「け、警察は何をしてるんだ…?」
「助けは!?まだなのか!?」
人質となった一般人は助けを求めようとするが、声を上げたとたん、一般人が撃ち抜かれる。
「(うわぁ…容赦ないな……)」
陸也はこっそりと端末を開き、調べる。
内容は「ジャック・ランダー」という組織についてという形で追放世界の情報網に検索をかけ、数秒待つ。
「(…!検索にヒットした?何々?)」
ジャック・ランダー
元々は防衛相が創設したバイオテクノロジーを専門とした研究組織。
しかし、悪戯にマテリアソーン王国が置いていった寄生機能を持つ結晶型の
その生物について研究するも、研究員の大半が寄生され、それを封じ込めるように研究所を爆破及び組織は解体された。
それから12年の時が経ち、今も生き残っているバイシャードがその名を継ぎ、武装組織「ジャック・ランダー」として世界を騒がせている。
「(何だこれは…!?
検索結果を見た陸也は怒りを静かに沈める。
ここで怒りを爆発させれば、思うが儘だろう。
「(こういった組織があるなら、それに対抗する存在がいるはずだが、何故来ない?まさか…存在しないのか?それとも気づいていないだけか?)」
陸也は異次元インベントリからディケイドライバーを取り出す。
「頼れるのは…自分だけって奴か」
近くに転がった銃火器を拾い、演説しているジャック・ランダーの幹部めがけて射撃する。
銃声と共に気づかれ、振り向かれるが、銃弾は命中した…が、幹部は動じずに陸也を見た。
「死にたいらしいな…」
「死ぬのはどっちかな?」
ライドブッカーからカードを取り出す。
「変身!」
『KAMENRAIDE DECADE!』
陸也は白いディケイドに変身し、ジャック・ランダーの戦闘員達の前に立ち塞がる。
「白いディケイド…!噂に聞いていたが、本当にいたとはな!」
「自称する気はないが、俺は名を変えてるんでな…サイコディケイド。お前達に死をもたらす存在だ」
「サイコディケイド…?不吉だな…やれ!!」
戦闘員達が変貌する。服やベストを突き破り黒色の結晶が飛び出し、人と結晶が合わさった怪物が現れる。
恐らくこれがバイシャードなのだろう。
バイシャード達が襲い掛かってくる中、サイコディケイドがライドブッカーをソードモードにし、迫りくるバイシャードを次々と斬り伏せていく。
「雑魚を押し付けても無駄に兵を消耗するだけだぞ?」
「兵なら無駄にいるのでなぁ!数で攻め落とせ!」
どこからともなく現れたバイシャードがサイコディケイドに迫る。
陸也は面倒くさそうにライドブッカーからカードを取り出す。
「自分から来ないなら、こっちか来てやるよ」
『KAMENRAIDE KABUTO!』
サイコディケイドは仮面ライダーカブトに変身し、もう1枚のカードを差し込む。
『ATTACK RIDE CLOCK UP!』
超音速で迫る敵を斬り伏せて行きながら高く跳躍し、上層で陸也を見ていたジャック・ランダー幹部の前に立つ。
「来てやったぞ」
「そうか…ならば本気を出さねばなるまい…!シャードチェンジ…!」
身体が変貌し、全身が真っ青な結晶と化したバイシャードに変身する。
「行くぞぉ!サイコディケイドォ!!!」