたら読めたで凄いけど……所であんな、みくるの分の傘を持ってきてるけど、自分の分は?」
「あっ!みくるの分しか持ってきてない…雨が降る前に届けて早く帰ろ!」
「まぁ、もしもの時は…」
僕の傘に入ればって言おうとしたけど、何か恥ずかしいし…
「みくると一緒に入れば…」
「確かに!」
そんな話をしているといつの間にか学校の校門の前までたどり着いていた
「ここだ!みくるの学校。あっ!みくるだ!」
渡り廊下を歩くみくるの姿が見え、あんなは声をかけようとするが……
「みく…」
クラスメイトと仲よさげにしているみくるの姿を見て、あんなはそっと校門から離れる。
「あんな…」
難しい問題になった感じか?そう思っているとあんなが前を歩いている人とぶつかった
「ごめんなさい!」
「いえ。こちらこそ、ぼーっとしてて…」
「ポチ?」
「ポチ?」
「その…私も、こんな写真、ポ、ポチ、ほしいな、なんて…」
ぶつかった人が持っていた写真で何とか誤魔化してるけど、誤魔化せるものなのか?
「ありがとうございます。妹なんです」
「仲良さそうですね」
「はい。恵子は、この学校の高等部の2年生で、交換留学でロンドンに行ってるんですけど…」
「どうかされたんですか?」
「最近おかしな事があって…街で恵子を見たって、よく言われるんです…」
「ロンドンにいるのに? 似た人じゃないんですか?」
「私もそう思ってました…でも、見たんです。今朝、大学に行く途中、駅前で…私、びっくりしちゃって…で、追いかけたら、ここに…学校に聞いても、恵子はいないって言うし…ロンドンの恵子にも電話したんですが、出ないし…なんだか心配で…」
ロンドンにいるはずの妹さんが何故か日本にいて、更に連絡つかない……ん?ロンドンに電話したって…それって…
「私に任せてもらえませんか? オープン! プリキットブック!キュアット探偵事務所の明智あんなです!」
「き、北村真理子です…」
「真理子さん、名探偵に任せて! この事件、はなまる解決してみせます!」
「じゃあ、お願いしてみようかな…」
「写真、お借りしてもいいですか?」
「ええ」
「ありがとうございます。あ、雨降りそうなんで、どうぞ! 使って下さい!」
あんなはそう言って傘を渡したけど…良いのか?
「困っている真理子さんが放っとけなくて、思わず依頼引き受けちゃった…みくるに言っておかないとね」
あんなは連絡を取ろうとするが…一瞬思い詰めた顔をして…
「みくるの邪魔しちゃ悪いからね…」
「あんな、良いのか?」
「……うん」
これ、後々拗れないよな?
みくるSide
クラスメイトと廊下を歩いていると生徒会長から理事長が呼んでいると言われ、私は私は今、理事長室に来ていた
「わざわざすみませんね。聞きましたよ。寮を出て、探偵事務所を開いたと。夢に一歩近付きましたね」
「はい! おかげさまで!」
「そこでと言ってはなんですが、みくるさんにお願いがあります。事件を解決してほしいんです。幽霊騒ぎを」
「ゆ、ゆゆ、幽霊!?」
ま、まさか幽霊のしょ、正体を探れって依頼を受けるなんて……
弥勒Side
学校に入り、早速調査を開始する僕らだけど…
「同じ敷地に中学と高校があるんだ」
「そうみたいだけど…」
僕とあんなは周りの視線に気付いていた。流石に私服で学校を彷徨いているのは……な
「なんか…ういてるかも…」
とりあえず僕らは物陰に隠れて対策を考えることに
「どうする?制服でも借りてくるか?」
「うーん、あっ、そうだ! オープン!プリキットグロス!」
あんなはグロスを唇に塗ると高校生の姿に変わる
「どう?女子高生、明智あんなは」
「うん、可愛いよ」
「そ、そうじゃなくて////弥勒くんはどうする?」
「そういえば…」
ジェットから貰った本を開き、僕はペンダントをかざすと…赤い布が出てきた。僕は赤い布を自分にかけると……
「わぁ…高校生になった!?」
「変装用の布みたいだ。これで違和感なく」
「調査できるね!」
僕らは早速聞き込みを始める
「あの、この子を探してるんですけど」
「ああ、恵子? 私、同じクラスだよ?」
恵子さんのクラスメイトから話を聞こうとしたが、あんなが持つプリキットボイスメモから着信がかかった
「携帯? バレたら取り上げられちゃうよ?」
「ああ、ち、違うんです! えっと…」
あんなは慌てて着信を切るけど…大丈夫か?
みくるSide
あんなに依頼を受けたことを伝えようとしたけど……
「どうして?」
切られてしまった。
「とりあえず、1人で調査しよう!」
私は早速警備員さんに聞き込みをする
「警備員さん! 幽霊を見たって理事長から聞きました。詳しく聞かせて下さい」
「ああ。高等部の中庭でね、怪しい人影を見たんで、行ってみると…フッて…消えたんだ…それも見たのは、一度や二度じゃない…話聞かせてって言ったのに、聞いてないじゃない…」
「幽霊、嫌! お化け嫌い!」
うぅ、こういう時あんなと弥勒くんがいたら……
私は話を聞き終えて、少し座って休む
「結局、何も分からなかった…なんか、嫌な天気…」
空を眺めていると突然後ろの茂みから音が聞こえてきた
「誰かいるの!?」
声をかけるが…返事がない
「何なの…」
身構えていると茂みから誰かが飛び出してきた
「みくる、私だよ!」
あんな…それに弥勒くんがなんで?というかあんな、なんで高校生の姿に?
ゴールデンウィーク中は人混み多いから見に行くの避けてた
感想待っています