【読者参加型SS】異界戦線   作:ヒラーズ

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所属国/勢力:レクス公国/データ回収部一課
名前:シオン=ディミット(略名:シオン)
性別:女
年齢:測定不能
種族:人間
罪状:不明
階級:准尉
使用機体:ゲシュペンストMk-Ⅳ
設定:大昔の戦争時代にレクス公国に喧嘩を売った小国に属する王族の生き残り。周りからは姫騎士と呼ばれている。敗戦後はレクス公国に国を併合されたものの、国自体は戦う力は残されておらず併合された。(何一つ不遇な扱いにされなかったらしい。人材不足を解消したいレクス公国らしいっちゃらしいが)。第一次代理戦争篇で一時的に行方不明となり、ヴァデッドに洗脳された状態で陸也達の前に立ち塞がるが、陸也の手によって撃破される。その後、公国軍兵士に確保され、洗脳を解除される。
操られてたとはいえ、罰せられると思ったが、パイロットとしての腕を買われ、陸也達のいる組織「データ回収部一課」の一般メンバーとして戦いに身を投じる。
彼女の乗るゲシュペンストMk-Ⅳはさらに機動性を改造されており、タイプRVに劣らぬ性能となっている。




第二次代理戦争篇
20話 新しくできたもの 新しく来た者


第二次代理戦争

 

第一次代理戦争時に陸也達が逃した黒幕の二人、「ヴァデッド」と「シュトローク」。

両者は所属する国は違えど、戦争を起こそうと企む存在だった。

本来なら上司たる国王が止めるはずだが、国王たちは止めもせず、むしろ代理戦争を行わせ、敵対国の戦力を削る為にあえて許可したという。

 

勿論これに各国々や内部勢力は黙っていない。まだ吸収されていない小国やそれに反対する和睦派などが台頭し、反乱の兆しを見せていた。

 

しかし、マテリアソーン、シェキナーの軍部がそれらを粛正し、反対の声が少しずつ減っていった。完全な戦争国家へと成り下がりつつある二国に、シュルケン聖国とレクス公国は軍事同盟を締結し、味方を増やしていく。

 

それに釣られるように名も無い小国達がこの二国に併合され、大きな連合軍になりつつあった。

これにより、マテリアソーン・シェキナーの魔帝軍とシュルケン・レクスの聖商軍の対立構図が出来上がっていた。

 

「……して、陸也達が取り逃がしたのは手痛いな。惑星開放を約束したものの、これではタダ働きと変わらんぞ?」

 

大日本帝国の海軍将校の衣装に身にまとった男性は聖国の王「シュルケン・ヴェヴェオ」は会議室にて、レクスと今後について話し合い、次の対策を整えるべく話し合っていた。

 

「そこなんだよ。流石の陸也君も悔しがったのか、絶対に捕まえようと実力を高めているみたいだ」

「そこは問題はあるまい?奴らには黒幕を倒してもらわねばならん。問題はマテリアの魔法馬鹿どもの処遇だ。奴らは洗脳魔法を使って兵士を増やしてるそうではないか。これでは覇王国と同じく、独裁国家になりつつある。あの妖精族の駄女神め…」

「珍しいね。謀略では君に勝らないはずなのに、その状態は…謀略失敗した感じかい?」

 

シュルケンは「認めたくはないがな…」と酒の入ったグラスを持ち、ごくごくと酒を飲む。

 

「そこまでして失敗が痛かったとは…君の方の異界管理部も手痛いダメージを受けた感じかな?」

「ああ、そうだよ。シュトロークの屑が…オレの国のMSを壊していきやがって…直すのにどんだけ苦労すると思ってんだ!おまけに!あの魔法馬鹿どもが数人、国衆の連中を洗脳して寝返らせやがって…!酒を飲まなきゃあ、やってられねぇよ!」

 

シュルケンは怒鳴り散らすものの、レクスが毒治療の魔法をかけ、正気に戻す。

 

「とにかくだ。彼らが僕達に対して侵略戦争の準備を進めているのは確かだろう。そこで、お互いに動ける管理部メンバーで二人を追跡させ、討伐させる。その間にこっちは侵略戦争に耐えるための準備をする必要がある。覇王国は何度も分裂と内戦が起きているから一枚岩じゃない。問題はマテリアの魔法は強力無比だ。並の科学力では抵抗はできない。魔法解除機(マジックキャンセラー)の作成は順調だけど、まだ試作の域を超えてはいない」

「そこまで作れる時点で素晴らしいではないか!」

「問題は山積みだけどね。これで洗脳魔法を消せれば奴らは手駒を多く失うはずだ」

 

新たな開発計画と準備を急がせ、両国は対抗策に共同開発も含め、話を進めた。

奴らは何をしでかすかわからない。レクスの中では侵略戦争は避けられないと、シュルケンに伝えたのだった。

 

 

有給休暇から1ヵ月後。陸也達はいつもの通りにデータ回収部第一課のオフィスに通勤し、書類やデータの処理に勤しんでいた。

 

「休みを貰えたとはいえ…ここまで仕事が溜まっていたか…多いな」

「ホントだよ。他の課は何をしていたんだい?」

「これは…徹夜コースかもしれないですね」

 

新入りである虹川とマニーは簡単な書類の処理を説明しつつも任せ、陸也は細かい異世界データを処理しながら仕事を進める。そんな時、陸也の机にある電話が着信音を鳴らす。

 

「こんな時に何だ?」

 

渋々と受話器を手に取り、電話に出る。

 

「こちらデータ回収部一課の陸也です」

『あ、陸也君かい?』

「これはレクス様…何の御用で…?」

『実は君に報告がってね。君が回収した姫騎士についてだ』

「シオンの事ですか?」

『彼女を一課の戦力として加えることにした。ことの重要さを理解したのか、協力を申し出たよ』

「……脅してないですよね?」

『まさか!脅す暇なんてないよ。この国は万年人手不足何だし、藁にも縋りたい方さ』

「わかりました。部署の皆にも伝えておきます」

『それともう一つ。朗報がある。あの機体が完成したよ』

「……!」

 

陸也は一度表情を崩すが、すぐ戻り、冷静に会話を続ける。

 

OG世界の機体(バンプレストオリジナル)の案件ですか…」

『ああ。試作量産型である「ゲシュペンストMk-Ⅳ」と「ヒュッケバインΔ」が完成した。シオンはゲシュペンストMk-Ⅳに乗ってもらうことになった』

「テストパイロットですか…大丈夫なのですか?」

『問題はないよ。詳しい話は僕のオフィスで話そう。仕事を終わらせてきたまえ』

「……かしこまりました」

 

陸也は通話を切り、受話器を戻す。

 

「皆、喜べ。また新入りが来るぞ」

「おや、少し余裕ができたのかな?」

「二人に後輩ができるとは思いませんでしたね」

 

 




キャラは今でも募集中です~
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