二つ目の補給基地を制圧し終えた陸也達は別動隊の戻りを待つ間、全ての機体の残骸を拾ったり、捕虜や奴隷の解放を行う。
残っていたフェイタリティの部隊兵を捕らえては尋問をしていた。
結果は陸也の読み通り。脱出用の設備が存在し、それらの隠し場所が発見できた。
「尋問相手が薄情者でよかった。後は別動隊が戻ってきてくれれば…」
陸也が安心した時だった。
突然アラートが鳴り響き、艦長をしているマニーから緊急入電が入る。
『すいません課長!別動隊を確認しましたけど、追撃を受けてるみたいです!!』
「何!?」
『こっちに合流して返り討ちにする算段らしく、課長達は迎撃の準備をお願いします!』
「……わかった。動けるのは少数だが、マニーはあの兵器を使える準備しておけ」
陸也はザクリベンジャーに乗り、カタパルトを動かして機体を発進させる。
「白皇陸也、ザクリベンジャー…出撃する!」
「同じくアクトマン、ズゴックリベンジャー…出撃する!」
「アクトロン、ザクⅤ…行きます…!」
大空を飛んだ3機のMSが目標の場所に降り立つ。
そこには中破したギラ・ドーガリベンジャーとグフリベンジャーが多くの味方機の援護をしながら後退していた。
「大丈夫か!?救援に来たぞ!」
「派手にやられてるようだね…」
「早く助けに行かないと…!」
陸也のザクリベンジャーのマルチザクマシンガンが発砲され、空中にいたMA形態のデルタプラスが数機撃ち落とされる。
フェイタリティの追撃部隊が陸也達の存在に気づき、ヘイトが陸也達に向いた。
「さぁ…撤退戦の手伝いと参ろうかね!!」
「冴君、クロウザー君。まだ生きてるかい?君達の部隊は後方にある基地に撤退し、修理と補給を終えた後に戦列に加わりたまえ。これは室長命令だ」
『申し訳ないです…室長達にお手数をかけさせるとは…!』
『だが、こちら側の二つの目標は叩きました。後は任せます』
どうやらクロウザーと冴の部隊は二つの補給基地を叩き終え、合流するつもりが、フェイタリティの別動隊に見つかり、追撃戦を受け、今に至るという。
運よく犠牲者は出てないものの破棄した機体が多く、戦えなくなっていた。
「無事も確認したし…追撃部隊の殲滅戦と行くか…!」
陸也がフェイタリティの追撃部隊に突っ込む。ヒートホークをビームホークに変更する。
「マルチホーク、ビームに変更。チョバムアーマー付きのジェガンⅡを叩き斬る!」
ビーム武器と化した手斧が振り下ろされ、チョバムアーマーの一部が斬り裂かれ、その追撃にアクトマンのズゴックリベンジャーのメガ粒子砲で胴体を撃ち抜いて撃墜する。
突然の攻撃でフェイタリティの指揮系統が一時的に乱れるが、すぐに持ち直して攻撃を始める。
「おおっと!俺が落とされたら、士気の低下は免れないからな…!」
飛んできたビームの弾幕を避け、また一機、また一機と撃墜していくが…突然小さいビットが飛び回り、陸也達に攻撃する。
「これは…サイコミュ兵器!」
「うおっ!?」
「あ、危ない…!!」
陸也は被弾し、少し怯む。アクトマンは転移魔法で移動しながらサイコミュ兵器の追撃を逃れる。
アクトロンはザクマシンガンでサイコミュ兵器を撃ち落とす。
目の前にはフィン・ファンネルを装備したジェガンⅡが数機出現し、立ちはだかる。
「おいおい、追撃だけはガチかよ…」
「まるでニュータイプ部隊を相手にしてるような感じだね…」
「流石にこの数を3人で倒すのは無理かと…」
少し後退ろうとしてる時、突然マニーから連絡が来る。
『課長!お待たせしました!マクロスキャノンで眼前の敵を薙ぎ払います!』
「ついに撃てるんだな!?総員、射程外に避難せよ!」
陸也達が左右に離脱し、敵から距離を取る。
一方補給基地近くで飛行していたマクロス・クォーター[
「デルタからエコーより!これより本艦はマクロスキャノンを使用する!直ちに射線上から離脱せよ!」
通信兵が各部隊に通信を送り、味方を射線から外す。
戦艦のOSの画面には「重量子反応砲」と表記される。
「マクロスキャノン、撃てぇぇっ!!!」
構えた巨大砲塔から3つの光線が放たれ、それが束となって凄まじい高火力ビームが一直線に飛んでいく。
陸也達はすでに退避しているため当たらなかったが、その先にいたフェイタリティの追撃部隊の9割がマクロスキャノンで消し飛んだ。
9割がやられた追撃部隊の一部が撤退を始める。
『何だあの威力は!?』
『て、撤退だ!ここで死ぬわけにはいかねぇ!』
「敵の敗走を確認。追撃は不要だ。一度帰還する」
陸也達も後方の補給基地に撤退し、敵の追撃を逃れた事を一時的喜んだ。
「あと少しで奴らの喉元に剣を向けれるな…」