弥勒Side
みくると合流し、僕らは何で学校にいるのか説明するが…
「1人で依頼を引き受けた!? なんで相談してくれないの?」
「みくる、学校だし、なんか、悪いかなって…」
あんなはみくるに注意され、少し不貞腐れているけど…
「まぁまぁみくる。落ちついて…」
「弥勒くんは黙ってて!」
「はい…」
「分かってるでしょ!? 私には、学校も探偵も、どっちも大切だって! 1人で調査して、上手くいかなかったら? 依頼人に迷惑がかかるでしょ!」
「みくるだって! 1人で依頼引き受けたでしょ!」
「ボイスメモで連絡したけど、出ないから…」
「調査中だったから…それこそ調査が失敗したら、真理子さんが悲しむよ!」
「真理子さんって?」
「依頼人。妹の恵子さんを探してて…」
これ、本当にどうしたものか考えているとみくるが突然駆け出していった。
「みくる?」
「ごめん! 行かないと!」
「みくる!話の途中なのに…」
みくるを追いかけるべきか悩むが…今のあんなの様子を見ていると傍にいた方が良いだろうな…
「あんな、後でちゃんとみくると話した方が良いぞ」
「弥勒くん…」
「ちゃんと気持ちを伝えれば、ちゃんとわかり合える…はず」
「うん…」
頷くあんな。すると突然ポチタンがあんなを引き摺りながら何処かへ向かう
「もしかして…マコトジュエルか?」
ポチタンに引き摺られながら、すれ違いざまにみくるにマコトジュエルが危ないことを伝え、僕らは燕の像の前にいた。像の上には写真で見た恵子さんがいた
「あ! 恵子さん!」
「え?」
「私が探してた人!」
「ふっ」
恵子さんが笑みを浮かべると姿を変え、ニジーが現れた。
「また女装してるよ…」
「真っ先に言うことはそれかい?」
「ねぇ、探してる恵子さん、ロンドンにいるって言ってたけど、寝てたのかも!」
「どういう事?」
「こっちが朝8時だとしたら、4月のロンドンは夜の12時だから!」
「そっか!」
「なるほど、時差か…」
「私に話してくれれば、すぐに分かったのに!」
「さっき話そうとしたら、みくるが行っちゃったんでしょ!」
「仕方ないじゃない! 私も事件を追ってたんだから!」
「ムムムムムム!」
「二人とも!喧嘩してる場合じゃないだろ!」
喧嘩なんてしてる間にマコトジュエルを奪われたら…
「ボクをのけ者でヒートアップしないでいただきたい…」
ニジーも呆れてる…
「なんで恵子さんに変装したの!?」
「留学した生徒を利用したのさ。彼女は、海の向こうにいるからね。思いがけず会う事なんて絶対にないだろ?おかげで、昼夜問わず、好きなだけ調べられたよ」
「一体何を調べてたの?」
「この像をどう運ぶかさ。街で、何を使えば、この大きな像を持ち運べるのか、とにかく調べ、考えに考えた…」
「街で!? その姿を真理子さん達は見たんだ…」
「どう運ぶのか決めかねていたんだが、キミのおかげで思い付いたよ」
ニジーはみくるを見つめ、笑みを浮かべる
「ツバメさ!」
ニジーは像をハンニンダーに変える。ツバメ二匹の像だから、ハンニンダーも二匹で一体になるのか!?
「ツバメのようにして運べばいい! ツバメのように飛んでいけば、簡単に運ぶ事ができる!」
「いや、普通に毎回逃げる時みたいに瞬間移動してるんだし、その要領で運べば…」
「……怪盗としての流儀がそれを許さないのさ」
そういうものなのか?
「二人とも!早く変身を!」
「う、うん」
「分かった!」
「「オープン!ジュエルキュアウォッチ!プリキュア!ウェイクアップタイム!サン!見つける!ロク!向き合う!キュー!奇跡のふたり!」」
「クルッと回して!」
「キュートに決めるよ!」
「どんな謎でもはなまる解決!名探偵キュアアンサー」
「重ねた推理で笑顔でジャンプ!名探偵キュアミスティック」
「「名探偵プリキュア!」」
「私の答え、見せてあげる!」
僕も怪盗の姿になるとハンニンダーがこっちに向かって突撃してくる。僕は上へジャンプして回避する。アンサーとミスティクは横に避けるがお互いぶつかってしまい、そのままハンニンダーの突撃を喰らってしまう
「見事だろ? 息の合ったハンニンダーの攻撃。それに比べて惨めだね。キミ達は、まるで足並みが揃ってない」
「そ、そんなこと…」
「まだ…」
二人が立ち上がるが、ハンニンダーの追撃を喰らい、思った以上に動けないでいる。
「くっ…」
僕はカード爆弾で何とかハンニンダーの動きを止めようとするが、空を飛ぶ相手にはかなり不利だ
二人は一気に決めようと浄化技を放つが、いつも以上に動きが合ってなく、ハンニンダーに軽々と受け止められてしまう
「同じセリフを言わせないでほしいな。足並みが揃っていないのだよ」
ハンニンダーはそのまま二人を殴り飛ばし、二人は倒れてしまう
「さあ、そろそろ舞台から降りてもらおうか」
僕はワイヤーでハンニンダーを止めようとするが、ハンニンダーの動きが早すぎる……
そんな中、アンサーは立ち上がるが…その手にはジェットから貰ったルーペ…
「何、それ?」
「オープン!」
アンサーがルーペを掲げるが…
「あれ? オープン! オープン!」
何の反応を示さなかった。これは…
「そんな…どうして…」
「キミ達には、もう舞台に上がる資格がないのさ! 名探偵プリキュア!」
ハンニンダーが二人にトドメを刺そうとするが、ポチタンが眩い光を出して、ハンニンダーを吹き飛ばす
「このままではハンニンダー!マコトジュエルは2つ手に入れた。良しとしよう! さらばだ、名探偵の諸君!」
ニジーとハンニンダーはそのまま撤退する。アンサーとミスティクは倒れたポチタンを必死に呼ぶ…
「雨…降り出してきたな…」
激しく雨が降る…
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