元はシャドウミラーが支配する異世界。スーパーロボット大戦の世界だが、色々な世界のものが混じった混沌を極めた異世界となっている。
しかし、肝心のヴィンデル・マウザーが行方不明となっており、支配者は「ヴァデッド」と「シュトローク」となっている。
二君主制の絶対支配が確立されており、ヴィンデル・マウザーの遺志を継ぐかのように永遠の闘争を実現させている。
その世界でのデータは未回収であるため、レクス公国では未開拓領域という印が押され、データ回収困難というほどだだっ広い異世界なのだ。
この世界での勢力は銀河連邦軍(略称:連邦軍)と戦乱同盟軍(略称:戦盟軍)が存在し、群雄割拠の世が誕生、フェイタリティの他にスパロボOGの部隊「ガイアセイバーズ」に似たものが存在しており、異世界出身者をこっそり取り入れ、ヘヴンリペアラーズの行動を妨害してくる(本来ガイアセイバーズは解体されており、その実態は闇に葬られているらしい。勿論その部隊も黒幕二人の息がかかっている)。
ヘヴンリペアラーズ
レクス公国支部の異界管理データ回収部第一課が行動するための組織。
ディバイン・ドゥアーズやドライクロイツと同じポジションを持つ。陸也率いるデータ回収部第一課メンバーが集結しており、次第には現地にいる傭兵を含め仲間が増えていく。
マクロス・クォーター[罪業]が旗艦。
フェイタリティ
マテリアソーン王国とシェキナー帝国が結成させた部隊。死を振りまく部隊とも呼ばれ、
総兵力も多く、シェキナー帝国の機体を多く使用している。部隊長は「ヴァデッド」と「シュトローク」。
ラー・カイラム級の戦艦「ルーラー」が旗艦。
デッドセイバーズ
フェイタリティの次に存在する実働部隊。しかし、名に関しては種族混合であり、融通が利き尚且つ捨て駒にできる部隊ともされている。追放世界の一部の奴隷兵もこの部隊に配属となっている。異世界出身者も配属されており、戦いに参加させられている。シュトローク曰く「有能かつ使い勝手のいい捨て駒」との事。部隊長は「アグリス」。
「む、ついに来たぞ。レクスの狗共が…」
「おや?もう嗅ぎ付けてきましたか。どうやらシュルケンとも組んで我々を倒そうと目論んでそうですが…まぁ問題はありません。永遠の闘争に巻き込まれて返り討ちになるがいいでしょう」
ヴァデッドとシュトロークは豪華な椅子に座り、次の策を練る。
逃げ切ったものの、陸也達がこの世界を見つけてくる事が少々予想外に思えたが、冷静に対処するように軍部に連絡を取る。
「では、その者達の首は私が頂いても?」
「ん?貴女は…?いつ頃いたのですか?」
「アグリスか…奴らの首が欲しいとはいえ、奴らは義体放棄して逃げていくだけだぞ?」
二人の会話の間に一人の幼い少女がいた。
アグリス。シュトロークの側近であり、幼女の皮を被った鬼人族の少女兵。
「完全に倒せなくても、その首には価値がある。私の種族は昔から女戦士が多く、強い者との闘争を求めている。それに彼らに憎しみを抱く者も多い…よろしければ、討伐を任せてもらいたい」
シュトロークは上から目線の彼女に対し、敵意を向けるが、彼女の部隊は強力であることを良く知っていた。その為、都合のいい手駒が動いてくれたことを逆に利用しようと考えたのだ。
「いいだろう。好きにすればいい。だが奴らは強いぞ?あの姫騎士ですら止めれんかったのだ」
「あんな軟弱者など、やられて当然。同じ轍を踏む気はありません」
アグリスはそう言ってシュトローク達の元を去る。
「いいのですか?女戦士でありながら鬼人の部族を見殺しにするようなものですよ?」
「どうせ命令せずとも自分から勝手に突っ込んでいく。それなら好きにやらせておくのがいい。返り討ちになっても助けなければいいだけだからな」
「ごもっともですね」
*
「ここが例の世界か…」
「苦労したね。今のうちにスペースコロニーなどに寄って、補給ポイントを増やすのも悪く無いんじゃないかい?」
4196番異世界に辿り着いたヘヴンリペアラーズの一行はMSやPTに乗り、周囲を探索し始める。
その後スペースコロニーを見つけ、補給を済ませて足取りを追う。
「それにしても……あちらこちらから戦闘の痕跡が多いですね」
「恐らく、争いが絶えん世界なのだろう。俺達の勢力にはないジオン、ネオ・ジオンの機体だけではなく、ザンスカールの機体の残骸まである」
「あっちにはジェガンと言った連邦機の残骸があるね」
艦内の窓の外には、すでに戦闘を行った後だけが残り、宙域内に機体の残骸が漂っていた。
「まるで国家総力戦の前哨戦のみたいだな」
「もし、すでに争いが絶えない世界なら、ボク達も巻き込まれるだろうね……」
陸也は「間違いないな」と言って万が一に備えて待機する。
「……」
「どうしたんだい?課長」
「いや、気のせいならいい。とてつもない憎悪がこちらに接近してる気配がしてな」
「憎悪?」
アクトマンが陸也に問いかけようとした時だった。
突然アラートが鳴り響く。
『敵襲を受けました。コンタクトを試みましたが、攻撃で返されています。各パイロットは出撃の準備をしてください!』
「敵さんのお出ましか…」
「休む暇も無いね」
*
一方、陸也達が乗っているマクロス・クォーター[罪業]の目前に謎の敵部隊が散開していた。
「戦闘態勢に入られましたが、良いのですか?」
『構わん。ここで奴らを痛めつけ、この世界の恐ろしさを思い知らせてやれ』
「了解。デッドセイバーズ、敵の旗艦に攻撃開始」
デッドセイバーズ。フェイタリティに続く追放世界の部隊であり、所属は戦乱同盟軍だが、ヴァデッド、シュトロークの息がかかっており、実質二人の私兵部隊と化している。
そしてアグリスは総帥であり、彼女はやってきた陸也達に早速牙を向けたのだった。
数分後に陸也達が出撃し、戦場内に現れる。
「陸也、ザクリベンジャー、出撃」
「アクトマン、ズゴックリベンジャー、出撃」
「アクトロン、ザクⅤ…出ます」
「虹川、ギラ・ドーガリベンジャー出撃します!」
「シオン、ゲシュペンストMk-Ⅳ、出るぞ」
陸也を含め各部隊が出撃、手数は圧倒的に陸也側が不利だった。
「おいでなすったと思えば…結構多いな。まるで一騎当千の猛者になった気分だ」
「まぁ、差し詰め黒幕が差し向けたんだとは思うけど」
「処理しきれるかな…」
陸也達は散開している敵部隊に接敵する。
陸也のザクリベンジャーはヒートホークを取り出し、ジェガンⅡとやり合う。
『来やがったな…!』
「見たことないエンブレムだな…この世界ならではの部隊か?」
ヒートホークとビームサーベルの剣戟が発生し、長引く前に陸也はジェガンⅡの胴体を蹴り、距離を離す。
それと同時にマルチザクマシンガンをビーム兵装に変更し、撃ち抜く。
「まず一機」
ジェガンⅡ一機を撃墜し、次に攻めてきた敵機の対処に当たる。